黒須 紘
【キャラ一覧( 無印 / AIR / STAR / AMAZON / CRYSTAL / PARADISE / NEW / SUN )】【マップ一覧( NEW / SUN )】
通常 | You Know? |
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Illustrator:キナコ
名前 | 黒須紘(くろす ひろ) |
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年齢 | 18歳 |
職業 | 高校三年生 |
- 2022年4月14日追加
- NEW ep.Ⅳマップ3(進行度1/NEW時点で245マス/累計515マス*1)課題曲「パズルリボン」クリアで入手。
- トランスフォームで「黒須 紘/You Know?」へと名前とグラフィックが変化する。
- maimaiでらっくすUNiVERSE PLUSで開催されたイベント「すりぃちほー」では、対応曲とともにつあーメンバー(キャラクター)として追加された。
“楽しい”以外の感情を理解出来ないまま生きてきた《異端者》。
つまらない日常に退屈してきた彼はある日、不思議な力を使って罪人を裁く男と出会うが……。
スキル
- ゲージブースト【NEW】 [BOOST]
- ゲージ上昇率のみのスキル。
- PARADISE LOSTまでのゲージブーストと同じ。
- 初期値からゲージ6本が可能。ゲージ7本に到達するためにはGRADE301以上にする必要がある。
- NEW初回プレイ時に入手できるスキルシードは、PARADISE LOSTまでに入手したBOOST系スキルの合計所持数と合計GRADEに応じて変化する(推定最大99個(GRADE100))。
- スキルシードは400個以上入手できるが、GRADE400で上昇率増加が打ち止めとなる。
- CHUNITHM SUNにて、スキル名称が「ゲージブースト」から変更された。
効果 | |||
---|---|---|---|
ゲージ上昇UP (???.??%) | |||
GRADE | 上昇率 | ||
1 | 160.00% | ||
2 | 160.10% | ||
100 | 169.90% | ||
▲PARADISE LOST引継ぎ上限 | |||
101 | 170.00% | ||
201 | 180.00% | ||
▼ゲージ7本可能(190%) | |||
301 | 190.00% | ||
400~ | 199.90% | ||
推定データ | |||
n (1~400) | 159.90% +(n x 0.10%) | ||
シード+1 | +0.10% | ||
シード+5 | +0.50% |
開始時期 | 最大GRADE | 上昇率 | |
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NEW+ | 169 | 176.80% (6本) | |
NEW | 337 | 193.60% (7本) | |
~PARADISE× | 436 | 199.90% (7本) | |
2022/9/15時点 |
NEW PLUS以降、各GRADEの上昇率が10%増加した。これにより、GRADE1からゲージ6本到達が可能になった。
GRADE | 上昇率 | ||
---|---|---|---|
1 | 150.00% | ||
2 | 150.10% | ||
▼ゲージ6本可能(160%) | |||
101 | 160.00% | ||
推定データ | |||
n | 149.90% +(n x 0.10%) |
- 登場時に入手期間が指定されていないマップで入手できるキャラ。
Ver | マップ | エリア (マス数) | 累計*2 (短縮) | キャラクター |
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NEW | ep.Ⅰ side.A | 2 (35マス) | 40マス (-10マス) | メリム |
3 (55マス) | 95マス (-20マス) | 縁 | ||
ep.Ⅰ sideB | 5 (125マス) | 315マス (-60マス) | リタ ・カールステット | |
NEW+ | ep.Ⅳ | 3 (245マス) | 525マス (-10マス) | 黒須 紘※1 |
※1:初期状態ではエリア1以外が全てロックされている。
- カードメイカーやEVENTマップといった登場時に期間終了日が告知されているキャラ。また、過去に筐体で入手できたが現在は筐体で入手ができなくなったキャラを含む。
※1:同イベント進行度1全てのエリアをクリアする必要がある。
※2:同イベント進行度1の他エリアをクリアする必要がある。
ランクテーブル
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
スキル | スキル | ||||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | |
スキル | |||||
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | |
スキル | |||||
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | |
スキル | |||||
~50 | |||||
スキル | |||||
~100 | |||||
スキル |
STORY
大人たちはなにを伝えようとしていたのか。
俺は大人たちがなにを言っているのか理解できなかった。
「黒須くん。どうして、●●くんを殴ったの?」
もう名前が思い出せない先生と泣きじゃくるクラスメイト。
どうして俺は叱られているのか。
「●●くんが▼▼くんを殴って、▼▼くんが泣いていたから、●●くんにも同じことをしたんだよ」
「どうしてそんなことをしたの!」
「それじゃ不平等だと思ったんだ、なにもおかしなことじゃないでしょ」
「え?」
その時にした先生の目を今でも覚えてる。
口には出さなかったけど、何を言っているんだろう、と奇異な目を向けてきた。
――どうして?
