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メルクストーリア - 癒術士と鈴のしらべ -攻略Wiki【メルスト攻略】

「愛しき慝い夢」ルクスリアス

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作成者: ゲストユーザー
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「愛しき慝い夢」ルクスリアスの基本データ

出身死者の国
年齢?歳
性別不明
レアリティ★5
属性
成長タイプ早熟
武器赫影鎌
武器種別斬撃
同時攻撃数4体
攻撃段数2段

初期体力初期攻撃力
3,8003,210
最大体力最大攻撃力
7,2206,099
覚醒体力覚醒攻撃力
10,8959,174
スキル進化体力スキル進化攻撃力
11,99210,176
移動速度攻撃間隔
433.20
リーチタフネス
13040
DPS総合DPS
19067624
覚醒DPS覚醒総合DPS
2,86711,468
スキル進化DPSスキル進化総合DPS
3,18012,720

スキル1リストリクション+「蠱惑に果てはなし」
10〜14%の確率で3〜10秒間、相手に移動不可状態と被ダメージ上昇状態を与える(最大20秒まで蓄積。残り時間に応じて被ダメージ最大10%アップ。残り時間はフィクセイトルーンの効果と合算)。
追加日2022.07.31
8月新ユニット追加フェス2022
入手方法レターピース・各種ダイヤスカウト他
各種ダイヤスカウト・☆5レターピースから入手可能

属性補正

炎属性

 100%

水属性

 59%

風属性

 170%

光属性

 100%

闇属性

 100%


モデル


ストーリー

ネタバレ注意!

