営業報告・絡まる提灯
点灯の提灯が落ちてきた!
確認出来ている店:菓子屋
「お団子、柔らかくて、白くて、甘くて……」嬉しそうな声が近づいてきたかと思ったら、パンという音に続いて、軒先に吊るしてあった提灯がパラパラと落ちた。山兎が目に涙をためて店先にうずくまり、団子への無念を口にしている。
この混乱はどうすれば収められるだろうか?【完了】
《派遣式神》は山兎をこんがらがった提灯から助け出し、他に困ったことはないかと尋ねた。
「甘くて柔らかい、あのお団子がほしい!」山兎は棚を指さして言った。
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この混乱はどうすれば収められるだろうか?【大成功】
《派遣式神》は軽々と提灯を脇に運ぶと、山兎を店内に座らせ、団子を持ってきた。
「おいしい。甘くて柔らかいお団子」山兎は幸せそうにほほに手を当てて団子を食べている。