MDA-21【レグルス】
通常 | レーベシュテルン |
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Illustrator:neco
名前 | MDA-21【レグルス】 |
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年齢 | 5550周期 |
職業 | ファクトリー製BOT(防衛型) |
CV | 浅倉 杏美※デュエルで入手可能なシステムボイス |
- 2017年7月20日追加
- AIR ep.VIIマップ1完走で入手。<終了済>
- 入手方法:2019/1/10~2/6開催の「「合格祈願! ファーストドリーム!」ガチャ」<終了済>
- 入手方法:2019/3/7~4/10開催の「「コスプレ&プリクラで雛の宴!」ガチャ」<終了済>
イベントinclude:開催日(ガチャ13)
- 入手方法:2020/3/5~4/15開催の「「太陽は燃えている ~愛のカンツォーネ~」ガチャ」<終了済>
- 入手方法:2020/12/10~2021/1/20開催の「「Midnight Reaper」ガチャ」<終了済>
- 入手方法:2021/9/2~10/6開催の「「ハイスクールセカンドシンドローム」ガチャ」<終了済>
- 専用スキル「ZTX2エクスキューション」を装備することで「MDA-21【レグルス/レーベシュテルン】」へと名前とグラフィックが変化する。
- 対応楽曲は「Supersonic Generation」。
- 「ZTX2エディクト」は装備できない。
- AMAZON ep.EXマップ3のマップボーナス(+3)に名指しで指定されている。
他がボスっぽい面構えで揃っているAIR ep.VIIマップの癒し枠とも。
ネメシスから襲来するアバターの駆逐を任務とする、新米防衛型BOT。
MDA-21【レグルス】【 通常 / フォースリベレイター 】
行ったことが無い筈の海にいる夢。いつも見るその夢は何を意味するのか。
名前の由来はしし座α星。太陽を除いて21個ある一等星の中で、地球から見て一番暗い星。STORYに登場している仲間の名も一等星の名が付けられている。
- デュエル進行中(状況:戦闘中)
登場 | ううう……こんな調子で私、本当に戦えるかなぁ~。自信がないよぉ~ |
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攻撃 | い、いやああああぁぁーー!! |
うきゃぁああ~~!? | |
痛いですぅ……。ちょっと鼻を打っちゃいました……。 | |
撃破 | やった!やりました!まだまだ新米ですが、先輩たちと一緒に世界を守ってみせます! |
- リザルト
SSS | 私……すごく胸がドキドキしている……これは、嬉しいの?私、喜んでいるというの? |
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SS | そうだ……今ここで、私が頑張らなくちゃ……みんなの願いを裏切っちゃうんだ! |
S | ……よし!これでちょっとはマシになるかもしれない! |
A-AAA | しっかりしなきゃ……しっかりしなきゃ……ひゃああああーーッ!?て、敵ですか!? |
B-BBB | 気合いもイマイチ足りてないし……このままで本当にいいんでしょうか?はぁ……。 |
C | このままじゃ先輩たちのお荷物です。私にもマシな機能とかはないんでしょうか? |
D | ご、ごめんなさい~!情けなくなるくらい、弱っちいんですぅ……。 |
- その他(NEW~)
マップ選択 | マップを選択しますか? |
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チケット選択 | チケットを選択しますか? |
コース選択 | |
クラスエンブレム更新 | |
ソート変更 | ○○順でソートしました~ |
クエストクリア | クエストクリア~! |
限界突破 | カウント、3、2、1……モード『ZTX2エクスキューション』!オープン! |
コンティニュー? | コンティニュー……。わ、私なんかじゃ無理です! |
コンティニュー | その……頑張りますぅ! |
終了 | セーユーネクストプレイ~! |
スキル
RANK | スキル |
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1 | 勇気のしるし |
5 | |
10 | ZTX2エクスキューション |
15 |
include:共通スキル
- 勇気のしるし [HARD]
- ゲージ8本以上に到達可能なスキル。1900ノーツ程度でゲージ8本を狙いに行く人向けだろうか。
ゲージ6本は808ノーツ、7本は1270ノーツ、8本は1770ノーツ必要([+5]時点)。
ちなみにスキル発動音をONにしてるとすごいうるさい。 - AIRバージョンで仕様変更はされていない。所有者は増えた。無印時点ではゲージ8本に2300ノーツAJCが必要だったため、ゲージ6本や7本狙いで使われていた。
- 筐体内の入手方法(2021/9/16時点):
- PARADISE ep.VIマップ4(PARADISE時点で累計1020マス)クリア
プレイ環境 | 最大 | |
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開始時期 | ガチャ | |
PARADISE× (2021/8/5~) | 無し | +3 |
あり | +5 | |
PARADISE (~2021/8/4) | 無し | +3 |
あり | +9 | |
CRYSTAL | 無し | +3 |
あり | +9 | |
