目次
Story6 おまつりみたいね
Story7 お、盛った
Story8 共通点
Story9 秘密かつオープン
Story10 大本営で
Story11 猛者もっさもさ
Story12 感情
TOP↑
story6 おまつりみたいね
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22482%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
呼ばれて来たらば……
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22588%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22542%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22570%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22566%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22505%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22556%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22540%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
(私だけ席違い……)
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22535%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
見知った顔がたくさんいるわ。飛行島でつれてきたひとも混じってるし。おまつりみたいね。
お、来てくれたか。ありがとな。
アタシたちが最後?
まだまだ来るぜ。悪いな、詳しくはまた。
あいかわらずせわしないヤツだわねえ。
ごはん食べ終わったら、散歩でもしましょ?初めての島だし。
うん、いいわね♪
……むしゃり……むしゃり……
(キャトラ……!ビュッフェなのに、サンドイッチなの……!?
最近はまっているの……!?)
…………
…………
(パフェのおかわりは……食べ過ぎかな……)
……?
あなたたちは、この島の人?
あ、はい。そうです。
変わったソウルしてるわね。
ああ、なんだか先祖返りとからしいんです、俺たち。
ふぅん……?
わかるんですか?
ちょっとだけ。
なんか、よこしまなカンジに変わったソウルでした?
変なこと言っちゃったわね。そういう意味じゃないから、気にしないでちょうだい。
(たぶんね)
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story7 お、盛った
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22258%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
――つーわけでお前ら、接待しといて接待。
俺の代わりに。何事も経験だよ!ぎゃははは!
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22597%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
……とか言ってたけど。あれだな。
冒険家って人種は……基本、ほっといても自由にやんのな。
そりゃあ、昨今の指示待ち人間ではなかろうよ。
まあ、朝食ビュッフェで『いただきます』を待たれても困るけど……ん?
お。おまえら、この島の子供だな?
子供……いやいやいや……
クロカです。こっちはシロー。次期統領です。
(お、盛った)
ならオレと同じだな。
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%2250%22%20height%3D%2250%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
え?
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22516%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
オレはナップル。ナップル・カトウ。フルーツ忍者の次期頭領だ。
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%2250%22%20height%3D%2250%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
!!
縁があってな。今回の任務に、里をあげて協力してるのさ。妹弟子たちは謀報に飛んでいる。
目星のつけてある島々で、不穏な気配が漂ってないか、調べて回っているのさ。
オレはその報告を待っている、オレの体に、万ーがあってはならないからな。
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%2250%22%20height%3D%2250%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
…………
大規模な作戦では司令部の役割が重い。このオレの役目がな。ふっ……!
おや、ナップル。
と、頭領……!
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22632%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
おかしいね。君にも任務があったはずだけど?
お、オレには!潜入調査よりも、作戦立案の方が向いてます!お願いです、部署変えを……!
そうだね。そうしよう。ー緒においで。
は、はいっ!
アテル・ラナの次期統領は有望株だそうだ。本当に、羨ましい話だよねえ。
え?それって、どういう……?
<――>
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%2250%22%20height%3D%2250%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
…………
アラ?ナップルにクリュウ……が、去ったところにいるのは……
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%2250%22%20height%3D%2250%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
!!
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22569%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
こんにちは~。はじめましてね。アタシはキャトラよ。
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22494%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
今度はしゃべる猫!?
ん、その反応から察するに、先にコテツに会ったようね。
……仲間?
モチのロンよ。こっちはアイリスと、主人公。アタシたちは――
…………
……
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22558%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
というわけで、わるものと戦ったりしながら、飛行島で旅をしてるの。
あらためて、よろしくお願いしますね♪
ご丁寧に、どうも。こちらこそです。
…………
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22245%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22252%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
……あ!いえ、なんでもないです。
それにしても、たいへんねえ。
なにがです?
あの連中を滞在させて。へんちくりんなのばっかりだわよ。
キャトラさんをはじめとして?
失礼ね!アタシはどちらかといえば処理する側よ!
アンタたちも、もしなにかボケようもんなら、ツッこんでやるんだから!
ごめんなさい、この子って、こういうところがあって……
いえ、全然。どころか、しゃべる猫なんて素敵です。
ほほう。見る目があるわね?
