精神科医 東海林 伊周
Illustrator:ざいん
名前 | 東海林 伊周(しょうじ これちか) |
---|---|
年齢 | 年齢不詳 |
職業 | 精神科医 |
- 2020年8月6日追加
- CRYSTAL ep.Vマップ4(CRYSTAL PLUS時点で365マス/累計1040マス)課題曲「Therapeutic Hoedown」クリアで入手。<終了済>
- 入手方法:2021/12/9~2022/1/5開催の「「優しいキャロルが流れる頃には」ガチャ」<終了済>
ド派手なファッションに奇抜な言動の精神科医。
そんな彼の元に、とある1人の女性が新任としてやって来る。
エキセントリックな風貌・言動、型破りな治療方法、若い女性の助手がいる精神科医ということで元ネタになっているのはドラマ化もされた奥田英朗による小説『精神科医・伊良部シリーズ』であると思われる(当ページコメント欄より)
スキル
RANK | スキル |
---|---|
1 | 道化師の狂気 |
5 | |
10 | |
15 |
include:共通スキル
- 道化師の狂気 [ABSOLUTE]
- 100コンボという容易な条件で6000以上の大きなボーナスを得られるが、その分JUSTICE以下49回以内という非常に厳しい条件もある。
15回発動させることができればゲージ8本が見えてくる。 - 筐体内の入手方法(2021/8/5時点):
- 筐体内では入手できない。
- AIRバージョンで仕様変更はされていない。所有者は増えた。
プレイ環境 | 最大 | |
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開始時期 | ガチャ | |
PARADISE× (2021/8/5~) | 無し | × |
あり | +6 | |
PARADISE (~2021/8/4) | 無し | +3 |
あり | +10 | |
CRYSTAL | 無し | +3 |
あり | +10 | |
AMAZON | 無し | +3 |
あり | +10 | |
STAR+以前 |
GRADE | 効果 | |
---|---|---|
▼以降はCARD MAKERで入手するキャラが必要 | ||
共通 | JUSTICE以下50回で強制終了 | |
初期値 | 100コンボごとにボーナス +6000 | |
+1 | 〃 +6100 | |
+2 | 〃 +6200 | |
+3 | 〃 +6300 | |
+4 | 〃 +6400 | |
+5 | 〃 +6500 | |
+6 | 〃 +6600 | |
▼以降はCARD MAKERで入手するキャラが必要 (2021/8/5以降では未登場) | ||
+7 | 〃 +6620 | |
+8 | 〃 +6640 | |
+9 | 〃 +6660 | |
+10 | 〃 +6680 | |
ゲージ10本必要条件:2400ノーツ[+3] | ||
ゲージ10本必要条件:2300ノーツ[+6] | ||
ゲージ10本必要条件:2300ノーツ[+10] |
所有キャラ【 DJ-MEGA / 八咫烏 鋼太郎(1,5,10) / 東海林 伊周 】
GRADE | 5本 | 6本 | 7本 | 8本 | 9本 | 10本 |
---|---|---|---|---|---|---|
初期値 | 4 | 7 | 11 | 16 | 20 | 25 |
+1 | 4 | 7 | 11 | 16 | 20 | 25 |
+2 | 4 | 7 | 11 | 15 | 20 | 25 |
+3 | 4 | 7 | 11 | 15 | 20 | 24 |
+4 | 4 | 7 | 11 | 15 | 19 | 24 |
+5 | 4 | 7 | 11 | 15 | 19 | 24 |
+6 | 4 | 7 | 10 | 14 | 19 | 23 |
+7 | 4 | 7 | 10 | 14 | 19 | 23 |
+8 | 4 | 7 | 10 | 14 | 19 | 23 |
+9 | 4 | 7 | 10 | 14 | 19 | 23 |
+10 | 3 | 7 | 10 | 14 | 18 | 23 |
ランクテーブル
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
スキル | Ep.1 | Ep.2 | Ep.3 | スキル | |
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | |
Ep.4 | Ep.5 | Ep.6 | Ep.7 | スキル | |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | |
Ep.8 | Ep.9 | Ep.10 | Ep.11 | スキル | |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | |
