モガラ様
Illustrator:ガしガし
名前 | モガラ様 |
---|---|
年齢 | 不明 |
職業 | 不明 |
- 2019年1月24日追加
- AMAZON ep.IIマップ4完走で入手。<終了済>
- 入手方法:2021/4/1~5/12開催の「「おねがい☆ココ先生」ガチャ」<終了済>
- 入手方法:2022/1/6~2022/2/2開催の「「音闘気鍛錬の行」ガチャ」<終了済>
- 対応楽曲は「コモリの怪物」。
都市伝説で語られる夢に現れるという怪異。
STORYはとあるサイトに投稿された投稿者の実体験という体で進む。
STORYは曲と裏腹になかなか怖め。
閲覧は自己責任で。
スキル
RANK | スキル |
---|---|
1 | デスティニージャッジ |
5 | |
10 | |
15 |
- デスティニージャッジ [HARD]
- 確率で許容数が変動する即死スキル。2行目の実際の挙動は「残りカウントが[10]になった時【50%】の確率で強制終了」なので、強制終了条件は「MISS回数10回か20回のどちらか(確率は半々)」。
- AMAZON時点で筐体で入手可能、かつノート数に関係なく7本を狙えるスキルの中では比較的使いやすいが、初期値だと理論値でちょうど7本なのである程度の育成が必要。
- オーバージャッジと比較すると、確率でMISSの許容数が多くなる・筐体で入手可能という利点がある。GRADEを上げれば上昇率も上回るため完全上位互換となる。
- 筐体内の入手方法(2021/8/5時点):
- 筐体内では入手できない。
プレイ環境 | 最大 | |
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開始時期 | ガチャ | |
PARADISE× (2021/8/5~) | 無し | × |
あり | +1 | |
PARADISE (~2021/8/4) | 無し | +2 |
あり | +8 | |
CRYSTAL | 無し | +6 |
あり | +8 | |
AMAZON+以前 |
GRADE | 効果 | |
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▼以降はCARD MAKERで入手するキャラが必要 | ||
共通 | MISSでカウント [-1]/カウント[0]で強制終了 カウント[10]でMISS時 【50%】の確率で強制終了 ※初期カウント20 | |
初期値 | ゲージ上昇UP (210%) | |
+1 | 〃 (215%) | |
▼以降はCARD MAKERで入手するキャラが必要 (2021/8/5以降では未登場) | ||
+2 | 〃 (220%) | |
+3 | 〃 (225%) | |
+4 | 〃 (230%) | |
+5 | 〃 (235%) | |
+6 | 〃 (240%) | |
+7 | 〃 (245%) | |
+8 | 〃 (250%) | |
理論値:129000(7本+3000/26k)[+1] | ||
理論値:132000(7本+6000/26k)[+2] | ||
理論値:144000(7本+18000/26k)[+6] | ||
理論値:150000(7本+24000/26k)[+8] |
ランクテーブル
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
スキル | Ep.1 | Ep.2 | Ep.3 | スキル | |
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | |
Ep.4 | Ep.5 | Ep.6 | Ep.7 | スキル | |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | |
Ep.8 | Ep.9 | Ep.10 | Ep.11 | スキル | |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | |
スキル | |||||
~50 | |||||
スキル | |||||
~100 | |||||
スキル |
STORY
『モガラ様』。それはその筋では有名な都市伝説を集めたサイトの中で、一時話題になった怪異とそれにまつわる怪談の名前だ。
曰く『モガラ様は人型である』『いや、モガラ様は不定形であり、様々な姿で現れる』『モガラ様に顔は無い』『いや、モガラ様に顔はあるが、認識できないだけなのだ』……などなど。
多くの怪談ファンがモガラ様について考察を重ね、またモガラ様がベースとなった亜種の怪談も生まれていった。
ただ、モガラ様の怪談には、幾つか外せない共通点があるようだ。
1つ。
『モガラ様はお迎えの儀式をすると夢の中に現れる』