俺はただ、同じことをしただけなのに。
当たり前のことを当たり前のようにしただけじゃないか。
「どうして友達を殴ったんだ、紘?」
家でも俺は父親だった人と、母親だった人にも同じようなことを聞かれた。同じことを説明したのに、また変な顔をされてしまう。
「だからって、あなたが仕返しをしていいわけじゃないでしょ?」
「仕返し? じゃあ、やっちゃいけないことをあの子はやってたの? なんで?」
「とにかく、ダメなものはダメだ。わかったな!」
「……」
ダメだと言われても、俺は好奇心を止めることができなかった。
何度も、何度も同じようなことで親だった人や、先生だった人に叱られてしまったな。
まあ、あの頃はまだ子供だったからね。
全てのものに興味があって、全ての行いに興味があった。
おかげでたくさんのことがわかったけど、それでも未だにわからないものもある。
人はどうして怒るんだろう。
人はどうして悲しむんだろう。
こんなに面白くて、楽しい世界で怒ることなんてあるのかな。
悲しいことなんてあるの?
その感情を知ってみたいと、俺の興味や関心は尽きることはないんだ。
だけど、どうして――人は俺のことを異常だとか、異端だと言うんだろう。
夜の街。
繁華街からは少し離れているがそこに今の家がある。
この道はバイト帰りに必ず通る道、いい加減、この景色も見飽きてしまった。
人通りも少なく、興味を引くものもない。
こんなつまらない日常に退屈してきていたんだと思う。
だから、あの日、俺は別の道から家に帰ることにしたんだ。
――それが俺の運命を変えた。
「うーん、今日も面白いことがなかったなあ」
面白いこともないし、楽しいことも起こらないなんてホントにつまらない。
飽きてきたし、そろそろ今のバイトも変えどきかも。これで何件目だっけ、ホント我ながら長続きしないな。
「――お前のようなクズが、当たり前のように生きていけるとでも思っていたのか」
「や、やめてくれ!! お、俺は悪くない! く、来るな、俺は……!」
今の声は……?
路地裏から聞こえてくる声が気になり、そっと覗き込んでみる。
そこには、倒れて何かに怯えている男。
そして、その男を見下ろしている怪しげな青年がいた。
夜の暗闇に溶け込みそうな黒のロングコートを羽織ったその青年の表情は、顔を覆うマスクでよくわからない。
喧嘩でもしているのだろうか、それにしては倒れている男の苦しみ方がおかしい。
俺はその異質な雰囲気に引き寄せられ、路地裏へと踏み入る。
「誰だ!?」
青年が俺に気づいて、こちらを睨みつけてくる。
喧嘩なんて珍しくもないし、面白いものでもない。
いつもなら、見て見ぬ振りをしてこの場を立ち去っていただろう。
だけど、そうはしなかった。
「ねえ、これはキミがやったの?」
「……どこから見ていた」
「この人が苦しんでるところかな。俺は答えたから今度はキミが答えてくれるよね」
「お前がそれを知る必要はない」
そう言うと青年が俺の目を真っ直ぐ見つめてくる。
彼がいったい、何をしようとしているのかわからなかったが、その瞳からは不思議と目を逸らすことができなかった。
うまくは言えないけど、何か妙に惹きつけられてしまう。
「ねえねえ、これから何が起こるっていうの?」
「……!? まさか……いや、ありえるのか……?」
彼にとって俺の反応が予想外だったのか酷く驚いていたが、すぐに冷静さを取り戻し、何かを考え始めた。
俺から話しかけてもいいけど、なんだか楽しいことになりそうだから今は黙っておこう。
「お前は何者だ?」
「そうだなあ、俺の質問に答えてくれたら教えてもいいよ」
「……ここで見たことは全て忘れろ」
「忘れるなんて無理だよ。だって、キミすごく面白いもん!」
「面白い、か。俺の制裁を面白がるやつがいるとは」
「制裁?」
「忘れるのが無理ならば覚えておけ。この俺こそが絶対正義なのだと」
そう言うと青年は俺に背中を向けて、夜の闇へと消えていく。
「待って! 今のはどういう――」
俺が彼を追いかけようとしたところで、足元に転がっていた男が足を掴んできた。
「もう、邪魔だな。せっかく、面白そうな人に会えたのに!」
すぐに振り払ったが、あの青年は既に見えなくなっていた。この人が邪魔をしなかったら、追いかけられてたのにな。仕方ない。
「ねえ、あの人って誰?」
「ゆ、許してくれ! あれはわざとじゃないんだ! 上から命令されただけで、私は悪くない!」
「何言ってるの?」
「嫌だ、もう嫌だ! うぅ、誰か助けてくれ!」
「あっ、ちょっと!」
酷く怯えていた男はまるで何かから逃げるように走り去った。
あの青年は男にどんなことをしたのか。
「絶対正義……」
