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天香白冀・物語

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最終更新者:皮蛋納豆丼

一 懐の香り・一

◆主人公【男性】の場合◆

(逆の場合の差分は募集中)

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吉利エビ

「○○、見てみて

 これは今月瀛州(えいしゅう)から届いた10個目の香り袋なんですよ!」

「天湘がこんなにロマンチストだったなんて。

 たまに香り袋を送ってくるのは、自分の約束を埋め合わせるためだもんね……」

【選択肢】

・彼は一貫して調香に真剣だから

・『楓柏倒流香』なんてお香存在しないのに……

選択肢

彼は一貫して調香に真剣だから

吉利エビ

「あ~甘い香りがする!」

「うん?なるほど、この香り袋の匂いだったんですね~」

「でも空桑のみんなはほとんどが彼の作った香り袋を持っているそうですが……」

「寒英の角にまで、1個ぶら下がっていますし……」

『楓柏倒流香』なんてお香存在しないのに……

吉利エビ

「龍須酥から聞きました。天湘は調香にこだわりがあるんですって~」

「例え存在しない薫物でも、彼は若と約束をしたもんね!」

「でも、ボクが見るには、天湘様がそこまでする原因……

 たぶん、その約束の相手が若だからだと思いますよ?」

「でもこれ以上送ってきたら、ブーちゃんのしっぽにも1つぶら下がることになりますよ」

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吉利エビ

「そうだ!香り袋を贈り合うことは、瀛州ではとてもエレガントなことだと聞きました。

 ちょうど明日は瀛州に戻り、天湘様に会う約束の日ですよね」

「なら○○も天湘様に香り袋を送ったらどうですか?

 ついでに、このまま香り袋を送り続けられたら、空桑は香り袋の海になるって、『文句』を言いに行きましょう!」


瀛州仙島――


天香白冀

「来る前に、なぜ一言の連絡もこないんだ?

 雪霽が教えてくれなかったら、出迎えることもできない」

「なぜかって?ハァ……すべての原因は府君……

 彼が合香府を丸ごとわたしに任せたんだ」

「彼は自分の度量が足りないと思い、園君の執念を深めた。

 のちの事件を招いた要因の1つでもあると思い、合香府の府君の職を辞任して謝罪した」

「だが思うに、府君はそこまでする必要はないと思う。

 今になって、この府邸、いったいどう管理すればいいのかと」

「合香府には、私よりもふさわしい人がたくさんいるのに……」

【選択肢】

・でも貴方は誰よりもすごい調香師なんだから

・府君の見る目を信じないと

選択肢

でも貴方は誰よりもすごい調香師なんだから

天香白冀

「その点は否定しないが、一番適する人とは限らない」

「府邸の管理は、反魂香の研究よりも頭が痛い」

府君の見る目を信じないと

天香白冀

「もちろん信じてはいる。

 彼はずっと、私が最高の調香師だと認めていた」

「もちろん、実のところ私はそうと否定しない。府邸の管理については、さっぱりなのだ」

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天香白冀

「蘇居士が言っていた。貴方は空桑の管理を学んでいると」

「だから、今日は管理の方法など貴方に教えてもらいたい」

「だが私にはまだやることがある。あとで貴方の部屋に参る、とりあえず休んでいてくれ」

「この間また澡豆とヘアーオイルを作り出した。人界では近ごろマッサージの手法をヘアーオイルと組み合わせて髪の手入れをするのが流行っていると聞いた」

「私はほかの界域の知人に頼み、聞いてもらった……

 だが彼は『お前、美容師にでもなったか』などと言い出した。

 これはいったいなぜなんだ……」

「『美容師』という者はなんの先生なんだ? 私に教えられるのは、調香くらいだと思うのだが」

【選択肢】

・天湘先生は調香を教えればいい!

・瀛州では副業でも展開したいの……

選択肢

天湘先生は調香を教えればいい!