2つ。
『モガラ様は黒い影のような姿をしている。(あるいは黒い影を引き連れてくる)』
3つ。
『モガラ様を迎えられると、世にも恐ろしい場所に連れて行かれる』
4つ。
『モガラ様のお迎えは絶対に避けられない』
モガラ様の怪談は、きっかけとなった都市伝説投稿サイトを始め、インターネットやラジオ、またはSNSなどで拡散され、オカルトファンたちの間に一時暗い熱狂を巻き起こした。
モガラ様に遭遇したという体験談は後を絶たず、中には実際の行方不明事件とモガラ様を結びつける者も出始めた。
だが、熱というものはすぐに冷めるもの。モガラ様の怪談は、1年もしないうちに下火になっていた。
……次の体験談が、都市伝説投稿サイトに現れるまでは。
僕の名前は……すまないが、今ここでは語れない。『僕』とさせて欲しい。
この話は、僕と僕の友人たちが高校時代に体験した恐怖と、それから始まる忌まわしい日々の記憶を綴ったものだ。
……最初に断わっておくが、どれだけ嘘くさかろうとこれは現実に起こったことで、これを読んでいる『貴方』と繋がっている世界の話なのだ。よって、僕の話が終わった時、貴方の身に何が起こるかは分からない。
僅かでも恐怖を抱き、怪異と縁遠い世界を望むものは、今すぐ読むのを止めて欲しい。
……それでは、あまり前置きが長くなるのもなんだから、そろそろ始めさせてもらう。
高校時代の僕には『A』と『B』という仲の良い友人がいた。
いつも明るくギャグばかりいうお調子者で、自然とクラスの中心にいるようなA。
そして優しくて面倒見がよく、僕とAのおふざけも、いつも穏やかに微笑んで見ているB。
高校時代、僕はいつもAとBと一緒に日が落ちるまで遊んでいたように思う。
その日の放課後も、いつもと同じように教室に集まってダラダラと話していた。
「なあ『モガラ様』って知ってるか?」
確か最初に言い出したのはBだったと思う。Bはオカルトネタが好きで、時折都市伝説投稿サイトから引っ張って来た怪談を、僕たちに聞かせることがあった。
「モガラ様?」
「何それ?」
僕とAはBからモガラ様の怪談を聞いた。だが正直僕は『嘘っぽいな』という感想しか抱かなかった。
「なあ、これから俺たちでモガラ様のお迎えの儀式をしてみないか?」
「えっ?」
「B、そんなことまで知ってんの?」
「うん。サイトのログを掘ってたら、たまたま見つけたんだ……どう?」
「……まあ、暇つぶしにはなるかもなぁ」
結局、AとBもモガラ様のことなど本気にはしていなかったのだろう。2人の顔には明らかに冗談の色が浮かんでいた。
「……ごめん、僕、今日は帰るわ……寄っていかないといけないところがあるし」
「あ、そうか」
高校時代の僕は、ちょっとした家庭の事情で、早く帰宅して買い物や食事当番をしなくてはならなかった。それに、正直オカルト系に興味の無い僕にとって、モガラ様のことなどどうでもいいことだった。
「それじゃあ! 結果は明日報告するわ!」
「じゃーなー!」
「モガラ様によろしくなー!」
……その日僕はそんなことを言ってAとBと別れた。
そして次の日の朝、教室で会ったAに昨日の成果を聞くと。
「モガラ様? ああ、何も出てこなかったよ。当たり前じゃないか」
それからBもまた、同じようなことを言っていたので、僕は『やはりモガラ様なんて馬鹿馬鹿しい噂だったんだ』と思い、すっかり頭の中から消してしまった。
AとBがモガラ様のお迎え儀式をしてからしばらく経ったある日のこと。
僕は自分の斜め前の席に座るBが、舟を漕いでいるのを見た。
(真面目なBにしては珍しいな……)
確かに、思い返せばBは最近元気がないようで『夢見が悪い』と言っていた。
(まあ、寝不足なんだろう。放っておこう。何だったら後でノートを見せてやればいいし)
僕はその時、そんな風に軽い気持ちでいたのだが……。
「……うわあああぁぁーーッ!?」
Bは突然叫び声を上げ、椅子から転げ落ちた。突然の出来事に、クラス中が不自然な沈黙に包まれる。
教鞭を取っていた先生も、びっくりして怒ることを忘れてしまっているようだった。
「……B。大丈夫か?」
「は、はい……」
僕にはちっともBが『大丈夫』には見えなかった。Bの顔色は青を通り越して、紙のように真っ白だ。
そしてそれからもBは、ウトウトしては怯えながら起きるということを繰り返すのだった。
放課後、流石にBの様子がおかしいと思った僕とAは、彼を心配して、何があったのかを問い詰めた。
最初は語るのを渋っていたBだったが、やがて僕とAの熱意に負けたのか、ようやく事情を説明し始めた。
「……最近、変な夢を見るんだ」
「変な夢?」
「うん……夢の中で俺は、黒い人影に追われていて、そいつから必死で逃げようと走ってるんだ」
「……そんなの、ただの夢だろう」
「そうなんだけど……俺も、最初はそう思ったんだけどものすごくリアルな夢なんだよ。匂いまで感じ取れるような……それに、これを見てくれ」
