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瀬尾鳴海本編まとめ

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作成者: カニ
最終更新者: カニ

瀬尾鳴海本編のストーリーを、書き出しからSTORY番号が分かるようにインデックス化し、Happy Endルートへの選択肢を追加したページです。

読むのを中断した場所のSTORY番号の確認や、Happy Endへの到達にお役立てください。

2023年4月のリニューアル後の仕様変更で「パズルクリアでHappy Endルートの選択肢を確定させる」ことができなくなりました。

完結後、試行のうえHappy Endに到達できた選択肢例を記載することになりますので、5話以降、連載中は選択肢に○印はつけられません。ご了承ください。


本編第1章 STORY-0 熟れた宿痾

ライター:片桐由摩

STORY書き出し
11――20XX年、10月初旬。
学生1「瀬尾先生、質問があります!」
2瀬尾「……ひかるくん達はまだ戻っていないのか」
奥の教授室へ向かおうとした瞬間、軽い目眩がした。
21ヒロイン「あの、突然ごめんなさい。でもその女性、困ってるみたいだから」
2宝生「……オオルリだ」
芝生に向かって歩いていた潔くんが、目を輝かせて立ち止まった。
31可愛「そうだ一応報告しとこ、昨日また森末くんに声をかけられたんです」
早乙女「森末?」
2ヒロイン「……やっと家に帰れた……お疲れ様、自分……」
41???「ごめんなさい、ごめんなさい……!どうか許してください、先生!」
2通りがかった由井さんが名刺を拾い上げ、訝しむように私を眺める。
関「瀬尾鳴海?ということはあの心理学者の」
51ヒロイン「いえいえ、そんな覚えてるはずないですよ、謝らないでください!」
2(あれ、青山さんだ)
文具店を出た瞬間、まるで見計らったようにスマホが鳴り響いた。