天香白冀

「『先生』など、それほどでもないが。

 貴方が習いたいのなら、滞在する間、いくつかのお香の作り方を教えてやろう」

「だが、山積みになった仕事が終わってからの話だが」

瀛州では副業でも展開したいの……

天香白冀

「『副業』というモノはなんだ?」

「マッサージのことを言っているのか?

 もちろん違う、それは合香府の来賓だけに対する優遇だ」

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天香白冀

「話はここまでだ、処理しなければならない書類はまだ残っている。

 明日また話そう、とりあえずゆっくり休むとよい!」


翌日――


合香府弟子甲

「府君、せっかく来ましたのに、彼を一人にして本当にいいんですか?」


合香府の弟子乙

「そうですよ~府君。ここで管理の仕方でも話し合ったらいいんじゃないですか? 茶室の薫物を焚きましょうか?」


天香白冀

「やかましい!○○を起こさないように気をつけろ」

【選択肢】

・大丈夫、もう目が覚めたよ

・私を起こしたら、何か埋め合わせがあるの?

選択肢

大丈夫、もう目が覚めたよ

合香府弟子甲

「空桑の若、私たちの府君は、あなたを茶室に招いて、いろいろ話し合いたいそうですよ!」


合香府の弟子乙

「それともどこか遊びに行きたいですか? 府君が連れて行ってくれると思いますよ!」

私を起こしたら、何か埋め合わせがあるの?

合香府弟子甲

「埋め合わせに府君と茶室でお茶でもどうですか?」


合香府の弟子乙

「それともどこか遊びに行ってもいいですね。

 埋め合わせしてほしいのなら、わたしたちの府君はきっと了承してくれますよ」

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天香白冀

「そんなことを言った覚えはない。

 だが、本当にそう考えているのなら、付き合ってやろう」

【選択肢】

・じゃあ、香り袋の作り方を教えて!

・じゃあ、調香を教えて!

選択肢

じゃあ、香り袋の作り方を教えて!

天香白冀

「香り袋……」


合香府弟子甲

「うん?空桑の若様はそれを府君に返礼したいってことですか?」


合香府の弟子乙

「なるほど、いい考えじゃないですか!今、すぐ調香室を用意しましょう!」

じゃあ、調香を教えて!

合香府弟子甲

「ちょうどいい!数日前に植香園から調香にピッタリの材料が届いたんですよ~」


合香府の弟子乙

「府君は前に空桑の若様にたくさんの香り袋を作ってあげましたよね。

 瀛州の風習によると、空桑の若様も府君にお返しするべきですよ」

「そういうことなら、ひとまず調香室を用意しましょう!」

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天香白冀

「申し訳ない。わざと邪魔するわけじゃないんだ」

「この2人は、朝早くに私を部屋から引っ張り出して、貴方に会わせようとした」

「私のところにはまだまとめなければならないレシピがたくさんある……」

「ん?休む?途中でしばらく仮眠する……安心しろ、私には考えがある」

「えっ?どうした?待っててくれ。調香室なら、ここにある」


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二 懐の香り・二

◆主人公【男性】の場合◆

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天香白冀

「……」

「こいつら……勝手に置きやがって」


天香白冀は首を振り、少年を調香台のそばまで連れてきた。


天香白冀

「最近、植香園から届いた原料はどれも花果類のもの。さわやかな薫物を作るのに適している」

「辛夷(しんい)、梅の花、梨、蜂蜜……」

「これらの香料は……」

【選択肢】

・これらの香料がどうしたの?

・これらの香料は、見るからにおいしそう……

選択肢

これらの香料がどうしたの?