Bはそう言うと、おもむろにズボンをめくり膝を出した。そこには軽い擦り傷がついていた。
「……これ昨日の夢の中で転んだ時にできた傷なんだ。でも、起きたら……同じ位置に傷ができてたんだよ」
「……偶然だろう?」
僕はBにそう言ったが、彼の夢と現実の奇妙な符合に流石に気味が悪くなってきた。
「……毎日こんな夢を見るんだ。俺、もう最近は、寝るのが怖いんだよ……」
「きっとBは寝不足で、ちょっと神経がピリピリしてるんだよ。傷は……偶然だって。寝てる時に、どこかにぶつけたんじゃないか?……なあ、A?」
すると今度はAまで、らしくない暗い顔つきでこんなことを語りだし始めた。
「……実は、俺も最近、Bと同じような夢を見るんだ」
「……嘘だろう?」
「本当だ……しかも、Bと同じように、黒い変なのに追いかけられる夢だよ」
「……」
僕らは静まり返ってしまった。季節はそろそろ暑くなり始めそうで、僕はそれまで夕暮れに染まる教室の中で額に薄っすらと汗を掻いていたというのに、今は肌寒さすら感じていた。
「……なあ、もし夢の中で、黒い影に捕まったら……。俺たち、どうなっちゃうんだろう?」
「……」
僕は怯えるAとBに僕は何も言葉をかけることができなかった。
ほぼ同じ悪夢を毎日繰り返し見るというAとB。しかもAは、夢の内容が現実を侵食し始めたと言う。
「……これはきっとモガラ様だ! モガラ様が俺たちを迎えに来たんだ!」
「お、落ち着けよ! B!」
「だって! 俺がこんな夢を見始めたのは、モガラ様のお迎えの儀式をしてからだ! 黒い影が夢の中に現れる……モガラ様の怪談通りだろう!?」
「……確かに、俺も悪夢を見始めたのは、あの儀式をやってからだ」
「Aまで……」
僕はこの時まだモガラ様の怪談のことなんて信じていなかった。だが、AとBの怯え方は尋常ではない。
理由はなんであれ、取り乱す友人たちを助けたいと思った僕は、彼らの両親に事の次第を説明して力を貸して欲しいと頼んだ。
もちろん、AとBの両親も最初は怪談など真剣に取り扱わなかったが、愛する息子たちが涙を流し恐怖する姿を見るのは忍びなく、これはただ事ではないと判断したのだろう。
『AとBの気が治まるなら』ということで、次の休日、山の上にある小さな寺で、お祓いをしてもらうことになった。
僕はAとBの回復を祈っていたが、事情がありお祓いまでついていくことはできなかった。よって、以下は僕が後にAから聞いた話である。
AとBは山門に入るなり、大変険しい顔をした住職によって迎えられたらしい。
住職はAとBの顔を見ると、彼らの両親たちが事情をする前にこう言ったそうだ。
「……これは私では手に負えません。どうかお引き取りを」
住職の言葉を聞いたAとBの両親は、いよいよ尋常ではないと判断し、必死に住職にお祓いを頼んだ。
AとBも泣き叫び住職に助けを乞うたという。そんな彼らの必死な姿が住職の心を動かしたのだろう。
「……分かりました。私の力が及ぶか分かりませんが、やれるだけのことはやってみましょう」
本堂に案内されたAとBは、そこで塩をまかれたり、日本酒をまかれたりした後、心落ち着け正座をして目を閉じるように指示された。
「……決して目を開けるな。そしてただ一心に御仏に慈悲を下さるよう、祈るのだ」
厳かな雰囲気の中お祓いが始まった。Aは心の中で『助けてください』と一心不乱に神仏に祈っていたという。
ところが、お祓いが始まって間もなく、急にBがその場から立ち去ろうとしたそうだ。
「……帰る」
「な、なに言ってんだよ! B!」
「帰るッ! ……ここに居ちゃいけないんだッ!!」
普段の優しい様子から想像もつかないような形相でBは暴れ出し、支離滅裂な叫びをあげて『帰る』と主張している。慌ててBの両親がBを取り押さえるが、Bはなおも凄まじい力で抵抗をしていたそうだ。
あっけにとられているAに、住職は言った。
「これはこの子に憑いた魔性の仕業だ……一刻も早く、祓わねば大変なことになるッ!」
Bが何とか大人しくなるとお祓いが再開された。AとBは再び目蓋を閉じて、神仏に祈るように言われたのだが、Aはどうしても先ほどのBの狂乱が気になって薄目でBの様子を伺ったのだという。
そしてAは思わず悲鳴をあげそうになった。Bの背後、ぴったりと彼に覆いかぶさるような距離で、黒い人が存在していたからだ。
もちろん黒い人は、Bの家族ではない。というか、Aにはどうしても黒い人がどんな顔をしているのか分からなかったという。そしてAはハッとした。
(……もしかして、俺の後ろにも、黒い人が?)
その瞬間、Aは本堂の空気が一気に冷え込んでいくのを感じた。また背筋には何者かにゾワゾワと撫でられるような感覚があり、生臭い匂いが鼻をつくようになる。
堪らなくなったAは脂汗と涙をダラダラと流しながら背後の気配が去るように祈り続けた。
(どこかに行ってくれッ! どこかに行ってくれッ! どこかに行ってくれッ!)
