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戯曲のフォルネウス

最終更新日時 :
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作成者: ゲストユーザー
最終更新者: ゲストユーザー


Illustrator:穂嶋


名前フォルネウス
年齢19歳
職業(表)サーカスで人気者のピエロ「OZ」
職業(裏)暗殺者

イベントinclude:開催日(ガチャ30)


表向きでは人気者のピエロであるが、その裏では凄腕の暗殺者として暗躍する青年。

スキル

RANKスキル
1今わの際
5
10
15



  • 今わの際 [HARD]
  • ゲージがライフ制になるタイプのスキル。完走で6本が保証され、GRADEが高ければ7本も不可能ではなくなる。
    このタイプのスキルでは数少ない汎用で、人形の惨劇よりかなりローリスクであるため、ノルマ6本の課題曲クリアの対策に有効。
  • 筐体内の入手方法(2021/8/5時点):
  • 筐体内では入手できない。
  • STAR ep.Vマップ5のマップボーナス(+1、G.O.D/魔縁であれば合わせて+3)に名指しで指定されていた。
プレイ環境と最大GRADEの関係
プレイ環境最大
開始時期ガチャ
PARADISE×
(2021/8/5~)
無し×
あり+1
PARADISE
(~2021/8/4)
無し
あり+9
CRYSTAL無し+1
あり+9
AMAZON+以前
GRADE効果
▼以降はCARD MAKERで入手するキャラが必要
共通ゲージ上昇DOWN (10%)
MISS時のダメージ増加 (150%)
ゲージ0で強制終了
初期値ゲーム開始時 +6000/終了時 +112500
+1〃 /〃 +113000
▼以降はCARD MAKERで入手するキャラが必要
(2021/8/5以降では未登場)
+2〃 /〃 +113500
+3〃 /〃 +114000
+4〃 /〃 +114500
+5〃 /〃 +115000
+6〃 /〃 +115500
+7〃 /〃 +116000
+8〃 /〃 +116500
+9〃 /〃 +117000
理論値:125000(6本+23000/24k)[+1]
理論値:129000(7本+3000/26k)[+9]

所有キャラ【 フォルネウス / G.O.D/魔縁 / 混沌の巨人(1,5)

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ランクテーブル

12345
スキルEp.1Ep.2Ep.3スキル
678910
Ep.4Ep.5Ep.6Ep.7スキル
1112131415
Ep.8Ep.9Ep.10Ep.11スキル
1617181920
-----
2122232425
----スキル
~50
スキル
~100
スキル