AMAZON | 無し | +3 |
あり | +9 | |
STAR+以前 |
GRADE | 効果 | |
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▼以降はCARD MAKERで入手するキャラが必要 | ||
共通 | JUSTICE判定以下150回で強制終了 | |
初期値 | J-CRTICAL判定時ボーナス +47 | |
+1 | 〃 +48 | |
+2 | 〃 +49 | |
+3 | 〃 +50 | |
▼以降はCARD MAKERで入手するキャラが必要 | ||
+4 | 〃 +51 | |
+5 | 〃 +52 | |
▼以降はCARD MAKERで入手するキャラが必要 (2021/8/5以降では未登場) | ||
+6 | 〃 +53 | |
+7 | 〃 +54 | |
+8 | 〃 +55 | |
+9 | 〃 +56 | |
ゲージ10本必要条件:3000ノーツ[+3] | ||
ゲージ10本必要条件:2885ノーツ[+5] | ||
ゲージ10本必要条件:2679ノーツ[+9] |
所有キャラ【 ピリオ / レグルス(1,5) / ミリアム 】
GRADE | 5本 | 6本 | 7本 | 8本 | 9本 | 10本 |
---|---|---|---|---|---|---|
初期値 | 426 | 894 | 1405 | 1958 | 2554 | 3192 |
+1 | 417 | 875 | 1375 | 1917 | 2500 | 3125 |
+2 | 409 | 858 | 1347 | 1878 | 2449 | 3062 |
+3 | 400 | 840 | 1320 | 1840 | 2400 | 3000 |
+4 | 393 | 824 | 1295 | 1804 | 2353 | 2942 |
+5 | 385 | 808 | 1270 | 1770 | 2308 | 2885 |
+6 | 378 | 793 | 1246 | 1736 | 2265 | 2831 |
+7 | 371 | 778 | 1223 | 1704 | 2223 | 2778 |
+8 | 364 | 764 | 1200 | 1673 | 2182 | 2728 |
+9 | 358 | 750 | 1179 | 1643 | 2143 | 2679 |
- ZTX2エクスキューション [ABSOLUTE] ※専用スキル
- 深淵なる終焉がさらにハイリスクハイリターンになったもの。
終了条件がシビアなので、ゲージ7本狙いであればオーバージャッジの方が使いやすいだろう。GRADE UPで8本も不可能ではなくなる。 - MDA-21【レグルス/フォースリベレイター】は装備できない。
GRADE | 効果 |
---|---|
初期値 | ゲージ上昇UP (245%) ATTACK以下10回で強制終了 |
+1 | 〃(255%) 〃 |
理論値:153000(8本+1000/28k) |
ランクテーブル
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
スキル | Ep.1 | Ep.2 | Ep.3 | スキル | |
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | |
Ep.4 | Ep.5 | Ep.6 | Ep.7 | スキル | |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | |
Ep.8 | Ep.9 | Ep.10 | Ep.11 | スキル | |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | |
- | - | - | - | - | |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | |
- | - | - | - | スキル | |
~50 | |||||
スキル | |||||
~100 | |||||
スキル |
STORY
私の名前は『MDA-21【レグルス】』です。ファクトリー製の防衛型BOTプログラムアバターをやっています……一応。
なんで『一応』とつけるかと言いますと、そのぉ……私、まだ実戦を経験したことがないんです。
当然部隊では一番下っ端です。情けなくなるくらい、弱っちいんですぅ……。
頑張って先輩たちみたいに悪性ウイルスをビシッ!とやっつけられるような、カッコイイ防衛プログラムになりたい……と思ってはいるんですけど……中々上手くいきません。
この間も疑似エネミーをやっつける訓練で、電磁ビームを出すはずが、慌てたらなぜか装甲を全部キャストオフしちゃって……。
ううう。あれは恥ずかしかったですぅ。
穴があったら……ううん、自分で穴を掘って埋まってしまいたいくらいでした。
私、先輩たちみたいに『何が何でもネメシスをやっつけるぞぉー!』っていう気合いもイマイチ足りてないし……このままで本当にいいんでしょうか? はぁ……。
その日……私は海にいました。そこではある女の人が待っています。夕日を背負った彼女の姿は、光の中に溶け込んでよく見えませんが……私は彼女と……彼女を……。
そこで私は目が覚めました。どうもいつもと同じ夢を見ていたみたいです。その夢はとても懐かしくて切ないもので、しばしば私はまつ毛を濡らして起きることもあるのでした。
夢の中で私は海を目指していますが、ファクトリーの外へ出ることなんて半人前の私には滅多にない出来事です。当然海なんて一度も行ったことがありません。
(一体……この夢は何を意味してるのかなぁ?)
