「古今を接ぐ指」アナスタシア_include
属性補正
炎属性
92%
水属性
92%
風属性
92%
光属性
100%
闇属性
130%
モデル
ストーリー
アナスタシア:「うーん……。」
メルク:「アナスタシアさん、どうしたのですよ?そんなに悩んだ顔をして……。」
アナスタシア:「メルクちゃんに主人公くん。こんにちはッス!実は、いいデザイン案がなかなか思いつかないんスよ~。」
主人公:「デザイン案?」
アナスタシア:「そうッス!そういえば、仲間になったばかりでまだちゃんと話せてなかったッスね。」
アナスタシア:「実は自分、故郷では民芸品雑貨の店を営んでまして、まだまだ未熟者ッスけど、これでも民芸品作家なんスよ。考えてたのは、そのデザインッス。」
メルク:「そうだったのですね~。みゅ、横に置いてあるものが、アナスタシアさんの作った民芸品なのです?」
アナスタシア:「えへへ、その通りッス。これは入れ子人形といって、中に人形が何重にもなって入っているんス。」
主人公:「へえ!なんというか……、不思議な形だなあ。」
アナスタシア:「おおっ、やっぱりそう思うッスよね!自分も初めて入れ子人形を見た時に、どうしてこんな形にしたんだろうと思ったんスよ。」
アナスタシア:「それで気になって自分で人形を作ったりしてるうちに他の作品にも興味がわいて……、それが民芸品作家になるきっかけとなったッス!」
メルク:「そうだったのですね~!それで、結局どういう理由でこんな形になったのかはわかったのですよ?」
アナスタシア:「それが、わからないままなんス。というのも、入れ子人形を作ってるのは今はもう自分くらいしかいないんスよ。」
メルク:「どういうことなのです?」
アナスタシア:「自分のおばあちゃんの頃の話ッスけど、一族の数が減りすぎて、他の一族と合併したんス。村人が少なければ、村の存続すら危ういってことで。」
アナスタシア:「当時の人たちは、いろいろ大変だったらしいッスけど、どうにか互いの一族と馴染んでいって、それで今の自分の故郷ができたわけッス。」
アナスタシア:「でも、その過程で入れ子人形をつくる人がいなくなって、今じゃもう、入れ子人形のことを知ってる人もほとんどいなくなっちゃったみたいなんス。」
アナスタシア:「自分も、たまたまおばあちゃんが持ってた昔の人形を見つけるまでは、知らなかったくらいで……。」
メルク:「なるほど……、それでもう起源がわからなくなってしまったのですね~。なんだか少し寂しいのですよ~。」
アナスタシア:「でもヒントがまったくないわけじゃないんスよ!おばあちゃんからいろいろ聞いたところ、どうにも和の国にルーツがあるかもしれないってわかったんス。」
主人公:「ああ、それで国を出てきたのか。」
アナスタシア:「その通りッス!でも、行きたいところは和の国だけじゃなくって、いろんな国の文化や民芸品を見てみたいんスよ!」
アナスタシア:「民芸品を調べていくと、遠く離れたところのものなのにどこか似てるところがあったりして……、それがすごく面白いなって思うんス。」
メルク:「たしかに、どういう繋がりなのかを調べるのも面白そうなのですよ~!民芸品はなかなか奥が深いのですね~!」
アナスタシア:「そうなんスよ!えへへ、興味を持ってもらえてうれしいッス。これでデザイン案もはかどりそうッスよ!」
メルク:「それはよかったのですよ!私もいろいろお話を聞けて楽しかったのです。」
主人公:「そういえば、デザイン案って何に悩んでたんだ?」
アナスタシア:「人形の顔ッス!これまでは服にこだわってきたッスけど、そろそろ表情にもバリエーションを持たせようと思って。」
メルク:「これは下書きなのです?笑顔からしかめっつらまでたくさんなのです!面白そうなのですよ~!」
アナスタシア:「あっ、せっかくならメルクちゃんたちも人形に顔を描いてみるッスか?」
主人公:「いいのか?」
アナスタシア:「もちろんッス!行き詰ったときは、フレッシュなアイデアを取り入れるのが1番なんスから。」
アナスタシア:「もしかしたら、2人のデザインが後世に残ってまた別の作品に影響を与えていくかもしれないッスよ!」
メルク:「た、たしかに!では、とっておきの力作を描いてみせるのですよ!」
主人公:「よし、それじゃあ俺も渾身の顔を描いて見せるぜ……!」
アナスタシア:「おおっ、すばらしい熱意ッス!自分も負けてられないッスねー!」
主人公・メルク・アナスタシア:「……。」
パン屋のおやじ:「さっきからなんにも言わないで人形に向かって笑いかけたり、悲しそうにしたりして不気味なんだが……、ありゃどうしたんだ?」
紹介所のお姉さん:「本人たちは真剣なんだけど……、描いてる表情に、自分の顔もつられちゃうみたいねえ。」
備考
関連ユニット
画像 | ページ名 |
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「咲き綻ぶ王花」ファルゥン | |
「恋炎込めし詞」プリオニック |