スキル | |||||
~50 | |||||
スキル | |||||
~100 | |||||
スキル |
STORY
山形県某所には、他ではお目にかかれない奇天烈な建物がある。パレットの絵具をすべてぶちまけ、こねくり回したような見た目の平屋。
ある人は「若手芸術家のアトリエ」と思っているし、またある人は「落書きの施された、潰れたコンビニ」と思っている。
多くの人は近寄ろうとも知ろうともしないが、ある人にとっては意味を持つ場所であった。
この建物の名前は『東海林クリニック』。
れっきとした、メンタルクリニックなのだ。
そんな奇抜なクリニックの院長は『東海林伊周』。
彼もまた派手な外装に負けない程、奇妙な言動やファッションが多く、通院した者が言うには『どちらが患者か分からない』ともっぱらの評判だった。
彼に掛かった患者は、何度も通院することはない。
『一度で完治する』か『怒って二度と来ない』。そのどちらかである。
もっとも、『人に怒るだけの元気を患者に与えた』という部分だけを見れば、彼の治療の成果とも言えるのだが……。
そんな常識外れのクリニックに、今日も新たな患者が訪れようとしている。
その者にとって、彼の治療が神の啓示となるのか、はたまた破滅の誘惑となるか。
それは――患者自身にしか分からない。
適当。
あたしを一言で表すのに、これほどピッタリな言葉はないと思う。この社会は個人の頑張りでどうにかするには限界がある。
そう考えるようになったのは、あたしが子供の頃の事だった。
あれは確か小学生の時。
周りから違う意見を言っただけで虐められ、バカにされて……。波を立てず、ただ多数派に追従するのが大正義な風潮。
最初は抗おうとしていたけど、次第にそんな事をするのも面倒になってしまったのだ。
そんな生き方はとっても、楽で。とっても、ぬるかった。
あれから十年。
適当に生きながら大学まで進んだあたしは、そこで久しぶりに壁にぶつかってしまったのだ。
「はあ!? またお祈り……どうして!?」
就職活動を始めてから、一度も良い返事をもらえていない。あれだけ媚を売って、飲みもこなしてきたっていうのに。頼みの学友(コネ)たちも、あたしの事なんてどうでもいいと言わんばかりに、皆が皆スルーしたのだ。
あたしには大学院に進学できる蓄えもない。このまま大学から追い出されたら……即・路・頭! 迷子の子猫ちゃん待ったなし!
「ヤバいヤバいヤバい、どうしよう……と、とにかく落ち着け、落ち着けあたしっ……ぃぃいいい落ち着けるかー! クソッ!」
もう頼れるのは、教授しかいない。
あたしはワラにもすがる思いで、ゼミの教授に就職を斡旋してくれないか相談を持ち掛けに行った。
「教授、いえ神様~~! どうかお願いします~。あたしに職を……できれば楽なところで……」
「……よくもまあ、ろくに出席もしてこなかったのに顔を出せたもんだよ」
「場所はどこでも構いません~! あの~、見つけてくれたら知り合いの可愛い子~、紹介しちゃいます~」
自分で言ってて、さぶいぼができそうだ……。
「……ゅるふわ」
「はい?」
「ゆるふわ系の可愛い子を頼むよ」
……ォォオッシ! 交渉成立! 持つべきものはナントカだわ!
これでとりあえずの将来は安泰ね。
さあ、就職したら適当に仕事こなして、良い感じの男と結婚してアーリーリタイアかましてやるんだから!
――な~んて、イキってた当時のあたしをぶん殴りたい。
そう思えるくらい、あたしの目の前にある建物は常軌を逸していた。
「本当に、ここがメンタルクリニック? マジ!?」
教授曰く、腕は超一流で、給料も良い。おまけに先生はイケメンとテンション爆上がりした上での、コレよ。
誰でも同じ反応になるだろう。神様だってそう思うはずだ。
「ま、まあこんな見た目でも、先立つお金様には敵わないもんね」
将来の打算をしながら扉をくぐろうとすると、それよりも早く扉が開いて誰かが出て来た。
患者さんかなと思って、脇に避けたのに、その人は何故かあたしの前で立ち止まっている。ん?
「おや~? 診察かい? でもダメね~、飛び入りの診察はしてなくってさ!」
「え? も、もしかして……東海林先生、ですか?」
「大ー正ー解! そうです、僕が院長の東海林伊周先生です↑」
無駄に語尾が飛び跳ねてる。
絶賛新婚旅行中! みたいな浮かれ具合で、子気味のいいダンスを踊り始めた不審者、もとい精神科医。
のっけから謎の不思議世界観を味わって、もう帰りたさMAXだけど、これくらいでめげてらんない。
「あたし患者じゃありませんから! 今日からここで働く事になった的戸奈津美(まとなつみ)です」
「あーハイハイ、君があのコネで就職したなつみちゃん。何その顔? うざって思ってるでしょ」
「ま、まさか~そんな訳ないじゃないですか~(うわ……うっざ……)」
「ま、僕、精神科医だからね。心を読むなんてちょちょいのちょい君だよ。んじゃ、よーろしくねー」
「あ、は~い、よろしくおねがいします~」
先生はそう言って、奥の診療室へと戻っていく。
