蜜汁叉焼・手紙

最終更新日時 : 2022/02/03 22:41

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最終更新者：皮蛋納豆丼

半分風雅

主人公名：

　　わーい！　僕はここが好きだよ〜。わたあめみたいな雲と湖に移る木々は、まるで水晶球みたいだからね！　通りかかる白鳥も離れたくないだろうなぁ。叉焼もここでみんなと友達になりたい！

世界一可愛い叉焼

主人公名：

　　お父は確かに強くて物知りだけど、時々頼りないなって思うんだ。

　　えび餃子に会うより前、お父は当時最新の電報を見たいと言ったのに、彼はただ箸で電報をはさんで、ぼくに触らせてくれなかったんだよ！　「気をつけろ。この手紙の中には一本足の怪獣・夔牛なんたらの神雷が憑いている！」とか言ってさ。

　　はぁ～……慎重しすぎだよね、それともバカなのかな？　わからないよね。でもわかさまがお父みたいに、頼りないことをしたとしても、叉焼はきっと文句を言わないよ。むしろわかさまのことを可愛く思うよ！

　　＜追伸：お父は最近、「業火幻君」と火力勝負を楽しんでるんだ……服が焼けてボロボロになってたよ、どうしよう～？＞

叉焼

主人公名：

　　ここだけの話だよ、わかさまに会うたび、ぼくは水面の花屋を思い出すんだ！　百合、コスモス、白梅、胡蝶蘭……どれもわかさまに似ている美しい花で、なかなかどれにするか決められなくって。だってまさか、水面に花屋があるなんてさ、信じられなくない？

　　じゃあ明日一緒に羊城のライチ湾に行こうか。叉焼と船に乗って徳興橋と龍津橋を通り抜けてさ、花売りの船を見に行こうよ。浜辺でライチの木の下で涼みながら、塩水の歌を聴いても楽しいよ！

　　どうかな？　わかさまと一緒に景色を眺められるって思ったら、きっとすっごく楽しいよね！　断られたら……ううっ、叉焼は頑張って涙をこらえるしかないね……。

叉焼

主人公名：

　　わかさま、わかさま～。わかさまも、秘密をおしえてよ！　青団と春巻と臭桂魚ちゃんとぼくの中で、誰が一番好き？

　……うん、ぼくが一番じゃなくてもいいよ……

だけど、ぼくが一番大好きな人はわかさまだよ！

　　わかさまは、叉焼が出会った初めての人間じゃないけど、食魂になる前の、ながーい夢の中で、わかさまと会ったことがあるような気がするんだ。わかさまに見つけてもらえるのを、ずっとずっと待ってたんだよ……

　　もう二度と叉焼を見失わないって、約束してほしいな！

わかさまを大好きな叉焼

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