青団子・手紙

最終更新日時 : 2021/05/06 13:38

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半分風雅

主人公名：

　　＜丸くて可愛い筆跡。＞

　　小旦那、小旦那。青団は初めての手紙を書いているよ！　これからは小旦那以外にも、友達に手紙を書くんだ！　春巻、葫蘆ちゃん、かたつむり、露、草、石……みんなに書くの！

　　あのさ……どうして陸吾も青団の手紙をほしがるの？　陸吾はすごいから、自分で自分に書けばいいじゃ～ん。

　　＜陸吾：ひ、ひどいにゃん！＞

青団子

主人公名：

　　＜手紙に小さくて可愛い葉っぱを入れた。＞

　　池辺に丸い草を発見、可愛いよ！　もし青団が小さくなったら、この小さな草を唐傘として使えるって葫蘆ちゃんが言ってた！

　　小さくなりたいな。小旦那は飛び抜けてすごいから、何とかしてくれるかな？

　　＜付箋：小旦那、この草は「オオバコ」というって、餃子のお兄ちゃんが教えてくれたよ。スープにも使えるんだって。もしこれですぐに腐るなら……いっそスープに入れちゃおうかな～。＞

青団子

主人公名：

　　小旦那は最近よく一緒に遊んでくれたよね。とっても嬉しかったな！

　　青団は友達と一緒に柳の枝を集めてるんだ。柳の枝で花籠を作って、お花をいっぱい入れて、贈りたい相手は……誰かって？　えへへ、これは青団の秘密だよ！

　　小旦那、陸吾に聞いちゃダメだよ！　青団は窓の外から見てるからね～。

青団子

主人公名：

　　小旦那と初めて出会ったとき、きっと青団と特別仲良しになってくれるって思ったんだ！　小旦那と知り合ってから、青団は凧を作るときも、水遊びするときも、花籠を作るときも、小旦那のことを想ってるからね！

　　この感情は『好き』ってことだって、陸吾さまが教えてくれた。だったら、青団はきっと小旦那のことが大好きだよね。春巻が春を好きなのと同じくらいじゃないかな！　でも青団の小旦那は、春巻の「春」よりもっと大切なんだよ。小旦那は……ずっと青団の傍にいてくれるって分かってるから。そうだよね、○○？

青団子

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