すると住職が突然Aに向かって『喝!』と鋭い声をかけた。
「……余分なことに気をやるな。今はただ、魔が去るように祈るのだ」
「は、はい!」
住職の言葉で正気に戻ったAは、再び神仏に祈りを捧げることに集中した。
……それからどれだけ時間が経っただろう。随分長い時間だったようにも感じるし、案外短かったかもしれないとAは言っていた。
住職のお祓いが終わると、Aは自分の身体が軽くなっていることに気がついた。それにあれほど恐ろしかった黒い人も、悪寒も、不快な悪臭も消え失せている。
(……これで終わったか?)
Bの方を見れば、ぐったりと放心しているようだったが、無事なようだ。
「……これで助かったんだッ! 良かったッ!」
Aは心底ほっとしたという。
お祓いは無事に終わって、ほっとしたAとB、それに彼らの両親は住職に厚く御礼を言ったという。けれど、それでも住職の顔は厳しいままだったそうだ。
「……住職さん。息子たちに憑いていたものは、いったい何だったんでしょう?」
Bの両親の質問に、住職は首を振るばかりだったらしい。
「……正直、何が憑いていたのかは、私にも分からん。だが、非常に禍々しく、強力な何かであることは分かった……しばらくは油断なさらぬよう」
住職はAとBにそう言うと、小さな鈴のお守りを手渡した。
「……これを決して身体から離さぬように……幾ばくかの加護があるだろう」
そして心身を強くするような生活を送るようにと結んで、ようやく住職のお祓いは終わったのだという。
……一連の騒動をAから聞いて、僕は背筋に冷たいものが流れるのを感じた。
「……でもさ、これで全部終わったんだろう?」
実際、Aの顔色はとても良く、彼が睡眠や食事を普通に取れているのが分かった。
「……本当に良かったな。A」
「うん……Bはまだ疲れが残ってるのか、学校を休んでるみたいだけど、マジでほっとしたよ」
「Bの体調が戻ったら、どこか遊びに行こうぜ」
「いいな! 俺、ゲーセン行きたい! 前からプレイしたかったゲームがあるんだ!」
……僕とAはそんな風に普段通りに笑っていたが、僕たち3人が、ゲーセンに出掛けられる日は二度と訪れなかった。
お祓いの後Bは心を病み、そのまま不登校になってしまったのだ。
「……あれだけ恐ろしい体験をしたんだから、当然かもしれないな」
「Bがいつ戻ってきてもいいように、色々準備だけはしておこう」
僕とAはBを心配して、彼の家にお見舞いに行ったのだが、彼が顔を出すことは無かった。それどころか、Bは両親にすら顔を見せずに、カーテンを締めきって、ずっと部屋に閉じこもっているらしい。
「……」
「B、大丈夫かな?」
変わり果ててしまったBの様子に、僕とAの胸は痛んだ。
……しかし、そんな日々もすぐに終わりを告げる。
なんと『Bが死んだ』という報せを受けたからだ。
「そ、そんな!?」
「なんで……Bが……」
Bは自宅のマンションの屋上から飛び降り自殺をしたらしい。Bの死は本当に突然で、僕は頭の整理が全然できないままお葬式に参加した。
(どうしてBが……)
僕の頭の中に『どうして?』という言葉が駆け巡る。それはAも同じだったのだろう。
僕とAはBの両親を訪ねることにした。だけど、Bの両親は僕たちの訪問を、露骨に嫌がっているようだった。
仕方がなく僕とAは『Bに貸しているゲームがあった』などと適当な理由をつけて、ようやくBの部屋に入らせてもらったのだが……。
「……なんだ、これ?」
Bの部屋の壁は不気味な黒い模様で覆われていた。予想外の事態を、僕の脳は一瞬受け付けられなかったのだが『黒い模様』の正体に気がついた瞬間、身体中に鳥肌が立った。
それはペンで書かれた文字だったのだ。
「こ、これBが書いたのか? 全部?」
「分かんないけど……」
Bは死の直前まで部屋にいたのだ。これらの不気味な文字は、B自身の手で書かれたに違いない。
「『黒』『ゆめ』『くる』『イく』『くろ人』……なんだよ、これ! どういう意味だ?」
「分かんないよ! ……分かりたくもない!」
生前達筆だったBだが、壁を埋め尽くしている文字は辛うじて読み取れるレベルの汚いものだ。まるで利き手でない方で無理やり文字を書かされたような……そんな違和感を抱かせる。
(……Bの両親が、僕らを拒んでた理由はこれだったのか……)
「お、おいッ! こ、これッ!」
Aの悲鳴にも似た叫びに振り向くと、Bの机の下にボロボロに錆びた金属が落ちていた。よく見ると、それは小さな鈴だった。
「……これ、この間、お寺でもらったお守りだ。ほら」
Aは首から下げていた自分のお守りを僕に見せてくれた。
「……本当だ。一瞬、分からなかったけど」
「……なあ、なんで俺のは新品みたいなのに……Bのお守りはこんなボロボロなんだ?」
「……」
確かにBのお守りは、まるで何十年も経過したかのように錆びつき、黒ずんでいた。
この狂気の部屋に入ってから、ずっと僕らは背筋が凍る思いをしていたが、お守りのことに気がついた時が最も強い寒気に襲われたと思う。
