「誠信の藍矛穿」オシェル
「誠信の藍矛穿」オシェルの基本データ
出身 | 魔法の国 |
---|---|
年齢 | 18歳 |
性別 | 女 |
レアリティ | ★4 |
属性 | 水 |
成長タイプ | 平均 |
武器 | 槍 |
武器種別 | 突撃 |
同時攻撃数 | 3体 |
攻撃段数 |
初期体力 | 初期攻撃力 |
---|---|
2,800 | 2,090 |
最大体力 | 最大攻撃力 |
5,600 | 4,180 |
覚醒体力 | 覚醒攻撃力 |
9,125 | 6,805 |
移動速度 | 攻撃間隔 |
62 | 2.32 |
リーチ | タフネス |
35 | 49 |
DPS | 総合DPS |
1802 | 5405 |
覚醒DPS | 覚醒総合DPS |
2,933 | 8,800 |
スキル1 | - |
---|---|
進化 | 進化後ユニット |
---|---|
進化前:「藍矛の槍術士」オシェル |
追加日 | 2020.11.13 |
---|---|
11月進化開放2020 |
属性補正
炎属性
150%
水属性
100%
風属性
67%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
<紹介所>
メルク「オシェルさん、その箱はなんなのですよ?」
オシェル「ん?これか? 知り合いに頼んでいた香水だ。」
メルク「みゅ~、きらきら輝いているのです。それに、なんだか不思議な色をしているのですよ。」
オシェル「魔法の香水だからな。2年前に依頼したものがついに完成したらしい。さっき送られてきたんだ。」
メルク「それはすごいのです! 魔法の香水とはいえそこまで時間がかかるなんて、もしや珍しいものなのですよ?」
オシェル「ああ、これは特注品なんだ。かなり無茶な要望を出した自覚はあったが、本当に叶えてくれるとは。」
オシェル(でもそうか……、あれから2年経ったんだな)
<回想 - 魔法の国・森>
オシェル「くっ、手ごわいな!」
ソレル「ダメですわ、スペード! その怪我では……!」
オシェル「このくらい大丈夫だ、私はまだ戦える! それよりあれを放っておくわけにはいかない!」
ラハティア「それはわかるけど~! せめて簡単な治癒魔法だけでも使わせてよぉ~。」
オシェル「いや、今はその時間も惜しい。こうしてる間にもあれのせいで甚大な被害が、くっ……!」
ラハティア「もう、スペりんってば頑固なんだからぁ!」
アルルジーナ「というか、わ、私達も……、このままだとただじゃすまないですよぉ。」
オシェル「だからこそ、私が前に出ればみんなは怪我を負わずにすむ……、」
ソレル「そこまでですわ、スペード。」
オシェル「え?」
ソレル「班長から撤退の合図ですわ。1度戻り、態勢を整えましょう。」
<回想 - 魔術協会>
オシェル「休暇……?」
ラハティア「班長じきじきのお達しだよん。あ~ん、ちょ~うらやましい~!」
オシェル「……という事は、みんなは仕事なのか?」
アルルジーナ「イヒヒ、ヒヒ……、わ、私みたいな貧乏は、働かないといけないって事ですよぉ。」
ラハティア「今からオズ商業街で別の仕事が入ってるの~。んふふ、終わったら買い物しよ~っと。」
オシェル「……班長に休暇を取り下げてもらってくる。」
ラハティア「ええ〜、どうして? 私達の中で1番酷いケガしてたんだよ~?」
ラハティア「それに~、作戦の前日も遅くまで働いてたじゃん。久々の休みなんだし、満喫しなよ~。」
オシェル「傷は魔法で治してもらったし、みんなが戦ってる時に休むのは申し訳ない……、」
ソレル「……こういう時だけ、『みんな』と言うんですのね。戦う時は1人ですのに。」
オシェル「え?」
ソレル「今のスペードじゃ、チームワークを乱すだけです。」
オシェル「なんだと?」
ソレル「わたくしたちの忠告を無視して、怪我を負ったまま対象に突っ込んでいくような人と、一緒に戦えないと言ったのですわ。」
ラハティア「ちょっとちょっと、言いすぎじゃない?」
オシェル「ヘマをして、怪我を負った点に関しては悪かったと思ってる。けど……、」
ソレル「違います、そうではありません!」
ソレル「あなたは誰よりも傷が深かったのに、治療するどころか私達を庇おうとまでして、みんなどれほど……!」
「いえ、きっと、今のあなたにわたくしの言葉は届かないですわ。……ごめんなさい、少し頭を冷やしてきます。」
アルルジーナ「い、行っちゃいましたねぇ。」
ラハティア「まぁでも、ダイヤンの気持ちはわからないでもないかな。って、スペりんまでどこに行くつもり?」
オシェル「……班長のところだ。」
<回想 - 街中>
オシェル「(結局休暇は取り消されなかった。班長、怒ってらっしゃるんだろうな。当然だ、怪我までしたんだから)」
オシェル「私がもっとしっかり……、っ!」
「きゃっ、ご、ごめんなさい! 私ったらぼーっとしちゃってて……。」
「って、どうしよう、香水が!」
オシェル「私にぶつかった拍子で割れてしまったのか。すまない、こちらこそ考え事をしていて気づかなかった。」
「謝らないで! 私が悪いの。それに割れた香水は私の試作品だから。」
