「砕氷の投斧士」ロニヤ_include
属性補正
炎属性
}
89%
水属性
}
89%
風属性
}
89%
光属性
}
100%
闇属性
}
150%
モデル
ストーリー
メルク「これからよろしくなのですよ、ロニヤさん!」
ロニヤ「はい、よろしくお願いしますね!」
主人公「たしか、ロニヤって、雪の国では氷を割る仕事をしてるって聞いたけど……、どんな仕事なんだ?」
ロニヤ「えーっと……、王国の人には想像がつきづらいかもしれないんですけど」
ロニヤ「雪の国では、常夏の国みたいにずっと海が凍らないってことはないんです。」
ロニヤ「むしろ、1年の大半は港が凍ってしまって、船の出し入れができなくなっちゃうんですよ。」
ロニヤ「わたし……、というか、わたしたちお仕事は、その氷をなくして、船が入港できる状態にすることなんです。」
ロニヤ「そのなかで、わたしのお仕事っていうのが、氷を融かしやすくするため、魔法とかを使う前に、氷を割っておくことなんですね。」
ロニヤ「氷が分厚い時は、いくら魔法で温めてもなかなか融けないですから。」
メルク「みゅ~、なんだか大変そうなお仕事なのですよ……。ロニヤさんは、どうしてそのお仕事につこうと思ったのです?」
ロニヤ「そうですねえ~……、実は、わたしは港町の生まれで、パパ……、あっ、えっと……、ち、父が!」
メルク「なぜ恥ずかしがるのですよ……!?」
ロニヤ「だ、だってパパって呼ぶの、ちょっと子供っぽいじゃないですか……。」
メルク「そ、そうなのです……?」
ロニヤ「そうなんです!と、とにかく、パパ……、じゃなくて!父が船乗りなんです。」
ロニヤ「それで、子どもの頃のわたしはよく、港で父の帰りを待っていました。」
ロニヤ「氷が融かされ始めたら父が帰ってくるんだって、わくわくしながら。」
ロニヤ「それから、父の船が安全に入港できるように氷を割るお手伝いをするようになってそうしたら氷を割るのがすっごく楽しくなって、」
ロニヤ「今じゃ、お仕事兼趣味みたいな感じになっちゃいましたね。」
メルク「そうだったのですね~。」
ロニヤ「だから、もしメルクさんたちが寒いところで船に乗る機会があればぜひ、わたしに任せてくださいね!」
ロニヤ「氷で船が進まなくなっても、港が氷で覆われてても、わたしがこの斧で割り砕いてみせますから!」
メルク「みゅっ!ありがとうなのですよ~!」
―――
メルク「という、話はしたものの……、」
メルク「ロニヤさんのあの細腕で割れるということは雪の国の氷は、もしかすると、思ってたより薄いのかもなのですよ。」
メルク「ロニヤさんは、これまで港町からあまり出たことがないと言っていたのです。」
メルク「薄い氷を割る仕事しか経験したことがないのに、モンスターと何度も戦うような旅で苦労しないか心配なのですよ。」
主人公「いや、大丈夫じゃないか……?」
メルク「みゅ?」
村のお兄さん「こないだの嵐で、上から落ちてきた大きな岩が道をふさいでてな。この先に進めなくて困ってるんだよ。」
ロニヤ「それは困りましたね。大丈夫です、わたしに任せてください!」
村のお兄さん「えっ?」
ロニヤ「せーのっ!砕け散れ~っ!」
メルク・村のお兄さん「……。」
ロニヤ「はい、通れるようになりましたよっ!」
村のお兄さん「あ、ありがと……。」
メルク「かち割られた岩の前で言うセリフとは思えないほどのほがらかさなのですよ……。」
主人公「な?だから、言っただろ?」
メルク「た、たしかに、心配いらなさそうなのですよ。でも、どうしてわかったのです?雪の国の氷のことを知っていたのですよ?」
主人公「いや……、」
主人公「あの服の下に隠された二の腕が、本当は鍛え上げられた筋肉で覆われていることが俺には、わかった……。」
主人公「それだけさ。」
メルク「筋肉へのあこがれが主人公さんを筋肉ソムリエへと進化させたのですよ……。」
備考
入手方法
ダイヤスカウト(2月 新ユニット追加フェス2)