「……いったい、Bに何が起こったんだ? この壁の『くる』って『来る』ってことか? なら『イく』は『行く』? ……何が来て、どこに行くんだよ……」
「あいつだ……あいつが追ってきたんだ」
「……あいつって?」
「……」
言葉に出すのが恐ろしいのだろう。Aは『あいつ』の名を決して言おうとはしなかった。
「お、俺のお守りは綺麗なままだ。だから大丈夫……。大丈夫だよな? Bは運が悪かっただけだよな? なあっ!?」
「……う、うん」
僕は必死になるAに、曖昧な肯定しかできなかった。
Bの異常な死を知った後、今度はAの様子がおかしくなった。以前のような明るさと健康さを失ったAの頬は痩せこけてしまって、顔色は青黒い。
「最近、夢の中にBが現れるんだ……黒い影と一緒に、俺を迎えに来るって言うんだよ。なあ、どうしよう!?」
このままではAもBのように狂ってしまう。そう感じた僕はAの両親と相談して、お祓いをしてくれた住職の元を訪ねた。
住職はBの死や、Aの様子のことを聞くと青ざめた。
「……やはりだめだったか。力が及ばず、申し訳ない……」
「住職さん、Aが言う『あいつ』って、何なんですか?……やっぱり『モガラ様』なんですか?」
「……私はその『モガラ様』とやらを知らぬ。されど、この少年を悩ませているものは、むろん神仏ではない。それに通常の魔性とも異なるものなのだ……私にもこれ以上のことは分からぬ」
「そんな……」
肩を落とす僕たちに住職は言った。
「……だが、できる限りのことをすると約束した手前……A君をしばらく当寺で預かりましょう」
「え?」
「当寺は霊山の麓にある。ここならばあの魔性と言えども、易々と現れることはできぬはずだ」
丁度、季節は夏休みに入ろうとしていた。
「は、はいっ! よろしくお願いします!」
「良かったな! A!」
僕もAも、そして彼の両親もすっかり安心してAを寺に預けると山を下りた。
それから夏休みの間、僕とAは毎日電話で話をしたり、SNSでやり取りをしていた。
「お寺の生活は朝が早いし、夜は真っ暗。何もないし、ヒマで仕方がないよ」
……夏休みも後半になると、Aはそんな軽口を叩けるようになるまで回復していた。僕は以前の明るいAが戻ったと本当に喜んだのだった。
そして夏休みの最後の日。僕は、個人的にも色々あって、夏休みの宿題が全部終わっていなかったので、ラストスパートをかけている最中だった。すっかり夜も更け、いつの間にか日付も変わっている。
(やれやれ、このままだと徹夜かな?……始業式、寝ちゃうかも)
そんなことを考えながら宿題と格闘していると、スマホがブルブルと震えはじめた。
「ん? ……着信? え? こんな時間に?」
画面を見ると、Aからの電話だった。ところが、今の時刻は深夜の3時である。
今まで、深夜にAからメッセージが着たことはあっても、電話が着たことは一度もなかった。しかも、あまりにも長いコールだ。
僕はAの身に何か起こったのではないかと思い、とりあえず電話に出てみることにした。
「……もしもし?」
「なんだよ! 起きてるんじゃないか! 全然出ないから、もう寝ちまったかと思ったよ!」
電話口のAの様子は朗らかだった。……不自然なほどに。
「……お前、今何時だと思ってるんだよ。それにお寺の夜は早いんだろう? 電話なんかしてたら怒られるんじゃないのか?」
「そんなことよりさ! さっき、Bが来たんだ!」
「……はぁ?」
Aの突然の言葉に、僕は思わず間の抜けた声を出してしまった。
「Bが俺を迎えに来てくれたんだよ。これから一緒に行くんだ!」
「な、何言ってんだよ……Bはもう……」
Aの声が楽しそうなのが無性に怖い。まるで、かつて3人で遊びに行った日のようなテンションでAはずっと僕に話しかけてくるのだ。
「A! しっかりしろよ!」
僕は何とかAに正気に戻って欲しくて、震えながらも彼を説得しようとした。そして、唐突に電話口から流れてくる不審な音に気がついた。
「……なあ、A? さっきから、ずっと『ざ、ざぁ、ざ、ざ……』って聞こえてくるけど、何?」
Aの背後で何かがこすれる音が聞こえてくるのだ。まるで何者かが、畳の上を布で撫でているような音だった。
「あ! Bだ!」
Aの言葉を最後に、電話は突然切れてしまった。
「おいっ! Aっ!? Aっ!」
それから何回かけ直してもAは電話に出なかった。
僕は、それから考えたが、やはりAの尋常ではない態度が心配になって、彼の両親に事情を話した。
そして次の日、僕は始業式を休んでAの両親と一緒にお寺に駆けつけた。
……だけど、今になって思えば、あの時、僕はお寺なんかに行かなければ良かったと後悔している。
お寺で僕たちを待っていたのは、変わり果てた姿になった住職だった。
住職の遺体はAの部屋の近くの廊下に転がっていたのだが、その顔は恐怖で歪み切っている悍ましいもので、なぜか黒くすすけているようだった。
僕はAの両親と共にAを探した。でも、どこにも彼の姿はない。
後に、僕らの連絡でやってきた警察がくまなく周囲を調べたのだが、やはりAの姿は見つからなかった。
