「因果の傭兵」シユエン
「因果の傭兵」シユエンの基本データ
出身 | 少数民族の国 |
---|---|
年齢 | 40歳 |
性別 | 男 |
レアリティ | ★3 |
属性 | 光 |
成長タイプ | 晩成 |
武器 | 長銃 |
武器種別 | 銃弾 |
同時攻撃数 | 2体 |
攻撃段数 | 2段 |
初期体力 | 初期攻撃力 |
---|---|
1,280 | 2,420 |
最大体力 | 最大攻撃力 |
2,688 | 5,082 |
覚醒体力 | 覚醒攻撃力 |
4,788 | 9,132 |
移動速度 | 攻撃間隔 |
52 | 2.35 |
リーチ | タフネス |
160 | 40 |
DPS | 総合DPS |
2163 | 4325 |
覚醒DPS | 覚醒総合DPS |
3,886 | 7,772 |
追加日 | 2019.11.30 |
---|---|
12月新ユニット追加フェス2019 |
属性補正
炎属性
91%
水属性
91%
風属性
91%
光属性
100%
闇属性
135%
モデル
ストーリー
<とある洞窟>
シユエン「……、」
グエン「何ぼやっとしてやがんだよ、オッサン。蝶なんか見て楽しいか?」
シユエン「……。雇い主に向かって随分な口の利き方だな、雇われ。」
グエン「人を雇って何かしたいなら、あんた自身も働けって言いたかったんだよ。」
主人公「うぅ……。二人とも、すみませ……くしゅっ!」
シユエン「手のかかる雇い主だ。俺を護衛に雇っておきながら、夜中に勝手に、こんな山奥まで出歩くとはな。」
シユエン「おかげで雇われた傭兵の俺が、王国をうろついていた顔なじみを助っ人に雇う羽目になった。」
メルク「ありがとうございます、なのですよ……。」
グエン「どーも。」
シユエン「……坊主、何故俺を連れて行かなかった。」
主人公「それは……、」
シユエン「ははぁ。そんなに俺が信用ならんか?」
主人公「えっ!」
グエン「言えてるかもな。あんた、人相悪いし。」
シユエン「お前は口が悪い。」
メルク「ち、違うのですよ! 主人公さんは、今日の夜中に村の人にモンスターを癒してほしいと頼まれて……、」
主人公「俺が不注意で、慌ててそのまま出てきちゃったのがいけなかったんです……。」
主人公「まさか、雨まで降ってくるなんて思わなくて。こんなことになるなら、メルクの言ってた通りシユエンさんを呼んでいけばよかった……、」
主人公「へくし!」
シユエン「……まったく、冗談だ。こっちに火を起こしたから来い。」
主人公「あ……ありがとうございます。」
シユエン「礼など要らん。プロの傭兵という奴は、雇い主を命に代えても守る。それが仕事だからな。」
主人公「シユエンさん……、」
シユエン「そしてお前は俺に金を払え。でなければ商売あがったりだ。」
主人公「即物的!」
グエン「そういう奴なんだよ、このオッサンは。」
グエン「まぁその分、信用はしていいだろうよ。こいつは引き受けた仕事は何だってやる男だ。お前の身を守るためなら、こうして身銭も切るんだぜ。」
シユエン「グエン、風邪でもひいたか?」
グエン「前言撤回。」
シユエン「そうかそうか。」
グエン「その顔、すげームカつくな。」
シユエン「そうむやみに特物を構えるなよ。ああ、昔のように稽古でもつけてもらいたいのか?」
メルク「け、喧嘩はやめるのですよー! 主人公さんからも何とか……、」
主人公「んん……、」
メルク「みゅ? 主人公さん……。」
シユエン「安心すると眠くなるのは、どのガキも一緒か。」
グエン「あー……、らしいな。」
主人公「……あ! あの……、」
シユエン「構わん、寝ろ寝ろ。勝手に山をうろつかれるより、寝てもらった方が助かる。」
グエン「あぁ、そうだ。子守歌でも歌ってやれよ、オッサン。」
シユエン「断る。あいにく、歌は下手なんだ。」
グエン「じゃ、おとぎ話。」
シユエン「子供に聞かせられん話なら、いくらでも話してやる。」
主人公「……。」
グエン「そうはいっても、桃源郷の話ならあんたでも知ってんじゃねえの?」
シユエン「ああ……、あれか。」
メルク「桃源郷、なのです?」
シユエン「夢の話だよ。」
主人公「誰の夢ですか?」
シユエン「皆の夢さ。」
シユエン「『世のいずこかにある常春の楽土。花咲き乱れ、蝶舞う地。そこに住まう者は皆幸福なり』」
シユエン「『人はその地を、桃源郷と呼ぶ』。……そういう話だ。そんな場所があってほしいと願う、夢物語だよ。」
