エルザ・フォン・オーディット
通常 | 水面にて。 |
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Illustrator:やまかわ
名前 | エルザ・フォン・オーディット |
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年齢 | 17歳 |
職業 | 私はどうせ、アカデミーの落ちこぼれよ |
- 2020年8月6日追加
- CRYSTAL ep.Vマップ3完走で入手。<終了済>
- 入手方法:2022/1/6~2022/2/2開催の「「音闘気鍛錬の行」ガチャ」<終了済>
- 専用スキル「ラストレッスン」を装備することで「エルザ・フォン・オーディット/水面にて。」へと名前とグラフィックが変化する。
- 対応楽曲は「パームカルマ」。
偉大なバレリーナを母に持つ少女。
輝かしい将来を期待されアカデミーへと入学したのだが…
サントラ「カゲロウリレイション」のジャケットを飾っている。
スキル
RANK | スキル |
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1 | ゲージブースト・エアープラス |
5 | |
10 | ラストレッスン |
15 |
include:共通スキル
- ゲージブースト・エアープラス [NORMAL]
- い つ も の
AIR PLUS版のゲージブースト。初期値から175%と強力ではあるものの、ゲージが5本になるまでという、露骨に5本狙いの調整がされている。GRADEと精度が高ければ、6本も不可能ではない。 - 筐体内の入手方法(2021/8/5時点):
- 筐体内では入手できない。
- AIR ep.Vマップ4のマップボーナス(+1、エクレール・エヴァンジールであれば合わせて+3)に名指しで指定されていた。
プレイ環境 | 最大 | |
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開始時期 | ガチャ | |
PARADISE× (2021/8/5~) | 無し | × |
あり | +5 | |
PARADISE (~2021/8/4) | 無し | +1 |
あり | +7 | |
CRYSTAL | 無し | +1 |
あり | +7 | |
AMAZON | 無し | +1 |
あり | +7 | |
STAR+以前 |
GRADE | 効果 | |
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▼以降はCARD MAKERで入手するキャラが必要 | ||
初期値 | ゲージが5本未満の時 ゲージ上昇UP (175%) | |
+1 | 〃 (185%) | |
+2 | 〃 (195%) | |
+3 | 〃 (205%) | |
+4 | 〃 (215%) | |
+5 | 〃 (225%) | |
▼以降はCARD MAKERで入手するキャラが必要 (2021/8/5以降では未登場) | ||
+6 | 〃 (227%) | |
+7 | 〃 (229%) | |
理論値:96756+α(5本+16756+α/22k)[+1] | ||
理論値:104444+α(6本+2444+α/24k)[+5] | ||
理論値:105065+α(6本+3065+α/24k)[+7] |
所有キャラ【 エクレール・E / ステラリウス(1,5) / エルザ(1,5) 】
- ラストレッスン [NORMAL] ※専用スキル
- JIGOKU STATION -HELL or HEAVEN-や『ウソテイ』のローリスクローリターン版。素で上昇率があり、第2段階移行までに必要な(上昇率抜きでの)ゲージ量が低い代わりに、第2段階の上昇率はかなり低い。
GRADE | 効果 |
---|---|
初期値 | ゲージ上昇UP (145%) ゲージが4本以上の時 更にゲージ上昇UP (245%) |
+1 | 〃 (150%) 〃 (250%) |
理論値:110000-α(6本+8000-α/24k) |
ランクテーブル
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
スキル | Ep.1 | Ep.2 | Ep.3 | スキル | |
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | |
Ep.4 | Ep.5 | Ep.6 | Ep.7 | スキル | |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | |
Ep.8 | Ep.9 | Ep.10 | Ep.11 | スキル | |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | |
スキル | |||||
~50 | |||||
スキル | |||||
~100 | |||||
スキル |
STORY
デスクの上にポツンと置かれた写真立て。そこには、今は亡き母の笑顔が写っている。
この笑顔が、事故で永遠に失われたあの日――。
あの日から、家族の中に私の居場所は消えた。
優れたバレリーナだった母と、劇団のプロモーターであった父。
そんな二人から生まれた私と妹は、当たり前のようにその将来を期待されていた。
母から受け継いだ天賦の才、それを父が用意する最高のステージで輝かせる。そんな将来を。
周囲からの期待をプレッシャーに思った事など一度もなく、むしろ誇らしく感じていた。
母のダンスが作り上げた世界を私が継承するのだと、あの時の私は、そう信じて疑わなかった。
数年後、入学したバレエアカデミーで才能を花開かせたのは、私ではなく妹のソフィーだった。
技術力、表現力、カリスマ性。日を追うごとに凄まじい速度で私を引き離していく妹が怖くて、いつしか私は毎夜のように神に祈るようになる。
「どうか、明日が来ませんように」と。
もちろんそんな馬鹿げた願いを神が叶えてくれるはずもなく、私たちの差はどんどん広がっていく。
日毎に精彩を欠いていく私に比べて、美しさを増すソフィーの踊り。
その立ち振る舞いは母のものとそっくりだった。
そう思ったのは、私や周囲の人間だけじゃなく……当然、父も同じだったらしい。
やがて父の愛はソフィーだけに注がれるようになり、その目に私が映る事は無くなった。
才能に、父に、私は選ばれなかった。
それでも私はこのアカデミーで踊り続ける。
空っぽな私の、空っぽの日々。それを埋めるやり方なんて、踊る事しか知らないから。
必要最低限の物しかない、殺風景な寮の部屋。
私は笑顔の母が映る写真立てを軽く撫でてから、ベッドに横たわり仰向けになると、手紙を開いた。
《ハッピーバースデイ、エルザ! 今年もまた素敵なレディに近づいたのね。愛してるわ。ママより》
何度も読み返して、クシャクシャになった手紙。
『10歳の私』に宛てた、お母さんからの手紙。私の大事な宝物。
今日は私の17回目の誕生日。
祝ってくれる人は、誰もいない。
一面鏡張りとなった壁に、ぐるりとバーが設置された白い部屋。別段特別なところもない、いたってオーソドックスな造りのスタジオ。
そんなスタジオの中で、一限目を丸々たっぷり使った基礎練習を終えた私たち生徒の面々は、汗を拭いたり水分補給を行ったりと、気を緩ませ体を休めている。
その光景の中に私の妹、ソフィーの姿は無い。
飛び抜けた実力を持つソフィーは、アカデミーの生徒でありながらすでにバレエ団の準レギュラーという未来を約束されたような環境にいる。だから今は、プロモーターである父と一緒に、どこかの劇場に足を運んでいるのだろう。
「ソフィーは凄いよね。卒業したら、コンクールに出なくても入団確定でしょ?」
「たぶんね。今はさすがにコール・ド<群舞>だけど、すぐにソリストになりそう」
「やっぱり才能って大きいよね。伸び方が全然違ったもん」
「そう……だね」
スクールメイト達のおしゃべりが聞こえてくる。そして、その視線が私の背中に向けられている事も私には痛いほど伝わってくる。
このアカデミーは誰もが入学できるわけじゃない。実力で厳しい試験を勝ち抜いた子達ばかり。だから、努力する辛さとプライドを持つ彼女達が、あからさまに誰かをいじめたり悪口を言ったりする事はない。でも、本音は何を言いたいかなんて誰だって分かる。
だからこそ。
「誰かさんと違って」と、そうハッキリ面と向かって言ってもらった方が楽なのに。
「そうです、私は落ちこぼれなんです」と泣いて喚ければ、どれだけスッキリするだろう。
レッスンスタジオから寮に戻ると、管理人さんが私宛に手紙が届いていると言う。
渡された手紙の裏面を何気なく確認すると、差出人には父の名前があった。
目を丸くした私は、急いで階段を駆け上がり自室に飛び込む。
(覚えていてくれたんだ! 私の誕生日!)
どんな事が書いてあるだろう。
『元気でやってるか?』『体調はどうだ?』。
ううん。他にどんな言葉もいらない。ただ『おめでとう』とだけ書いてあればいい。
淡い思いを抱きながら、もつれる指で手紙の封を開ける。
でも、そこには便箋のひとつさえ無く、毎月送られてくる生活費分の小切手が一枚入っているだけだった。
父にとっては不出来かもしれない、でも……娘の誕生日なのに、覚えていてもくれないんだ。
私はデスクの椅子を引いて、力なくゆっくりと座り込む。
悲しいなんて思わない。ただ、今さら少しでも期待をしてしまった自分の情けなさに涙が出てくる。
「お母さん。どうして私を一人ぼっちにしたの?」
私の問いかけに答えることなく、写真の中の母は笑顔を浮かべるだけだった。
ここ最近、私の調子は最低だ。
レッスンの度に先生からの指摘は止まなかったが、今日はついに何も言われなくなってしまった。
きっと先生も諦めてしまったのだろう。