彼が最後に残した言葉が引っかかっていた。
「アハッ面白そうな人、また会いたいな……」
知りたい、彼のことをもっと。
あの日から俺は彼を探して、夜の街を巡った。
だがそう簡単に出会えるものでもなく、見つけたのは彼が何かをしたあとだけ。
しかも制裁された人たちはみんな、以前と同じかそれ以上に精神を病んでいて話を聞けるような状態じゃない。
だから俺は彼を追うのではなく、彼が狙う標的について知ることにした。
少し手間取ってしまったけど、調べていくうちにある程度のことがわかってきたのだ。
ようやくだ。
これでようやく、彼にまた会うことができる。
今俺が跡をつけているのは、おそらく彼が次の目標にするであろう男だった。
気付かれないようにその男と、周辺に警戒しつつ、彼が来るのを待つ。
「来た……」
つけていた男の前に黒マントを羽織ったあの彼が立ち塞がる。
状況がわかっていないのか、男は彼を避けて横を通り過ぎようとするが――
「俺の眼を見ろ!」
「は? なんだ、私に言って……うっ……!?」
男が彼と目を合わせた瞬間、突然尻もちをついて、地を這うように彼から離れていく。
まただ、彼は男に触れてもいなければ、特別何かを言っているわけでもないのに、急に怯え始めている。
「誰にも裁かれず、生き続けられると思ったのか」
「ひいいっ!? やめてくれ、やめてくれえええ!」
「誰もお前を救いはしない。決して消えることのない影に怯えて生き続けろ」
俺はいても立ってもいられず、声をかけた。
「ホントにすごいね。まるで超能力みたいだ!」
「お前はいつかの……」
「ああ、良かった! ちゃんと俺のことを覚えていてくれたんだ」
「……」
睨みつけてくる彼の目をあえて、こちらからも真っ直ぐに見つめ返す。
きっと彼なら、わかってくれるはずだから。
「どうかな? その目の力は俺には効かないみたいだね」
「なっ!? お前、どうしてそのことを!」
「ふふ、だってキミのことを知りたかったから。ずっと見てたんだよ」
「俺のことを……?」
「そうだよ。キミがどこの誰かも。ああ、でも安心して。俺はキミの正体を誰にも言わないよ、“神園零クン”」
これが最初じゃない。彼が何人も制裁を加えてきた現場を見てきた。
標的に目星をつけて、行動範囲を調べて、動き出す時間を調べて。
時間は掛かってしまったけど、彼のことを俺はたくさん知ることができたんだ。
「……お前は何者だ?」
「そっか! 自己紹介がまだだったね。俺は黒須紘。これが“本当の初めまして”になるのかな」
「あっさりと自分のことを明かすのか」
「え? だって、俺はキミのことを知っているのにキミが俺のことを知らないのは不平等だよ」
「……それで、お前は俺をどうするつもりだ?」
「どうって……どうするつもりもないよ。俺はキミに興味があっただけだからね!」
「なに……?」
「絶対正義って言葉、最初はわからなかったけど、行動を見てやっと理解できた」
そう、神園クンはなにかしらの力を使って罪人たちを制裁していたんだ。
それも表の法では裁けない悪だけ。それを知ったのも襲われた人間の素性を調べたおかげだ。
俺はこの期間、ずっとその姿を遠巻きながら観察していた。
だからこそわかる、彼がなにをして、なにを思って、罪人たちを裁いてきたか。
「キミは絶対的な正義で、その力で悪者を倒す! そんなのまるでヒーローじゃないか!」
「ふふ、そうか……お前もこちら側の人間ということだな。いいだろう、俺を知りたいというのなら、もっと教えてやる」
「えっ、いいの!?」
「だが、お前のことも教えてもらう。まずは場所を変えよう、ついてこい」
「うん!」
神園クンの案内で俺は、明かりの少ない街道を進んでいく。彼はいったい、どこへ俺を連れて行ってくれるんだろう。
話をするだけなら、別に場所なんて気にする必要ないと思うんだけどな。
道を抜けると、そこには車が止まっていた。
「乗れ」
神園クンに続いて車に乗り込むと、運転手らしき老人が軽くお辞儀をしてくる。
「出してくれ」
車に乗って移動すること一時間ちょっと。着いたのは広い敷地の中に建つ豪邸だった。
「ここは?」
「俺の家だ、安心しろ。今の時間、俺以外は誰もいない」
神園クンに家へ案内され、そのまま部屋に通される。
大量の本とベッド、それに学習机。特に目立ったものは見当たらない、ごくごく普通の部屋だった。
「俺の部屋だ。普段から誰も来ないから、ここでの話は誰かに聞かれる心配もない」
「へえ、家族も?」
「広い家だからな。わざわざ部屋に呼びに来るよりも端末を使ったほうが早い」
そう言い終わると神園クンは、あの男たちに向けていたのと同じように俺のことを睨みつけてきた。