「はあ、はあ、はあ……。」

少年「お父さん、お母さん!どうして返事してくれないの?」

少年「どこに行ったの?お父さん、お母さん……!」

「あっ!」

「うぅっ……。」


「……。」

「僕、一人ぼっちなのかな。」

「……あれ。」


少年「……。」

少年「(きれいだ)」

ルクスリアス「……。」

ルクスリアス「ああ。ここにいたのですね。」

少年「え?」

ルクスリアス「貴公があちらこちらを蛾のようにうろつき回るので、苦労しましたよ。」

少年「蛾? 僕が?」

ルクスリアス「この世界に、貴公と私以外に誰がいるというのです?」

ルクスリアス「幼子故、仕方のないことやもしれませんが。己のいじらしさ程度は己で理解していた方が、身のためでしょうね。」

少年「……。」

ルクスリアス「何です?」

少年「お姉さん、自分のことどう思う?」

ルクスリアス「ああ、私の言葉に傷ついたと?」

ルクスリアス「私は何とも思いませんよ。貴公に好かれたいなどと、思ってもいないのでね。」

少年「性格悪いなあ……。」

少年「ほんの少し前まで、あの夜の月みたいにかなしそうだったのに。」

ルクスリアス「貴公は、この人間のいない森を救いようのない孤独のあらわれとでも思っているようですね。」

「見上げれば、大小の星がいくらでも瞬く夜なのに。」

「絶え間なく流れる清水も、跳ねて岩壁に触れる飛沫も、耳を澄ませずとも感じられる。」

「風が吹き抜ければ、葉が囁いて月光が語りかけてくるではありませんか。」


少年「……。」

ルクスリアス「……恋しい者を探そうとする気持ちが、分からぬわけではありませんがね。」

少年「お姉さんって……。変わってるね。」

少年「僕にとっては、村はずれの不気味な森だよ。お父さんやお母さんと一緒じゃなきゃ来たくない。」

少年「一人で入るなんて……。」

少年「……あれ?僕、何で……。」

ルクスリアス「詮索しても無駄ですよ。」

少年「……。」

少年「……お姉さんって、誰なの?どうしてここにいるの?」

ルクスリアス「人間の幼子で遊びたいと思っていたのですよ。」


「(そのお姉さんは、結局誰で何のために僕の前に現れたのか、何も分からなかったけど)」

「(確かなことは、おぼろげな月の光の下で僕を見て少しだけ目を輝かせたお姉さんは)」

「(ただそこにいるだけで、独りぼっちで泣きそうだった僕を、慰めてくれたということだけだった)」

「この森が、気に入ったの?」


<場面転換>

少年「この湖、僕が小さい頃に、連れてきてもらったんだよ。まだ覚えてる。」

少年「お父さんとお母さんが、昔教えてくれたんだ。昔、ここで知り合ったんだって。」

少年「この湖で一緒に遊んだって……、」

少年「あ!」

ルクスリアス「ははははは!」

少年「……そんなに楽しい? 確かに綺麗だけど、ただの湖……、」

少年「ちょっと、そんなに奥まで進んだら危ないよ!この湖、結構深いんだから!」

ルクスリアス「うるさい。」

少年「うわぁ! 冷たっ!」

ルクスリアス「冷たい?」

ルクスリアス「ああ。人間の肉体は、この温い水よりもあたたかいのでしたね……、」

ルクスリアス「……!」

少年「ほらっ! お返し……、」

ルクスリアス「小賢しい!」

少年「わああぁ!」


少年「つ、疲れた……。」

ルクスリアス「何です、少し水遊びをした程度で。」

少年「お、お姉さんがむきになって僕に水をかけてくるから……、へくし!」

少年「(……お姉さん、寒くないのかな)」

少年「(普通の人間なら……)」

少年「……あれ?何してるの?」

ルクスリアス「……。」

少年「……水に浸かって、何が楽しいの?」

ルクスリアス「あの頃は、思いつきもしませんでした。広い水面を使えば、月や星をこんなに容易く手に入れられるのですね。」

ルクスリアス「何も天井より、吊り下げてばかりいることもなかったのか……。」

少年「……。」

ルクスリアス「こうして……、」

ルクスリアス「……こんな風に、小さな小さな、可愛らしい月だってすくいとれる。」

ルクスリアス「ほら!貴公も見てみますか?」

少年「……。」

「(僕より大人みたいに、偉そうにして難しいことばっかり言うのに)」

「(生まれたての赤ん坊みたいに何も知らないんだな)」

「(何でも楽しそうに触ってさ……)」

「……。」

「……あれ?」

ルクスリアス「何です?」

「お姉さん……。何で、こんなに手が……、」

ルクスリアス「ああ。」

ルクスリアス「人間のようにあたたかくはありませんね。この器は。」

「……。」

「お姉さんって、誰なの?魔法使い?森の精霊?」

「僕の見ている夢?」

ルクスリアス「中々、的を射たことを言うのですね。」

「……。」

「ねえ、待って……、」

少年「待ってよ!」

ルクスリアス「何故?」

少年「僕、もっとお姉さんと遊んでいたい!一緒にいたいんだもん!」

ルクスリアス「私は、貴公と共にここで覚めぬ夢に溺れたいなどとは思いませんよ。」

ルクスリアス「何かに後ろ髪を引かれるような子供と遊んでも、いつか飽きが来る。」

少年「……。」

少年「……お父さん。お母さん……。」

ルクスリアス「私と会いたいのならば、目覚めてから私を探せばよいのです。」

少年「え?」

少年「……お姉さんは、僕の見てる夢じゃない?」

少年「また、会えるの?」

ルクスリアス「貴公が、両親のことでたびたび顔を曇らせることがなければもう一度遊んでやっても構いませんよ。」

ルクスリアス「そういった気鬱は、興が醒めますからね。」

ルクスリアス「もういない相手には、赦してはもらえない。」

少年「お姉さん……。」

少年「……うん。ちゃんと、仲直りする。ごめんなさいって言う……!」

ルクスリアス「いい子ですね。私は、嫌いではありませんよ。」

ルクスリアス「美しい星の湖に、浸らせてもらった礼に。」

少年「え?」

ルクスリアス「よい目覚めのまじないですよ。」


少年「……。」

少年「僕……。」

少年「そうだ……。あの夜は……、お父さんとお母さんと、つまんないことで喧嘩しちゃって。」

少年「家を飛び出して……。そうしたら、モンスターが……、」

「……くん!」

少年「えっ……!?」

「あ……、悪い!怯えないでくれ。」

「俺は怪しい者じゃない。君のご両親に頼まれて、君を探していただけなんだ。」

少年「お父さん? お母さん?」

「君をずっと心配していたよ。つまらないことで熱くなりすぎたと。」

少年「……。」

「俺は国を出て……、偶然、君の村を通りがかって。子供がいなくなったと聞いて、探すのを手伝っていたんだ。」

「この辺りには、悪夢を引き起こす霧を使うモンスターがいるらしいな。君はその霧を浴びて、ここで眠ってしまっていたんだろう。」

少年「……悪夢。」

少年「……。」

少年「僕、ずっと暗い森の中を一人で彷徨ってた。ずっと寂しくて、一人ぼっちで……。」

少年「でも、お姉さんが僕と一緒に遊んでくれた。」

「……。」

少年「性格は最悪で、言うことは難しくてさ。大人っぽいのかなあって思ったら僕より子供っぽいし……。」

少年「何でもないことで悲しそうにしてたのに、小さなことで楽しそうにするんだ。」

少年「なのに、すごく……。」

少年「綺麗で。」

少年「お兄さん?」

「ううん。」

「……村に戻ろう。君のご両親が待っている。」


<場面転換>

「ルクスリアスさん!」

ルクスリアス「遅かったですね。何とかとかいうモンスターとやらは癒せましたか。」

主人公「いや、癒しましたけど……。ルクスリアスさん、あのモンスターが癒された後どこに行ってたんですか?」

ルクスリアス「『近辺の村でいなくなった子供も探さなければ』と嘆いていたのは貴公でしょう?」

主人公「えっ、あの子を探しに行ってくれたんですか?」

ルクスリアス「ええ。」

ルクスリアス「そうして、あの幼子の夢の中で星の湖を泳ぎ、小さないたいけな月をすくってきたのです。」

ルクスリアス「あの子供も、もう村に連れて帰らされているのではありませんか。」

主人公「ルクスリアスさんが連れて帰ったんじゃないんですか?」

ルクスリアス「……、」

ルクスリアス「通りすがりに、あの幼子を探し回っている男がいたのでね。」

ルクスリアス「何を呆けているのです?仕事が終わったのなら、明日も私を付き合わせることはないでしょう。」

主人公「えっ、また遊びに行くんですか!?今度はどこに!?」

「さあ、どこでしょうね。」

ルクスリアス「もう一度、天に浸れる湖にでも行きましょうか。」


<場面転換>

少年「ねえ、お兄さん。」

少年「あの人って、この世界にいるって本当かな。何だか……、信じられない。」

「本当だよ。彼女はこの世界の色んなものが好きなんだ。」

「だからあの城を出て行った。」

少年「……。」

少年「だからお姉さんは、夢の中で僕とずっと一緒に遊んだりしないって言って、どこかに行っちゃったんだね。」

少年「この世界には、たくさん愛おしいって思えるものがあるって、よく知ってるんだ。」


「なら、仕方ないや。」

「そんなに綺麗な理由なら。」


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タイトル メルクストーリア 癒術士と鐘の音色(ライン・ストラテジー)
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ゲーム概要 あなたの心を感動で癒す温かなストーリーを、圧倒的ボリュームで送るRPG。 簡単操作ながら遊びつくせない程の遊びと物語の世界へ、今旅立とう!

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