動物全般大好きなので。
ひとも動物よ。
ふけぇ……
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story8 共通点
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22640%22%20height%3D%22140%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
…………
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22585%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
ルエルちゃん、こんなところにいたの。
私たちの分の宿舎も、建ててもらったよ。
夜の森は好きなの。
……そう。
…………いいえ。あんたに嘘をついてもしょうがないわね。
慣れないのよ、まだ。他人とー緒にいるのは。
森は嫌い。木は嫌い。自分はこれでいいのかって――
――自分だけのうのうと暮らしてていいのかって、責められてる気がするから。
……ルエルちゃん……
お前がルエルか。
だれ?あんた?
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22583%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
私はル=グイン。この島の長を務めていた、未来樹の化身。
未来樹……
破壊樹計画の話を聞き。ー度、会っておきたかった。
なんのために?
さあな……自分でもわからん。
同情ならいらないけど。
そんなつもりはない。頼りにしている。
私のような、樹木の精霊の気持ちを知る者は、そう多くはいないのだから。
あんたを同情しろって?それもやるつもりはないわね。
まだ生きているんなら、未来だけを見つめてなさいよ。
……そうだな。
――?もしかして、そこ、だれかいますか?
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22528%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
レディ・キラーの関係者か?
霊鳥の射手だな。
霊鳥……?
報告がある。
ついてこい。……ではな。
……なんなのー体……
♪
なによ。ニヤニヤしないでくれる?
……ルエルちゃんは、やっぱりかっこいいね。
***
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22207%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
やあ。僕はケンゾウっていうんだ。ほんとだよ。
祖父は言った。『仮の宿でも、基礎工事は手を抜いちゃいけない』ってね。
じゃあ、ー仕事終えたし、僕は帰らせてもらうよ。またね。
***
たったー日のあいだに、酒場とかが増築されてるわ!
――さては、ヤツの仕業ね!
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story9 秘密かつオープン
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22360%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
悪いわね。こんな時間になっちゃって。
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22526%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
いえ、構いません。我らはアンドロイドですから。
セレナ様のご到着、心待ちにしておりました。
かの戦で功績をあげた、有能な将と聞いております。
……べつに。それだけじゃないけど。
……この時間でしたら、皆さま酒場に集まっています。そちらにお越しください。
のんきなものね。
今日をどう過ごそうと、決戦の日は訪れますから。
いらした冒険家の皆さまは、それがよくわかっているように感じております。
……そ。じゃあ、案内して。
…………
……
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22786%22%20height%3D%22205%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22561%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22537%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22546%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22534%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
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![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22576%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22460%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22427%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22543%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22589%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
アラ、セレナじゃないの。アンタも来たんだ?
ええ、ネロに聞いて。それにしても……すごい人数ね。
ふだんはお目にかかれないメンバーばっかりよ。仮にも秘密組織の会合だから。
それにしてはオープンすぎない?
この島自体がひとつの秘密組織なんだそうですよ。
それならいいってワケでもない気がするけれど……
ちょうどいいわ。初めてのひとも多いでしょ?自己紹介しときなさいよ。
え?
…………
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22498%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
……セレナよ。
……あれ?それだけ?
闇の王の後継者で、天才美少女。
……だってことを、あらためて!証明するためにやってきたわ!
ー兵士として使ってちょうだい。なんでもするわ。あたしにはもう――
――その覚悟があるから。
……てとこ?悪かったわね、盛り下がるようなこと言って。
いいえ。シンプルでよかったと思います……!
ありがと♪
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22585%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
ふむ。では、次は俺の番だな。
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%2250%22%20height%3D%2250%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
!!
この場では特にない。
こぉーっ!偉そうに前に出てきといてそんだけかーい!
俺は大声が苦手だ。詳しく知りたければ片隅でサシ飲みに持ち込んでくれ。
次、メア。
え、私!?どうして!?