「つまり、今ここでお前に何をしようと誰かに気づかれる心配はないということだ」
「そっか。神園クンは俺に何をしてくれるの?」
「俺がお前に危害を加えるとは思わないのか」
「だって、俺は何も悪いことしてないから。キミに裁かれるわけないじゃない」
「……なるほど、これでも生まれないのか。よほど神経が図太いのか、そもそも存在しないのかもな」
「なんの話?」
「こちらの話だ。それよりもまずはお前の話を聞かせてもらおう」
「話?」
「お前と出会ったのは数週間ほど前だ。にも関わらず俺の正体を見抜き、狙っている標的を当ててみせた。改めて聞く、お前は何者だ?」
「俺は普通の人だよ。キミみたいに特別な力なんて持ってないよ」
「なんだと? なら、他に仲間がいるのか」
「俺に仲間なんていないよ」
「まさか、本当に一人で……? まったく、お前には驚かされてばかりだな」
神園クンは何かを考えているのか、俯いたまま黙ってしまう。けど、すぐに考えがまとまったのか俺の方へと向き直る。
「……黒須紘と言ったか。お前の洞察力、少しは役に立ちそうだ。俺の下で働くつもりはないか?」
「なにそれ! 面白そう!」
「では、契約成立だ。共に正義のため、悪を裁くぞ」
「うん!」
「今日はもう遅い、部屋を用意させるから、泊まっていくといい」
神園クンがどこかに連絡をとり始めると、「部屋が用意できるまでゆっくりするといい」とお茶を淹れ始めてくれた。
「さて、お互いに名前しか知らない状態だ。まずは情報共有からしていこうか」
「うん、俺もキミのことが知りたいよ!」
こんなふうに人と話したのは、いつ以来だろう。誰かの家に泊まるなんて、今までしたことなかったな。
学校に通っていた頃はクラスメイトの誰かと話していたような気がするけど、昔のことでもうほとんど覚えていない。
これが、友達っていうやつなのかな。
神園クンと共に過ごすようになって数週間。
あれから俺は彼と一緒に行動するようになり、俺が集めた情報を元に、彼が裁いていく。
「貴様がどれだけの罪を犯したのか、存分に味わうといい」
「なっ!? み、見逃してくれ!」
「散々、見逃されてきたんだから。もう十分でしょ? もう終わりなよ」
「うわあああああっ!?」
俺が彼の力になっているという実感と、彼が制裁を下す瞬間を間近で見られること。
それが俺にとって何よりの喜びだった。
まさに彼こそがみんなが求める、俺しか知らないヒーローだ。
――しかし、どれだけ悪を裁いても、法で裁けない悪はその数が減ることはなかった。
今日も制裁が終わり、手慣れてきた後処理も手早く終わらせて、神園クンの家へと戻る。
「黒須、よく働いてくれた。今日はもう休んでくれ」
「おつかれさま! これだけ神園クンが戦ってくれているのに、どうして悪い奴らはいなくならないんだろうね」
「人間の悪意は消えることはない。だからこそ、俺が裁き、その愚かさを示すしかないんだ」
「うん、そうだね」
特別な力を持っているのは神園クンだけ。
誰かが代わりに裁くことなんてできないから、みんなが考えを改めるしかないんだ。
でも、それができるのも神園クンしかいない。
……そのことを知っている人間はほんの僅かしかいないけど。
「そういえば、出かける前に気になることがあるって言ってたけど、なんだったの?」
「ああ、そうだった。あまり気にすることでもないんだが、耳に入れておこうと思ってな」
そう言って、神園クンが端末の画面を俺に見せてくる。その画面に映されていたのは、ここ最近で起きている事件に関する記事のページだった。
「なに、これ。『通り魔による被害者が続出』だって?」
「どうやら、俺達のことのようだ。見てみろ、この記事に書かれてるのは、俺達がアイツらに裁きを下した場所だ」
「……なるほど」
「俺達のことは通り魔と思われているらしい。まったく、失礼な話だ」
「アハッ、面白いね! どうしてこんなこと書けるのかな、神園クンのこと何もわかってないのに」
「好き勝手に言うやつもいるが、言いたいやつには言わせておけばいい。俺達の行いを理解できる者はいるからな」
「うん、そうだね。でもさ、そういうの調べるの面白そうだから、ちょっと見てみようよ」
俺は端末を使って『俺達』のことを調べてみた。
個人のサイトから、とある掲示板まで一通り見ていく。
どうやら、神園クンが言っていた通り、あることやないことを言われているらしい。
俺達の行いを批判する声も多く、それだけ何も見えていないつまらない人間が多いということだ。
だけど、その中で俺達の制裁を『人間の仕業ではない』と言う話が持ち上がっていた。
内容を見てみると被害者の状態を知っている人物が書き込みをしているみたいだ。