誰もいないスタジオの中に一人。プレイヤーをセットして、ミキサーの音量を上げる。
私は時々こうして全ての授業が終わった後、自主的に居残りをしている。
反省点を改善するための自主練なんかじゃない。誰もいないスタジオだと、不思議と伸び伸び踊れるからだ。
スピーカーから鳴り始めるヴァイオリンの音に合わせて、ゆっくりと腕を伸ばす。
白鳥の湖から
『オデットのヴァリエーション<ソロ>』。
月明かりに照らされている間だけ、白鳥から人間に戻る事のできるオデットと、王子の出会い。
幼い頃何度も見た、母が得意だった踊り。
あの時の母は、今でもずっと憧れだ。
曲が終わったと同時に、私以外に誰もいないはずのスタジオに拍手が響いた。
ビクリと肩を強張らせながら慌てて振り向くと、無精髭を蓄えた背の高い中年の男が、パチパチパチ、と手を叩き続けている。
「素晴らしい踊りだったよ。でも、第二幕のオデットにしては少し物悲しすぎるかな」
「……誰? 警備の人、呼ぶわよ」
バレエに精通した学校の関係者ならば、私のような落ちこぼれの踊りに拍手なんてしないはず。私は睨みつけるように男を見た。
「ち、ちょっと待ってくれないか。決して怪しい者じゃない」
「怪しい人は必ずそう言うけど」
「あはは、なかなか気の強い子だね。大丈夫、学校の許可は取ってあるさ」
男は少し困った様子で左手で頭を掻いた。
「ふうん。まあ、私はおじさんが誰だろうと関係ないけど。それで、まだ何か用?」
「いや、君のオデットがあまりにも素晴らしくてね。見学させてもらっただけなんだ。すまない」
しつこい……。あからさまに嫌そうな顔を浮かべてるんだから、察しなさいよ。
「それはどうも、と言っておくべきかしら。でも、もっと素敵な子はこの学校にたくさんいるわ」
「そうかもしれない。だが、僕は君にスペシャルなものを感じたんだ。そうだ、怪しいものじゃないって証明になればいいんだけど……はいこれ、名刺」
男は懐から一枚の紙を取り出した。受け取ったら早く帰ってくれるかと思ったけど……。
名刺に書かれた文字に私は妙な引っ掛かりを覚えた。
「『アルベルト・バレエスタジオ』?」
「そう。僕がそのアルベルト。君は?」
「私は……エルザ」
「エルザ。いい名前だね。もし興味があれば、その住所に遊びに来て。いつでも歓迎するよ」
それだけ言うと、アルベルトは屈託のない笑顔を浮かべながら、ひらひらと手を振り去っていった。
バレエのコーチにしてはだらしない風貌だったけど、どこの誰かということが分かった今、そこまで警戒する必要はなかったかな、と少しだけ後悔した。
むしろ、最後に見せた彼の顔にどこか懐かしささえ感じていて。そんな自分が、なんだか不思議だった。
数日後、公演を終えた父から、会社の事務所へ来るようにと呼び出しがあった。
気乗りはしないけど、無視はできない。
社長室の前まで来た私は、意を決してドアを開ける。父はこちらを一目見てから再び書類に目を落とすと、つまらなそうに口を開く。
「ノックくらいしないか」
「……すみません」
実の娘との久しぶりの対面だというのに、父は目も合わせてくれない。
「アカデミーでの暮らしはどうだ」
「特に変わりありません」
「変わりない、か。少しは成長という変化が欲しいものだが」
父の冷たい言葉。言葉を辿った先のその人はとても遠く、私と縁のない誰かに思える。
私は返す言葉も浮かばず、ただその冷たい空気に心が怯えていた。
「……」
「コーチから聞いたぞ。レッスンに身が入ってないそうだな。無理する必要はない。今すぐ辞めてもいいんだぞ」
「そ、そんな!」
「……これに目を通しておきなさい」
そう言って、父が数枚の書類をデスクに放り投げる。
手に取ってみると、私より一回り年上の男性の写真とプロフィールが載っていた。
「お前に縁談が来ている。そのつもりでいるように」
「わ、私はまだ17です! こんな……知らない相手と結婚なんて!」
「『もう』17だろう。どちらにしろアカデミーの卒業は間近だが、その後のお前に何ができるというのだ。彼の会社とはパイプを築いておきたい。少しは父のためになろうとは思わないのか」
……そういう事か。
私の事はどうでもいい。ソフィーがいれば十分だと。
自分の事業のため、私に愛の無い結婚をしろと。
これまでは、放ったらかしにしてきた分、父が私の行動に口を出す事は無かった。
そんな父からの、初めての『本音』。
私は強烈な喪失感に目眩を覚えながら、
「考えてみます」とだけ告げてその場を後にした。
寮の自室に戻った私は、ベッドの上に倒れこむ。
ずっとずっと、私は泣くことを我慢してきた。
昔みたいに笑顔で話しかけるお父さんと、声をかけられて嬉しそうなソフィーの姿を見た時も。
何をするにも妹と比べられて、憐れみの目を向けられた時も。
テストでつまずいてしまった時も、一人ぼっちの寮で過ごした夏休みも、風邪をひいて寝込んだ夜も。
泣きじゃくるソフィーをなだめるのに必死だった、お母さんのお葬式の時も!
ずっとずっとずっと! 私は我慢してきた!