ぼーっとして時計を見ると私は思わず飛び跳ねました。
「た、大変! 今日は大事な初陣なのに遅刻しちゃうぅ~!」
私は急いで身支度をするとラボに向かいました。
「遅いぞ! レグルス!」
「ご、ごめんなさい~!」
研究職員のみなさんに怒られた後、私はいつものように拘束具をつけてもらいました。私はまだ半人前なので、自分の力を上手くコントロールできないんです。ストッパーとしての拘束具は必需品でした。
「……今日はお前の初の戦闘だし、相手はそんなに強力なウイルスではない。訓練通りに行動すればいいよ」
「は、はひっ!」
思わず噛んでしまった私を見て研究職員の方は苦笑しています。
(ううう……こんな調子で私、本当に戦えるかなぁ~。自信がないよぉ~)
私は先輩たちと共にネメシスの悪性ウイルスと対峙しました。
(しっかりしなきゃ……しっかりしなきゃ……)
戦闘開始直前、私の肩を誰かがポンと叩きました。
「ひゃああああーーッ!? て、敵ですか!?」
「お、落ち着いて! レグルス!」
「はわわわわ……シリウス先輩!」
シリウス先輩は防衛プログラムの中でもトップレベルの実力を持つエースで、皆の憧れの的なのでした。
実は……私も彼女に憧れる1人だったりします。
「……大丈夫? レグルス、今日のウイルスはそんなに強くないし、そんなに緊張しなくていいよ」
「ひゃいッ!」
「……まあ、いいか。よーし! じゃあ戦闘開始!」
いよいよ戦闘が始まりました。確かに相手は低レベルなウイルスのようです。
でも……緊張した私はまともに戦えませんでした。
「あわわわわ……!」
ウイルスの刃が私の喉元に迫った瞬間、シリウス先輩が手にした大剣で相手を一閃してくれました。
「シ、シリウス先輩!」
「大丈夫よ。私もついてるんだから……思いっ切り戦いなさい!」
「は、はいッ!」
シリウス先輩は私を励ますと、再び最前線に戻っていきました。
(やっぱりカッコイイなぁ……シリウス先輩)
戦場を駆け抜けるシリウス先輩は、まさに一条の光のように煌めいています。
(それに比べて私は……ううう。情けないなぁ……)
……記念すべき私の初陣は散々なものでした。
「レグルス、気にしなくていいんだよ。誰だって最初はそんなものなんだから」
「そうそう! シリウスだって最初は武器もろくに使いこなせないのに、敵に突っ込んで爆発とかしてたよ」
「ちょっと! スピカ! その話は止めてって言ったじゃない!」
先輩たちは私を励まそうと、明るく話しかけてくれますが、私の心は晴れませんでした。
自分の無力さを思い知った私は、1人でラボに籠りました。自分の身体をチェックするためです。
私は、ちょっと変わった事情があって……自分で自分の身体を100%把握ができていない状態でした。
(もしかしたら、この身体には戦闘に役立つ可能性が残されているかも……?)
