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「因果の傭兵」シユエン

最終更新日時 :
1人が閲覧中
作成者: ゲストユーザー
最終更新者: まーく

「因果の傭兵」シユエンの基本データ

出身少数民族の国
年齢40歳
性別
レアリティ★3
属性
成長タイプ晩成
武器長銃
武器種別銃弾
同時攻撃数2体
攻撃段数2段

初期体力初期攻撃力
1,2802,420
最大体力最大攻撃力
2,6885,082
覚醒体力覚醒攻撃力
4,7889,132
移動速度攻撃間隔
522.35
リーチタフネス
16040
DPS総合DPS
21634325
覚醒DPS覚醒総合DPS
3,8867,772

追加日2019.11.30
12月新ユニット追加フェス2019

属性補正

炎属性

91%

水属性

91%

風属性

91%

光属性

100%

闇属性

135%


モデル


ストーリー

ネタバレ注意!

<とある洞窟>

シユエン「……、」

グエン「何ぼやっとしてやがんだよ、オッサン。蝶なんか見て楽しいか?」

シユエン「……。雇い主に向かって随分な口の利き方だな、雇われ。」

グエン「人を雇って何かしたいなら、あんた自身も働けって言いたかったんだよ。」

主人公「うぅ……。二人とも、すみませ……くしゅっ!」

シユエン「手のかかる雇い主だ。俺を護衛に雇っておきながら、夜中に勝手に、こんな山奥まで出歩くとはな。」

シユエン「おかげで雇われた傭兵の俺が、王国をうろついていた顔なじみを助っ人に雇う羽目になった。」

メルク「ありがとうございます、なのですよ……。」

グエン「どーも。」

シユエン「……坊主、何故俺を連れて行かなかった。」

主人公「それは……、」

シユエン「ははぁ。そんなに俺が信用ならんか?」

主人公「えっ!」

グエン「言えてるかもな。あんた、人相悪いし。」

シユエン「お前は口が悪い。」

メルク「ち、違うのですよ! 主人公さんは、今日の夜中に村の人にモンスターを癒してほしいと頼まれて……、」

主人公「俺が不注意で、慌ててそのまま出てきちゃったのがいけなかったんです……。」

主人公「まさか、雨まで降ってくるなんて思わなくて。こんなことになるなら、メルクの言ってた通りシユエンさんを呼んでいけばよかった……、」

主人公「へくし!」

シユエン「……まったく、冗談だ。こっちに火を起こしたから来い。」

主人公「あ……ありがとうございます。」

シユエン「礼など要らん。プロの傭兵という奴は、雇い主を命に代えても守る。それが仕事だからな。」

主人公「シユエンさん……、」

シユエン「そしてお前は俺に金を払え。でなければ商売あがったりだ。」

主人公「即物的!」

グエン「そういう奴なんだよ、このオッサンは。」

グエン「まぁその分、信用はしていいだろうよ。こいつは引き受けた仕事は何だってやる男だ。お前の身を守るためなら、こうして身銭も切るんだぜ。」

シユエン「グエン、風邪でもひいたか?」

グエン「前言撤回。」

シユエン「そうかそうか。」

グエン「その顔、すげームカつくな。」

シユエン「そうむやみに特物を構えるなよ。ああ、昔のように稽古でもつけてもらいたいのか?」

メルク「け、喧嘩はやめるのですよー! 主人公さんからも何とか……、」

主人公「んん……、」

メルク「みゅ? 主人公さん……。」

シユエン「安心すると眠くなるのは、どのガキも一緒か。」

グエン「あー……、らしいな。」

主人公「……あ! あの……、」

シユエン「構わん、寝ろ寝ろ。勝手に山をうろつかれるより、寝てもらった方が助かる。」

グエン「あぁ、そうだ。子守歌でも歌ってやれよ、オッサン。」

シユエン「断る。あいにく、歌は下手なんだ。」

グエン「じゃ、おとぎ話。」

シユエン「子供に聞かせられん話なら、いくらでも話してやる。」

主人公「……。」

グエン「そうはいっても、桃源郷の話ならあんたでも知ってんじゃねえの?」

シユエン「ああ……、あれか。」

メルク「桃源郷、なのです?」

シユエン「夢の話だよ。」

主人公「誰の夢ですか?」

シユエン「皆の夢さ。」

シユエン「『世のいずこかにある常春の楽土。花咲き乱れ、蝶舞う地。そこに住まう者は皆幸福なり』」

シユエン「『人はその地を、桃源郷と呼ぶ』。……そういう話だ。そんな場所があってほしいと願う、夢物語だよ。」

グエン「『少数民族の国』ってお前らが呼んでるところには、似たような話がどこにでもあるんだよ。」

グエン「だから親は大概、子供が眠たくてぐずってる時にゃ、この話をする。そうして育った子が親になり、子にその話をする……。」