ただ、昨日の夕立で、寺周囲の地面はぬかるんでいたらしく、Aと住職の足跡がついていたそうだ。その他にもAと同じ位のサイズの足跡が
残っていたのだという。
そして、それ以上のことは何も分からなかった。結局、住職は『自然死』と処理され、Aの行方も分からないまま、真相は闇の中へと消えてしまったのだ。
Bの異常な死、そしてAとの突然の別れ。
……色々と忌まわしい記憶が詰まった土地と別れを告げたいと思っていた僕は、生まれ故郷から遠く離れた大都会の大学に進学した。
地方と違って都会の暮らしは忙しく、また魅力的なものが多く存在する。大学の講義、サークル活動、バイト……都会の生活に慣れた僕は、すっかり過去を忘れていた。
そんなある日の夜。僕は久しぶりに高校の頃の夢を見た。
学生服に身を包んでいる僕はどうやら通学途中らしい。けれど周囲の風景は、地元の田舎のものではなく、現在の僕が生活している街の駅の構内だった。
夢の中の僕はこの齟齬について、何も疑問は抱いていない。
まあ、夢とは往々にして理不尽なものだし、今までの記憶がつぎはぎになっていることは、別におかしいことではないだろう。
……夢の中の僕の話を続けよう。僕は電車に乗るためにホームを目指していた。
その時、ふと駅のコインロッカーが目に入ったのだが、そこに佇む人影を見て、驚いて思わず足を止めた。
「……Aっ!!」
後ろ向きで顔は確認できないが、それは間違いなく高校時代に嫌と言うほど見てきたAの背中だった。
(A……久しぶりだな)
禍々しく悲しい別れになってしまったが、A、それにBは僕の高校時代で最も大事な友人だった。大学生活も楽しいが、AとBとバカ騒ぎをしていた頃が一番幸せだったと思う。
夢の中の僕の目頭は熱くなった。Aに話しかけよう……そう思った瞬間、ある疑問が僕の頭によぎった。
(……Aのやつ、あんなところで何をしているんだ?)
Aはコインロッカーと駅の壁に囲まれた空間に向かって、ただ突っ立っている。僕からは後ろ向きで彼がどんな顔をしているのかも分からない。周囲の喧騒の中で、Aの周囲だけが切り取られたように沈んでいた。
(A……なんで、ちっとも動かないんだ?)
そんな疑問を抱いたまま、僕は目を覚ましたのだった。
Aの夢を見てからしばらく経ったある日のこと、大学から帰宅中、駅の構内を歩いていた僕の視線の端に気になる人影がよぎった。
(えっ!? あれって……!?)
それはAの後ろ姿だった。一瞬のことではっきりとは分からなかったが、Aは僕が最後に彼を見た時……つまり、山のお寺に彼を預ける時と、全く同じ洋服を着ているような気がした。
しかも身長も以前と変わっていないように思える。そしてAは、この間の夢と同じように、コインロッカーと壁に囲まれた空間に向かって、後ろ向きに佇んでいるように見えた。
(そんな……馬鹿な……!)
突然のことに、僕の頭はくらくらとする。人々が行き交う駅の構内を、必死でAの姿を探した。しかし、彼はどこにもいなかった。
(……気のせいか。当たり前だよな)
Aは行方不明で、死亡が確認されたわけではない。だけど僕は本能的に、Aは二度とこの世に帰ってこないだろうということを悟っていた。
もし万が一Aが生きていたとしても、あの時と全く同じ姿形で現れるなんて、あり得ないことだ。
(……恐らくAとよく似た別人だったんだろう)
そう納得した僕は、念のためAが立っていたコインロッカーまで引き返してみた。すると、何とも言えない妙な生臭い匂いが漂っていることに気がついた。
それに、元から駅の構内はそれほど明るくはないということを差し引いても、Aの立っていた場所だけ、周りと比べると変に薄暗いようにも感じる。
「……」
ぞっとした僕は、すぐさまその場から走り去った。
……そしてこれが僕にとって真の恐怖の始まりだったのだ。
現実でAの姿を目撃してから、毎晩僕の夢の中にAが現れるようになった。
夢の中のAは相変わらず後ろ向きに立っていたり、壁で顔が隠れていたため、彼がどんな表情をしているのかは分からない。ただ、1つだけ確かなのは、夢の中の彼が段々と僕に近づいてきているということだ。
最初、Aは僕の住む街の駅に現れた。その次は駅前のファーストフード店、その次は近くの書店、線路の踏切、バイト先の近所のコンビニ……彼が立っている場所は着実に僕の家に近づいてきている。
夢の中でAは何かをしてくるわけではない。むしろ何もしてこないで、ただ立っているだけだ。でもそれが無性に怖い。
『いつか何かされるんじゃないか?』
『Aが振り向くんじゃないか?』
……そう思うだけで、心臓が飛び出そうになる。
そして何より恐ろしいのは、僕は現実でも夢と同じようにAの気配を感じ取るようになっていたのだ。
大学の通学中、バイト先に向かう途中……ちらちらとAらしき人影が目に入っては、慌てて振り向くということを繰り返す。その際、はっきりとAの姿が見えるわけではない。だけど、僕にはAなのだと理解することができた。
(……もう勘弁してくれ!)