「でも……もう限界……、お母さん……」
私は枕に突っ伏して、大声で泣いた。
それはアカデミーに入学してから初めての事だった。
散々泣いて、泣き疲れて、気づけば窓の外はすっかり日が落ちていた。
ふとデスクの上を眺めると、先日もらった名刺が目に入る。
私は、あの屈託のない笑顔に、無性に会いたくなっていた。
「……本当にあった。『アルベルト・バレエスタジオ』」
決して大きくて新しいわけじゃないけれど、綺麗に管理されている事が分かるレンガ壁のビルの三階に、アルベルトのスタジオはあった。
静かにスタジオの扉を開けると、中からワルツが聞こえてくる。ワンフロア丸ごとスタジオになったそこでは、数人の若い生徒達がレッスンを受けていた。
玄関にいる私の姿を鏡越しに見つけたアルベルトはにっこり笑うと、キリの良い所で音楽を止め、生徒達に休憩を指示する。それから私の元へやってくると、まるで私がここへ来る事が当たり前かのように、ごく自然に会話を始めた。
「今はジュニアのクラスでね。みんな未来のプリンシパル候補さ。もちろんエルザ、君もね」
「私がプリンシパルなんて、冗談にもならないわ。私の妹なら可能性はあるけれど」
他愛もない会話だというのに、つい語気が強くなってしまった。おかげで、自分がひどく感傷的になっていることに気付き、また落ち込んでしまう。
アルベルトは気にする素ぶりも見せずに小さな椅子に腰かけると、物腰柔らかな声で話を続ける。
「とにかく、まずは座って。今日は君の話を聞く事から始めないといけないみたいだ」
「どうして?」
「あはは。気付いていないのかい? 君は今、あの素敵なエルザと同じ人物だと思えないくらい、泣き腫らしたひどい顔をしているよ」
「うそっ……」
アルベルトの言葉を聞いて私はハッとすると同時に、たまらなく気恥ずかしくなってしまう。
「僕は嘘は言わない主義なんだ。そうだ、コーヒーでいいかな?」
カップに注がれた少し濃いめのコーヒー、その表面に浮かんだ私の顔は、確かにひどい顔だった。その顔を憎らしげに見やり、思い切り飲み干す。
それから私は、生徒達の自主トレーニングをアルベルトと眺めながら、自分の事をポツポツと話した。
母の事、妹の事、父からバレエをやめてもいいと、見捨てられた事。
誰かに聞いてほしかったんだと思う。
親しくもない人なのに、堰(せき)を切ったように私の口からは気持ちがこぼれていた。
アルベルトの持つ不思議な空気感を前に少し安心している自分が、そこにはいた。
「もう……これからどうしたらいいのか分からないの……」
そう言って膝を抱いた私に、アルベルトは意外な事を口にした。
「やめてもいいんじゃないかな」
「えっ?」
思いもよらないアルベルトの言葉に、思わず聞き返してしまう。
アルベルトはじっと私の目を見つめながら、落ち着いた口調で話を続ける。
「僕も最近気付いたんだけどね……人生は思ったより短いものなんだ。辛いことを無理して続ける必要はないさ。でも君がトウシューズを脱ぐ時、それは今じゃない。どうせやめるのならば、最後に大舞台へ挑戦してみようじゃないか」
「大舞台って、コンクールの事? 私が出たって恥をかくだけだわ」
私はうつむき、アルベルトの視線から目をそらしてしまう。コンクールなんて、私なんかが出る場所じゃない。
「今の生活に慣れた君には実感が湧かないかもしれないが、君の環境は『当たり前』じゃないんだ。入学はできても次々と挫折者が出るトップクラスのアカデミーで、君はまだ逃げずに生き残っている。それはバレエへの愛が尽きてない証拠だよ」
「バレエへの……愛」
「誰からも無視されて、このまま幽霊のように生きていくのかい? 爪痕を、生きている証を世界に残すんだ」
アルベルトの話はいつの間にか熱を帯びていた。穏やかな口調の奥底には煌めくような想いを感じる。
顔を上げると、そこには真剣な顔で私の目を見るアルベルトがいた。
「エルザ、試しに僕のレッスンを受けてみないかい。きっと悪いようにはしないよ」
私の生きている証――。
そうだ。私は『伝説のプリンシパルの娘』でも『名プロモーターの娘』でもない。ましてや『将来有望なバレリーナの姉』なんかじゃない。
私は私。自分はここにいると、証明したいんだ。
アルベルトからの提案に首を縦に振るまで、時間はかからなかった。
アルベルトの計らいで、アカデミーの外部講習許可はすんなりと下りた。
寮から彼のスタジオに通う事になった初日、アルベルトにどれほどのコーチ力があるのか不安だった気持ちはすぐに払拭された。
「動きに集中しすぎだ。音をしっかり聞いて!」
「はい!」
「もっと脚を高く! 君の限界はここじゃないだろう!」
「はい!」
自分の腕が、脚が、私の言う事を聞いてくれる。
アルベルトの指導は、私のクセや筋肉の作り、はたまた心の機微まで。何もかも見透かしたように的確なもので、自分の実力がどんどん上がっていくのを私は連日肌で感じている。
いつしか私はレッスンが楽しみでしょうがなくなっていた。
その日、目覚まし時計より早く目覚めた私は、いつもより早くスタジオへと足を運んでいた。