被害者がどのような状態で警察に保護されたのか、事細かく書かれている。
全員が廃人のような状態で見つかったが、薬物反応などはでなかった。
なおかつ、最後に被害者を見た時間から、短時間で人をそのような状態にできるはずがないと。
「……関係者だな、報道や一般人がここまでの情報を持っているとは思えない」
「へえ、面白い人もいるんだね」
話の流れを追っていくうちにだんだん、それを見ていた人間たちの書き込みが増えていく。
人間でないのなら、それは何か。人間でも可能なことじゃないのか。
これがきっかけとなったのか、俺達の噂は想像以上に広まっているようだった。
「ここにも書かれてるね。『世間を騒がせている者の正体は都市伝説の……』いい加減なこと書いてる」
「臆測は真実から目を遠ざけてくれる、そう悪いことじゃない」
「でも、都市伝説か。まあ、神園クンがやってる制裁は語り継がれて当然だよね」
そうだ、それだけの事を神園クンが成しているというのに。
本当は声を大にして言いたいくらいだけど、それだと神園クンの行動が制限されてしまう。
それは俺が望むことじゃない。
「……ん? なんだろう、掲示板に動画が貼られてるけど」
「おい、変に飛ぶんじゃない。怪しいサイトに繋がったらどうするつもりだ」
「大丈夫だよ。そのときはそのときでなんとかするから」
俺は貼られていた動画のサイトへと飛び、貼られていた動画を再生させてみる。
そこには薄暗いどこかの路地が映し出されていた。
「ん? この路地。どこか見覚えがあるような」
「……見覚えあると思うよ。だって、ここは先週、神園クンが制裁を行った場所なんだから」
「なっ!?」
「まさか、これって……」
俺の嫌な予感は的中し、そこには路地へ逃げ込んでくる男の姿が。
そのあとから、俺と神園クンが現れ、そして――
「制裁している場面が映されていたとは! くっ、なんてことだ!」
「うーん、顔は見えないから大丈夫だと思うけど」
動画を見た人たちが書き込んでいったのか、そこから更にコメントが早くなっていっている。
盛り上がり方はかなり熱量が高く、人間の仕業だったのかとガッカリする人、映像に映った人が手を触れずに男を苦しめていると知った人が、本当に都市伝説の化け物かもしれないと騒いでいた。
神園クンは焦っているようだが、顔がはっきりと見えていないおかげで、その中に俺達の名前は出ていないようだ。
「今すぐ、この動画を削除しなければ!」
「止めたほうがいいんじゃないかな。下手に対応したら、そこから足がついちゃうかもしれないよ」
「だが、しかし……」
「大丈夫だよ、神園クンは心配しないで。顔だって見えてないんだし、誰も俺達のことなんてわかるわけないんだからさ」
「……念の為だ、警戒だけはしておこう」
「ホント、俺達の制裁の邪魔をしようだなんて、許せないな」
神園クンを助けてあげなきゃ。
なら……俺にできることは。
数時間後。
とある路地裏を歩く一人の男性がカメラを持って辺りを撮影している。
――俺の存在に気づかないまま。
「ここが事件のあった場所だよな。せっかく映像が撮れたのに、肝心の顔がわからないなんてな。クソッ! もっと騒がれるようなネタは……」
「ふーん? 騒いで欲しくて、あんなことをしたんだね」
「だ、誰だ!?」
「誰か、なんて知る必要はないよ。だって、キミは正義を邪魔する者なんだから」
「正義……ま、まさか、お前が!? お、俺を今までのやつらみたいに――」
「さあ、裁きの時間だよ」
こいつは許されない悪、正義の行いを妨げようとする悪だ。
だから、裁きを下さなければならない。
声を上げられないように喉を潰し、動けないように腕と足を潰し、世界を見る必要がないから目を潰す。
俺は悪へ制裁を加える、加える、加える、加える、加える……。
これが正義と悪の正しい姿だ。
醜く這い回りながら、正義の鉄槌をその身に受ける。
――ああ、なんて素晴らしいんだ。
俺は今、神園クンのためにこの拳を振り上げている。
大切な友達の役に立つことが、こんなにも嬉しいことだったなんて知らなかった。
もっと、もっと……。
この不平等な世界を、正義と共に作り直さなきゃ。
それが俺の友達の、神園クンの望みなんだから。
――誰かのために役に立つことは今まで何度かあった。
学校生活やアルバイトなんかで、頼りにされることは少しはある。
でも、友達なんて呼べる人はいなかった。
だからこそ、誰かのためじゃない、友達の役に立てたということが嬉しい。
きっと神園クンも褒めてくれる――そう思っていた。
「なんでこんなことをしたんだ!」
俺が制裁を加えた男を神園クンの元へ連れてきたら、なぜか彼はそれを見て怒っている。