天香白冀

「いや、なんでもない。昔のことを思い出しただけだ」

「昔、私もこれらの香料であれを作ったな……」

これらの香料は、見るからにおいしそう……

天香白冀

「梨と蜂蜜は確かによく食材にされる。だが、薫物にも適している」

「私も前にこれらを使ってあれを作ったことがある……」

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天香白冀

「……」

「そんなに私を見てどうした?知りたいのか?」



明の時代


重臣

「天湘殿、前に言ったあのお香は――」


天香白冀

「今日はちょうど開封の日。時間どおりにやってきましたね」


重臣

「ハァ、長年待たされて、ようやくその目にかかることができたから、「待ちきれない」のも当然だ」

「そうか……では今から沐浴して着替えてきます。薫物を取りに行くのは、手を清めた後です」


重臣

「そんな大げさなことしなくていいから。そのまま取り出してくれればよい、天湘殿」


天香白冀

「他のお香に影響を与えないように、薫物ができ上がる時、すぐ密閉して保存しています。調香室にある多種類の原料はちゃんと分類して置いてあるが、実のところ、どうしてもほかの匂いがしみついてしまう」

「『入浴』『着替え』『手を清める』など、これらはすべてお香の匂いに影響を与えたくないためなんだ」


まるまる2時間の後、天香白冀はすっかりきれいに着替えた。

うっすら漂っていた香りは洗い落とされ、ひんやりとした水の気配だけが残っていた。

天香白冀は保管室からきれいな香箱を取り出し、そっと開けた。

ほのかな香りが広がった。


重臣

「そうだ!そうだ!この匂い!その時、廟でかいだのは、この匂いだった!