僕はほぼノイローゼになっていた。夜、寝ることを恐れ、日中もAが現れるのではないかと気が気でない生活を送っていたのだから無理もないだろう。
(いっそ、実家に帰ろうか……)
そう考えたが、実家に帰った所で問題が解決するとは限らない。
それに僕の実家ということは、AとBの忌まわしき思い出の残る地でもある。もし今よりも事態が悪化したら、僕はもう正気を保っていられないだろう。
そんなある日のこと、あまりにも僕のやつれ具合が酷かったのか、大学の友人たちが『気晴らしに』と飲み会を開いてくれた。
正直僕は、酒を飲んでもちっとも酔えないような状況だったので、飲み会など参加はしたくなかったが、友人たちの厚意を無駄にはできない。
(……たまにはいいか)
そう思って久しぶりに飲み会に参加することにした。だが、やはりどうにも気分は乗らず、日付が変わる前までには会場を抜け出し、家に帰ることにした。
ぎりぎり終電を捕まえることができて、地元の駅に辿り着く。僕は学生街に住んでいて、夜中であっても駅前はそれなりに人通りがある。
けれど、僕のアパートは駅からしばらく歩いたところにあるため、この時間にはすっかり人気も無くなり、静まり返っていた。
顔は酒で火照っているが、僕の頭は冷静そのものだった。
(……早く帰って、シャワーを浴びよう)
そんなことを考えながら歩いていると、家のすぐ近くの街灯の下に黒い影を発見した。
(ん……あれは?)
青白い街灯によって闇からくっきりと切り取られたシルエット……それはAの後ろ姿だった。
「う、うわああっ!?」
僕は思わず叫び声を上げる。しかし、咄嗟のことで、身体は金縛りにあったように動けない。
するとAは足を一歩も動かすことなく、後ろ向きのまま床を滑るようにして僕の方に向かってきたのだ!
『ざ、ざ、ざざ、ざぁ、ざあーー 』とAのスニーカーと地面が擦れる音が近づいてくる。
「うわああああああーーッ!?」
ようやく僕の身体は動きだしてくれて、その場から猛ダッシュで逃げることができた。
そして僕はそのまま駅まで戻ると、24時間営業のインターネットカフェに入って、朝まで震えていた。今はとにかく1人にはなりたくなかったからだ。
(つ、ついにAがやってきたッ!! しかも僕の家のあんな近くまでッ!!)
やはりAは段々と近づいてきていたのだ。そして突然、Aが行方不明になった時の謎の音の正体が分かった。
(あ、あの時、電話越しで聞いた、畳を擦るような音……あれって、もしかして、Bが後ろ向きに滑ってくる音だったんじゃないか?)
行方不明になる寸前、Aは『Bが迎えに来た』と言っていた。そして現在、今度はAが僕のことを迎えに来たのだ!
(どうしよう……どうすればいいんだッ!!)
この分だと、明日の夜には僕の家に辿り着くだろう……Aに追いつかれたら、僕はいったいどうなってしまうんだろうか?
インターネットカフェで、一睡もできないまま夜を明かした僕は、仕方がなく家に帰ることにした。
(……またAに会ったらどうしよう?)
そう思って、夜とは別のルートで家を目指す。それが幸いしたのか、Aと遭遇することなく無事に家に辿り着くことができた。けれど、僕の心はちっとも晴れない。
(Aはきっと……今日の夜に……)
僕はそのままベッドにもぐりこみ、頭まで布団を被ってブルブルと震え続けた。
(頼むッ! Aッ! 来ないでくれッ!)
僕にはそう願うしかできなかった。そして夜、日付が変わった頃『ピンポーン!』と何者かが玄関のインターホンを鳴らしてきた。
(い、嫌だッ! 嫌だッ!)
