【白猫】KINGS CROWN3 Story
プロローグ
討滅を誓う男は、戦い抜くために――
無垢なる少女は、つながりを守るために――
運命の少女は、生きるべき世界のために――
三つの王冠は、受け継ぎし者のもとへ――
………………
…………
……
投票イベント
story
……いい天気ね。あの日を思い出すわ……
?
……なにかが起こる日ということよ!
おーーーい!キャトラーーー!
ほらみなさい!シエラとガルガがやってきたわ!
…………
おつぎはキアラとジュダだわ!ゆっくり歩いてくる!
みな、久しいな。
アイシャさんにエレノアも!
わかったわ!
……王冠ね!精霊の王冠ね!
正解だ、キャトラ。よくわかったな。
だってキアラがこれみよがしに持ってるんだもの!
<キングス・クラウン>……
水の現身、オウスイ――
炎の化身、カジャ――
雷の化現、ライダス――
正しき者に力を与える、精霊の王冠……
……いま再び、継承者を選んだということですね。
ガルガさん、キアラさん、そしてエレノアを、王冠が選んだ。
……アイリスさん。キャトラちゃんに、主人公も……
どうしたの?感極まっちゃって。
……あ、いえ!
はじめまして。私、キアラ。将来の夢は小説家とピザ職人になること。
初めまして。エレノアといいます。
ガルガだ。
みなさんが、私のもとへ来たということは……
あとは戴冠を残すのみだ。
整理しておこう。力を授かるには二つの手順が必要だ。
一つめは、王冠から課される試練を乗り越えること。
二つめは、<白の巫女>たるアイリスから戴冠されること――
それでようやく、力を得られるというわけだ。
セキュリティがすごい。
……試練、どうだった?
厳しい戦いだったが……得るものはあった。
レべルアップできた気がする。
……エレノアも、乗り越えたのね?
はい、アイリスさん。つらかったですが……
私なりに、答えを出しました。
じゃ!そういうことなら、今回もやりましょーか!戴冠式!
もちろん、パーティーもあるわよ!
パーティー?
せっかくだからね。アンタたちの知り合いをよんで、みんなでワイワイ祝うの。
おいしいものもたくさん出るわよ。希望があれば、うけつけるわ!
でしたら、アイリスさんの山菜鍋を……
骨だ……
私、ミートパイがいい!
干し肉以外なら何でも。
ジェリービーンズを用意してくれるとうれしい。
ピザを所望します。
オッケー!よーするにカニカマね!
ああ、それから。いま思いついたんだけど……
アンタたちが乗り越えた試練のことで、ちょっと相談があるの。
story
す、すごい……思った以上に豪華です……!
……これほどまでに華やかな場所に来たのは、初めてかもしれん。
シャンデリアがすごい。いっこほしい。
ふふん、今回もハリきったわよ!
み、私、みなさん……!なんだか落ち着きません!
私、ここにいていいのでしょうか!?
エレノア、落ち着いて……
グラハム |
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エレノア殿。この度は、誠におめでとうございます。
グラハムさん!ありがとうございます。
『正しき力は、正しき者へ』――でしたな、アイリス殿。
……はい。
エレノア殿が選ばれるのも得心がいきます。
ちょらっぱー!エレノアちゃん、このたびはおめでわんぱく~!
イケてるパーティーだなおい!ダンスフロアはどこだ!
みなさんも来てくれたんですね!
よう、サバイバル女。元気にしてたかよ?
ふふ、そのあだ名、なんだか懐かしいです。
「精霊が集まってできた王冠なんですよね、それ。同じ精霊として、実に興味深いです……!
エレノアちゃんよう!こっちで一緒に踊ろうぜ!
いぇいいぇいふうー♪わんぱくわんぱく!
来て速攻、何やってんだあいつら……
ふふふ。
この度はおめでとうございます、ガルガ。
……よく来たな。
パーティーなんて久しぶりだわ。
選ばれし者……漢の憧れッス!
弟よ!お前も選ばれるような漢になれ!
力を授かるにふさわしい人間は、他にいくらだっている。俺は、運が良かっただけだ。
なんて謙虚な……!姉貴、ちょっとはガルガさんを見習ったほうがいいぞ。
なんだと!?我はいつだって謙虚だ!
どこがだよ!
愉快な姉弟だな。
ふふ、そうですね♪
……それよりもだ。見ろ、この馳走を。
すごいですよね。おいしすぎて、ちょっと泣きましたよ、私。
最高級のフルコースだそうだ。滅多に食べられないぞ。
……泣きながらお腹につめこみます。
キアラ、おめでとう。
精霊の王冠に選ばれるなんて、すごいじゃない。
選ばれてしまったよ。やっほほーい。レクトくん、リネア、やっほほーい。
や、やっほほーい……
わっしょーい!きたぜ、キアラ!
アマタ、わっしょーい。
お祝いのおだんご作ってきたよ。みんなで食べてね~。
やったな、キアラ、エレノア。君たちの栄光に――ふっ、乾杯だ!
キアラさん、エレノアさん、おめでとうございます!
ありがとうみんな。
エマさん、ヴィシャスさん、お久しぶりです!
お元気そうで、なによりです。
エマとヴィシャスは、エレノアと知り合いなの?
実はそうなんです。
世間はせまい……
……なんだか、思い出すわね。私たちが受け継いだ時のこと。
授かり得た答えを、今度は託す……か。
託すような柄ではないが……やるしかないのだろうな。
うん。私たちが、そうしてもらったようにね。
はいはーい!みんな注目!
ここらでひとつ、聞いてほしい話があるの。
なあにー??
こんかいは、王冠を継ぐことになった三人に――
精霊の試練について、話してもらおうと思うの。
……ほう。
みんなにとっても、タメになる話だからね。
賛成!ぜひ聞いてみたいわ。
良き教訓となりそうだ。よろしく頼む!
じゃあ、ガルガ、まずは……お願いしていい?