これがあたしと東海林先生との出会いだった。
そして、あたしにとっての最低最悪な日々の始まり。
春も半ばの頃に『東海林クリニック』の事務職になって一週間。
どれだけ多忙な毎日が始まるのかと思ったけど、蓋を開けてみればなんてことはない退屈な日々の連続だった。
あまりにも患者が来なくて、口を開けてる事の方が多かったかもしれない。
むしろ、都会とは倍くらい時間感覚が違うようなこんな片田舎で、気を病む人なんているのかすら疑わしい。
しかし、ついに。ついに念願の診察予約が入り、昼過ぎに患者さんが来院する事になった。
「先生、患者さんをお連れしました」
「はいは~い、どうぞ~」
「ええっと、どうぞ、こちらへ」
「失礼します……」
「2人共~いらっしゃ~い↑」
あたしは就職して最初の患者さんを案内した。そのまま部屋の隅にある席で作業する。
……あれ、そもそもの疑問なんだけど、
「先生……どうしてあたし、診察室でお仕事してるんでしょうか」
あたし以外に職員がいない以上は、あたしが先生の手伝いもしないといけないんだけどさ。
これじゃ事務員じゃなくて、看護師でしょうが。
「なつみちゃんみたいな美人さんがいると華やぐよね~」
「はあ……まあお給料もらえれば構いませんけど……って、そうじゃなく! 診察! お願いしますね!」
「そんなに強く言わなくてもわっかりま~す。僕は子供じゃないんだからね~」
「あはは、先生~しっかりしてくださいよ~(ッチ、うっざ……)」
あたしは先生に問診票を渡して、席についた。
「ふーん、なるほどね~、不眠症な訳かい」
「ずっと、ずっと眠れないんです。もう2ヶ月もまともに、寝て……こ、ここ、このままじゃどうにかなってしまいそうなんです……!」
「分かる分かる、僕もね~気になった番組とかゲームのやりすぎで眠れないこと多くってさ~」
「はい!?」
い、いけない。ついお前の話はいいから! って突っ込む所だった。あたしは御託は抜きにして診察してくださいと優しく提案する。
「おやすみする時の状況を教えてくれる~?」
「はい……いつも眠る前には玄関に塩をまいて、水を溜めたお椀とお守りを床に置いてから寝てます」
んっん~? なんか想像してた不眠症の人と違うんだけど。
いや、っていうかこれ、どう考えてもこれって……。
「それでも駄目なんです! 教えてもらったやり方を試してるのに、毎日毎日、毎日毎日毎日! 声が聞こえるんですよ! 『こっちにおいで』って!」
あーそっちかー! うん、ちがう!
「どうすればいいんでしょうか、助けてください先生っ!」
「あの、それってどう考えてもオバ……」
「うんうん、僕にまっかせなさ~い↑」
……え? この状況からでも治せる方法があるの?
「それじゃ準備に取り掛かるよ~↑」
そう言って、先生は部屋を出ていった。
それから十数分もすると、先生は両手にいっぱいのお祓いグッズを大量に抱えて戻ってきた。
「お札に、太鼓に数珠にetc……なんでこんなの持ってるんですか?」
「僕、精神科医だからね~」
「いやいや、答えになってないですから!」
「ほらほら、なつみちゃんも手伝って!」
心の中で舌打ちしつつも、あたしは先生に指示されるまま、渋々、しーぶーしーぶお祓いの道具を所定の場所に配置していく。
いや、ほんとに何やってんのあたし……。こんな事するために大学出たわけじゃないのに……。
いつのまにか患者さんまで手伝いをするように言われていて、完成した頃には時刻はとっくに夕方を回っていた。
「ふぁぁぁ、バッチグー。よくできたね~↑」
「……え? 先生、何くつろいでるんですか」
見れば、先生は紅茶片手に欠伸までしている。
「僕はねえ、3時のおやつが欠かせないんだよ。脳に糖分。分かるよね~?」
夜! もう夜が近いわ!
ああもう、また先生のノリに振り回されてる。
ステイ、あたしステイ……。
「そ、それで、どうするんですかこれから」
「先ずは清めの塩を振りかけて……」
すると、先生はベッドで横になった患者さんに直接塩を塗りたくり始めた。
「ぶぇっ、ちょ、ちょっと一体何を!」
むせる患者さんをガン無視して、先生はリズミカルに掌を上下左右にスライドさせている。
「憑いちゃった幽霊さんを追い出す準備をしてるんだよ~。なつみちゃん、これ持って! 太鼓叩く!」
「あ、えーっと、ハイハイハイ! って! これワラ人形!!」
やけっぱちで太鼓を連打するあたし。
無心で叩いてると、段々気持ちよくなってくる。思っていたより楽しいかも……。
先生は太鼓に合わせて幣(ぬさ)とかいう白い紙束の棒を振り回している。割と本格的だった。
程なくして、患者さんは大量に汗をかきながら体を震わせ始める。
「やmえrおおおおお、あyばばばbっb」
「いいね~! 苦しんでる苦しんでる!」
「えっえっえっ!?」
「キタ~↑↑↑ いらっしゃ~い!」
「まま、マジでお越しになっちゃったの? どどど、どうするの先生!?」
「こ~するの! 悪霊退散~★」
先生は数珠を握った拳で、何もない空間を思っきし殴っていた。えっ、物理!?