 提供したわずかな情報だけで、俺がずっと欲しがっておるあのお香を作ったとは天湘殿、お前はやはり調香の奇才だ!!」


天香白冀

「この香りはさほど難しくもない。他の用事がなければ、妃様に必要な香丸を作ることにします」


重臣

「そんなに忙しいのか。それもそうだ。この宮中では、みんなお前が作ったお香しか使おうとしないのだな!ハハハ!」




天香白冀

「私に……反魂香を作らせたいと?」


重臣

「ありえないことはわかっておる……

 噂により、反魂香はこの世に存在するはずのないものだ」

「寵姫が亡くなってからというもの、聖上はすっかり落胆し、寝食もまともではない。このままではどうすればいいのやら?」

「どこから聞いた情報だと知らんが、何が何でもお前に作ってもらえと我々に命じたのだ」

「こ、この反魂香は書物に記載されておるが、正直のところ、こんなもの存在するとは誰でも信じられない!」


天香白冀

「史書に記された反魂香は、火をつけると死者がよみがえる。だが、この世のどこにそんな不思議な原料があるのか」

「思うに、生前に最もよく知っている匂いをお香の中に溶け込ませ、火をつけると悲しみが和らぐのだろう」

「私にはよく分からない。妃が1人くらい亡くなっただけではないですか? 三千の寵愛一身にあり、なぜ彼女でなければならない?」


重臣

「天湘殿!口は災いの元、この話はむやみに言ってはいけないよ!」


天香白冀

「理解できないだけなんだ。1人のために、存在しないかもしれない薫物を追い求める理由……」


重臣

「ハァ、いずれにしろ、聖上に元気になってもらうのが先決だろう」


天香白冀

「まあよい。これは私にとって、確かに挑戦ではあります。やってみましょう」


重臣

「では……このことは頼んだぞ、天湘殿」


天香白冀

「帳中香、薫衣香(くのえこう)……確かに生前の彼女は沈水香で作った香り袋も好んでいたようだな……」

「ふむ、これで十分だろう」


3日後――


聖上

「まさか、そなたは……反魂香を作ったのか?!」


重臣

「興奮してはいけませぬ!お体に触ります。天湘殿に、このお香に火をつけてもらいましょう」


聖上

「は、早く火を!」


天香白冀が薫物を香炉に入れ、炭を炉の下に置くと、寝宮にうっすらと煙が広がっていった。


聖上

「この匂い……」

「愛妃よ……」


寵姫

「聖上はまた天湘殿に調香してもらったのですか?」

「このお香が好きだと言っただけで、聖上は覚えていてくださるなんて、うれしゅうございます!」

「糖結の香り、蜂蜜の香り、梅花の香り、梨の香り、この部屋でいろんな香が満ちていますね」

「聖上、この濃厚な香り、一生あなたと……味わいとうございます……」


聖上

「……」

「おい、見たのか。ついさっき、朕の愛妃はあそこにいたぞ! なぜ……なぜまた見えなくなったんだ!」

「天湘!朕の愛妃は生き返っておらぬのか?!」

「朕の愛妃をよみがえらせたのではないのか!」

「さっきまで……朕のそばにいたのに……」


重臣

「申し上げます。聖上、おそらく……天湘殿は今回、失敗しました……」


天香白冀

「反魂香が本当に存在するかどうかはともかく、存在したとしても、反魂香は神のもの。私などは……」


聖上

「天湘、本物の反魂香を探してまいれ……」

「そなたなら、きっと見つけられる!」


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三 懐の香り・三

◆主人公【女性】の場合◆

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重臣

「すまんのう、天湘殿。

 まさか、聖上がむきになって本物の反魂香を探すことに執着するとは……」

「我々は日夜調査を命じられ、

 海の仙山にある反魂の木から作ったお香で

 魂をよみがえらせることができるとわかった。」


天香白冀

「海の仙山……返魂樹……」


重臣

「今は海路が封鎖されている。

 だが聖上は船を用意し、天湘殿に仙山を探してもらうのだ。」


天香白冀

「この果てしない海で、反魂香を見つけたとしても、聖上はいつまで待つか……」


重臣

「あまり期待できないことはわかっておる。

 だがお前はずっと長香の頂点を追い求めるのではないか?」


天香白冀

「それもそうだな。反魂香は確かにその頂点となる資格があります。」


重臣

「聖上……精神的な拠り所を必要としているだけなのだ。」


天香白冀

「海に出て反魂香を探してもいい。だが、戻る時間は保証できません。」


重臣

「みんな……わかっておる。」




船乗り

「まずい!!とんでもない嵐が来たぞ!!」

「近くに島があるみたいだ!とりあえずそこに避難しよう!」


天香白冀

「周囲の霧がだんだん濃くなってくる……」


船乗り

「天湘様!とりあえず中で雨宿りを!ずぶ濡れになるといけません!」


天香白冀

「この霧はどうも怪しい。近くにこの島しか停泊できないのか?」


船乗り

「ここが一番近い島なんです!今は風雨が激しい。

 グズグズしてたら、波にひっくり返されてしまいます!」


天香白冀

「この霧は、どうやら島を守っているようだ。何らかの薫物だろう。」

「念のため、みんな口と鼻を塞がったほうがよい。

 できるだけ吸い込まないように。」

「私はともかく、みんなが吸い込みすぎたら……」


船乗り

「金だ……金だ!!この島には金があるぞーーー!!!」


船長

「母ちゃんーー戻ってきたぞーーハァーー」


操舵手

「来るな!!警告したからな!これ以上くれてやる金はない!」


天香白冀

「しまったーー!!!」


嵐の中で、船は水面に浮かぶ木の葉のように、波に打ちつけられていた。

船乗りたちはみんな自己意識を失い、独り言をつぶやいていた。

まるで心の奥に最も恐ろしい執念を見たようだった。


やがて、船は島の沿岸に衝突し、硬い岩が船体を砕いた。

人々は残らず波に飲み込まれた……天香白冀も、しばらく気絶してしまった。



???

