黄精枸杞牛尾湯・物語

一　初志貫徹・壹

◆主人公【男性】の場合◆

（逆の場合の差分は募集中）

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金玉満堂

「やだやだ～食べたくない！」

「飴がいい！飴だって食べ物なんだから、それだけでもお腹いっぱいになれるもん～！」

選択肢

どうかしたの？？

エビチリ

「小満堂がご飯を食べたくないから、さっきからずっと鵠羹に飴をねだっているさ！」

飴ばっかりじゃ虫歯になっちゃうよ。

金玉満堂

「ならないよ！ぼくは金秋願林（きんしゅうがんりん）のボスなんだぞ！ぼくがいちばんえらいの！」

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みんなが金玉満堂のわがままに困り果てていると、黄精枸杞牛尾湯が騒ぎを聞きつけて飛んできた。

餃子

「あいや～、来てくれたんだねぇ」

黄精枸杞牛尾湯

「うん、キミからメールを受け取った直後にすぐ飛んできたんだ」

黄精枸杞牛尾湯は飴を掴んだまま、頬を膨らませて怒っている金玉満堂の傍に歩み寄った。

黄精枸杞牛尾湯

「なぜ飴ばかり食べて、ご飯食べないのか？」

金玉満堂

「ご飯なんて味が全然しないんだもん、飴が一番おいしいんだ！」

黄精枸杞牛尾湯

「俺も以前、キミと同じように飴が大好きな子供を見たことがある」

金玉満堂

「そいつはなかなか目が利くね！」

黄精枸杞牛尾湯

「だがアイツの歯は飴の怪物によって食べられてしまった。二度と飴が食えなくなったばかりか、夜になると飴の怪物が子分の虫歯を連れて来るものだから、痛くて一睡もできなくなってしまったんだ」

金玉満堂

「き……きみ、ぼくをおどかすなよ！」

黄精枸杞牛尾湯

「俺は子供を騙すようなことはしない、比喩を使っているだけだ」

「その後、アイツの歯はすっかり無くなって、歯のない子供になってしまったんだ」

金玉満堂

「うわわわわわ、いやだよ！！ぼくの歯がなくなっちゃうなんて！！！」

金玉満堂は大声で泣きながら食事をすると言い始めた。鵠羹がご飯をよそって彼に渡すと、彼は涙ぐみながらそのご飯を口に入れた。黄精枸杞牛尾湯はみんなからの尊敬の眼差しを受けながら、脇へと引っ張られた。

選択肢

満堂に本当の話をするなんて。

黄精枸杞牛尾湯

「俺は子供に嘘を吐いたことはない、彼らは幼いだけで、一つ一つの出来事はしっかり覚えているからな」

「もし俺があいつを騙したりしたら、あいつの俺に対する信頼は大幅に下がって、二度と俺のことを信用してくれなくなるだろう。だから泣いていたって、おだててばかりじゃダメなんだ」

どうしよう、満堂泣いちゃったよ。

黄精枸杞牛尾湯

「みんなはこれまで、あやしたりおだてたりするやり方で満堂に食事させて来た。聞き分けの良い子供相手なら、そのやり方も有効だろうが」

そう言いながら、彼はこっそりと近くの金玉満堂を一瞥した。

黄精枸杞牛尾湯

「だが小満堂の……性格が少し特別だからな。騒げば騒ぐほど、アイツは意固地になるだけだ。だからアイツが泣いていても、おだてるだけじゃダメなんだよ」

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「ただ……泣き止ませることもしないとな」

黄精枸杞牛尾湯は金玉満堂の傍に戻った。

黄精枸杞牛尾湯

「今、飴の怪物と話をつけて来たぞ」

金玉満堂

「え？　今なんて……？」

黄精枸杞牛尾湯

「お前がちゃんと食事をして、ちゃんと歯の手入れをしていれば、子分の虫歯を寄越すことはしないそうだ」

「それから贈り物もあずかって来た――歯ブラシと歯磨き粉が組み合わさった旋風剣だ。これがあれば、虫歯どもだってお前に近づこうとはしないはずだ」

金玉満堂

「ほんとか？う……じゃあぼく、しっかり食べるしちゃんと歯も磨くよ！」

エビチリ

「わっ！キミやるねぇ！満堂みたいな、こういう……活発な子供を、余裕で説得しちゃうなんてさ！」

黄精枸杞牛尾湯

「なんてことはない。病院にいた時に、似たような性格の患者たちをたくさん見て来たから、相手に合わせた対応方法を学んだだけだ」

エビチリ

「若も僕たちも、キミが病院にいた頃の話を聞きたい。見て！若だって頷いてるでしょ！」

黄精枸杞牛尾湯

「俺や多くの看護師にとって病院で働いている時間というのは、一番誇らしくて有意義な時間なんだ」

看護師甲

「先ほど緊急患者が運ばれて来た、家族の付き添いはいないらしい。痛みのせいで、すでに気を失っていて、彼の入院手続きや身体検査の手伝いに行かなければならない。白くん、一人で大丈夫か？」