オシェル「試作品?」
「そう、でも失敗しちゃって廃棄するつもりだったんだけど……、」
オシェル「なんというか、独特……じゃない、個性的な匂いがするな……、その、私から。」
「ほんとにごめんなさい! 割れた時に香水がかかっちゃったんだわ! うーん、このままじゃ帰れないよね。」
「あ、そうだ! お姉さん、私の家に来てくれる? 匂いを落とす魔法薬があるはずだから!」
<場面転換>
オシェル「うん、匂いは取れたみたいだ。ありがとう、助かった。」
オシェル「それにしても、こんなところに香水店があったんだな。」
「パパとママのお店なの。お客さんが欲しいと思った香水を、その場で調合して渡したりもしてるんだよ。」
オシェル「それはすごいな。」
「えへへ、でしょ? 私もパパたちみたいにお客さんが欲しい香水を、調合できるようになるのが夢なんだ。」
「といっても、成功した事ないんだけどね。」
オシェル「(落ち込んでしまった。困ったな、こういう時ソレルなら、気の利いた事も言えるんだろうな)」
オシェル「(ソレル……かなり怒っている様子だったが、やっぱり私が悪いんだろうか)」
「さっき割れた香水もね、がんばって徹夜で調合したものなんだ。」
「でも、難しい本もたくさん読んだし、材料もちゃんと選んで作ったはずなのに、どうしてダメだったんだろう。」
オシェル「独学も大事だが、自分1人では出来る事も限られてくる。1度、何がいけないのか両親に聞いてみたらどうだ?」
オシェル「もっと周りを頼ってみても……、」
<回想 - 魔術協会>
ソレル「……こういう時だけ、『みんな』と言うんですのね。戦う時は1人ですのに。」
ソレル「わたくしたちの忠告を無視して、怪我を負ったまま対象に突っ込んでいくような人と、一緒に戦えないと言ったのですわ。」
<回想 - 街中>
オシェル「(そうか。ソレルが怒ったのは、ミスをして怪我をしたからじゃない。私1人で解決しようとして、仲間を頼らなかったからだ)」
オシェル「(……この休暇は、班長がそのことを気づかせるために、作ってくれた時間だったのかもしれない)」
オシェル「……君に1つ頼みがある。」
「なあに?」
オシェル「私に香水を作ってほしい。」
「私でいいの!?」
オシェル「ああ、大切な事に気づかせてくれた君がいいんだ。急ぎじゃなくていいから、君が最高のデキだと思う香水を頼めないだろうか?」
「よくわからないけど、わかったわ! 私がんばる!」
オシェル「ああ、楽しみにしている。」
<回想 - 魔術協会>
オシェル「……あ。」
ソレル「オシェル……、てっきりこもっていると思っていましたわ。」
オシェル「はじめはそのつもりだったが、じっとしてるのも落ち着かなくて街に出てたんだ。」
ソレル「……そうだったのですね。えっと、それでは……、」
オシェル「待ってくれ! ……この間はすまなかった。」
オシェル「私はみんなと戦っているつもりでいただけで、実際は独りよがりな戦い方をしていただけだった。」
ソレル「……、」
オシェル「私が何とかしなければと思っていたんだ。周りにはソレルたちがいてくれたのに。」
オシェル「これでは、私1人で戦っていると言われても仕方がないと思う。」
オシェル「でも、これからはちゃんとみんなの事を頼らせてもらう。だから……、」
ソレル「……悲しかったですわ。仲間として頼ってくれなかった事も、怪我をしているあなたが戦っている姿を見るのも。」
ソレル「でも、こうして謝ってくれたのでもういいです。それに、わたくしも少し言い過ぎましたから。だからおあいこにしましょう?」
ソレル「ただし、次に同じ事をしたら、わたくしもあなたの槍のように、まっすぐ敵に突っ込んでいきますわ。」
オシェル「それは困るな。わかった、善処する。」
<紹介所>
オシェル「(……回復魔法に長けているわけでもないし、圧倒的な力を持って敵を制する事もできない)」
オシェル「(フォースートの中で、特別強いわけではないという自覚もあったのに、焦りや仲間を失いたくないという思いから無茶をした)」
オシェル「(だが、あの時の経験は決して無駄ではなかったと思う。おかげで、仲間を頼ることを覚え、他の誰にも負けないチームワークを手に入れたのだから)」
オシェル「(とはいえ、班長の期待に応えるためには、まだまだ努力し続ける必要があるが)」
メルク「オシェルさん、急に黙り込んでどうしたのです?」
オシェル「すまない、考え事をしていた。それよりメルク君、少しの間、ここで待っていてくれないか?」
オシェル「香りも申し分ないし、香水の追加発注の手続きをしてきたいんだ。」
メルク「みゅみゅっ! 新しい香水が届いたばかりなのに、もう注文するのですよ?」
オシェル「ああ。遅くなってしまったが、詫び……じゃないな、感謝の気持ちを伝えたい仲間たちがいる。」
オシェル「その仲間たちに贈りたいんだ。もちろん、尊敬する班長にもだが。」
メルク「みゅっ、きっと喜んでくれるのですよ!」
オシェル「……そうだな。」
備考
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