「ふ~~、除霊完了!」
トンチキな除霊だとその時は感じたけど、患者さんは正に憑き物が落ちたような顔で、ぐっすり眠っていた。
「これで、治療は済んだんでしょうか……」
「バッチリよん! 消滅したの確認したからね~」
ふーん、確認……え?
「お化け、見えるんですか?」
「ロンオブモチ。隣にいたのは最初から分かってたからね~」
「最初からって、あたしが部屋に入った時から?」
「言ったでしょ? 2人ともいらっしゃ~いって!」
ア、アハハ……マジでついて行けない。
あたしは、このクリニックにどうして職員がいないのか、ようやく理解したのだった。
あれ、ていうか、お札使ってないじゃん!
クリニックには定期的に患者が来院してたけど、除霊みたいなトンデモ治療が施される事はあれ以来なかった。
初めてきた患者さんは、先生のテンションにまあ驚くんだけど、それも最初だけ。辛辣な事を言われつつも、みんな的確に治療されて、何度も来るような事はなかったのだ。
一般的なメンタルクリニックって、何度も通院するものだと思っていたから、先生の腕が超一流なのも納得させられてしまう。
「あ~~……だからここ、いっつも暇なんだ! ウケる~」
受付の椅子の上でクルクル回っていると、
「……もう、たのもう!」
誰かが話かけてきた。目の前に立っていたのは、お年寄りの男性と、19歳くらいの男性。
「やばっ! 失礼しました、ええっと、ご予約の方でしょうか?」
「ああ、うちの孫を見て欲しいんじゃ。先生はどこじゃ! 先生を! 早よ出せぇぇい!」
おじいさんは、切羽詰まった勢いで保険証を突き出していた。まるで銀行強盗の勢いだ。
この慌てっぷり、相当やばい状態に違いない。
お孫さんの方を見てみると……それはもうヤバかった。
明らかに顔が痩せこけてて、手は微細振動かってくらい小刻みに震えている。極めつけは……
「やめろぉぉ! 俺を始末するつもりだろ! キアアアッ!」
あー知ってる知ってる、これはあたしでも分かるわ。薬物中毒でしょ。
あたしは大急ぎで先生のもとに2人を連れて行った。
「――どうしてお孫さんはこのような状況に?」
「先日ワシが朝起きると、家にウチの孫を連れた3人組の男たちがやって来たのじゃ。それから、孫を治してほしければ××の店に金を持ってこいと、せびってきおって……」
先生は目の前に患者がいても終始適当な応対を繰り返している。ため息を吐いてしまうけど、今はそんな事を考えている場合ではない。
「300万なんて大金、ある訳がなかろう!」
これは……あたしらがどうこうできるような次元を超えちゃっている。事案よ。完全に警察へ行け案件だ。
「先生……これはもう、け……」
「帰ってくれるかな~? 僕ね~、子供は大嫌いなんだよ~」
「……へ?」
なんだかんだ治療すると思っていたあたしは、そのドライな返しに面食らってしまう。
でも、それ以上に面食らっていたのは、おじいさん。
「貴、様ァァァッ!! それが医学の道に進んだ者の言葉かァァァッ!!」
「うぷぷ。誰にでも好き嫌いはあるでしょ?」
ニンマリと笑う先生は、椅子に腰かけたままクルクル回転して話を聞こうともしない。こうなっちゃったらもうお手上げだ。
「ふざけおって! もう二度と来んからなッ!」
「はいは~い↑ アディオス、アミーゴ~↑」
なんて塩対応。言葉もない。
あたしには2人を見送る事しかできなかった。
「何やってるんですか先生。確かに、あれは手に負えるものじゃありませんけど、対応ってものが……」
「ねえ、なつみちゃん。今日の夜、暇だよね~? 一緒に夜のドライブに行かないか~い? そういうの割と好きだよね~」
「え、ええ、好きですけど……はい?」
「じゃ、夜になったらここに集合~↑ 星を見に行こうね~↑」
先生はあっという間に営業を止めて何処かへ行ってしまった。
脈絡のない質問につい答えちゃったけど、夜のドライブにちょっとだけ惹かれた自分を呪ってやりたい。
「はぁ、何考えてんだか……」
結局あたしは先生に言われるがまま、ホイホイと夜のドライブへとしゃれこんでしまった。
別に誘われて嬉しかった訳では、決してない。一人でいる夜が寂しかっただけ……って、こっちの方が欲求不満みたいじゃん!?
そんなお気持ちが溢れて、流れていく夜景なんてほとんど記憶に残っていなかった。
まあ、そもそもドぴんくのワンボックスカーの時点でシャレオツなドライブ気分には浸れないんだけど。
そうこうする内に、先生は目的地についたのか、車を停めた。
「着いたよ~↑ ねえねえ、ドキドキしてる~?」
決め顔でこっちに振り返る。顔だけは良いのは認めるけど……。そういうところがイヤなんだよ!