グエン「『少数民族の国』ってお前らが呼んでるところには、似たような話がどこにでもあるんだよ。」
グエン「だから親は大概、子供が眠たくてぐずってる時にゃ、この話をする。そうして育った子が親になり、子にその話をする……。」
主人公「だから……、皆の夢、なんですね。」
シユエン「そういうことだ。」
シユエン「夢なのさ、結局。そんな夢を現実にしたがっている夢想家の女國主もいるがな……、」
グエン「あんたは夢なんか見えねって言い草だな。」
シユエン「傭兵という奴には、現実しか見られない人間と、現実を見すぎたあまりに夢を見たがる人間しかいないんだよ。」
グエン「あんたは前者だって?」
シユエン「まあな。ザウルなんぞは後者だろ……、」
シユエン「おっと。」
主人公「うぅーん……。」
メルク「……できれば、そっとしておいてあげてほしいのです。」
シユエン「言われなくとも。寝た子を起こしても、こっちが疲れるだけだ。」
グエン「にしても、意外だったぜ。あんた、口の割には子守も一応できるんじゃねえか。」
シユエン「これでも人の親だったものでな。」
グエン「親ぁ? あんた、妻子持ちだったのかよ。」
シユエン「そういうわけじゃない。昔……ある女に預けられたのさ、まだ年端もゆかぬ娘をな。ちょうどお前くらいの歳の頃だった。」
グエン「へぇ……。それで父親代わりなんかやってたってのか?」
シユエン「銃の師と兼業でな。」
メルク「……。」
シユエン「満足したか、若造。なら仕事にかかるぞ。」
シユエン「俺とお前では交代で見張りをする。片方がこの洞窟を見張り、もう片方がこの坊主の脇に控えて眠る。いいな。」
グエン「へいへい、分かりましたよ。」
グエン「あんたが先に眠っときな、オッサン。そこの坊主が雇ったのは、あんたであってオレじゃない。」
グエン「ガキってのは、信頼してる奴が傍にいた方が落ち着くもんだ。」
シユエン「まだ若いくせに、ガキの扱いが分かっているな。子守の経験でもあるのか。」
グエン「うるせーよ。」
シユエン「さて、では俺は火に当たりながら眠るとするか。」
グエン「悪夢でも見やがれ。」
主人公「……。」
シユエン「……特別な力を持つガキは、いつも使命感とやらに駆られて暗いどこかへ、一人で走っていくな。」
メルク「みゅ?」
シユエン「独り言だ。」
グエン「あ、そうだ、オッサン。」
グエン「あんた、こいつを洞窟に連れて行った時少しぼうっとしてただろ。ありゃ何を考えてたんだ?」
シユエン「ああ、あれか。」
シユエン「昔のことを思い出していただけだ。俺くらいの歳になると、よく過去を見るようになるんだよ。」
グエン「あぁ、そうかい。そういう風に歳食いたくはねえな。」
グエン「……昔から目を逸らせねえって気持ちは分からねえでもないが。」
シユエン「お前のような若造が知るようなものじゃない。」
グエン「知りたいと思ってたわけじゃねえよ。知っちまっただけだ。」
シユエン「……。」
グエン「さっき、悪夢でも見やがれって言ったけどさ。あれ、前言撤回な。」
シユエン「そうか。」
シユエン「それなら今日は、いい夢を見られるんだろうよ。」
<画面切り替え・黒い画面>
「……世のいずこかにある常春の楽土。花咲き乱れ、蝶舞う地。そこに住まう者は皆幸福なり。人はその地を、桃源郷と呼ぶ……、んだとよ。」
「すてきなおはなしですね! わたしもいつか、いってみたいです。」
「あるもんかね、そんな夢みたいな場所。」
「あったらいいなぁと、おもいます。そうしたら、わたしと、おいしょうさまと、ふたりでいっしょに、いけるから。」
「~♪はなさきみだれ、ちょうまうち。そこにすまうものは、みなこうふくなり。」
「はるかなりや、はなのらくど。ひとりのゆめ、みなのふるさと。いつかかえる……、とこしえ、の……。」
「すぅ……。」
「ガキってのは、安心するとすぐ寝付くもんなんだな。」
「……。」
お前は歌が上手だな。あの女に、そっくりだよ。」
<紹介所>
シユエン「対価は要らん、だと?」
グエン「あんた、そいつに雇われてんだろ。ってことは実質、あんたの金はあんたが今背負ってるガキの金ってわけだ。」
グエン「そいつには恩があってな。だから今回は、その借りを返したってことにしとく。」
シユエン「珍しいな。」
グエン「色々あったんだよ。」
グエン「……。なぁ、オッサン。」