黄精枸杞牛尾湯

「安心して任せてください」

看護師甲

「じゃあ頼んだ。いつも助かるよ」

黄精枸杞牛尾湯が病院で化霊して三か月目のことだった。彼は人体と健康に関する優れた知識が認められ、病院に残ることになった。

まだ考査期間中だが、彼はその素晴らしい職務能力ですぐ病院の看護師や患者たちの信頼を得た。

患者甲

「白さん、疲れてるんじゃないかい。顔が真っ青だよ？」

黄精枸杞牛尾湯

「大丈夫です、これは生まれつきだから」

「リハビリ中ですか？だいぶ回復しているようじゃないですか」

患者甲

「みんなが世話してくれたおかげさ。今日診察に来た先生はすぐに退院できるって言ってた。それはそれで残念な気もするがね……」

黄精枸杞牛尾湯は否定するように首を振ると、患者の言葉を遮った。

黄精枸杞牛尾湯

「ここでもう会えないのが一番です」

患者は呆然としてほほえんでいる黄精枸杞牛尾湯を見詰めながら、感謝の気持ちが言葉にまとまらないくらい感動していた。

患者甲

「そう、そうだね……今までずいぶんお世話になったよ」

看護師甲

「白くん、白くん、こっちに来られるのか？」

看護師の呼びかけは遠くから伝わってくると、黄精枸杞牛尾湯は患者に頷いて別れを告げ、急いで声のした方に向かった。

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二　初志貫徹・貳

◆主人公【男性】の場合◆

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そこまで話すと、黄精枸杞牛尾湯はほんの少し笑みをみせた。

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それから何があったの。

黄精枸杞牛尾湯

「俺はある患者と出会ったんだ」

「彼のことを思うと、あんたと初めて会った時のことを思い出すな」

どうして笑ってるの。

黄精枸杞牛尾湯

「俺はただ、初めてキミと出会った時のことを思い出していただけど」

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「あのおじいさんのことまた覚えているか？俺はその時に彼と出会ったんだ」

黄精枸杞牛尾湯が駆けつけた時、看護師のお姉さんが一人の患者を病室へ戻るように説得しているところだった。

看護師甲

「おじいさん、どうして出てきたんですか！あなたはまだベッドから降りられないんですよ！」

おじいさん

「リハビリを……とっととリハビリを済まさんといかんのだ！」

話の途中で、彼は自分の胃の辺りを押さえたまま、後ろに倒れ込もうとした。

黄精枸杞牛尾湯が慌てて彼を受け止め、もう一人の看護師が車いすを持ってきて、おじいさんをそこに座らせた。

看護師甲

「手術だってまだなんですよ！今するべきことは大人しく手術に備えることでしょう！」

黄精枸杞牛尾湯

「おじいさん、医者の言うことを聞かないと、ますます悪くなるだけですよ」

おじいさん

「ふん、知ったことか！悪くなるなら、なればいいんじゃ、どうせ治したいとも思わん！」

「病院のゲートはちゃんと分かっとるんだ、すぐに出て行くからな！」

おじいさんは慣れた様子で車いすを動かし、病院の正面入り口へと向かった。

黄精枸杞牛尾湯は車いすを押さえると、老人が暴れるのを無視して彼を病室へと連れ戻した。

黄精枸杞牛尾湯

「あれが、あなたの話したわがままな患者なんですか？」

看護師甲

「そうなんだ……わがままというより、我々には彼が怯えているようにしか見えないんだけどね」

「年を取るほど、自分の身体が言うことを聞かなくなるのを感じるようになるし、未知の物事に対する恐れも強くなる。それも多くの老人たちが病院に行きたがらない原因でもあるんだ」