あたしは適当に相槌をうって、目的地――平屋の方へ向かう。
それは、××という名前のお店だった。欲望を体現したようなショッキングで下品なネオンサインが、ギラギラと輝いている。
ここ、いかにも怪しそうなクラブなんですけど!?
まさか、いかがわしい薬を使って、あ、あたしを!!
「ん……? 薬?」
このお店、あの中毒症状の患者さんが通っていたお店なんじゃ……!
まさか先生、あんな事言っておいて患者さんを!?
「それじゃ行こうかなつみちゃ~ん! はい、コレ」
「……へ?」
先生はそう言うと、いつの間にかガスマスクを被っていて、あたしの手にはズシっとした重さの銃が……!
「カッコイイでしょ~!」
「はい? カチコミする気!?」
「大~正~解~! なつみちゃんに30ポイント↑」
「いりませんよ! って!」
両手に銃を構えて、先生は突撃していった。
「ちょ、置いてかないで!」
えーと、これどうすればいいの?
迷っていると、お店からは煙が漏れ始め、男女の悲鳴がこだましていた。
このまま逃げる? でも、先生を置いていくわけにも――
いや、とにかく、先生を連れ戻そう。
やるしかない。
やってやる、やってやるわ!
「うあぁぁぁぁ!」
銃に括りつけられていたマスクを着用して、あたしも店に乗り込んだ。
逃げ惑うお客さんを無視して、天井にぶっぱなす。
銃から伝わる反動が心地よかった。
「ハッハーーーッ!」
――それ以降の記憶は、あたしにはない。
ただ、耳には先生の『↑』が余韻となってこびり付いていた。
「――っは!」
気づけばあたしは、先生の車の中にいた。
運転する先生の足下にはガスマスクが転がっている。
「夢じゃなかったかーーですよねーー」
あたし、ただの受付事務だったはずなのにな……。
「先生、アレ本物だったんですよね?」
「まさか、持ってたら犯罪だよ~、あれは偽物~」
は、はは……。
「見て見て、なつみちゃ~ん!」
指さす方向には、お店のあった場所から花火が上がる光景だった。
「汚い花火だね~~↑」
あたしは高速で流れていく風景を見ながら、心を虚無にした。
窓から空を眺めると、空を覆い尽くすくらいの星々がピカピカと光っている。
はは、大きいな~、あ、流れ星。違うかな、流れ星はもっとびゃ~って動くもんね~↑
あ! あれがアークトゥルス、スピカ……春の大三角ってヤツかな~↑
はは、あはは……。
あは……。
……。
刺激的な夜が終わり、迎えた朝。
ニュース番組では大々的に『麻薬密売組織壊滅』の文字が躍っていた。
現場の写真は、『××』のお店の跡地を映し出している。
「まさか……こんな大事に……」
それから暫くして。
クリニックにこの前のおじいさんが殴り込みにきた。どうやら先生は、あの夜、店の中にいたお孫さんをお迎えに行き、そのまま麻薬中毒者厚生施設に叩き込んでいたらしい。
おじいさんの叫びもなんのその、先生はいつものテンションで、
「僕、子供は嫌いなんだよね~。でもね~それ以上に大人が嫌~い」
それだけを告げて、椅子をグルグルさせる始末。奇遇だよ、あたしもあんたみたいな大人は嫌いだ。
あたしには先生の考えている事がまるで分からない。
でも、ちょっとだけ。
ほんの少しだけ先生の根っこにあるものに触れられたような気がした。多分。
刺激的な出来事が多すぎて、心臓に毛が生えたんじゃないかと思えるようになったあたしは、またしても退屈な日々を送っていた。
そんなうだうだする梅雨時のある日。
彼女はやってきた。
「……」
雨でびしょ濡れだったからか、元からなのかは分からないけど、顔は真っ黒な髪で一切見えない。
あたしは、予約したものだと答えた彼女を、先生のところへ連れて行った。
「それで~? 何を相談したいの~?」
少女は床を見つめながら(多分)、ボソッとつぶやいた。
「……私、死にたいんです……」
「や~っとまともな人が来た! コレよコレッ!」
「あの、今、喜んで、ました?」
そっとガッツポーズした腕を隠して、あたしは至って冷静に言葉を返す。
「いえ、何も。それで、どうして死にたいなんて思ったの?」
「私、空気みたいな、扱いで……いなくても、いいのかなって」
はーーー、梅雨の季節に相応しいジメジメっぷり。
なんだかこの子を見てると何故かモヤっとする。少しだけ懐かしさを感じるというか……。
こんな時はやっぱり、超一流の先生の出番ね。
「先生、どう思います?」
先生は即答した。
「う~ん、いっぺん死んでみたらど~かな~?」
「ですよね! そういう事言うと思った!」
「うんうん~その方がいいよ~絶対。なつみちゃんもそう思ってるしさ~?」
「ブフーッッ!」
ビクッと黒い塊がこっちを向いた。
見てる、めっちゃ見てるよ!