「府君、どうして海辺に横たわっている人が?」

「おそらく瀛洲を探しに来た人だろう。

 迷魂香と嵐の中を生き延びるとは、大したものだ。」



天香白冀

「……」


合香府君

「起きたのか?君、どこから来たんだ?」


天香白冀

「汚い……」


合香府君

「海から助けてやったのに、文句があるのか?」

「さあ、着替えを用意してある。とりあえずきれいに洗うといい。」


天香白冀

「この澡豆の原材料は……桃花と杏仁なのか。

 これらの素材、確かに美肌のいいものだ。」


合香府君

「匂いをかいだだけで澡豆に使った香料がわかるのか?」

「もしかして……君、調香できる?」


天香白冀

「もちろん。だから匂いや香りをかぎ分けられる。」


合香府君

「ハハハ!どうやら、天才を拾い上げたようだな!」

「ここは瀛洲。そして、私は合香府の府君。」


天香白冀

「瀛洲?伝説の仙山ーー瀛洲?!」


合香府君

「その通り。」


天香白冀

「では、ここには反魂樹もあるのか?!」


合香府君

「あるとも。あれは瀛洲の支柱なんだから。」

「で、そんなことを聞いて何をしたいのか?」


天香白冀

「それはもちろん……反魂香を作るんだ!」




天香白冀

「それから、私が初めて反魂香を作ったあの夜にもいろいろ考えた。

 もっと早く反魂香を作り出して、聖上に渡していたら、

 どんな展開になっているのだろうと。」

「でも私がどう思っていても、何が起きるかは想像できない。」

「それに、臣下たちはそもそもこんな伝説を信じていない。

 聖上の言う通りに私を海に送り出したのも、

 私を利用して聖上の悲しみに思いを託そうとしたまでのこと。」



【選択肢】

・でも伝説のお香を作り出したんだろ

・なんとひどいことを……

選択肢

でも伝説のお香を作り出したんだろ

天香白冀

「私は食魂だ。人間が伝説だと思っているものがたくさんあることを知っている。」

「だからたとえ彼らにとって、これはただの「伝説」だとしても、

 私にはそれを作り出せる機会がある。」



なんとひどいことを……

天香白冀

「そうでもない。何より私は食魂だ。

 彼らにとって、これはただの「伝説」かもしれないが、

 私にとってはそうとは限らない。」

「それにあの時、人間界のお香の作り方だけでは満足できなかった。

 伝説の仙香を探すことも、いいことではないかと。」




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天香白冀

「瀛州に来てから、いろんなことがあった。

 貴方に出会って、反魂香を作ることにも成功した。」

「考えてみると、はっきりはわからないが、多くの定めがあるのかもしれない。」


合香府弟子A

「今や天湘様が我らの府君になりました!

 みんな天湘様が尊敬しています!」


合香府の弟子乙

「天湘様はイライラすると、調香室で空桑の若様に香り袋を作りますが……」


天香白冀

「そ、そんなことはない……」

「ただ……新しいお香を作りたいだけだ……」

「何でそんな目で見るんだ?」

「ハァ、わかった。認めよう。

 このような面倒な仕事は初めてせいか、多少イライラしている。」

「雪霽に自分の一番気持ちいい方法でリラックスするようにと

 言われたことがあるが……私はそうしているだけなんだ。」

「香り袋を作るうちに、またいろいろ想像してしまう。

 もし本物の反魂香を持ち帰っていたら、どうなっていたかと。」

「答えは良そうどおり――やっぱり想像もつかない。」

「だが聖上と園君は似ていたところが多い。

 彼らが「情」に対する執着は、畏敬の念を抱くほど深い。」

「思わず考えてしまう。その「情」に対して、自分は本当にわかっているのか……」




【選択肢】

・自分でも言ってたじゃん。「情」を寄せる方法は1つだけじゃないって

・そう考えるってことは、きっと理解しているからなんだ

選択肢

自分でも言ってたじゃん。「情」を寄せる方法は1つだけじゃないって

天香白冀

「俺……」

「そうだな、私のことか、また自分の考えに固執してしまった。」

「「情」が徹底的に見通せたら、それは「情」と呼べないか。」



そう考えるってことは、きっと理解しているからなんだ

天香白冀

「!!」

「府君が譲位してから、いろんなことでイライラするようになった。

 時には自分のことも疑い始めた。」

「せっかく悟りを開いた義理人情も、またスタートに逆戻りしたようだ。」

「だが……貴方が認めてくれたおかげで、私の自信は戻ってきた。

 もう二度と疑うことはないと思う。」



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天香白冀

「何より、「情」には無数の形がある――貴方が今作っている香り袋のように。」

「私のカン違いでなければ、それは私へのお礼の戻り袋だろう?」

「お香の匂いも、「情」を託す一種の方法でもある。」

「貴方の手にあるお香……私はきっと一生をかけて覚えておくのだろう。」



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