扉を開けると、誰も使っていないはずのスタジオから音楽が漏れ出てくる。そこには、初めて目にするアルベルトの踊りがあった。
『オディールのパ・ド・ドゥ<ペアの踊り>』。本来なら男女ペアで踊るパ・ド・ドゥを、一人で踊るアルベルト。その脚運びは軽々と、それでいて力強い。
パ・ド・ドゥのパートナーである女性の美しさを、最大限まで引き立てるのは男性の役目だ。アイコンタクトを取りながら二人の息をピッタリと合わせないと、この踊りの魅力は伝えられない。
しかしアルベルトは一人で踊っている。その動きはまるで、男女のダイナミクスを一人で演じているようにも見える傍ら、一人であることの寂しさすらも同時に表現しているように見えた。
やがて私はアルベルトの優しく抱きかかえるような腕の中に、さもそこに女性がいるかのように錯視していった。
導く腕や脚の距離、ピルエットを支えようと腰に添える手の高さ。アルベルトの繊細な踊りは、そこにいないはずの『誰か』の姿を、まるで幻影のように映し出していく。
私は知っている。アルベルトと一緒に踊っている相手を。
何度も何度も、私はその人の名を呼んだことがある。
あれは――
「お母さん?」
思わず口をついた言葉。
私の存在に気付いたアルベルトは、踊りを中断し曲を止めると、照れ臭そうに私の元へやってきた。
「今日はずいぶんと早いんだね。その……見られていたとは恥ずかしいな」
「……今のって、私のお母さんだよね?」
冷静に考えれば、アルベルトの視線の先にいる人なんてわかるわけがないと思う。
でも私には不思議と確信があった、アルベルトの視線の先にいるその人が私のお母さんであると。
「ふむ。いないはずのパートナーを感じたのかい? 僕のバレエも捨てたもんじゃないなぁ」
「茶化さないで」
私は強く睨みつけるように言った。私の中のなにかの答えを、アルベルトが知っている気がして。
「隠していたつもりじゃないんだけどね。よし、君にちょっとした昔話をしよう」
アルベルトは汗を拭うと、以前と同じように小さな椅子に腰かけ、ゆっくりと話し始めた。
私の知らない、お母さんたちのお話を……。
ニコニコと笑いながら、アルベルトは青春時代の話をしてくれた。
アルベルトと私の両親は、同じ劇団に所属する同期の仲間だった。
母は劇団のプリンシパル。父は裏方のスタッフを取りまとめる仕事。
3人は仲の良い友人同士だけど、ただの友人で終わる関係じゃなかった。アルベルトと父は、母をめぐる恋敵だったらしい。
一度は母と交際していたアルベルトだったけど、母へと猛烈にアプローチする父を見て、身を引いたのだという。
アルベルトの話は私の知らない事だらけで、正直驚きは隠せなかったけど、終始笑って話すアルベルトの顔を見ていたら、なぜかストンと受け止められた。
「君のお母さんとは数え切れないほど一緒に踊ったからね。仮想パートナーとして、ついイメージしてしまったみたいだ。いや……本当に恥ずかしいな」
アルベルトは気恥ずかしそうに笑いながら視線を窓の外へと泳がせる。
「そうだったのね。あの、こんな事、私が聞く事じゃないかもしれないけど……どうしてお母さんを手放してしまったの?」
「あはは! 娘である君にそう言われると改めて堪えるなぁ! 実はね、もうひとつ言っておく事があったんだ」
アルベルトは真っ直ぐ私を見据えたと思うと、いつも通りの笑顔であっけらかんと言った。
「僕は病気なんだ。心臓の病でね、とてもじゃないが一公演を踊りきる負荷に耐えられなかった。だから、病気が発覚した当時の僕は現役のダンサーを引退し、彼女の未来のために恋人のポジションも退いた、というわけさ」
「心臓の病気って……今は大丈夫なの!?」
「再発しない限りは平気さ。ほら、こんなに元気。心配いらないよ」
アルベルトは立ち上がると、その場で小躍りするように走る真似をして見せる。
思わず私の顔から小さな笑みがこぼれてしまう。
再び椅子に腰かけたアルベルトは静かに深呼吸をしてから、静かに話を続けてくれた。
「だから、あの日アカデミーで君を見た時は本当に驚いた。君があの人に生き写しだったからね」
「私が? お世辞はやめて。お母さんとなんて、とてもじゃないけど比べられないわ」
「確かに技術面でもあの人は天才的だったし、そういう意味では今は妹さんの方が近いかもしれない」
アルベルトが、初めて私がスタジオに来た時に見せたような真剣な表情になって続ける。
「でも、君の踊りには『強烈な感情』がこもっている。あの時、僕は確かに君の踊りから声を聞いたんだ。『寂しい。私はここにいるよ』ってね」
「私の……踊りから?」
「そうだとも。それは誰もができるものじゃない、君がスペシャルである証なんだ。だから僕は思った。君を世に送り出す事が僕の使命、あの人への手向けなんだ、ってね」
そう言っておもむろに立ち上がったアルベルトは
「昔話はもうおしまい!」と、また照れたように笑う。
彼の言葉は、ひとつひとつが真っ直ぐだ。私の母を思い出す時の目にも、私に向ける目にも、慈しむような愛情が溢れてる。
それは、男女の間にあるそれとは違うと何となく分かる。彼はきっと、優しい人なんだ。