「そ、そんな事思ってないから安心して、ね?」
「いえ、分かって、ました。どうせ、私なんて……」
「……ああもう、あんたね、顔ぐらい見せなさいよ! ていうか、目ぇ見て話させろ!」
あたしは勢いのまま彼女の長い前髪を掴み、後ろに全部持ちあげてやった。
そこには、瞳を涙でウルウルさせた、美少女様がいらっしゃったのだ。
少しそばかすはあるけど、そんな事気にならない程の美少女である。
「……うぅ……なんで、そういう、事……」
「あ、ごめん……悪気はなかったの……」
美少女の尊い涙目を前に、あたしは今モーレツに地面に埋まりたい気分だった。
「い~けないんだ、いけないんだ。セーンセイに言ってやろ~↑」
「お前が先生だろうが、お前がっ!……先生、いい加減ちゃんと診察してあげて」
「しょうがないなぁ~なつみちゃんは~」
ようやく先生のお仕事スイッチが入ったらしい。
すると、先生は机の中から薬を取り出した。
白と赤のカプセル錠で、何やら5桁くらいの英数字が刻印されている。
「2人とも、この薬を飲んでくれる~?」
「え、どうしてあたしも」
「ほらほら! 早く早く~」
言われるがまま、あたしと女の子は薬を飲んだ。
「で、これなんの薬ですか?」
「ぐっすり眠れるお薬だよ~↑」
「え……」
言い終わるよりも……前に。
あたしの、意識は、暗闇の中、に……落ちて、いくのだ……た。
う……頭が痛い。
確かあたしは、薬を飲ん、で……。
「そうだ! アイツ~~! 痛っ!!」
勢いよく飛び起きようとして、あたしは身体を固定されている事に気が付いた。
暗がりの中だったけど、どうやらあたしはベッドの上に横になっているらしい。
「あ、あの、これどういう事ですか!?」
「よかった、あなたも無事だったのね……」
黒髪の女の子もすぐ隣にいた。
お互いに安堵したのも束の間、あのお気楽な声が、どこからともなく響き渡る。
「起きたね~、よかったよかった~」
「よくないわ! どういう事ですか先生!」
問いかけると、先生は自分の口でダラララ……と、ドラムロールを口ずさんだ後に答えた。
「君たちには~、今からサバイバルゲームを~してもらいま~す↑」
「は? 鯖? え?」
「今から拘束を解除するよ~、生きたいって気持ちがあるなら、この部屋を出て、罠、じゃなくてステージをクリアしてね~」
今、思いっきり『罠』って言ったんだけど!?
「それじゃ~スタート~! あ、しばらくしたらこの部屋は爆発するからね~」
その瞬間、拘束が解除された。
何があるか分からないけど、やるしかない。
あたしは女の子に声を掛けた。
「あなた、名前はなんていうの?」
「えっと……宇津田志乃(うつだしの)です」
「え!? あ、いや、行くよ志乃ちゃん!」
返事も待たずに、あたしたちは部屋を飛び出した。
その直後、部屋からはボン! と破裂音が聞こえてくる。
冷や汗をかきつつ、暗い廊下をよく見渡すと、机に置かれた銃を見つけた。
これ……この前あたしが使ったモデルガン!
「よし、これで突破しろって事ね!」
「あ、あの、私はどうすれば……」
志乃ちゃんは困り果てた声色で訴えかけてくる。
あたしに言える事はひとつしかない。
「決まってるでしょ! 自分の足で戦うのよ!」
「でも、こんなの持った事ないし、私じゃ足手まといに……」
「関係ない! 抗うのよ! あなた、ここを脱出したら何かしたい事はないの!?」
あたしの勢いに戸惑いながら、志乃ちゃんは恐る恐る喋りだす。
「友達とちゃんとお話ししたいです」
「それよ、それを思い浮かべて! 他には!?」
志乃ちゃんは思った事を次々に述べた。
生への渇望がそうさせたのかもしれない。
小さな事から大きな夢の話まで。沢山話してくれた。
「それだけあるなら十分! 返事は!」
「……はいっ」
「声が小さい!」
「はいっ!!」
髪の毛の間から見える瞳は、生きる意志に満ち溢れていた。
「いい返事! さあ、ガンガン行くわよ!」
「あの、お姉さん、ちょっといいですか?」
志乃ちゃんは、力を込めた声色で問いただしてくる。
「ど、どうしたの?」
「お姉さんは、どうしてそんなに前のめりに生きてられるんですか?」
「前のめり……?」
急に問われて、あたしは思い返した。そういえば、いつからあたしは、こんな突っ走る系のキャラに……。
「思った事を口に出せるって凄いです。私はそういう風に生きるのは……」
あたしは、どちらかと言えば志乃ちゃんみたいな、思った事を内に秘めて生きて――
ああ、そうか。この子に感じてた事って、昔のあたしを見てる気分になるからなんだ……。
「勢いよ、勢い。当たって砕け散るくらいの気持ちでぶつかっていけばいいのよ。多分……」
「ぷ……それ、失敗しちゃってますよ。でも……私、頑張れそうです」