僕は頭まですっぽりと布団を被っていた。だけど、玄関からはずっと『ピンポーン!』『ピンポーン!』と繰り返しインターホンの音が響く。
こうなると確認しないでいるのも怖くなってくる。仕方がなく僕は、玄関ののぞき穴を覗いて見た。すると……。
「うわああッ!?」
やはりそこにはAの姿と認識できない黒い人影があった。そしてなぜかAは後ろ向きで立ち、不自然な姿勢でインターホンを鳴らしていたのだ。
僕は飛び上がり、再び布団の中に逃げ込んだ。すると僕を嘲笑うかのように、インターホンの音は激しさを増していく。
ピンポン ピンポン ピンポン ピンポン ピンポン
ピンポン ピンポン ピンポン ピンポン ピンポン
ピンポン ピンポン ピンポン ピンポン ピンポン
ピンポン……。
……僕はただ、布団の中で震えながら泣くしかなかった。しかし、インターホンは鳴り止まない。それに微かだが、何者かの声もするようだ。
『お……カエ……あ……シタ』
……最初は何を言っているのかは分からなかったが、どうやら『お迎えにあがりました』と言っているようだ。それなのに、その声は妙な調子で、とても人間が発声しているとは思えない。
そして妙な声の主とは別に、今度は懐かしい声もしてきた。
『なあ、迎えに来たぞ!』
『遊びに行こうよ!』
……それはAとBの声だった。2人は、あの頃と同じように僕を優しく呼んでいる。
AとBの声を聞くと、僕の胸に熱いものが流れ込んできた。
ただ2人の顔が見たい。2人に会って、あの頃のように何も考えず無邪気に遊んで暮らしたい。
……僕はいつの間にか、フラフラと玄関に向かっていた。そしてドアの鍵を開けそうになった、その瞬間……。
『知らない人が来たら、玄関の鍵を開けちゃ駄目よ』
「あ、うん!」
母親の声に僕は、思わずうなずいた。そしてはっと気がつく。
僕の母親は数年前に病気で亡くなっているのだ。そしてうちは僕が幼い頃、両親が共働きだったため、夜まで外出しがちな母が僕に言い聞かせた言葉が
『知らない人が来たら、玄関の鍵を開けちゃ駄目よ』だった。
気がつけば、あれほどうるさかったインターホンの音も、玄関外から漂ってきていた禍々しい気配も無くなっている。
「……助かったんだ……ありがとう。母さん……」
僕は亡き母親に助けられたことを知り、安堵と感謝の涙を流した……。
……僕のもとを襲った怪異、それは間違いなく『モガラ様』とAだろう。
でも、僕は『モガラ様のお迎えの儀式』をしていない。高校時代、AとBから話を聞いただけだ。それなのにモガラ様は僕を迎えにやってきた。
……そういえば、Bから聞いたモガラ様の怪談の共通点に『夢の中に現れる』というのがあった。
きっとモガラ様は、夢を渡ってくるのだ。そしてウイルスのように話を聞いただけで感染するのだろう。
……そしてモガラ様の怪談の共通点は他にもある。そう『モガラ様のお迎えは絶対に避けられない』というものだ。
きっとこれも真実なのだ。なぜならば、僕は聞いてしまった。亡き母の助けによってモガラ様の気配が去り、安心して玄関の外を確認した時に……。
『また来るね』
……そう言って笑う、Aの声を。僕はその瞬間悟った。僕はまだ逃げられたわけではないのだと……。
……つまり、僕が長々とこんな話をここに書き込んだのは『奴ら』が僕以外の誰かのところに行ってくれることを期待したからだ。
だから、最初に僕は謝ったし、怪異に触れたくないものは立ち去るようにと予め宣告しておいたのだ。
……今でも僕は、これを読んだ貴方に対して申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
だけど僕はまだ死にたくない。……いや、死ぬことよりもモガラ様やAたちが迎えにくる方が恐ろしいのだ。
奴らはいったい、どこに僕を連れて行くつもりなのか……。それを知るのが心底怖い。
だから、僕は僕以外の誰かを生贄にして、自分が助かることを祈っている。
……こんな僕のことを酷い人間だとけなす者もいるだろう。それは当然だ。
だが、すでにモガラ様のことを知ってしまった貴方は、僕の気持ちが分かるようになるだろう。近い将来、必ず……。
チュウニズム大戦
レーベル | 難易度 | スコア | |
---|---|---|---|
スキル名/効果/備考 | |||
●リレイ | EXPERT | 0 / 360 / 720 | |
ダブルドライブ(状態選択権) | |||
レーベルと難易度が両方一致時発動。このカードを COMBO/CHAIN/MISSのいずれかにする。 |
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チュウニズムな名無し
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チュウニズムな名無し
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チュウニズムな名無し
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チュウニズムな名無し
992020年11月04日 20:08 ID:t0f57ja2滅茶苦茶あっさり東海林伊周にお祓い&パンチ貰って除霊されてて草
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チュウニズムな名無し
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チュウニズムな名無し
932019年06月17日 21:36 ID:tfkc8g4oウニのキャラにこういう怖い話系のストーリーのキャラいませんか?