意味はある。やれ。
はぁ……いいですけど。
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22522%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
……メア・ミスニーハ。元退魔士。得意なのは断ち切ること。
好きなものはパフェ。だけど、それはオフのとき。ここへは任務で来てる。
戦闘の際には連携をお願い。以後よろしく。
及第点だ。次は……
というか、いつからいたんですかバイパーさん……
<一同はバイパーの仕切りで自己紹介をし合った>
<珍しい機会に、普段は他者との関わりを極力持たぬ者も自分なりの言葉を発した>
<そして最後は――>
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22609%22%20height%3D%2293%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22562%22%20height%3D%2284%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%2250%22%20height%3D%2250%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
…………
(先、言えよ……!)
(そっちこそ……!)
二人はこの島の次の長。今回の作戦でも重要な立場だと聞いている。
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22586%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
……さあ!何かを言うのだ!
……人が困るの、好きですよね……
……え~っと……
ウチ、じゃない、私は――
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story10 大本営で
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%2250%22%20height%3D%2250%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
…………
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22570%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
……急すぎ……!緊張したわー!
まったくだ。
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22487%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
――クロカ・マニトです。え~と、好きな動物は……じゃなくて、好きなものは動物で……
あの……アテル・ラナの次期統領として、研修中でして……
ええと、研修中という言葉に甘えず、全力で、取り組もうと思う次第ですので……
なにとぞ、温かい目で見守っていただけたらと…………シロー!
お、同じく、シロー・メナスです。まだまだ若輩者ですので、ご指導ご鞭鎚のほど、よろしくお願いいたします……
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22579%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
シロー……ずるくね?
ずるくはない。どっちかは先に言わなきゃならなかったわけで。時の運だ。
くそう、イモ引いた……
にしても、甘く見てたな……思った以上に、人オオスギ。
師匠たちって、顔が広いんな……
……大人かぁ……
……人間関係の広さばっかしは、年齢にはかなわんね……
<一方その頃――>
<オズマたちの元には続々と情報が集まってきていた>
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22612%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
――巧妙に隠されてたが、何者かが出入りした痕跡があった。
あの島を無視はできねえ。ムカつくぜ。
隣の島もあやしいの!チョウスケとチョウサクが、邪悪なソウルを感じ取ったの!
ん~……
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22291%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
どうするつもりだ?
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22593%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
ん~……あんたに調べてもらった島も、かな~りあやしいのよねぇ~……
あやしさー覧表でも作りましょうか?
お、ジョニー。さてはもう用意してあんな?
全部じゃないですけどね。レイヴンさん、フランさん、バイパーさん……これまでの報告は反映してあります。
みしてみ。
……まいった。多すぎだ。絞りきれねえ。
サニオとかいう野郎、わざとかなり範囲を広げやがったな。
ならば全ての島へ向かえばいい。
ま、そーなるわな。とはいえ、ある程度ヤマは張らねえとよ。
アタリでしたが戦力不足でした、じゃあ話にならねえし。
戦力を均等に分散しろ。簡単な話だ。
因縁も加味しなきゃな。
それがプロかよ。ムカつくぜ。
そう言うなって。みんながみんなお前みたいにクールじゃない。
感情での伸びしろも含めて、トータルで編成しねえと。
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22391%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
それについて意見がある。
お。宴はもういいの?
前夜祭は性に合わん。お前もいないしな。
んで?
未来樹の予言など、俺は信じる立場にない。世界の危機などいくらでもある。
同意見だ。ただ、多少耳を傾けても罰はあたらんがな。
この作戦は、危機であると同時に、決着の場であるとも捉えるべきだ。
声をかける範囲を広げれば、こちらの戦力増加にもなる。
ほほう?
この島にはかつて、ナーペルが現れたそうだな。
ああ。
もしも子さらいナーペルが関わっていると仮定するなら、ファルファラとも親しいあの少女。
ティナちゃんだったな。
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ガキを巻き込むのは嫌いだが、自分でケリをつけるべき宿命もある。
他にも、<禁忌>の可能性があるならスキエンティアの<花園>。
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22305%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
パッチワークマン……あの男の興味は引けるかもな。ダグラス……いや、オレから要請送っておく。
連邦のV.O.Xや帝国の狩猟戦旗。
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22260%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
V.O.Xは国との関係が濃いめだからなぁ……最近、メンバーも増えたそうだが。
狩猟戦旗は……そうだったな、おそらく<混ぜ>られてる男。
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この件を追えばあの道化師にたどり着くかもしれねえ。そのあたり上手く示峻すりゃ、食指も動くだろうな。
などの連中であれば、あえて表舞台に出てくることはないだろう。
国家ぐるみの大事件にはしたくないのであれば、あとは――
オーケーわかった。候補者をありったけ並べな。ー人でも反応してくれりゃめっけもんだ。
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ぜんぶひっくるめて、ベストな采配をしてやるぜ~。
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story11 猛者もっさもさ
……さすがにこの時間だと、もう来る人はいませんね。
その判断は不要だ。私たちはただ待っていればいい。
そうですけど。……あの、ピラウ?