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STORY

EPISODE1 フォルネウスという男「オレの名はフォルネウス。ありきたりな戦争孤児さ。別に過去は気にしちゃいないですよ? アハ!」

 かつて世界中が炎で包まれた大規模な戦争があった。

 大人も子供も、全てが哀しみ苦しんだ。

 誰も彼もが不幸だった。不幸なのが普通であった。

 そんな時代のある小国。

 対立を続ける大国に挟まれ、戦争が終わるまで蹂躙され、戦争が終わった後も翻弄され続けたそんな小さな国。

 焦土と化した大地には、建物の瓦礫、戦車の破片、武器と人の欠片が、あちらこちらに転がっている。

 そこに1人の少年が座り込んでいた。

 「……お兄ちゃん。お願い……目を開けてよ」

 少年の傍らには、少し年上の少年の黒焦げの亡骸が転がっていた。

 少年は戦争で親を失い、目の前で友を失い、そして今、最後の心の拠り所となっていた兄すらも失った。

 「お兄ちゃん……僕を1人にしないで」

 少年は兄の形見となったサックスを抱え、煤で汚れた頬を洗うように涙を流す。

 少年は、しばらく兄の亡骸にしがみついていたが、やがてゆっくりと立ち上がる。

 「……これは夢だ。こんな辛いことが現実な訳ないよ」

 少年は笑っていた。泣きながら朗らかな笑みを浮かべていた。それは正気を失った者が浮かべる笑みだった。

 彼はこの時代のどこにでもいるような不幸な少年だったが、これより誰よりも幸せな少年となる。

 夢の中に生きる少年の名は『フォルネウス』。

EPISODE2 ピエロのOZ「大人になったオレはサーカス団のピエロになった。自分で言うのもなんだけど結構人気者なんですよ?」

 フォルネウスが大人になる頃には戦争は終わり、世界は平和になって急速に『幸せ』が広がっていった。


 そんな世界でフォルネウスが選んだのはサーカスの『ピエロ』という職業だった。

 世界が貪欲に『幸せ』と『快楽』を求める今、サーカスという存在は世界中で人気者になっていた。

 「さぁ! 楽しい楽しいサーカスがやってきたよ! 魅惑のひと時、夢のような世界にご案内しよう!」

 ピエロのメイクをしたフォルネウスがテントの入り口で陽気な声を挙げる。

 そんな彼の呼び声につられ、今日もまた多くの客がサーカスにやってきた。

 「『OZ』のパフォーマンスは本当に凄いね。間違いなく君はこのサーカスで1番のクラウンだ」

 「いやー、照れちゃうなぁ~!」

 『OZ』というのはフォルネウスのピエロ……。クラウンとしての芸名だ。

 彼はこのサーカス団の花形クラウンで、その技術と明るい性格から他の団員たちにも慕われていた。

 「OZは子供の頃……その、大変だったんでしょう?それなのに、こうやって乗り越えて、明るく振る舞えるなんてすごいよ」

 「そーんな! 大したことないですよぉ!……だって、どうせ夢の中の出来事なんだし?」

 「えっ……? 夢?」

 「おっと! すみません。オレ、ちょっと約束がありまして……これで失礼します」

 フォルネウスはそう言うと、釈然としない様子の団員を置いて、楽屋を出ていった。

EPISODE3 闇の道化師「オレのもう一つの顔は暗殺者……闇の道化師さ!命が消えるときって美しいと思いません? アハ!」

 楽屋から出ていったフォルネウスは、サーカス団の所有するトレーラーの中に入っていく。

 するとカーテンが閉め切られた暗いトレーラーの奥では1人の男が灯りも点けずに彼を待っていた。

 「……フォルネウス。仕事だ」

 「へぇ、仕事……それって『どっち』の?」

 「『闇の道化師』としてのお前の仕事だよ」

 フォルネウスの裏の顔。それは暗殺者だった。

 普通の団員は知らぬことだが、フォルネウスが所属するサーカスのごく一部の団員は、こうして裏の仕事を担っていた。

 中でもフォルネウスは、始末したターゲットの顔に泣き笑いのピエロの仮面を被せることから『闇の道化師』と呼ばれ、恐れられている凄腕の暗殺者だった。


 フォルネウスにとってサーカスで子供を楽しませるのも、誰かの命を奪うのも、等しく夢の世界の出来事に過ぎない。

 (フワフワとしてるんだよね……何もかも。実感がないんだ。ま、夢の中だから仕方がないけどね)

 そんな彼が唯一『生きている』と感じられるのは、殺しの瞬間だけだった。

 フォルネウスはこの世に生きる全ての命を『美しい』と感じていて、その煌めきを刈り取る瞬間だけ、自分が生きている喜びを得ることのできる男だった。

 「フフフ……今度のヤマはどんななの?また綺麗な瞬間を味わえるのかな?」

 「ああ……きっとお前も満足できるだろう」


 男の言葉を聞くと、フォルネウスは暗く嗤った。

EPISODE4 KOBへのいざない「今度の依頼はKOBっつー音の祭典ですか。ふぅ~ん。大きいヤマですね、ゾクゾクするよ!」

 「それでは依頼の内容を聞かせてもらいましょうか?オレは何を殺せばいいんです?」

 「……フォルネウス、お前とこのサーカス団には『KOB』に参加してもらう」

 「KOB……聞いたことがありますね。確か……」


 KOB……『KING OF BAND』は世界中から腕利きのバンドマンや音楽家が集められ、己の技量を競い合う音の祭典だ。

 求められるのは純粋な『音』の力のみであり、『己の音が最強である』という強い自負がある者たちが繰り広げるサバイバルフェスなのだ。


 「……随分荒っぽいフェスだけど世界中のバンドマンが参加するのを夢見てるって祭典みたいですね?」

 「ああ。そしてそのバンドマンたちの闘いを観戦するために世界中からVIPがやってくるのも有名な話だ」

 「なるほど。今回の狙いはそのVIPの方々ですか」

 「そういうことだ……フォルネウス。このサーカス団は余興担当としてKOBに招待されることになっている。お前は表向きはピエロとしていつも通りに芸を振るえ」

 「そして何食わぬ顔で標的に近付き、殺せ、と」

 「そうだ。会場は豪華客船……すぐに行方をくらますことはできない。くれぐれも行動には注意しろ」

 「はいはい。りょーかいです!……それじゃ標的の詳細な資料をいただきましょうか」

 フォルネウスはコーディネーターの男から資料を受け取ると、これから起こる祭りが待ちきれず笑みをこぼした。

 (KOBか……世界中のVIPとSPを相手にできるチャンス、フフフ。ゾクゾクするよ!)