検索するとロックがかけられた機能をいくつか発見しました。私はそれを順番に解凍していきます。
「これは……『上手に犬のしつけができる機能』?……うーん、戦闘には関係ないよねぇ?」
ロックがかかった機能はほとんどがガラクタのようなものでしたが、私は巧妙に隠されていたある機能を発見しました。
解凍してみると、その機能はほとんどがブラックボックス化されて使えませんでしたが、
『ZTX2エクスキューション』というシステムだけは辛うじて今の私でも使えそうでした。
「……よし! これでちょっとはマシになるかもしれない!」
私は喜んでそのシステムをインストールしたのでした。
その夜……私は夢を見ました。
いつものように海を目指す懐かしい夢ではありません。それは……破壊に彩られた恐ろしいものでした。
私は色々なものを壊しました。時には幼い少年や、可愛らしい動物も葬りました。ありとあらゆるものが動かなくなるまで、私は破壊の限りを尽くしました。
そしてふと割れた窓ガラスに私の顔が映し出されます。私はなんと……笑っていました。とても嬉しそうに……。
「……いやああああぁぁーーッ!!」
「……ス……ルス! レグルス! しっかりして!」
「シリウス先輩……どうして私の部屋に?」
「今日は貴女、模擬戦の日でしょう? 一言応援しに来たんだけど……そうしたら悲鳴が聞こえてきたから」
「そ、そうですか……ありがとうございます」
「今日は休んでメンテした方がいいんじゃない?」
「だ、大丈夫です! 私平気ですから!」
私はシリウス先輩をこれ以上心配させないように、無理に笑顔を作りました。
予定通りに模擬戦が行われるフィールドに向かうと、そこではスピカ先輩が待っていました。
「気楽にかかってこい!」
「は、はいッ! よろしくお願いいたします!」
せっかくの機会です。私は迷うことなく、新しくインストールしてみた機能を試してみることにしました。
「『ZTX2エクスキューション』オープン……カウント、3、2、1……」
カウントが0になり、機能を解放する直前……私の意識はブラックアウトしました。
次の瞬間……目の前には中破して背中から火を噴いているスピカ先輩の姿がありました。
私は中破したスピカ先輩の姿を見て、ただ茫然としていました。しかも今気が付きましたが、私の身体はシリウス先輩たちに羽交い締めにされています。
「せ、先輩……これは一体どういうことですか?」
「それはこっちのセリフだよ! レグルス!貴女、どうしてスピカをこんな風に攻撃したの!?」
「えっ……?」
スピカ先輩はベテランです。そんな大先輩を半人前の私がこんなに滅茶苦茶にできるはずがありません。
いいえ、例え実力があったとしても……仲間をこんな痛ましい姿にするなんて、私は到底できません。
できるはずがないのに……。
(私……すごく胸がドキドキしている……これは、嬉しいの? 私、喜んでいるというの?)
私の胸は、身体は、相手を破壊したという興奮で震えていました。
そっと自分の顔に手をやると、唇が三日月型になっていて、私は今自分が笑っているとハッキリ理解しました。
「い、いやああああぁぁーー!!」
……それから調整室に運ばれた私は、研究職員たちからある事実を打ち明けられました。
私はとある悪性ウイルスの残滓をベースに作られた実験的な防衛プログラムであるという事実を……。
(……確かに私は元から攻撃に特化した実験的プログラムだってことは聞いていた……でも、あ、あんな残酷な攻撃を自分の意志もなく行ってしまうなんて!)
私は自分の中にいる悍ましい存在に怯え、涙しました。
(私の中にいるものって一体なんなの!?私、どうなっちゃうの!?)