誰かを信じて、何度も何度も信じて、その度に裏切られてきた私。もうこんな気持ちになる事なんて、二度とないと思っていた。
でも今は違う。たとえ裏切られたって良い。
そう思えるくらい、私はアルベルトを信じたくてしょうがない気持ちでいっぱいになっていた。
今までの私は、きっと甘えていたんだ。
妹に追い抜かれて、焦って、自分を認めてもらおうと『家族』に向けて踊ってしまっていた。
今、私の踊りはまだ見ぬ『観客』と『自分自身』に向き合っている。みんなの心を動かしたい。あの高みに登りたい。そのために私ができること、私にしかできないこと……。
そんな当たり前の事を思い出した私は、激しいレッスンもまったく苦だとは思わない。
コンクール本番に向けてやるべき事。練習、練習、さらに練習。至ってシンプルだ。猛練習する日々は続く。
そして、ついにやってきたコンクール当日。
受付を済まそうと向かった関係者ゲートにいたのは、私の妹であるソフィーだった。
出演者一覧はすでに発表されていたから、会場で出会う事は分かっていた。
ソフィーは私の姿を見つけると、嬉しそうな表情で駆け寄ろうとする。でも、それを制止する父の声がこの場に響く。
「ソフィー、やめなさい」
「……お父さん」
静かに後退りするソフィーの代わりに、眉間にしわを寄せた父が、険しい表情のまま私の前にやってくる。
「こんな所に何の用だ、エルザ」
「コンクールに出場するためです」
「お前も分からない娘だな……いいか、エルザ。人間には大なり小なり決められた役割というものがある。バレリーナとしての役割を与えられたのは、ソフィーなのだ」
「どういう意味ですか」
「お前がいるべき場所はここではないと言っているのだよ。自分がすべき事をよく考えろ」
呆れてしまう。この人は、自分が神にでもなったつもりなのだろうか。
隣で申し訳なさそうに縮こまっているソフィーの姿が痛々しい。
「それと、アルベルトの所に通っているそうだな」
「……はい」
――とても、嫌な予感がした。
父の顔は醜く歪み、その口から吐き出された言葉は憎しみにとらわれているかのようなものだった。
「あんな出涸らしのような男に師事するなど……お前は本当にどうしようもないやつだ。いくぞ、ソフィー」
そう言って去っていく、父の背中を見つめる。
私の事なら、どんな風に言われたって気にしない。でも、アルベルトを侮辱するのは許せない。
諦めたり、嘆いたり、これまで父に向けた感情のどれとも違う。
私は初めて、心を焼かれるような激しい憤りを感じていた。
コンクール本番直前。私の出演順は最後だった。
他の出演者の演技は観ないつもりでいたけれど、ソフィーの演技だけは観た。
……観てしまった。
しばらく会わないうちに、さらに実力をつけていて、すでに本物の舞台に立っているせいか、その演技には凄みがあった。誰が見ても分かる。もはや学生のコンクールのレベルではなかった。
束ねて張り詰めていた私の中の糸が、一本、また一本と、ほつれていく。
父への怒り。見返してやろうという気持ち。
ソフィーを前にして、やっぱり私には無理なのかもしれないと思う気持ち。
静動入り混じった様々な思考が頭の中を駆け回って、私は完全に落ち着きを失っていた。
控え室に取り付けてあるモニターには、他の出演者の演技が映し出されている。
私の出番は近い。
心の準備どころか、ざわめく胸の感情の行き場をどうすることもできずにいる。
それでも、時間は迫ってくる。とにかく準備だけはしなくては。自分にそう言い聞かせながら、トウシューズを履こうと靴の入ったカバンを開ける。するとそこには、一枚の手紙があった。
手紙には、見慣れた彼の文字で言葉が綴られていた。
《やあ、エルザ。いよいよ本番だね。緊張などしていないといいのだけれど。
今まさに大舞台へ挑戦しようとする君に、この言葉を送ろう。
かつて君のお母さんは僕にこう言ってくれた。
「才能は神が与えたものかもしれないけれど、努力は人を天才にするのよ」ってね。
天才と呼ばれた君のお母さんだけど、彼女もまた努力の人だったんだ。
この言葉は、今の君にこそふさわしいと僕は思う。
自分を信じて。君ならば、必ずできる。
未来のプリンシパルへ。アルベルトより》
私はアルベルトからの手紙を静かにカバンへ戻すと、鏡の前に立った。
髪をシニヨンにまとめて、メイクをした私の姿が映っている。
ゆっくりと深呼吸をして、目の前の自分自身を今一度確認する。
鏡に映るその目には、もう迷いはない。
泣くのは今じゃない。全てを出し切った後、アルベルトと共に泣こう。
課題曲に選んだのは、母が得意だった『オデットのヴァリエーション』。
次の暗転は、もうすぐそこまで迫っている。
私の演技が終わった。会場は不気味なくらい静まり返っている。
演技中の四分強は、一瞬にも、永遠にも感じられた時間だった。
まだ気は抜けない。体のバランスやラインを崩さないよう、静かに、深く息を整える。
姿勢を崩し、今度は思い切り息を吸ってから、未だ静かな客席へと向かってレヴェランス<お辞儀>をする。