主人公「だから……、皆の夢、なんですね。」

シユエン「そういうことだ。」

シユエン「夢なのさ、結局。そんな夢を現実にしたがっている夢想家の女國主もいるがな……、」

グエン「あんたは夢なんか見えねって言い草だな。」

シユエン「傭兵という奴には、現実しか見られない人間と、現実を見すぎたあまりに夢を見たがる人間しかいないんだよ。」

グエン「あんたは前者だって?」

シユエン「まあな。ザウルなんぞは後者だろ……、」

シユエン「おっと。」

主人公「うぅーん……。」

メルク「……できれば、そっとしておいてあげてほしいのです。」

シユエン「言われなくとも。寝た子を起こしても、こっちが疲れるだけだ。」

グエン「にしても、意外だったぜ。あんた、口の割には子守も一応できるんじゃねえか。」

シユエン「これでも人の親だったものでな。」

グエン「親ぁ? あんた、妻子持ちだったのかよ。」

シユエン「そういうわけじゃない。昔……ある女に預けられたのさ、まだ年端もゆかぬ娘をな。ちょうどお前くらいの歳の頃だった。」

グエン「へぇ……。それで父親代わりなんかやってたってのか?」

シユエン「銃の師と兼業でな。」

メルク「……。」

シユエン「満足したか、若造。なら仕事にかかるぞ。」

シユエン「俺とお前では交代で見張りをする。片方がこの洞窟を見張り、もう片方がこの坊主の脇に控えて眠る。いいな。」

グエン「へいへい、分かりましたよ。」

グエン「あんたが先に眠っときな、オッサン。そこの坊主が雇ったのは、あんたであってオレじゃない。」

グエン「ガキってのは、信頼してる奴が傍にいた方が落ち着くもんだ。」

シユエン「まだ若いくせに、ガキの扱いが分かっているな。子守の経験でもあるのか。」

グエン「うるせーよ。」

シユエン「さて、では俺は火に当たりながら眠るとするか。」

グエン「悪夢でも見やがれ。」

主人公「……。」

シユエン「……特別な力を持つガキは、いつも使命感とやらに駆られて暗いどこかへ、一人で走っていくな。」

メルク「みゅ?」

シユエン「独り言だ。」

グエン「あ、そうだ、オッサン。」

グエン「あんた、こいつを洞窟に連れて行った時少しぼうっとしてただろ。ありゃ何を考えてたんだ?」

シユエン「ああ、あれか。」

シユエン「昔のことを思い出していただけだ。俺くらいの歳になると、よく過去を見るようになるんだよ。」

グエン「あぁ、そうかい。そういう風に歳食いたくはねえな。」

グエン「……昔から目を逸らせねえって気持ちは分からねえでもないが。」

シユエン「お前のような若造が知るようなものじゃない。」

グエン「知りたいと思ってたわけじゃねえよ。知っちまっただけだ。」

シユエン「……。」

グエン「さっき、悪夢でも見やがれって言ったけどさ。あれ、前言撤回な。」

シユエン「そうか。」

シユエン「それなら今日は、いい夢を見られるんだろうよ。」

<画面切り替え・黒い画面>

「……世のいずこかにある常春の楽土。花咲き乱れ、蝶舞う地。そこに住まう者は皆幸福なり。人はその地を、桃源郷と呼ぶ……、んだとよ。」

「すてきなおはなしですね! わたしもいつか、いってみたいです。」

「あるもんかね、そんな夢みたいな場所。」

「あったらいいなぁと、おもいます。そうしたら、わたしと、おいしょうさまと、ふたりでいっしょに、いけるから。」

「~♪はなさきみだれ、ちょうまうち。そこにすまうものは、みなこうふくなり。」

「はるかなりや、はなのらくど。ひとりのゆめ、みなのふるさと。いつかかえる……、とこしえ、の……。」

「すぅ……。」

「ガキってのは、安心するとすぐ寝付くもんなんだな。」

「……。」

お前は歌が上手だな。あの女に、そっくりだよ。」


<紹介所>

シユエン「対価は要らん、だと?」

グエン「あんた、そいつに雇われてんだろ。ってことは実質、あんたの金はあんたが今背負ってるガキの金ってわけだ。」

グエン「そいつには恩があってな。だから今回は、その借りを返したってことにしとく。」

シユエン「珍しいな。」

グエン「色々あったんだよ。」

グエン「……。なぁ、オッサン。」

グエン「過去なんてやつは、あんまり見るもんじゃないぜ。オレもあんたも、過去にはかえれねえんだから。」

シユエン「……。」

シユエン「……チッ。何も知らんくせに、知ったような口を利く。そういうところが青いんだ。」

シユエン「過去を見ずに生きていけるのならば、とうにそうしているんだよ。」

シユエン「(……とはいえ、我ながら未練がましいな。夢想家にもなれんというのに、夢ばかり見ているなど)」