グエン「過去なんてやつは、あんまり見るもんじゃないぜ。オレもあんたも、過去にはかえれねえんだから。」
シユエン「……。」
シユエン「……チッ。何も知らんくせに、知ったような口を利く。そういうところが青いんだ。」
シユエン「過去を見ずに生きていけるのならば、とうにそうしているんだよ。」
シユエン「(……とはいえ、我ながら未練がましいな。夢想家にもなれんというのに、夢ばかり見ているなど)」
シユエン「(昔恋焦がれた女……、とうに失った女と、その女から託された娘とをまだ重ね続けているとは。あの娘はとうの昔に……)」
シユエン「(あの女に似た娘から星読みの娘と変わり果てて、俺に見えぬものばかり見ているというのに)」
<ケイロン山>
「私は一度、過ちを犯した。それ故に私は、一人で行きます。私の予言が、二度目の過ちになる前に。」
リンネン「さようなら、我が師よ。これまで共に過ごしたあなたと、この先、再び相まみえることはないでしょう。」
備考
関連ユニット
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レアリティ別 | |||||
★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 | |
属性別 | |||||
炎 | 水 | 風 | 光 | 闇 | |
武器種別 | |||||
斬撃 | 突撃 | 打撃 | 弓矢 | 魔法 | |
銃弾 | 回復 | ||||
出身別 | |||||
王国 | 妖精の国 | 機械の国 | 和の国 | 空の国 | |
西部の国 | エレキの国 | 魔法の国 | 恐竜の国 | 砂漠の国 | |
死者の国 | 少数民族の国 | 動物の国 | 常夏の国 | 植物の国 | |
科学の国 | お菓子の国 | 雪の国 | |||
コラボユニット |
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さすらいの癒術師さん
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さすらいの癒術師さん
143年まえ ID:brp15hjgシユエン:(……とはいえ、我ながら未練がましいな。夢想家にもなれんというのに、夢ばかり見ているなど)
シユエン:(昔恋焦がれた女……、とうに失った女と、その女から託された娘とをまだ重ね続けているとは。あの娘はとうの昔に……)
シユエン:(あの女に似た娘から星読みの娘と変わり果てて、俺に見えぬものばかり見ているというのに)
<画面切り替え・ケイロン山>
私は一度、過ちを犯した。それ故に私は、一人で行きます。私の予言が、二度目の過ちになる前に。
リンネン:さようなら、我が師よ。これまで共に過ごしたあなたと、この先、再び相まみえることはないでしょう。
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さすらいの癒術師さん
133年まえ ID:brp15hjgグエン:あんた、そいつに雇われてんだろ。ってことは実質、あんたの金はあんたが今背負ってるガキの金ってわけだ。
グエン:そいつには恩があってな。だから今回は、その借りを返したってことにしとく。
シユエン:珍しいな。
グエン:色々あったんだよ。
グエン:……。なぁ、オッサン。
グエン:過去なんてやつは、あんまり見るもんじゃないぜ。オレもあんたも、過去にはかえれねえんだから。
シユエン:……。
シユエン:……チッ。何も知らんくせに、知ったような口を利く。そういうところが青いんだ。
シユエン:過去を見ずに生きていけるのならば、とうにそうしているんだよ。
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さすらいの癒術師さん
123年まえ ID:brp15hjgあったらいいなぁと、おもいます。そうしたら、わたしと、おいしょうさまと、ふたりでいっしょに、いけるから。
~♪はなさきみだれ、ちょうまうち。そこにすまうものは、みなこうふくなり。
はるかなりや、はなのらくど。ひとりのゆめ、みなのふるさと。いつかかえる……、とこしえ、の……。
すぅ……。
ガキってのは、安心するとすぐ寝付くもんなんだな。
……。
お前は歌が上手だな。あの女に、そっくりだよ。
<画面切り替え・紹介所>
シユエン:対価は要らん、だと?