私に向けられる周囲の目は明らかに変化しました。中にはかなり露骨な警戒心を向けられることも
ありました。
当然です。自分の力を制御できない、プログラムなんてただのバグと変わりません。
……結局正体を教えてはもらえませんでしたが、私を形成しているという悪性ウイルスは、当時ファクトリーにとってかなりの脅威だったらしく、それに対する悪感情も今の私にぶつけられているようなのでした。
当のスピカ先輩やシリウス先輩は『気にしなくていい』と言ってくれましたが……私は自分自身が心底嫌いになってしまいました。
(……こんな私がファクトリーの防衛プログラムとして存在していていいのかな?いっそ、削除してもらった方がいいんじゃ……)
そんな風に悩んでいたある日……ファクトリーに敵襲の報せが入ります。ネメシスからやって来た悪性アバターによる広域攻撃が始まったようです。
「……戦闘にはレグルスも参加してもらう」
「そ、そんなっ!? む、無理です! 私には!」
「レグルス……スピカはまだ出撃できる状態じゃない……戦力が足りないの。分かるよね?」
「……はい」
「……大丈夫、もしレグルスに何かあっても、私が絶対に貴女を守って見せるから」
「シリウス先輩……」
シリウス先輩は私の肩を優しく抱いてくれました。自分を信じることができない私でしたが、シリウス先輩の言葉を信じて、戦場へ向かう決意を固めました。
悪性アバターとの戦闘は、最初のうちは順調でした。ですがネメシスからやってきた悪性アバターをその目で見た瞬間……『破壊衝動』という名の感情が迸りました。
「ウフフフ……アハハハーーッ!!」
私はネメシスの使者を一刀両断すると、私は支援のために展開されていたファクトリー製の無人小型兵器を壊し始めました。
「レグルス! 止めなさい! レグルス!」
「アハハハーッ!こんな楽しいこと、やめられませんよぉーーッ!せんぱぁああーーいぃッ!!」
「くっ……こうなったら仕方がないわ。レグルスの暴走を抑えるためには、直接触れて一部のプログラムをオーバーライドさせる……そのためには私とレグルスがダイレクトに繋がらないと!」
シリウス先輩は、無謀にも私に向かって飛び込んで来ました。
「アハハハーーッ! せんぱぁーーい……プログラムの粒子になるまで、私が壊してあげますねぇーー!」
「ぐっ!?」
私はシリウス先輩の脇腹を手にした電磁サーベルで思い切りえぐりました。が、それと同時にシリウス先輩が私に自分のプログラムをダイレクトに流し込んできます。
瞬間……私の頭はスパークして、一気に回線がショートしました。
「うう、ん……私、一体何を?」
「良かった……レグルス、元に戻ったのね……」
先輩は弱々しく微笑むとそのままぐったりと倒れ込んでしまいます。先輩の身体は、大きく消失していました。
「シリウス先輩……いやああああぁぁーーッ!!」
私は自分の罪をハッキリと自覚して、絶叫しました。
……シリウス先輩はデータ破損率が高く、ラボのアーカイブ施設に緊急格納されました。私は毎日シリウス先輩の病室に通い、懺悔をして彼女の回復を祈りました。
ベッドで静かに眠るシリウス先輩の手を握ると、私は涙を流しました。涙はシリウス先輩の頬を濡らします。
「うっ……!? こ、ここは?」
「シリウス先輩! 良かった……目が覚めて」
「レグルス……貴女、泣いているの?」
「ごめんなさい……先輩、本当にごめんなさい」
「……泣かないでレグルス、貴女の破壊衝動は、貴女のせいではない……『シュープリス』のせいなの」
「シュープリス?」
私は私のベースとなったシュープリスという名の悪性ウイルスと先輩たちの戦いの話を聞きました。
「そんな恐ろしいウイルスがベースだったなんて……私はやっぱり消えた方がいいんです!私はいつか今度こそ、仲間を壊してしまいます!」
「……それは違うよ。貴女を作っているのはシュープリスだけじゃない、シュープリスによって消去された仲間のデータもしっかりと宿っているはず。貴女は消えていった仲間の『希望』でもあるの」
シリウス先輩はそう言うと、私の頭を優しく撫でてくれました。
「それに……私にはシュープリスがただの悪性ウイルスだったとは思えないの。まるで何かに憑りつかれて変わっていってしまったような……きっと元は」
シリウス先輩は最後まで言葉を紡ぐことができませんでした。ファクトリー内に緊急アラートが鳴り響いたからです。
「これは……敵襲!?」
緊急アラートの原因は、ネメシスの悪性ウイルスの襲来でした。さらに不幸なことに問題の座標に即座に向かうことができるのは、私とシリウス先輩だけでした。
「……貴女が行きなさい。レグルス」
「そんな! わ、私なんかじゃ無理です!」
「大丈夫……貴女なら絶対に自分自身を制御できるわ。私は信じている」
「シリウス先輩……分かりました」
私は不安を抱いて戦場に独り向かうことになりました。
予想通りネメシスの使者との戦闘は激しいもので、私は再び強い破壊衝動に襲われました。
(う、ううう……もう……ダメ……!)