頭を下げた私に向かって、パチ、パチと小さな拍手が聞こえてきたかと思うと、その音はあっという間に海嘯(かいしょう)となって会場を飲み込んでいく。
アルベルト……本当にありがとう。
大喝采を浴びながら、胸の中で何度も何度もその言葉を繰り返した。
「エルザさん! 最優秀賞おめでとうございます!」
「是非ウチの団に! とりあえずお話だけでも!」
着替えを終えて控え室から外に出た私を待ち構えていたのは、記者とバレエ団のスカウト達だった。
猛アピールを受ける私は、初めての経験に上手く受け答えができずしどろもどろになっていると、次々やってくる業界関係者達を掻き分けて、父とソフィーがやってきた。
「おお、エルザ! おめでとう!」
「……ありがとうございます」
「どうやら私の審美眼もまだまだだったらしい。母さんの才能を引き継いでいるのはお前の方だったとはな! ソフィーはダメだ。学生コンクールで3位など恥でしかない!」
人の心を何とも思っていない、残酷な言葉。
その言葉にソフィーの顔が強張ったかと思うと、その目からはポロポロと涙がこぼれてゆく。
無理もない。ソフィーは小さい頃から人一倍泣き虫だった。この人の無神経でどこまでも自分勝手な言葉に耐えられるはずがない。
そんなソフィーにも気付かず、仰々しく腕を広げた父がツバを飛ばしながら言う。
「さあ、これからの予定を話そうじゃないか! 私ならお前をプリンシパルに育て上げる事ができる!」
この人は、ずっとお母さんの幻影を追いかけている。
暗闇の中、少しでもお母さんの気配がする方へと彷徨い続ける亡者。
元からそういう人だったのか、それとも愛する者を失って変わってしまったのかは、もう分からない。
だけど、私は私。お母さんじゃない。誰かの代わりなんて、誰にもできはしない。
『父』と決別する未来を想像する。
うん。寂しさなんてもう感じない。
私は一度だけ大きく息を吐くと、思い切り父の頬を引っ叩いて叫んだ。
「いい加減にしてっ! 私たちはあなたの人形じゃないわ! 私は、私の道を歩く!」
呆然とする父と、どよめく関係者を無視して、ソフィーの元へと歩み寄る。頬を伝う涙を拭い抱きしめながら、あやすように話しかける。
「ソフィーの演技、とっても上手だった。でも、ソフィーのバレエじゃなかった。お母さんの真似はもういいの。あなたも自分の道を見つけなくちゃ」
その目からは堰を切ったかのように涙がとめどなくあふれ出す。姉の胸の中でその名を何度も呼びながら彼女は泣いた。
涙を流しながら何度も頷くソフィーに手を振り、私は会場を後にする。
心配いらないよ、ソフィー。私たちは、きっともう大丈夫。
これが、私たちの始まりなんだ――。
会場からその足でスタジオに寄ると、アルベルトと生徒達から盛大に祝福を受けた。
本番までずっと控えていたお菓子を思いきり食べて、大声で笑った。
珍しくはしゃぐ私を、アルベルトは優しく見守ってくれる。
散々だったこれまでの人生。いえ、もしかしたらこれからの人生の中でも。
この日が最高だったと言えるくらい、幸せな瞬間だった。
あれから、私はとある名門バレエ団に所属する事になり、あちこちの舞台を駆け回る忙しい毎日を過ごしていた。
公演を重ねるうちに私の踊りは評価され、新人としては奇跡といえる準主役級の役をもらう事ができた。
そんな大事な舞台の初日。
アルベルトは突如、天国へと旅立った。
心臓の病が悪化した彼は、病院に搬送されたものの、医師が処置を施すのも待たずに静かに息を引き取ったそうだ。
その後、近しい人だけで行われた葬儀の場で、私は初めて知る事になる。
アルベルトがアカデミーにやってきたあの日、すでに彼は自分の命があと僅かだと知っていた事。
あの日はアカデミーの関係者に、その旨を伝えるための挨拶に行こうとしていた事。
私を見つけて、その予定を取りやめた事を。
きっと、私の踊りに影響が出ると思って……。だから、ずっと言わなかったんだろう、アルベルトはそういう人だ。
めまいがするほど忙しい毎日に、私は救われていた。
あまりにあっけなさすぎるアルベルトの死を受け止めきれず、頭の中の隅っこの一部だけモヤがかかったような日々だった。
スタジオの扉を開けたら、いつものあの笑顔が私を迎え入れてくれる。
そんな瞬間は二度と訪れないのだという現実を、忙しさが忘れさせてくれた。
それから数ヶ月が経った。僅かな休みをもらって久々にアカデミーの寮に帰ってきた私は、荷物をまとめている。寮に残していた細々とした私物をバッグにしまいながら、色々なことを思い出す。
楽しい思い出よりも、どちらかといえば苦い思い出の方が多いこの部屋。でも、今なら笑ってお別れできる。
部屋を空っぽにしたのを確認すると、ボストンバッグを肩に掛けて急いで寮の玄関に向かう。次の公演先の国へのフライト時間は、刻一刻と迫っている。
急ぎ足で玄関を出ようとした所で、私は管理人さんに呼び止められた。
話を聞けば、私宛の手紙が一通だけ残っていたというのだ。
管理人さんからそれを受け取ると、私は急ぎ通りに出てからタクシーに乗り込む。行き先は空港だと運転手さんに伝えると、私はようやく一息ついて背もたれに体を預けた。