EPISODE5 OZの暗躍「はぁ~い★ お客さん、楽しんでますぅ~?これを飲んでリラックスしてください……永遠にね」

 (ここがKOBの会場の豪華客船か……船っていうか、1つの街だね。こりゃあ)

 船内にはカジノやナイトクラブ、遊園地やプールなどの娯楽施設や、カフェやショッピングモール……挙句の果てにはゴルフ場やオペラ座までもが完備されていた。

 乗組員と旅客人数を合わせて約1万人が収容可能なこの船は、今はKOBの参加者と観客のみの貸し切りとなっている。

 初日はKOBの開会式、そしてそれを祝うパーティーがメインのようだ。

 フォルネウスたちサーカス団はそのパーティーでパフォーマンスを披露していた。

 (ん? あれはターゲットの1人のジャパニーズ・ギャング? ……ちょうどいいや!)

 フォルネウスは、たまたまバーで酒を飲んでいた若い男とその取り巻きに陽気な足取りで近付く。

 「はぁ~い★ お客さん、楽しんでますぅ~?」

 「なんだッ!? てめえはッ!?」

 ジャパニーズ・ギャングは突然現れたピエロに警戒心をむき出しにしていたが、フォルネウスが正式なサーカス団の一員だと知ると、乱暴に彼を追い払おうとした。

 「おっと……つれないなぁ!」

 フォルネウスはよろけた振りをして、ターゲットに近付くと、素早く手元に仕込んでおいた無色透明の毒薬を彼のグラスに入れた。

 これから数時間後、ターゲットは心臓発作とよく似た症状で死亡するだろう。万が一、失敗したとしてもまた別の方法で殺せばいいだけだ。

 フォルネウスは次の獲物を求めて早々にその場を立ち去った。

EPISODE6 退屈な道化師「あ~あ。もっとオレをゾクゾクさせてくれる獲物はいませんかね? ん……これはファンからの花束?」

 最初のジャパニーズ・ギャングを皮切りに、フォルネウスは次々とターゲットを始末していった。


 悪徳宝石商『ザマス』、武器商人として世界的に有名な『アーム』、人身売買のコーディネーター『ゾーキィ』……ターゲットはいわゆる『悪人』だけではない。恐らく中には『善人』もいるのだろう。だが、そんなことはフォルネウスには関係ない。


 (命の花がパッと散る瞬間の美しさ……煌めき……それをもっと味わいたい!)


 いつもフォルネウスの願いはあまりにも早く叶い過ぎてしまう。彼は暗殺はスマート過ぎるのだ。

 KOB開催3週間目にして、フォルネウスは全てのターゲットを始末し終えてしまっていた。

 今頃メインステージではKOBの決勝戦が繰り広げられている予定だ。だが己の技を他者と競い合うという大会は、孤高の暗殺者であるフォルネウスには、興味がないことだった。


 (ああ……つまらない。オレはもっともっともっと人の温かさと触れ合っていたいのにっ!)

 フォルネウスは、ままならない想いを抱えて用意された自分の個室へと戻っていった。


 「ふぅ……ん? なんだろう? この花束は?……ファンのものかな?」

 フォルネウスはテーブルの上に置いてあった鮮血のように赤い花束に手を伸ばした。

EPISODE7 ターゲットはG.O.D「決して殺せず、見つけられない男。神にも等しい男の暗殺か……楽しそうですねぇッ! アハッ!」

 サーカスの花形スターであるフォルネウスにファンからのプレゼントが届くのは珍しいことではない。

 一瞬フォルネウスは、いつものようにプレゼントが届いたのかと思ったのだが、彼の勘がそうではないと告げていた。

 (なんだ……この感じ。子供の頃、よく感じていたような……)

 それはある気配だった。いつもの暗殺では感じたことのない『恐怖』『絶望』そして『禍々しさ』……。

 目の前の花束からは、圧倒的な『死』の気配が漂っていた。


 (ンフフフ……この懐かしい感じ。心が騒ぐよ!愛おしいと言ってもいいかもしれない)


 フォルネウスは躊躇せず花束を手に取った。

 そこには1通の封筒が添えられている。

 『WELCOME』という文から始まるその手紙は、花束と同じ深紅の色のインクで綴られていた。

 どうやら仕事の依頼のようだ。


 (決して殺せず、見つけられない男。神にも等しい力を持つ男の暗殺ね……楽しそうだなぁッ!)