なんだ?
今回、私たちはシロー様たちとは別行動するっていう話は……
ほぼFIXだ。
どうして?
編成に口を出す気か?
そういうつもりはありませんけど……
私たちは少し、距離が近すぎる。
『親離れ』が必要なのだと説明されたら、了承するしかないだろう?
親……そうですね、そういう風に言われれば…………ふふ……♪
現金だな…………ん?あれは……?
あのドラゴンは――!?
***
セダンよ!煌々と光の漏れとるあの建物が酒場に決まっとる!
ならばやることはーつ――
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――殴り込みじゃあああ!!!
***
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な、なにごとっ!?
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おんどりゃあ!!!イツァーク様のお帰りじゃあ!!!
……おかえり……?
い、イツァーク様!お待ちください!
まずはお戻りの報告を……!
おう?おうおうおうおう!なんじゃ、ゴッツいメンツが揃っとるのう!
音に聞く猛者たちがわんさかとおるわおるわ……!ワクワクしてたまらんのう!
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22207%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
味方か?
そうじゃ!アテル・ラナーの鉄砲玉、フライドエッグのイツァークとはワシのことじゃけえ!
ふらいどえっぐ?
戦場ではー人で敵陣に突っ込み、周囲360度を囲まれ、目玉焼きみたいな状況になるからかのう。がっはっは……!
豪快と言うべきか、アホっぽいと言うべきか……
どっちでも構わんわい!意味はだいたいー緒じゃあ!
ちがうじゃあ!
オズマの兄ぃもアピスもル=グインもここにはおらんようじゃの。
邪魔したの。
<立ち去り際、イツァークは寿司をー貫つまんだ!>
これっ!お行儀が悪いわ!
はんじゃ、ねふぉがしゃべりよったふあ!
お米がフライングするー!
![](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%20width%3D%22800%22%20height%3D%22585%22%3E%3C%2Fsvg%3E)
イツァーク様!こちらに!
ご案内いたします!
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story12 感情
帰っていたのか。
おう、ル=グイン。ー人で月夜の散歩とはシャレとるのう。
早かったな。今回は。
……言うてくれるな。
少し外してくれるか?
え?……あ、はい。
わかりました。
……なんじゃい、大袈裟な。
…………
オズマの兄ぃは?
ついさっき、発った。
なんじゃ、入れ違いかいな。相変わらずせわしないひとやのう。
ほんで、次の仕事は?
知らせていた通りだ。首謀者はサニオと確定した。
ただ、本拠地が絞れていない。オズマの編成に従い、複数のチームで別々の島に赴いてもらう。
ワシは?
まさか戻れるとは思っていなかったからな。編成には入っていない。
戻るじゃろ、そりゃあ。
こちらとしてもありがたい話だが……
歯切れが悪いのう。ほんじゃったらどこでもええ、ワシを追加メンバーにせんかい。
…………
セレナのいるチームに入れ。
……!!
……セレナっちゅうのは……!
そうだ。あの、セレナだ。
……どうなるかわからんぞ?
そうだな。未来樹もそんな枝葉のことまでは語らない。
だが、忘れるな。あのとき傷を負ったのは、お前だけではない。
言われんでもわかっとるわ。ヨゲンシャサマよ。言われんでもわかっとるわ。ヨゲンシャサマよ。
…………
……すまん。そんなつもりではないんじゃ。じゃが……
ワシは、アホじゃ。頭ではわかっとるつもりでも、体がどう動くかは、ワシにもわからんのじゃ。
構わん。……感情とは、子供だけのも構わん。
今にして、そう思う。
……フン。
長い任務で、体がバッキバキじゃ。出発まで眠らせてもらうぞ。
…………
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