しばらくぼんやりと外の景色を眺めてから、思い出したように先ほど渡された手紙を開く。
《やあ、エルザ》
見覚えのある便箋。見覚えのある文字。
慌てて体を起こすと、目を見開いて続きを読む。
《招待チケット、ありがとう。
こんなに早く大舞台のチャンスを掴むなんて、僕の想像以上だよ。
必ず会場に駆けつけて、君の勇姿を見届けさせてもらうよ。
わざわざこうして手紙を書いたのは、君へのレッスンがまだ終わっていない事を思い出したからなんだ。
僕から教えられるのは、これで最後だからよく覚えておいてほしい。
ラストレッスン。
初心を忘れずに。踊りは気持ちを込めてこそ。
君にはもう必要のない言葉だったかな。
それじゃあ、舞台を楽しみにしてるよ。
未来のプリンシパルへ。アルベルトより》
「本当に……あなたは優しい人……」
必死に堪えても涙が後から後から溢れ出して、文字のインクを滲ませてゆく。
手紙が入っていた封筒の消印には、アルベルトが亡くなる数日前の刻印が押してある。
途端にアルベルトの死が、目を背ける事のできない現実だと分からされて、私は嗚咽を漏らしてしまう。
――嘘つき。嘘は言わない主義だって言ったくせに。
どうしたのかと心配してくれる運転手さんに、どうにか大丈夫と一言だけ告げてから、深く深呼吸をする。
手紙を胸に抱いて、私は思う。
きっとこの先、辛い事や苦しい事がたくさん訪れるのだろう。
でも、何があっても私は踊り続けたい。
私の踊りには、お母さんとアルベルトが生きている。
受け継いだものを、さらに先に進めるために私ができること……それは、たったひとつ。
アルベルトからの手紙を、お母さんの手紙を入れているファイルに大切に仕舞った。
気付けば窓の外、空を疾る飛行機がずいぶん大きく見える。
空港はすぐそこだ。
飛び立つ準備は、もうできている。
チュウニズム大戦
レーベル | 難易度 | スコア | |
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スキル名/効果/備考 | |||
●リレイ | EXPERT | 0 / 350 / 700 | |
レーベルターボ(♥●■♣チェイン) | |||
自分と次のプレイヤーは、出すカードが♥、●、 ■、♣でCOMBOした時、CHAINとなる。 | |||
備考:♥グミン/●リレイ/■メタヴ/♣イロド |
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チュウニズムな名無し
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チュウニズムな名無し
142021年11月25日 23:04 ID:abqzd382正直宍戸さんのストーリーをも超える神作だと思ってる
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チュウニズムな名無し
132021年07月24日 19:59 ID:c4t0x3nzこれ見て感動した人は収録されてるCDすぐ買おう
開いたら泣くから
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チュウニズムな名無し
122021年01月28日 01:53 ID:tfecxdqyPARADISE稼働時点で恐らく一番初心者向けの汎用スキル所有者だが、
課題曲がBASICでもノルマ5本要求されるという…。
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チュウニズムな名無し
112020年12月12日 08:48 ID:df8rkvvjストーリー全部読んだときは我慢できたけど、タイトルを1から読み直したら我慢できなかった
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チュウニズムな名無し
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チュウニズムな名無し
92020年09月17日 12:48 ID:juchchrqこれ、ストーリーのタイトルの「」内の文章、エルザとアルベルトの文通になってるのか・・・?
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チュウニズムな名無し
82020年09月07日 19:50 ID:ll25g9yuストーリーで泣いた。
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チュウニズムな名無し
72020年09月01日 21:25 ID:l51h3h6l職業の欄で「どうせ」とか言わないで
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チュウニズムな名無し
62020年08月25日 10:39 ID:hbtrrh5vコレ手に入れる為にホストを…
2と3番目逆にして欲しかった