シユエン「(昔恋焦がれた女……、とうに失った女と、その女から託された娘とをまだ重ね続けているとは。あの娘はとうの昔に……)」

シユエン「(あの女に似た娘から星読みの娘と変わり果てて、俺に見えぬものばかり見ているというのに)」


<ケイロン山> 

「私は一度、過ちを犯した。それ故に私は、一人で行きます。私の予言が、二度目の過ちになる前に。」

リンネン「さようなら、我が師よ。これまで共に過ごしたあなたと、この先、再び相まみえることはないでしょう。」


備考



関連ユニット


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コメント (「因果の傭兵」シユエン)
  • 総コメント数15
  • 最終投稿日時 2021年02月07日 00:24
    • さすらいの癒術師さん
    15
    3年まえ ID:su6y87vw

    >>1

    ありがとうございます。反映いたしました♪

    • さすらいの癒術師さん
    14
    3年まえ ID:brp15hjg

    >>2

     シユエン:(……とはいえ、我ながら未練がましいな。夢想家にもなれんというのに、夢ばかり見ているなど)

     シユエン:(昔恋焦がれた女……、とうに失った女と、その女から託された娘とをまだ重ね続けているとは。あの娘はとうの昔に……)

     シユエン:(あの女に似た娘から星読みの娘と変わり果てて、俺に見えぬものばかり見ているというのに)

    <画面切り替え・ケイロン山> 

     私は一度、過ちを犯した。それ故に私は、一人で行きます。私の予言が、二度目の過ちになる前に。

     リンネン:さようなら、我が師よ。これまで共に過ごしたあなたと、この先、再び相まみえることはないでしょう。

    • さすらいの癒術師さん
    13
    3年まえ ID:brp15hjg

    >>2

     グエン:あんた、そいつに雇われてんだろ。ってことは実質、あんたの金はあんたが今背負ってるガキの金ってわけだ。

     グエン:そいつには恩があってな。だから今回は、その借りを返したってことにしとく。

     シユエン:珍しいな。

     グエン:色々あったんだよ。

     グエン:……。なぁ、オッサン。

     グエン:過去なんてやつは、あんまり見るもんじゃないぜ。オレもあんたも、過去にはかえれねえんだから。

     シユエン:……。

     シユエン:……チッ。何も知らんくせに、知ったような口を利く。そういうところが青いんだ。

     シユエン:過去を見ずに生きていけるのならば、とうにそうしているんだよ。

    • さすらいの癒術師さん
    12
    3年まえ ID:brp15hjg

    >>2

     あったらいいなぁと、おもいます。そうしたら、わたしと、おいしょうさまと、ふたりでいっしょに、いけるから。

     ~♪はなさきみだれ、ちょうまうち。そこにすまうものは、みなこうふくなり。

     はるかなりや、はなのらくど。ひとりのゆめ、みなのふるさと。いつかかえる……、とこしえ、の……。

     すぅ……。

     ガキってのは、安心するとすぐ寝付くもんなんだな。

     ……。

     お前は歌が上手だな。あの女に、そっくりだよ。

    <画面切り替え・紹介所>

     シユエン:対価は要らん、だと?

    • さすらいの癒術師さん
    11
    3年まえ ID:brp15hjg

    >>2

     グエン:知りたいと思ってたわけじゃねえよ。知っちまっただけだ。

     シユエン:……。

     グエン:さっき、悪夢でも見やがれって言ったけどさ。あれ、前言撤回な。

     シユエン:そうか。

     シユエン:それなら今日は、いい夢を見られるんだろうよ。

    <画面切り替え・黒い画面>

     ……世のいずこかにある常春の楽土。花咲き乱れ、蝶舞う地。そこに住まう者は皆幸福なり。人はその地を、桃源郷と呼ぶ……、んだとよ。

     すてきなおはなしですね!わたしもいつか、いってみたいです。

     あるもんかね、そんな夢みたいな場所。

    • さすらいの癒術師さん
    10
    3年まえ ID:brp15hjg

    >>2

     シユエン:……特別な力を持つガキは、いつも使命感とやらに駆られて暗いどこかへ、一人で走っていくな。

     メルク:みゅ?