いつの間にか、彼女は笑うようになっていた。
これならもう、死のうなんて言う事もないだろう。
「それじゃ、この訳分かんない状況を脱出して、祝杯をあげるわよ!」
「はいっ!!」
「「わあぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」」
あたしたちは駆け抜けた。
罠っていうから、命を懸けるような物が仕掛けられてるのかと思って警戒してたけど、ゴールへ辿り着いた時に分かった。
的に弾を当てたり、障害物を乗り越えたりとか。
これ、ただの『サバイバルゲーム』じゃん、て。
志乃ちゃんとの一件が終わり、先生に一発突っ込みを入れた後。あたしは受付業務に戻っていた。
今日の患者さんは、上司とのいざこざでメンタルブレイクした人。先生の治療は相変わらず無茶苦茶で、患者さんと一緒に上司の顔に落書きをする傍若無人ぷりを発揮した。
上司に怒られるかと思えば、何故かスッキリしてて、患者さんと打ち解けていた。
先生曰く『コミュニケーション不足』だったらしい。
本日の業務が終わった後で、あたしは前々から気になっていた事を先生にぶつけていた。
「先生はどうして、患者さんにふざけた態度で向き合うんですか? 普通にしてても治療できそうなのに……」
こう聞いても、どうせ適当な事言われるかな?
それであたしがキレて突っ込むいつもの流れだ。そんな風に思っていたら、先生の答えは予想外のものだった。
「確かに現代心理学では、患者と話をするのは精神科医の大きな仕事だね。でもねえ、話をするだけというのは僕は違うと思うんだよ。上っ面だけ治療しても、いつかは元に戻る」
確かに、上澄みだけすくっても、底が濁ったままなら時間が経てば戻ってしまうかもしれない。
先生は真面目な雰囲気で続けた。
「なら、根っこの部分を治療しよう。原因が本人なら本人に最も効果的な治療をするし、外部にあればその外的要因を片付ける。僕がやっているのは至極シンプルなんだ。歯医者さんと同じだね」
そう言われてしまうと、ぐうの音も出ない。
「君はお話をするだけで、患者が楽になると思ったのかい?」
「それは……喋って解決できる事だってあります」
「じゃあ僕が今からなつみちゃんを殴る。君はそれを親や警察に話すだろう。それで僕への憎しみは減るかい?」
「まあ、多少は……」
ふ~ん、と先生は言葉のナイフで容赦なく挑発する。
「じゃあそれが毎日続いたらどうするのかな? それでも誰かに話して気を紛らわせるのかな?」
……今のあたしなら多分殴り返す。
でも、それをすべての人ができる訳じゃない。
「そんな毎日に疲れた君は、カウンセリングを受けにいく。するとその医師はこう言うんだ
『なんで殴られたのか考えてみよう』ってね」
「もういいです! 今日は帰るので!」
これ以上話したくなくて、あたしはその場から逃げるように帰った。
去り際に、先生は「もう少しだね~」と、言っていた気がするけど、今のあたしにはどうでもいい。
……先生の根本を治療するという考えは分かる。
でも、すべて正論で通す事が必ずしも正解ではないとあたしは思った。
先生や志乃ちゃんの事があってから、あたしは自分の事について考えるようになっていた。
このまま適当に生きて、死ぬまで流されていく人生で本当にいいのか? と。
「これからどうしようかな……」
「あの……」
「何か掴めた気がしたのよね……なんだろ」
「あのあの!」
「ひゃいっ!?」
ボーっとしていたあたしの前に、女の子がいた。
そばかすが目立つ、けどとても可愛い黒髪のショートカットの女の子。
「え――もしかして?」
「はい、この前相談しにきた宇津田です」
はにかみながら挨拶する女の子は、あの時とは見違える程元気になっていて、夏を思わせる爽やかさすら感じられた。
「すっごいイメチェンしたね! 良いじゃん、めちゃくちゃ似合ってる。友達とは打ち解けられた?」
「はい! 私を変えてくれたお姉さんに、お礼を言いたかったんです。ありがとうございました!」
そう言うと、女の子はクリニックの外で待っている子たちと合流して帰っていった。
こんなあたしでも、誰かを元気にできる。
それが嬉しくてたまらなかった。
――その時、あたしの中で漠然としていた気持ちが一気にまとまって、ひとつの考えを弾き出していた。
「どうかしたのかな?」
先生の声に振り返る。
先生はいつものテンションではなく、この前と同じ真剣な表情であたしを見ていた。
何かしゃべる訳でもなく、まるであたしの言葉を待っているように。
だから、あたしは今の気持ちを率直に言う事にした。
「先生、あたし、この仕事辞めます!」
「うん、いいよ~↑ オッケーオッケー↑」
え? こんなあっさり?