どうして、怒っているのか理解できなかった。
「こいつは俺達の動画を上げたやつだよ? 俺達のことを邪魔しようとしたやつ、正義に楯突く悪なんだ」
俺の説明が足りてなかったからだと思い、改めて説明をする。
これできっと、神園クンも理解して、俺がしたことを認めて褒めてくれるだろう。
「なにを言っているんだ! あの動画では俺達に辿り着くことはできない、そう言ったのはお前じゃないか!」
「あれは神園クンを安心させるためだよ。友達として、不安な気持ちを少しでも和らげてあげようと思ったんだよね」
「お前……」
「神園クンが動けないなら、俺がやるしかないでしょ。だって、法で裁けない人間でしょ? こいつ」
動画を上げるだけなら法には触れない、それも顔が判別できないような動画だ。
でも、こいつが活動を続けたら、いつか神園クンや俺の顔がどこかで映ってしまい、それで俺達の正体がバレてしまう可能性もある。
なら、今のうちに潰す必要があるんだ。
――神園クンも絶対、そう考えてたに違いない。
「しかし……これは生きているのか?」
「生きてるよ。だって、俺達の制裁は相手を殺すことじゃなくて、罪を認めさせて、その報いを受けさせること。殺しちゃ意味ないしね」
「だとしても、やりすぎだ! ここまでする必要はない!」
「え? でも――」
「うるさい! この男は俺が預かる。くっ、死なせないように治療も必要だし、監禁するならどこか部屋を用意しなければ……」
「そのへんに捨てればいいのに。そいつは目も見えないし、声も上げられないんだよ」
「もういい、お前は黙ってろ。俺の能力と違い、証拠が残っている可能性がある。下手なことができるか!」
神園クンは執事を呼んで、あれこれ指示を出す。
別に証拠を残すようなことはしていないし、悪が野垂れ死んだって誰も困らないのに、なんであんなに狼狽えてるんだろう。
俺が知ってる神園クンはもっと堂々と正義を行っていたのに。
それにどうして、褒めてくれなかったんだろう。
俺がやったこと、なにか間違ってたのかな。
いや、そんなはずはない。神園クンだったら、絶対に喜んでくれてたはずなんだ。
どうしちゃったんだろう、神園クンは。
男の監禁が始まって数日が経った。
あれから神園クンは制裁をあまり行わないようになっている。
なにを恐れているんだろう、なにが彼の行動を制限させているのかわからない。
「神園クン、この男のこと知ってる? 実は――」
「何度言えばわかる。しばらく、行動は起こさないと言っただろう。お前もしばらくは目立たないようにしているんだ」
「はぁ、わかったよ……」
俺がどれだけ情報を仕入れても、神園クンは動こうとしない。
あれだけ積極的だった神園クンがこんなことを言うなんて信じられないな。
悪を野放しにしておくなんて。
「本当に制裁は行わないの?」
「くどい! 今はあの男をどうするかで手一杯だ! あれだけ身体を壊されていたら、復帰も無理だろう。なら、どこかの施設に……」
神園クンはここしばらく、あの動画を撮った男をどうするかで悩んでいるようだった。
……そんなに面倒なら、さっさと始末してしまえばいいのに。
「お前はもう知っているんだろ、あの男がどういうやつだったのか。処理を間違えれば、確実に俺達のことがバレてしまうぞ。そのうえ、妙な噂まで……」
あの男は割と有名な動画投稿者だ。
毎日のようになにかしらの動画をSNSにアップしていたが、その更新が止まってしまい、様々な憶測がネットの中で小さいながら騒がれていた。
ネタが尽きた、失踪した、アカウントが凍結した、等々。
けど、その中で一番盛り上がっていたのは、彼が制裁されたのでは、という噂だ。
なにも罪を犯していないと勘違いした人たちが、制裁は無差別に行われているのではという、勝手なデマまで広がっている。
「あんなデマは気にしなくていいのに」
「……お前はしばらく俺の家には来るな、どこでどう繋がりが知られるかわからない。何度も言うが、余計なことはしなくていい」
「遊びに来ちゃいけないの?」
俺の問いに神園クンは無言で返してくる。
なら、俺にできることをして、神園クンの役に立つしかない。
今、神園クンにできないことを俺がやればいいんだ。
人気のない夜道を、一人の男が端末をいじりながら歩いている。
悪人だというのに、警戒もせず。
神園クンにできないことを今は代理でやっていこう。
彼のようにキレイなやり方はできないけど、これが今の俺にできることなんだ。
きっと、彼も悪を裁けないとヤキモキしている。
その悩みを俺が解決してあげるんだ、友達として、彼の正義を信じる者として。
全ては神園クンのために。
そう思うと、自然と笑みがこぼれていた。