黄精枸杞牛尾湯

「分かりました、普段の見回りと問診といった仕事は俺に任せてください」

看護師甲

「君じゃ経験が浅すぎる。様々な患者にうまく対応できるとは思えないが」

黄精枸杞牛尾湯

「だけど、これは俺が学ばないといけないことなんです。大丈夫ですよ」

看護師甲

「そうか……分かった、だけどまずおじいさんに話をしておくよ。突然看護師の顔が変わったんじゃ、予想外の変化に余計に反発するようになるかもしれないからね」

黄精枸杞牛尾湯

「彼が俺のことを嫌うとは思えませんが」

黄精枸杞牛尾湯

「こんにちは、今日の具合はどうですか？」

おじいさん

「なんだなんだ、あの人の話を聞かん小僧じゃないか！ワシだってお前の話なんぞ聞かんからな！」

黄精枸杞牛尾湯

「……それはそうと、今日の具合は？」

おじいさん

「……いつもと同じだ！」

黄精枸杞牛尾湯

「分かりました。それじゃ薬を変えさせていただきますよ」

おじいさん

「自分でやれる！前の看護師から教わった！」

黄精枸杞牛尾湯は何も言わず、無言で彼を見詰めていた。老人はしばらく見詰められてから、根負けしたのか大人しくベッドで横になった。

おじいさん

「おい……小僧、お前たち、ワシのことわがままでうるさいって思ってるだろ……」

黄精枸杞牛尾湯はこちらに話しかけていながら、わざと背を向けているおじいさんを見て、何か察したようだ。

黄精枸杞牛尾湯

「そんなことはありません。病や苦痛に対する恐れは誰にでもあります。それにあなたは俺たちによく協力してくれたじゃないですか。俺が薬を換えに来た時でも、あなた拒絶したりしないし」

「逃げると言っても、毎回散歩で外出する時を選んでいるし、薬を換えたり、薬を飲む時だってあなたが拒絶してみせるのは言葉の上だけです」

「むしろ、俺はあなたに強がって欲しくないです。痛みのあまり冷や汗が流れるような時に、俺たちに迷惑じゃないかと思って、一人で我慢するようなことはして欲しくないのです」

おじいさん

「全部知っていたのか……お前たちはものすごく忙しいからな。ワシが迷惑をかけたら、お前たちがこの厄介な老いぼれを見放すんじゃないかと考えてしまうんだ」

「もしお前さんを見た瞬間、親しみを感じることがなければ、ワシも恥ずかしくて言えなかっただろう……まるで子供だな」

黄精枸杞牛尾湯は真剣に首を振った。

選択肢

恥ずかしいなんて思う必要はありません。

黄精枸杞牛尾湯

「みんなを守り、みんなの身体が病による苦痛に襲われないようにすると、それは俺にとってずっと変わらない、職責ですから」

俺はあなたに感謝しないといけないんです。

黄精枸杞牛尾湯

「あなたの手伝いをする中で、俺にも段々分かって来たんです。患者の支援をするには、健康に関する知識だけでなく、彼らの身体状況や、その気持ちに関心を持つことが、もっと重要ってことを」

「俺たちは患者たちの不安を解いて、病に対抗する意志と信頼感を強めることで、患者たちにより積極的に治療に協力してもらうことができるんです」

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「俺のことを信じてください、俺もみんなも、あなたの健康回復のために、必ず全力で取り組みます」