そう思って諦めそうになった瞬間……私は不思議な少女の声を聞きました。
(大丈夫よ。天使さまの言葉を思い出して。貴女は『私』の……いいえ、『私たち』の希望なの。だから……頑張って……貴女なら必ず成し遂げられるわ……)
その声は懐かしく、まるで夢の中の海を思わせるような温かいものでした。
(そうだ……今ここで、私が頑張らなくちゃシリウス先輩の……そしてみんなの願いを裏切っちゃうんだ!私は……ファクトリーの防衛プログラムなんだから、ウイルスに負けるわけにはいかない!ましてや自分自身の破壊衝動なんかには絶対に負けないんだから!)
「……モード『レーベシュテルン』! オープン!」
私が初めて自分の意志で放った。『ZTX2エクスキューション』は一撃でネメシスの使者を粉砕しました。
「やった! やりました! シリウス先輩ーー!」
私は久しぶりに心からの笑顔を浮かべて、シリウス先輩の待つ病院まで戻りました。
独りでネメシスの使者と対峙した戦闘からしばらく経ち……シリウス先輩もスピカ先輩も戦線に復活した頃になると、ファクトリーの人たちが私を見る目はまたもや変化しました。もちろん好意的な方向にです。
『レグルスは己を律することができる』
……そう先輩たちが周りに広めてくれたんです。
今では私の拘束具も外され、本来の戦闘適正に即した形の装備が認められるようになっていました。
ようやく私も半人前から、一人前になったということなんですが……。
「……レグルスそっちに一匹ウイルス行ったよー!」
「えっ!? えっ!? うきゃぁああ~~!?」
「……頭からウイルスとぶつかって転んじゃったわ」
「うううう……痛いですぅ……」
「……大丈夫? レグルス?」
「あ、シリウス先輩! は、はい。ちょっと鼻を打っちゃいましたけど」
「赤くなってるね……あ、でもちゃんとぶつかりざまに、ウイルスは駆除したんだ。えらい、えらい!」
「そ、その……私も一応防衛プログラムですから!」
「うん! この調子だね!」
「はいッ!」
私の心には今でも甘く泥のような破壊衝動が湧き上がることがあります。でも私は自分からは逃げません。自分の中にいる『彼女』たちもひっくるめて、この世界を守って見せます。
「……シリウス先輩! 私、頑張ります!」
私はシリウス先輩が差し伸べてくれた手を迷わず握って、立ち上がりました。
チュウニズム大戦
レーベル | 難易度 | スコア | |
---|---|---|---|
スキル名/効果/備考 | |||
■メタヴ | EXPERT | 0 / 320 / 640 | |
オーバードライブ(上限点数+150) | |||
COMBO/CHAIN時発動。 全プレイヤーは上限点数が「+150」される。 |
#include(共通項目,)
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チュウニズムな名無し
662022年10月10日 16:13 ID:bm8wstejクラスエンブレム更新「クラスエンブレムを更新なんてカッコイイなぁ」
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チュウニズムな名無し
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チュウニズムな名無し
642022年02月05日 22:00 ID:k4fgei2mガチャ以外でまだ入手できるの?
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チュウニズムな名無し
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チュウニズムな名無し
622022年02月04日 11:32 ID:a19ge3ltいまだにセリフ書かれないあたり、あまり好きな人いないのだろうか…
正直「よし!」が「よせ!」に一瞬聞こえるあたり、滑舌モロモロな気がする
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チュウニズムな名無し
612022年01月25日 21:14 ID:gpx737n6今日この子のボイスを取ったから、取り敢えずデュエル内のボイスをうろ覚えで書いたけど間違ったらすまん。(そろそろ何かしらの形でボイス集出して欲しいこの頃)
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チュウニズムな名無し
602022年01月07日 02:39 ID:p0zdjp0iCV実装おめでとう!!!
…某アイドルに声がかなり近いんだが、ストーリーでも穴掘って埋まってるしそういうことなんか?
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チュウニズムな名無し
592020年07月27日 19:29 ID:ki8gbw5tふとももにしゃぶりつきたい
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チュウニズムな名無し
582020年07月14日 14:24 ID:c5xb4m3hレーベシュテルンからくる「デンドンデンドン」感
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チュウニズムな名無し