「正義を執行しよう。さあ、制裁の時間だ」
ある日、しばらく鳴ってなかった端末が鳴る。
俺に連絡してくる人なんて、一人しかいない。俺は意気揚々と端末を取った。
「神園クン! やっと連絡してきてくれたんだ、待ってたんだよ。活動再開するんだよね、そのための連絡だよね!」
「……お前に話がある、今すぐ家に来い」
「うん、わかった!」
制裁を行うための前準備をしたいけれど、他ならない神園クンの呼び出しだ。
俺はすべての作業を後回しにして、神園クンの家へと急ぐ。
執事の人に通されて部屋に入ると、神妙な面持ちの神園クンが椅子に座っていた。
俺は彼と向き合うように座ると、彼がゆっくりと端末を見せてくる。
「これはどういうことだ?」
端末に映っていたのは、誰かが誰かを殴っている動画。それは間違いなく、俺の姿だった。
そして、書き込みには以前、あの男が投稿していた動画に映っていた人物が人を殴っている、と。
彼らは悪に制裁を加えていたが、その方法が変わってしまった。
これは間違いなく人間の仕業、悪質な犯罪ではないのかと、次々とコメントが書かれている。
「あっ、これ見てくれたんだね。本当はキミが復帰したときに驚かせようと思って、内緒にしてたんだよ」
「やはり、これはお前だったか。どうしてこんなことをした!?」
突然、神園クンが机を叩きつけながら立ち上がる。
俺を睨みつけ、ひどく怒っているようだけど、なぜ怒っているのか俺にはわからない。
「だって、神園クンは動けなかったでしょ。だから、俺が変わりにしてあげたんだよ。キミみたいに完璧にはできなかったけど、みんなちゃんと制裁したよ!」
「そうか、それがお前の言い分か……」
「ねえ、呼んでくれたってことは活動を再開するんだよね。標的はもう決まってるの? 決まってないなら俺が今日、制裁しようとした人のデータをあげるよ!」
「いや、次の標的は決めてある」
「へえ、どんなやつなの?」
神園クンが合図をすると、部屋の中に大勢の男が入ってくる。
その表情はどこか虚ろで、意識が感じられないような不思議な感覚があった。
「神園クン、これは?」
「やれ」
更に神園クンが合図を送ると、男たちが俺に襲いかかってくる。
どうして、神園クンがこんなことをするのか。
俺は理解できなかったけど、襲ってくるならこいつらは全員、悪なんだ。
殴ってくるなら殴り返さなきゃ、平等じゃないよね。
俺は襲いかかってくる男たちの攻撃を避けながら、確実にこちらの攻撃を当てていく。
人を壊す方法はいくらでも知っている。
神園クンの役に立とうと思って、神園クンみたいにキレイに制裁を加えようと勉強して、実践した。
それを男たちに使っていく。
骨を砕き、目を潰し、意識を奪い、行動を止める。
死なないように、殺さないように、男たちを黙らせていく。
制裁を加えながらも、俺は神園クンがどうして男たちをこんな状態にして、俺を襲わせているのかを考える。
でも、すぐに考える必要のないことだとわかった。
だって、神園クンがやることなんだから、間違いのはずがないんだ。
こいつらはきっと、神園クンが用意しておいた、制裁の相手に違いない。
きっと神園クンは俺が制裁を加えている現場を動画でしか見たことがなかったから、実際に見たくなったんだろう。
動画は俺だって言っても、証拠がないとダメだからね。
だったら、ちゃんと見せてあげないと。
俺が神園クンの役に立つんだよってところを。
そう思うと笑みがこぼれてしまう。
ああ、力が入りすぎないように気をつけないと、相手の息を止めてしまいそうだ。
俺を襲ってきた男たち全員に制裁をやり終えると、不思議な高揚感で胸が高鳴っていた。
これで神園クンも満足したに違いない、そう思ったからかもしれない。
俺は笑顔で神園クンのほうへと向き直る。
きっと、彼も笑顔で俺のことを迎えてくれる。
――だが、違っていた。
「な、なんだ、これは……」
神園クンは怯えたように俺のことを見ていた。
その表情は今まで、飽きるほど何度も見てきたものと同じ。
俺のことを異端と呼んだやつらと。
「どうしたの、神園クン。どうして、そんな顔をするの?」
「く、来るな!」
俺が近づこうとすると、神園クンは腰が抜けたかのように床に倒れ、這いずりながら逃げようとする。
いつも強気で悪を裁いていた神園クン。
そんな面影は、もはや彼からは微塵も感じないほど情けない姿だった。
「神園クン、なんで逃げるの?」
「ば、バケモノが! 俺に近づくな! す、すぐに警察に……!?」
「なんで、警察なんて呼ぶの? もうここに悪なんていないのに」
「悪は……お前だ!」
「……え?」
神園クンが何を言っているのか、理解できなかった。
――俺が悪?