 フォルネウスは舌なめずりをすると、『趣味』で依頼を受けることにした。


 (ターゲットの名前は『G.O.D』……ククク。待っていてくださいよッ! 今オレが貴方の元に向かいますからねぇ~ッ!)

EPISODE8 殺戮のパレード「ライトに照らされ輝く血! 素晴らしいッ!こんなショーは初めてだ! アハハハァッー!」

 フォルネウスは愛用のサックスを十分に手入れする。このサックスは幼き日に、かつて兄が使っていたものであり、彼の形見となった品だ。

 今ではすっかりフォルネウスの手に馴染むようになったサックスは改造が施されており、普通の演奏をすることも可能だが、音の衝撃でターゲットを死に至らしめる『闇の道化師』の必殺武器となっていた。


 「さぁ……It’s Show Time!」

 フォルネウスは意気揚々と狩りを開始した。


 「アハハーッ! 貴方がG.O.Dですか? そうでなくても死んでくださぁぁ~~いッ♪」

 フォルネウスはめぼしい男を見つけると、次々に殺していった。今の彼はもはや自分の殺しを隠そうともしていない。血の匂いに酔い、かつてない興奮が彼の身体を包んでいた。

 「ああッ! すごいッ! こんな楽しいショーは初めてだッ! なんて心地いいんだろうッ!」

 ライトに照らされ輝く血の赤、飛び散る桃色の肉……ターゲットの怯え、喉から振り絞るような叫び声と、サックスの歌声は極上のアンサンブルだ。


 「アハハハハァーーッ! どこにいるんですかッ! G.O.D! 隠れていないで出てきてくださいよォーーッ!」

 フォルネウスは血の河と屍の山を築き上げながら豪華客船を進んだ。

EPISODE9 煉獄のような男との出会い「ンフフフゥ……貴方がターゲットですねぇ?オレには分かる。殺し屋の勘ってやつですよ」

 めぼしい奴も、怪しい奴も、少しでも殺気を感じさせた相手の命を尽く葬ったフォルネウス。

 だがそれでもターゲットのG.O.Dは見つからない。


 (……これは一体どういうことでしょうねぇ?)

 血に酔い、欲望の赴くままに殺しを続けていたフォルネウスだったが、流石は一流の暗殺者。

 異変に気付くと瞬間的にクールダウンする。

 (『闇』の匂いのする人間は全て葬ったはず……。オレの力に怯え、どこかに隠れているんでしょうか?)


 そんなことを考えていたフォルネウスだったが、突然脊髄に氷を入れられたような悪寒がして、すぐさま後ろを振り返った。

 するとフォルネウスの視線の先には、いつの間にか1人の男が佇んでいた。


 (なんだッ!? この男の気配はッ!? この禍々しさ……とても人間のものとは思えないッ! そうこれはまるで……)

 闇の炎を塗り固めたかのような……。『煉獄』のような男。その男を一目見て、フォルネウスは本能的に理解した。


 「……貴方がG.O.D、ですね?」


 フォルネウスの言葉を聞くと、煉獄の男は底なし沼に似た瞳を僅かに細めて頷いた。

EPISODE10 人生という演目の終わり「アハッ……闇の道化師と謳われたオレの力も通じませんか。実に貴方はいい観客でしたよ……」

 男は地獄の底から響くような声で笑った。

 「……ここに至るまでに多くの血と供物を捧げてくれたようだな、フォルネウスよ。流石は『闇の道化師』と謳われた男……私も依頼した甲斐があるというもの」

 「『依頼した甲斐がある』? ……ってことは、貴方は自分自身の殺しをオレに依頼したって言うんですか? ……イカレてますよ」

 煉獄のような男の言葉を聞いたフォルネウスは口の端を吊り上げた。

 「でもね、オレはますます貴方のことが気に入りました。それにイカレ具合ならオレだって負けてませんよ……その命ッ! この手で刈り取らせてもらいましょうかッ!」

 フォルネウスは目の前の男に向かって曲芸用のナイフを一気に投げつけた。

 だがナイフは男に刺さる前に全てドロドロに溶けてしまった。

 「なッ!? ……それならこれでどうですかッ!」

 フォルネウスはサックスによる必殺の音撃を発したが、男はそよ風に吹かれるような顔でそれを全て受け流した。


 「オレの音が全く効かない……だとッ!?」

 「それで終わりか? ……ならば次はこちらの番だ」

 男が手にしたギターを掻き鳴らすと、影から炎を帯びた無数の棘が生まれ、フォルネウスに襲い掛かった!