余りにも拍子抜けする答えで、逆に頭が真っ白になってしまった。
そんなあたしに、先生は追い打ちするように、
「じゃあね~、最後にこれ頼めるかな~?」
「は、はい?」
あたしの机に、山ほど溜まった書類がうず高く積まれていった。ナニコレ!?!?
「自分で処理するのが面倒でね~、おっきくなっちゃった。最後にコレ処理したら辞めていいよ~」
「ふ、っ、ざ、け、ん、な~~~!!」
「うぷぷ、その調子だよ。それじゃヨロシク~↑」
……分かった、終わらせればいいんでしょ?
やってやるわよ! こんにゃろぉぉぉ!
退職宣言後、大量に押し付けられた書類の山と、諸々の手続きを済ませて、あたしは東海林クリニックを退職した。
クリニックを出ていく際に先生は、いつも患者さんに言う、『また何かお困りでしたら、ぜひ東海林クリニックへ』なんて事を言い放ってきた。
当たり前だ、二度と来るか!
――あの決別の日から、5年後。
あたしは今、テレビのトーク番組に出演していた。
「的戸さんのそのキレキレなツッコミは、どこで身につけたものなんですか?」
「これは……あたしが腐ってた時期に出会った人の影響……ですかね」
あたしはその後実家へ戻って、それはもう必死に勉強した。
その後めでたく精神科医になり、ある番組に出演した際にツッコミを入れた事が切っ掛けで、何故か芸能界デビューしていた。
あたしの歯に衣着せぬ物言いや、ツッコミの勢いが、若い世代の間でめちゃくちゃウケたらしく。
今では異色の芸人として名を馳せていた。
「――それはもしや、恋人だったり!?」
「アハハ……もう二度と言わないでください。まあ今のあたしに転機をくれた人ではありますかね」
先生とは、あの日以来会っていない。
風の噂では、世界を飛び回りながら治療してるとか、どこかの病院の権威として活躍してるだとか、本当か嘘かも分からない話ばかり聞こえてくる。
先生ならどれもあり得るから、らしいっちゃらしい。
でも、ひとつだけ確かなのは、今もきっと変わらずに根本から治療する事を考えているって事だ。
あたしが今、こうしていられるのは、『自分』を出す事は悪い事じゃないって、あのクリニックで気付けたからで……。
その時、ふとある言葉を思い出した。
『また何かお困りでしたら、ぜひ東海林クリニックへ』
何であの時先生は、『また』なんて言ったんだろう。
あたしは別に、病んでなんか。
そういえば、先生と口論になった時も、もう少しとかなんとか言って――
そこまで思い出して、あたしは気付いてしまった。
その言葉の意味を。
「まさか……先生は、あたしも含めて、治療を……」
「えっ? あの、どうして泣いてるんでしょうか?」
「あ、い、いえ! なんでもありません!」
あの滅茶苦茶な先生に引っ張られて、あたしは適当に生きようとしてた自分とサヨナラできたんだ。
今になって、思い出すなんて、ほんと、なんなの。
いつも余裕な顔で、いつも人を舐め腐っていて。
なのに……。
くそう。本当に憎らしいくらい凄い人だ。
あたしは、先生にも負けないくらい、図太く逞しく、真っすぐ生きてやる!
自分の人生を、満喫してやるんだから!
チュウニズム大戦
レーベル | 難易度 | スコア | |
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スキル名/効果/備考 | |||
●リレイ | EXPERT | 0 / 280 / 560 | |
オールコンボダウン(コンボ→ミス) | |||
自分の場にCHAINが3枚以上で発動。 自分の場のCOMBOを全てMISSにする。 |
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チュウニズムな名無し
162021年08月04日 19:32 ID:fbd6tvke本当は走って手に入れたかったけど間に合わんかったわ……
ガチャ来たら金積むから来てくれ……
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チュウニズムな名無し
152021年04月03日 18:36 ID:elo7zzc3モガラ様安らかに眠れ
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チュウニズムな名無し
142020年09月17日 22:12 ID:lh2xy75pこの人さらっとモガラ様成仏させてるんだが…
スペックやばいな
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チュウニズムな名無し
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チュウニズムな名無し
122020年08月09日 22:52 ID:otmxmrrc名前が名前だから、サイト内アクセスランキングになんか病院の広告でもあるのかと思っちゃうな
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チュウニズムな名無し
112020年08月08日 10:44 ID:img76dtyお前のような精神科医がいるか(いる)
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チュウニズムな名無し
102020年08月07日 23:52 ID:lcmk0ued配色といいアニメ版の伊良部先生
そのうち中年化かショタ化のイラスト出てきそう
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チュウニズムな名無し
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チュウニズムな名無し
82020年08月07日 23:13 ID:ea23ppg5なんやこの見た目もストーリーもぶっ飛んだキャラ…
なんだかんだ今一番好きなキャラかも知れない
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チュウニズムな名無し