「お前は悪だ、法で裁かれるべき悪なんだ! 笑顔で平気で人を傷つけて……こんなの、異常だ!」
「異常……」
俺は間違ったことはしていない。
なにも悪いことなんてしていないのに、どうして。
――どうしてキミまで俺を異常者扱いするの、神園クン。
平等であるべきだと訴えたら、おかしいと言われた。
――ただ、不平等なのは良くないと思っただけなのに。
どんなときでもどうして笑っているのかと聞かれた。
――俺は普通にしているだけなのに。
相手が悲しむことをしてはいけないと怒られた。
――悲しいってどういうことなのかわからないのに。
たくさんの人に、そんなことをたくさん聞かれてきた。その誰もが俺の答えを理解しようとはしてくれなかったんだ。
なぜ理解されないのかが、俺にはわからない。
――でも、やっと理解してくれる人が現れた。
不平等が許せないと、法で裁けない悪を制裁する、そんなヒーローに。
「お前は悪だ、法で裁かれるべき悪なんだ! 笑顔で平気で人を傷つけて……こんなの、異常だ!」
どうして、そんなことを言うんだろう。
神園クンは俺のことを理解して、仲間として、友達として受け入れてくれたんじゃないの。
悪は許せないって、不平等はダメだって初めて理解してくれた人なのに。
「ああ、そっか……とっても、簡単な答えだったよ」
「な、なにをぶつぶつ言ってるんだ! もう警察には連絡して――」
「もしかして、キミは“神園クンに似た人”なのかな。うん、きっとそうだ」
「……は?」
神園クンなら、俺がしてきたことを喜んでくれる。
よくやってくれたって、これからも一緒に制裁を続けていこうって。
彼ならそうやって、俺を受け入れるんだ。
だから、こんなに怯えて、俺を異常だというコレは、“別の誰か”だ。
――ああ、やっと腑に落ちたよ。
「もうダメじゃないか、神園クンに迷惑かけちゃ。俺達のことをどこで知ったのか知らないけど、邪魔するならキミも悪だね」
「お、おい、なにを言ってるんだ!」
「それも、これは許されない罪だ。他の誰かなら許せたけど、俺の神園クンに成り代わろうなんて、大罪だよ」
俺はゆっくりと神園クンに似た誰かへと歩み寄っていく。
俺が近づくとソレは這いずりながら、必死に逃げようとするが、すぐに部屋の隅へと追いやられた。
ああ、どうしてこんなのを神園クンと勘違いしたんだろう。
ちゃんと制裁して、神園クンに謝らないといけないな。
「やめろ、俺が神園だ! 似た人って……お前は狂っているのか?!」
「もういいから、喋らないで。悪の言い分なんて、聞いてもしょうがないんだから」
俺はソレを身動きが取れないように取り押さえる。
必死にソレは抵抗をするが、どんなにもがこうと逃げられないように抑え込む。
「似ているだけとはいえ、神園クンの姿の人間を制裁することになるなんて」
「ぐ……あ……」
不思議な感覚だ。
ソレを手に掛けようとする胸は、高鳴るどころかひどく落ち着いていた。
――待ってて、神園クン。
コレを制裁したら、すぐ探しに行くからね。
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チュウニズムな名無し
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チュウニズムな名無し
122022年04月17日 22:10 ID:bbxnn01d前のメスガキが分からせられなかったからこっちが被害食らってるのかと思ったけど、ヤンホモだったのか…
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チュウニズムな名無し
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チュウニズムな名無し
82022年04月17日 18:17 ID:a8ay6x85虹限スタチュウは欲しい、けど過程でここまで拗らせたヤンホモ入手しなきゃならんと言われたら流石に躊躇うわ
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チュウニズムな名無し
72022年04月17日 13:02 ID:thj6jvnzNEWって新しい性癖を開拓するって意味じゃないから…
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チュウニズムな名無し
62022年04月16日 14:59 ID:s0oh5zpaイラストレーターさんのpixiv見て何もかも察した
そりゃこんなエッッッなグラになる訳だ…