「あなたの身体が病に対抗できるように、俺たちに協力してくれますか？」

おじいさん

「その程度のこと、ワシにとっては朝飯前だ！」

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三　初志貫徹・参

◆主人公【男性】の場合◆

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おじいさん

「どうすればいいんじゃ、明日は手術なのに、どうすれば！」

黄精枸杞牛尾湯

「あなたの主治医の話しを聞いてきましたよ。どうやら、彼の手術経験は非常に豊富で、今回のような手術少なくはないですよ」

おじいさん

「本当か？手術はきっと成功できるんだろな！」

黄精枸杞牛尾湯

「⋯そのはずです。まずこの手術に関する同意書にサインをしてください」

おじいさん

「何これ？」

黄精枸杞牛尾湯

「これから説明するので、良く聞いていてください」

おじいさん

「ふむふむ」

黄精枸杞牛尾湯

「手術には一定のリスクが共い、手術中と手術後にも危険状態が発声する可能性があります。つきましては、その危険性について詳しく説明します⋯⋯」

おじいさん

「⋯⋯そんなことは言っておらんかったじゃないか！」

黄精枸杞牛尾湯

「⋯⋯心配しないでください」

黄精枸杞牛尾湯は老人の目をじっと見つめた。その優しく、強い意志を感じさせる目に、老人は平静さを取り戻した。

選択肢

自分自身と俺たちのことを信じてください。

おじいさん

「ワシはもちろんお前たちを信じておる。こんなわがままなワシを、見捨てないでくれたのだからな⋯」

「ワシも自分を信じたい、だがこんな身勝手な年寄りに何ができるというのか⋯⋯」

黄精枸杞牛尾湯

「あなたの細胞一つーつがあなたのために頑張っているんです。あなた自身の努力と協力がなければ、あなたの病だってこんなに早く回復するはずがありません」

俺たちは全員、全力を尽くします。

おじいさん

「こんなわがままなのに、お前らはワシを嫌ったりしないのか⋯⋯」

「このような滅茶苦茶な生活、全部ワシの自業自得だ。まさか、こんな時に、お前らような若者がワシに手を貸してくれるなんて」

黄精枸杞牛尾湯

「あなた自身の努力もあります。あなたが差し伸べられた手をしっかりと掴むことで、あなた自身を救うのです」

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おじいさん

「ああ⋯⋯分かった」

「これからも、一緒に頑張りましょう」

黄精枸杞牛尾湯がそこまで話した時、みんなの顔には感動の色が浮かんでいた。

金玉満堂

「ううう、ぼくもう好き勝手食べて、自分の身体にめいわくをかけたりしないぞ」

「きみにも、屠蘇お兄ちゃんにも、餃子お兄ちゃんにも謝る！それから⋯⋯自分の身体にも謝るよ！」

選択肢

大したものだね。

黄精枸杞牛尾湯

「その感謝の言葉、いただきました。俺を含めて看護師たちはみな、患者を守るために自らの時間、体力を費やし、心血を注いでいるんだ⋯⋯」

「彼らはみな、平凡でありながら偉大なんだ」

おじいさんの手術はどうだったの。

黄精枸杞牛尾湯

「手術の準備は整えて、経験豊富な主治医のおかげで、手術は順調だった」

「術後の回復に至っては、あなたのおかげでもありましたからね？」

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黄精枸杞牛尾湯

「おじいさんが術後に回復しつつあるのと同時期に、俺も考査期間を終えましたよ」

エビチリ

「キミたち、彼らが働いているところを見たことないでしょ！めっちゃカッコいいんだから！ああ、僕もあんな風にカッコいい、漫画の主人公みたいになりたいなぁ！」

普茶料理

「自分がこうと決めた道でひたすら精進を続ける、確かに並大抵のことじゃないですね」

黄精枸杞牛尾湯

「俺が仕事をしているところが見たいのか？」

エビチリ

「見たい！待って、どうして突然笑い出したのさ？」

普茶料理

「やはり私がよく知っている笑顔ですね」

黄精枸杞牛尾湯

「数日後に病院で無料問診が行われるんだが、ボランティアの人数がすこし足りない⋯」

エビチリ

「いいことを聞いた！原稿をあげたところで、ちょうど時間があるから！」

普茶料理

「若も頷いておられますね。そのような善行であれば、その仕事、私ももちろん喜んで引き受けますよ」

黄精枸杞牛尾湯

「みなさん押さないで、列を作って順番に診察を受けてください」

エビチリ

「すごいね！こんなたくさんの人たちがきちんと並んでるなんて！」

おばあさん

「若者よ、あんたさんのところではあの万能薬は売ってるかい？」

黄精枸杞牛尾湯

「万能薬?」

おばあさん

「そうさ、この前、街ですごい医者に会ってね。万能薬とかいって、万病に効く薬を売ってたんだ。わたしは高くて変えなかったけど、あんたさんびとこから安く買えないかと思ってね」

黄精枸杞牛尾湯

「この世にそんな万病に効く薬なんてものはありませんよ。薬とはそれぞれの症状に合わせて処方されるものなんです。きっと詐欺にでも遭ったんでしょう」

女の子

「お兄ちゃん、私のパパが風邪を引いたから、お札を貰って来てって言われたの。だけど先生は、病気の時はお医者さんに見てもらいなさいって言ってたんだ」

黄精枸杞牛尾湯

「よく分かってるな、その通りだ。病気は医者に診てもらう。このパンフレットをお父さんに見せて、俺たちの病院に来るように伝えてくれ」

男の子

「お兄ちゃんお兄ちゃん⋯⋯」

黄精枸杞牛尾湯

「ふう⋯⋯休憩時間だな」

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あなたは本当にすごいね。

黄精枸杞牛尾湯

「信念のために努力して前に進み続けることで、俺たちはもっと強くなれるんだ」

おつかれさま。

黄精枸杞牛尾湯

「信念があるから、疲れを感じることはないさ」

「空桑の巡回、健康に関する知識の宣伝、それも苦痛からみんなを守るためだからな」

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黄精枸杞牛尾湯

「キミだってそうじゃないか？「仲間を守りたい」という信念のために、毎日頑張ってるじゃないか」

「俺はみんなを守るために生まれ、その信念を貫きながら生きている。天地がひっくり返ろうが、俺の意志が揺らぐことは決してないさ」

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