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さすらいの癒術師さん
113年まえ ID:brp15hjgグエン:知りたいと思ってたわけじゃねえよ。知っちまっただけだ。
シユエン:……。
グエン:さっき、悪夢でも見やがれって言ったけどさ。あれ、前言撤回な。
シユエン:そうか。
シユエン:それなら今日は、いい夢を見られるんだろうよ。
<画面切り替え・黒い画面>
……世のいずこかにある常春の楽土。花咲き乱れ、蝶舞う地。そこに住まう者は皆幸福なり。人はその地を、桃源郷と呼ぶ……、んだとよ。
すてきなおはなしですね!わたしもいつか、いってみたいです。
あるもんかね、そんな夢みたいな場所。
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さすらいの癒術師さん
103年まえ ID:brp15hjgシユエン:……特別な力を持つガキは、いつも使命感とやらに駆られて暗いどこかへ、一人で走っていくな。
メルク:みゅ?
シユエン:独り言だ。
グエン:あ、そうだ、オッサン。
グエン:あんた、こいつを洞窟に連れて行った時少しぼうっとしてただろ。ありゃ何を考えてたんだ?
シユエン:ああ、あれか。
シユエン:昔のことを思い出していただけだ。俺くらいの歳になると、よく過去を見るようになるんだよ。
グエン:あぁ、そうかい。そういう風に歳食いたくはねえな。
グエン:……昔から目を逸らせねえって気持ちは分からねえでもないが。
シユエン:お前のような若造が知るようなものじゃない。
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さすらいの癒術師さん
93年まえ ID:brp15hjgシユエン:俺とお前では交代で見張りをする。片方がこの洞窟を見張り、もう片方がこの坊主の脇に控えて眠る。いいな。
グエン:へいへい、分かりましたよ。
グエン:あんたが先に眠っときな、オッサン。そこの坊主が雇ったのは、あんたであってオレじゃない。
グエン:ガキってのは、信頼してる奴が傍にいた方が落ち着くもんだ。
シユエン:まだ若いくせに、ガキの扱いが分かっているな。子守の経験でもあるのか。
グエン:うるせーよ。
シユエン:さて、では俺は火に当たりながら眠るとするか。
グエン:悪夢でも見やがれ。
主人公:……。
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さすらいの癒術師さん
83年まえ ID:brp15hjgメルク:……できれば、そっとしておいてあげてほしいのです。
シユエン:言われなくとも。寝た子を起こしても、こっちが疲れるだけだ。
グエン:にしても、意外だったぜ。あんた、口の割には子守も一応できるんじゃねえか。
シユエン:これでも人の親だったものでな。
グエン:親ぁ?あんた、妻子持ちだったのかよ。
シユエン:そういうわけじゃない。昔……ある女に預けられたのさ、まだ年端もゆかぬ娘をな。ちょうどお前くらいの歳の頃だった。
グエン:へぇ……。それで父親代わりなんかやってたってのか?
シユエン:銃の師と兼業でな。
メルク:……。
シユエン:満足したか、若造。なら仕事にかかるぞ。
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さすらいの癒術師さん
73年まえ ID:brp15hjgグエン:だから親は大概、子供が眠たくてぐずってる時にゃ、この話をする。そうして育った子が親になり、子にその話をする……。
主人公:だから……、皆の夢、なんですね。
シユエン:そういうことだ。
シユエン:夢なのさ、結局。そんな夢を現実にしたがっている夢想家の女國主もいるがな……、
グエン:あんたは夢なんか見えねって言い草だな。
シユエン:傭兵という奴には、現実しか見られない人間と、現実を見すぎたあまりに夢を見たがる人間しかいないんだよ。
グエン:あんたは前者だって?
シユエン:まあな。ザウルなんぞは後者だろ……、
シユエン:おっと。
主人公:うぅーん……。
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さすらいの癒術師さん
63年まえ ID:brp15hjgシユエン:子供に聞かせられん話なら、いくらでも話してやる。
主人公:……。
グエン:そうはいっても、桃源郷の話ならあんたでも知ってんじゃねえの?
シユエン:ああ……、あれか。
メルク:桃源郷、なのです?
シユエン:夢の話だよ。
主人公:誰の夢ですか?
シユエン:皆の夢さ。
シユエン:『世のいずこかにある常春の楽土。花咲き乱れ、蝶舞う地。そこに住まう者は皆幸福なり』
シユエン:『人はその地を、桃源郷と呼ぶ』。……そういう話だ。そんな場所があってほしいと願う、夢物語だよ。
グエン:『少数民族の国』ってお前らが呼んでるところには、似たような話がどこにでもあるんだよ。