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「永残す愛棘」シスル

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作成者: anzu
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「永残す愛棘」シスルの基本データ

出身植物の国
年齢?歳
性別不明
レアリティ★4
属性
成長タイプ平均
武器ナイフ
武器種別斬撃
同時攻撃数4体
攻撃段数2段

初期体力初期攻撃力
2,2802,020
最大体力最大攻撃力
4,5604,040
覚醒体力覚醒攻撃力
7,4106,590
スキル進化体力スキル進化攻撃力
7,8006,960
移動速度攻撃間隔
762.43
リーチタフネス
2030
DPS総合DPS
16636650
覚醒DPS覚醒総合DPS
2,71210,848
スキル進化DPSスキル進化総合DPS
2,86411,457

スキル1ウィークネス
6〜15%の確率で、相手に虚弱状態を与える(10秒間、攻撃力12〜16.8%ダウン、攻撃間隔30〜42%延長)。
追加日2023.09.30
10月新ユニット追加フェス2023
入手方法各種ダイヤスカウト・レターピース他
各種ダイヤスカウト・★4レターピースから入手可能

属性補正

炎属性

 89%

水属性

 89%

風属性

 89%

光属性

 150%

闇属性

 100%


モデル


ストーリー

ネタバレ注意!

シスル「~♪」

見物客の女の子「わぁ……!きれいな歌声~!」

シスル「ふふふ、ありがとう。」

「おーい、ミザ!ミザー!」

見物客の女の子「あっ、パパ……?」

シスル「……キミを心配して、迎えに来たのかな。」

シスル「行きなよ。キミの大事な人のところにさ。」

見物客の女の子「でも、まだお兄さんのショーが……。」

シスル「歌も踊りも、またここで見せてあげるよ。絶対だ。」

見物客の女の子「……本当?」

シスル「うん。少し先になってしまって、悪いけどね。」

見物客の女の子「……お兄さん、どこかへ行っちゃうの?」

シスル「ちょっと、身内の巡業を手伝う仕事があってね。」

見物客の女の子「……そっか。」

シスル「納得してくれた?」

見物客の女の子「……。お兄さんのショーが見られなくなっちゃうから……、やだ。」

見物客の女の子「だから、我慢して待ってるね。」

シスル「……ごめんね。」

シスル「……ミザ。ボクがいない間、リクエストしたいパフォーマンスを考えておいてよ。」

シスル「今度は、それに全部応えてみせるから。」

見物客の女の子「うん……!」

見物客の女の子「またね、お兄さん!」

シスル「……。」

「次の舞台に立つ準備はできたか?」

シスル「ああ。」

シスル「(まさか、こんな仕事が舞い込んでくるとは思ってもみなかったけど……)」

シスル「……ボクがやることは、変わらない……、か。」


<場面転換>

シスル「……。」

スティーノス「明日行われる収穫祭。その締めくくりが、我々ホテル・エルシアムのショーだ。」

スティーノス「この祭りは、従来の収穫祭とは違う。いわゆる新旧時代を巻き込んだ、来るもの拒まずの一大イベント……。」

スティーノス「お前がどちら側かは知らんが、価値観などというものに囚われたりはするなよ?」

シスル「お気遣い、どうも。そんな気はないから安心して。」

シスル「……収穫祭、か。こんなことって、あるんだね……。」

ニユロハス「おぉ~い、シスルちゃん!焼きたてパンを、めしあがれ~!」

シスル「むぐぅ!」

スティーノス「ほうほう、リスのような愛らしいツラだなぁ。実にかわいらしいぞ、シスル。」

シスル「むぐむぐむぐ!」

スティーノス「で、ニユロハス。俺の分は?」

ニユロハス「ボスは子供じゃないんだから、自腹切ってねぇい。」

シスル「むぐぐぐぐ。」

スティーノス「お?やるか?」

「ちょ、ちょっとちょっと!何で演者さんが舞台裏でドンパチやろうとしてるんですか!」

ニユロハス「おおっと、お騒がせしてごめんねぇい?君は……、」

「収穫祭の関係者です。あなたたちの評判を聞いて、オファーさせていただきました。」

「あなたたちのショーなら、きっと新旧関係なく、みんなが盛り上がれると思うんです。……明日は、どうぞよろしくお願いします!」

シスル「……。」


<場面転換>

シスル「……アナタも物好きなんだね。収穫祭ひとつに、アイツらを呼ぶなんて。」

シスル「それに、新時代の人間も旧時代の人間も一緒に楽しもう、って……。変わってるって言われない?」

「そうだな……。俺たちは、異端って奴なんだと思う。」

「でも、それでいいんだ。……これくらいやらないと、何の罪滅ぼしにもならない。」

シスル「罪滅ぼし?」

「枯木教団、って知ってるか。」

「俺は昔、その一員だったんだ。」

シスル「……。」

「俺たちは、大切な人を森に奪われて……。こんな悲しいことはもうあってはいけないと、この国を変えようとした。」

「その行いはただ、何の罪もなく幸せに生きている人たちを、いたずらに傷つけただけだった。」

「森という仕組みも変えられなかった。救いたいと思っていた人たちは、もう救われていた。」

「……自分じゃ耐えきれない悲しみを、ただ周囲にぶつけてただけだったんだよ。俺たちは。」

シスル「……。」

「そんな俺たちを、見捨てず受け入れてくれた人たちに……、少しでも何かしたくてさ。」

「それで君たちを呼んだんだ。君たちなら、文化や考え方の垣根を超えるショーを披露してくれると思って。」

シスル「……そう。」

シスル「そう……、なんだ。」

「あっ……、急に重たい話をしてすまない。舞台に立つ君を気負わせたかったわけじゃないんだ。」