     シユエン:独り言だ。

     グエン:あ、そうだ、オッサン。

     グエン:あんた、こいつを洞窟に連れて行った時少しぼうっとしてただろ。ありゃ何を考えてたんだ?

     シユエン:ああ、あれか。

     シユエン:昔のことを思い出していただけだ。俺くらいの歳になると、よく過去を見るようになるんだよ。

     グエン:あぁ、そうかい。そういう風に歳食いたくはねえな。

     グエン:……昔から目を逸らせねえって気持ちは分からねえでもないが。

     シユエン:お前のような若造が知るようなものじゃない。

    • さすらいの癒術師さん
    9
    3年まえ ID:brp15hjg

    >>2

     シユエン:俺とお前では交代で見張りをする。片方がこの洞窟を見張り、もう片方がこの坊主の脇に控えて眠る。いいな。

     グエン:へいへい、分かりましたよ。

     グエン:あんたが先に眠っときな、オッサン。そこの坊主が雇ったのは、あんたであってオレじゃない。

     グエン:ガキってのは、信頼してる奴が傍にいた方が落ち着くもんだ。

     シユエン:まだ若いくせに、ガキの扱いが分かっているな。子守の経験でもあるのか。

     グエン:うるせーよ。

     シユエン:さて、では俺は火に当たりながら眠るとするか。

     グエン:悪夢でも見やがれ。

     主人公:……。

    • さすらいの癒術師さん
    8
    3年まえ ID:brp15hjg

    >>2

     メルク:……できれば、そっとしておいてあげてほしいのです。

     シユエン:言われなくとも。寝た子を起こしても、こっちが疲れるだけだ。

     グエン:にしても、意外だったぜ。あんた、口の割には子守も一応できるんじゃねえか。

     シユエン:これでも人の親だったものでな。

     グエン:親ぁ?あんた、妻子持ちだったのかよ。

     シユエン:そういうわけじゃない。昔……ある女に預けられたのさ、まだ年端もゆかぬ娘をな。ちょうどお前くらいの歳の頃だった。

     グエン:へぇ……。それで父親代わりなんかやってたってのか?

     シユエン:銃の師と兼業でな。

     メルク:……。

     シユエン:満足したか、若造。なら仕事にかかるぞ。

    • さすらいの癒術師さん
    7
    3年まえ ID:brp15hjg

    >>2

     グエン:だから親は大概、子供が眠たくてぐずってる時にゃ、この話をする。そうして育った子が親になり、子にその話をする……。

     主人公:だから……、皆の夢、なんですね。

     シユエン:そういうことだ。

     シユエン:夢なのさ、結局。そんな夢を現実にしたがっている夢想家の女國主もいるがな……、

     グエン:あんたは夢なんか見えねって言い草だな。

     シユエン:傭兵という奴には、現実しか見られない人間と、現実を見すぎたあまりに夢を見たがる人間しかいないんだよ。

     グエン:あんたは前者だって?

     シユエン:まあな。ザウルなんぞは後者だろ……、

     シユエン:おっと。

     主人公:うぅーん……。

    • さすらいの癒術師さん
    6
    3年まえ ID:brp15hjg

    >>2

     シユエン:子供に聞かせられん話なら、いくらでも話してやる。

     主人公:……。

     グエン:そうはいっても、桃源郷の話ならあんたでも知ってんじゃねえの?

     シユエン:ああ……、あれか。

     メルク:桃源郷、なのです?

     シユエン:夢の話だよ。

     主人公:誰の夢ですか?

     シユエン:皆の夢さ。

     シユエン:『世のいずこかにある常春の楽土。花咲き乱れ、蝶舞う地。そこに住まう者は皆幸福なり』

     シユエン:『人はその地を、桃源郷と呼ぶ』。……そういう話だ。そんな場所があってほしいと願う、夢物語だよ。

     グエン:『少数民族の国』ってお前らが呼んでるところには、似たような話がどこにでもあるんだよ。

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ゲーム情報
タイトル メルクストーリア 癒術士と鐘の音色(ライン・ストラテジー)
対応OS
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カテゴリ
  • カテゴリー
  • アクション
    ストラテジー
ゲーム概要 あなたの心を感動で癒す温かなストーリーを、圧倒的ボリュームで送るRPG。 簡単操作ながら遊びつくせない程の遊びと物語の世界へ、今旅立とう!

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