 「がぁッ!?」

 いくつかの棘はフォルネウスの身体を貫く。身体に刻まれた痕からは、すでに致命傷となっていることが窺えた。

EPISODE11 続く悪夢「ああ……これでようやくオレの夢も終わります。目が覚めたら……きっとお兄ちゃんに会えるよね?」

 身体から血が流れ、命の灯が消えようとしている中、フォルネウスの心は穏やかだった。

 「アハッ……闇の道化師と謳われたオレの力が全く通じないとはね。実に貴方はいい観客でしたよ……。『人生』という演目の最後の客が貴方で良かった」

 放っておけば自分の命はあと10分と持たないだろう。それとも目の前の男によって消される方が先だろうか?

 フォルネウスが己の幕引きを予感していると、突如轟音と光に辺りが包まれる!

 どうやら船の機関部か燃料庫が爆発を起こしたらしい。

 海上に浮かぶ城のような船体は、連鎖的に繰り返される爆発によって、たちまち傾き、あちらこちらから海水が入り込んでくる。今や船は沈没寸前だった。

 煉獄のような男はいつの間にか姿を消していた。流石の彼も、このままだと身の危険を感じたのかもしれない。

 (だが……今のオレには関係のない話ですね)

 もはやフォルネウスには避難する力は残されていなかった。やがて船体には大きな穴が開き、フォルネウスの身体は海に投げ出される。

 (ああ……オレ人生(ゆめ)もようやく終わる……。長い人生だったなぁ……。目を覚ましたら……。またお兄ちゃんに……会えるよね?)

 少年時代、心を閉ざしたあの日からフォルネウスにとっては、今日までの人生は『夢』であり『幻』だった。ようやく自分は幸せな『人生(ゆめ)』を取り戻せる。……彼は最期の最期までそう信じていた。

 彼の身体は奈落のような海の底に向かってゆっくりと沈んでいく。

 新たな悪夢の待つ暗き漆黒の闇へと、フォルネウスはどこまでも独り、堕ちていくのだった――。

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チュウニズム大戦

レーベル難易度スコア
スキル名/効果/備考
◆ジェネADVANCED0 / 240 / 480
リミットダウン(上限点数-150)
COMBO/CHAIN時発動。
全プレイヤーは上限点数が「-150」される。

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コメント (戯曲のフォルネウス)
  • 総コメント数37
  • 最終投稿日時 2019年05月30日 18:56
    • チュウニズムな名無し
    37
    2019年05月30日 18:56 ID:afcobo1t

    >>30

    割譜面の人かな?

    • チュウニズムな名無し
    36
    2018年03月15日 09:15 ID:o7apbe9e

    >>33

    シリウス(AIR ep.II)登場時、当時の最大GRADE(+3)で理論値のみ7本(210%)でした。

    • チュウニズムな名無し
    35
    2018年03月15日 08:23 ID:te0jxhyy

    >>33

    Twitterより

    上昇率元々+5で220だったっけ?だとしたらあのツイートはデマってことになるけど

    このキャラのページで言うのもアレだけど

    • チュウニズムな名無し
    34
    2018年03月14日 22:33 ID:o7apbe9e

    >>33

    ※ジャッジメントは弱体化されていません

    • チュウニズムな名無し
    33
    2018年03月14日 22:18 ID:te0jxhyy

    >>28

    進化したGODが追加された今となっては今わの際は弱体化されたジャッジメントの立ち位置を奪った許せないスキルだと思ってる(´・ω・`)

    • チュウニズムな名無し
    32
    2017年11月25日 23:15 ID:ttsuczpk

    「道化師」とか「今わの際」とか........地獄の道化師を思い出すな。

    関係ないだろうけど。

    • チュウニズムな名無し
    31
    2017年11月15日 09:03 ID:eeb9qwuu

    髪の毛の手入れ大変そう(KONMAI)

    • Dáinsleifer
    30
    2017年11月04日 22:08 ID:r8lf1z76

    「OZ」とピエロという点からトロワを連想したのは自分だけではないと思いたい

    • チュウニズムな名無し
    29
    2017年11月02日 12:40 ID:i9mlcf1b

    今わの際の走馬灯〜って「すきなことだけでいいです」の歌詞にあるよね

    • チュウニズムな名無し
    28
    2017年10月25日 07:15 ID:te0jxhyy

    このスキルの強みは20回以上ミスっても即死しないことが結構あることと、ジャッジメントと違ってボーナスで6本確定であることだよね

    ジャッジメントは数回なら連続ミスで即死しないし、最大グレードにした所有者揃えれば7本狙えるけどね(勿論5本になることもある)

    どちらにも強みがあるような調整をしたセガに感謝ですわ

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