シスル「大丈夫。……分かってるよ。」

シスル「ねえ。どうして、ワタシにそんな話をしてくれたの?」

「……。」

「ずっと、思い出せないことがあるんだ。」

「枯木教団に、俺たちを誘ったあの子……、」

「後悔することしかできなかった俺たちに、嘘でも立ち上がる力をくれたあの子。」

「芸人さんだったはずなんだ。どこかのお祭りで、盛り上がれない俺に声をかけてくれたから。」


<場面転換>

「あれは、誰だったんだろう。」


<場面転換>

「枯木教団って、覚えてる?」

スティーノス「枯木教団……。」

スティーノス「ああ、覚えているとも。何を隠そう、俺もあの件には関わっていたからな。」

「さっきの開催係って、枯木教団の人間だったんだって。」

スティーノス「だからやる気をなくした、と言うのなら、俺は二度とお前を呼ばんぞ。」

「言わないよ。そんなこと。」

「……彼はどうして、まだそんなことを覚えてるんだろう、って思って。」

スティーノス「罪悪感、というやつだろう。」

スティーノス「枯木教団には扇動者がいた。そいつが大勢を煽って事件を起こしたのだ。」

スティーノス「そいつは混乱に乗じて逃げ出したらしいが……、はて、今頃何をしているのやら。」

「……。」

「スティーノス。」

スティーノス「……。」

「明日のショー……、トリはニユロハスとララバイだったよね。」

「ワタシに変えてくれない?」


<場面転換>

ニユロハス&ララバイ「~♪ ~♪」

「わああぁああ!」

ニユロハス「……にゅふふぅ。みんな、どうもありがとぉ~!」

ララバイ「るるらぁ~!」

ニユロハス「さぁ、ホテル・エルシアムの出張ショー!最後を締めくくるのはぁ~……、この子だぁ!」


シスル「~♪」

「わぁ……。」

スティーノス「……。」

スティーノス「よく代わったな。」

ニユロハス「あの子がトリにふさわしくなかったら、私たちがぜ~んぶ、持っていくだけだからねぇい。」

ニユロハス「でも、確かに……、」

「今日は、あの子の日だったなぁ。」

「わああああぁ……!」

「ありがとう。間違いなく、最高のショーだった。」

「俺も、君たちのショーに元気をもらえたよ。これで……、」

「これからも、償うことを頑張れる。」

「……本当にありがとう。」

シスル「……。」

スティーノス「何を落ち込んでいる。」

シスル「……。」

スティーノス「善行も悪行も、記録から消すことは簡単だ。だが、記憶から消すことはまずできん。」

スティーノス「過去を否定するということは、そいつが生きてきたという事実を否定するということなのだからな。」

シスル「……分かってるよ。」

シスル「彼らが負った傷は、一生消えなくて……ん、」

シスル「私が癒した傷は、一時のものだった。」

「今のお前ではな。」

スティーノス「お前が何をしょげているのかは知らん。別段興味もない。が……、」

スティーノス「今のままでいる気か?芸人のくせに。」

シスル「……。」

シスル「そんなわけないだろう。」


<場面転換>

主人公「えっ?また植物の国へ行くのか?」

シスル「ごめんね。キミたちを蔑ろにしたいわけじゃないんだけど。」

主人公「いや、俺たちのことは気にしなくていいんだけど……。」

主人公「……何かあったのか?」

シスル「……。」

メルク「辛いことがあるなら、私たちも話を聞くのですよ。」

メルク「シスルさんの気持ちが晴れるなら、いくらでも聞かせてほしいのです!」

シスル「……ふふ。優しいんだね、キミたちは。」

シスル「でも。大丈夫。キミたちにワタシを慰めさせるのは……、流石に気が引けるし。」

シスル「支えてくれる人は、もういるから。」


<場面転換>

シスル「また、植物の国へ行かせてほしいんだ。」

「……。」

シスル「ずっと、芸を見せなきゃいけない人がいるんだよ。」

シスル「何度でも、ワタシを見せ続ける。彼らが昔のことを忘れられるまで。」

「……。」

「分かった。」

「何度遠出したっていい。でも、ちゃんと帰ってこいよ。俺もみんなも、先生たちも、スティーノスたちも心配する。」

シスル「うん。」

「それもできないくらい辛いなら、俺が助けに行くからな。」

シスル「……うん。」

シスル「……キミは、ワタシを応援してくれるんだね?」

「だって、お前がやりたいことなんだろ。」

「俺をからかって、バター・ワールドの子供と遊んで、美味しいお菓子を食って……、」

「それ以外に、お前がやりたいって思うこと。」

シスル「うん。」

シスル「……ねえ、トゥルータ。ワタシはね、今のワタシが大好きなんだ。」

シスル「だから、昔の自分に負けるなんて耐えられないのさ。」


備考



関連ユニット

画像同ユニット
「永残す唯薊棘」シスル「永残す唯薊棘」シスル
ホテル・エルシアム

スティーノス

ヒュチュカ

ヴィキディテ

ニユロハス

ラガンゲイル

くくかまる

シスル

※ ステータスの項目名でよくわからない場合は「ユニットページについて」を参照してください。
※ 画像やステータスなど掲載の無い場合は情報提供してくださると助かります。ストーリーはネタバレ配慮のため、コメント欄へ直接書き込まず返信から投稿してください。


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タイトル メルクストーリア 癒術士と鐘の音色(ライン・ストラテジー)
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ゲーム概要 あなたの心を感動で癒す温かなストーリーを、圧倒的ボリュームで送るRPG。 簡単操作ながら遊びつくせない程の遊びと物語の世界へ、今旅立とう!

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