※宿痾(しゅくあ):長くなおらない病気。持病。


本編第1章 揺らぐ疵に積もるのは

ライター:片桐由摩

話数書き出し選択肢
STORY1
1会社の同僚1「うわ……あのニュースってやっぱり宮森さんだったんですね」
2ヒロイン「こんにちは……瀬尾さん」
3(やっぱりそうだよね……『らしくない』)
脳裏に、名刺フォルダが浮かんだ。彼への興味は――仕事か、プライベートか。
いや……
そうでしょうか……
ありがとうございます
4(……モデル事務所か。顔は全力で塗ったくればどうにかなるかも知れないけど、身長はヒールでごまかすにも限度があるもんね)気持ちは伝わってる
話してくれて嬉しい
安心してね
5『君自身の言動が招いた結果』として、就職先を変えざるを得なくなった。
STORY2
1ヒロイン「はあ……どうしよう……」
2ヒロイン「駄目だった……」
研究室で話している間に昼休みは終わり、緑の芝生はすっかり静まり返っている。
3青山「民間人、しかも未成年を巻き込みたくないのは俺だって関さんだって同じだ」
4青山「お話し中、失礼します。敬陽大学の伍代修教授、ですよね?」こちらこそすみません
お互い様です
なんのことだろう
5それから2日後――
(……緊張してきた。また早乙女さんって人に門前払いをされないといいんだけど)
瀬尾さんの親類だから
瀬尾さんがうっかりさんだから
お節介したくなるから
STORY3
1瀬尾「俺の恋人は心理学だからね」
2(すっかり長居してしまった)そうだよね
そういう子ばかりじゃないと思うけど
大目に見てあげよう
3ヒロイン「怖くない、とは言えないかな」
峯岸佳奈「……ですよね」
4ヒロイン「……はあ」
病院の外に出た瞬間、がっくりと座り込みたくなる。
ひとまず無事なんですね
そんな呑気な……
さすがは青山さん
5今大路「もし2つが繋がっているとしたら向こうの目的は何なんでしょう」
STORY4
1瀬尾「ここが俺の部屋だよ。緊張する必要もないから、どうか気を楽に」
【スチルあり】
2瀬尾「…………」
(この空気を……変えなければ)
3瀬尾「峯岸さんが公務員を目指すのだと嬉しそうに教えてくれた」びっくりです
大丈夫かな……
いえいえ
4ヒロイン「失礼します。少しお話を伺えますか?」ははは……
今のところは
頑張ってるんですよ
5先刻までと全く違う、憎しみと怒りをはらんだ声色。
アイリ「クスリの量ミスったとか、そんなこと絶対ないから」
STORY5
1(……よし、到着)
手土産の紙袋をぶら下げたまま、淑央大学の正門を眺める。
2彼等が瀬尾さんの人間性を疑うことはないだろう。
3(よし、今日の重大ミッションはひとまず終了)
門を出てから、こっそり研究室棟の方を振り返る。
私は走るのが好き
ダイエット成功するといいね
まだまだこれから
4ヒロイン「ただいま戻りました」
関「お帰り、どうだったか?」
そういう仕事だと思ってます
理解できます
そうですね
5ミナコ「それじゃ再会を祝して、かんぱーい!」
ヒロイン「乾杯!」
STORY6
1――偶然再会した大学時代の友人ミナコと飲んでから、数日後のこと。
2運命の出会い、なんてものは映画やドラマで溢れている。あはは、つい……
お恥ずかしいです
夢中でつい
3ヒロイン「ただいま戻りまし……」
関「…………」
4ヒロイン「!」
青山さんはアプリを眺めるふりをして、私にLIMEを送ってきた。
5翌日は、見とれるような青空だった。瀬尾さんこそ
本当に私でいいんですか?
大歓迎です
STORY7
1ヒロイン(さて……こんな時にはどんな会話をすべきなのか……)
2電車から降りた私は、まずランチのお店を探す。
ヒロイン「瀬尾さん、ピザのお店が予約できました」
3瀬尾「だからと言ってはおかしいけれど、少し休憩してもいいかな」私は気にしません
話しにくい話題なんですよね
気になっていた
4ヒロイン「うわあ……色々ありすぎて迷いますね……」
【スチルあり】
徳用サイズを買いましょう
喜んで行きます
伺います
5ヒロイン「……到着」
家のドアを開け、靴を脱いだ瞬間にそのまま座り込む。
STORY8
1早乙女「瀬尾さん、一応聞きますけど……こいつが誰か分かります……よね?」
2それから構内で聞き込みを続けていると――
3関「そうか……淑央でもやはりめぼしい情報は出なかったか」控えめな女性が似合うのでは
そうかもしれないです
心理学が恋人だと言っていました
4ヒロイン「……そうですか、親御さんが既に大学へ」
伍代修「学校側の不行き届きだと責められてしまってね
5アイリ「マヤクナントカが、リカちゃんの意識が戻ったってだけで連絡するとは思えない」他の人には言わないでね
不安にさせてすみません
頑丈なつもり
STORY9
1ヒロイン「ドラッグを流していた組のアタリがついた……?」お気づかいなく
大丈夫ですよ
分かりました、ありがとうございます
2(普通に話せてたよね?大丈夫だったよね?)
研究室を後にしても、まだ緊張が残っていた。
3日向「あの時の瀬尾さんの言葉はぜんぶ覚えてる」
4可愛「志音くん、玲さん、怪我の様子は?」
瀬尾「…………」
全然平気じゃないよ
茶化さないで
そういう問題じゃないよ
5瀬尾「こう考えてみてくれるかな。君が淑央に出入りしていたからこそ、高等部の生徒から情報を得ることができた」
STORY10
1関「泉、そろそろ休憩したらどうだ」
ヒロイン「あ、もうそんな時間ですか」
2緊張に、お腹のあたりが鋭く痛んだ。心臓の鼓動が耳のすぐ側で聞こえて、呼吸を忘れそうになる。想像がつかないです
組織の壊滅……?
乗っ取り……?
3関「……しかし、15年か」
不意に、関さんが呟いた。
4それから2週間後――
夏目「うっ、さむ」
5(それにしても……こんなやり方をしてくるなんて)
今のところ、確かな証拠はロット番号だけ。
焦らなくても
仕方ないですよ
気にしないでください
STORY11
1???「瀬尾先生、ちょっといいですか」
瀬尾「……!?」
2ヒロイン「かえって今大路さんの邪魔になってしまいましたよね。申し訳ありません」絶対ないから
そういう話は苦手なんだ
大人をからかうものじゃありません
3醜悪な不愉快さと同時に込み上げてくる、言いようのない高揚感。私は慌ててスマホで画像を探す。そうだよね
話してみないことには
慎重にいく
4早乙女「まったく、徹夜して発熱なんてもう金輪際やめてください」
5可愛「玲さん、駅まで送るよ」
ヒロイン「平気平気、まだ人通りもあるし」

―2024年8月9日更新分まで―


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