【東方ロストワード】封結晶について出ている情報まとめ【ストーリーまとめ】
東方ロストワードのメインストーリー、封結晶についてまとめています。ストーリーにおける封結晶とは何か、またこれによって何が起こるかを記録しているので、ストーリーの確認に使用してください。
注意点
※本項にはメインストーリーのネタバレが含まれます。
メインストーリーを全て読んだ後、ストーリーのおさらいをする為に閲覧する事を推奨します。
また各解説には出典が付記されています。
もし記録からメインストーリーを読み返して確認したい際は出典から該当するメインストーリーを確認してください。
封結晶とは?
手のひらくらいの大きさの緑色の結晶。『中に何かが封じられている結晶』なので、八雲紫が封結晶と名付けた。
封印されていたものは出口であり、見えない空間の出口が圧縮された様な物。対比する物としては赤い封結晶があり、こちらは入口の様な役割を果たしています。
出典:序章第1部 いつものお茶会第2話
封結晶から出る物
封結晶から出てくる力は大きく分けて二種で、『誰かとの縁を表したもの』と『幻想郷の記憶が描かれた風景』。これを『縁』と『絵札』と呼称しています。
封結晶は博麗神社の結界下で封印を解く事で、その縁や力が主人公の持つ筆記帳に再封印される仕組みになっています。
封結晶の開封
主人公が筆記帳を持っている場合であれば封結晶を開封したとしても筆記帳に再封印出来るので安全に開封出来ますが、野放しになっている封結晶に何らかの強い霊力、妖力、魔力が加わるとむしろ封印が解かれ、スキマの様な穴を通して『何か』を呼び寄せてしまいます。
この性質が非常に危険であり、この性質を悪用する存在が現れかねない事、封結晶の様な異変を起こしやすい物を放置しておくと幻想郷の均衡が崩れかねない事から、非常に危険な存在として八雲紫は扱っています。
これを避ける為に封結晶は至急回収し、筆記帳に記録する形で再封印するのが得策であると紫は提言しました。
出典:序章第1部 いつものお茶会第3話
博麗大結界と封結晶
集めた封結晶は拝殿に奉納する事で、二重の結界の中に封じている事になっています。定期的に霊夢に『おいのり』してもらって、『縁』や『絵札』に昇華しておくべきであるそうです。
博麗大結界と封結晶の関係性は非常に濃くなっています。以下、序章第4部「永遠亭にて」第3話、ストーリー上の霊夢の発言を一部引用します。あくまでも彼女の勘ではあるので正式な回答では無いが、大きなヒントになっている可能性が高いです。
霊夢
「この封結晶、博麗神社では安全に開封できたのよ。」
「その前に紫が『幻想郷の境』で開封した時は、……爆発はしたけど、偶然にも特別な結果がついてきた。」
「そう、(主人公)。君が現れた。」
~中略~
「『紅魔館』ではただ爆発しただけ。」
「おそらく他の場所でも、同じ結果になると思うわ。……ただ爆発するだけ。」
~中略~
「そう。博麗神社や幻想郷の境にあるのは博麗大結界。」
「普通の壁を『物質や肉体を通さない境界』とするなら、博麗大結界は『常識と非常識を隔てる境界』――」
「外の世界と幻想郷を遮断する存在。」
「常識も非常識も、意識が生み出す概念。」
「博麗大結界は、そんな意識や認識、思いや精神を、自由には通さない存在……とも言えるわね。」
「封結晶の力はそれに似ているのよ。『縁』や『記憶』などの認識やおもいを中に封じ、外に通さない。」
「開封すれば、その『スキマ』から様々なモノが溢れ出す。」
「言うなれば……『小さな大結界』。」
(紫め……実はここまで分かってて『封結晶』と名づけたわね)
「封結晶が博麗大結界に近い性質を持つゆえに、その開封は結界の境界上で……。」
「しかも封結晶に呼ばれた(主人公)がいないと、大きな危険が伴うことになるでしょうね。」
出典:序章第4部「永遠亭にて」第3話
幻想郷の人物が封結晶を確認した際の特徴
レミリアの運命を操る程度の能力で見ても砂嵐、雑音に遮られる様な感覚を覚え、真相を確認する事が出来ませんでした。
純狐曰く、封結晶は高密度な記録媒体である事は認識しましたが、それ以上の情報は引き出せませんでした。
出典:第一章Extra 神託、序章第二部 紅魔館にて
赤い封結晶
並行世界(ロストワード異変の現場)への遷移
手稿には「赤の結晶は『入口』。青の結晶は『出口』。入口に触れたものは、出口に送られる」とあります。
封結晶の行き先は第2章現在まで並行世界の幻想郷に繋がっているため、赤い封結晶が「入口」であるというのは並行世界、ロストワード異変が起こっている世界への入り口であるという意味だと思われます。
封結晶を使って紫は幻想孤島へと呼び出すことが出来たが、何度も失敗した様です。主人公がいない状態での封結晶の開封は成功率が低くなる、というルールは並行世界でも共通しています。
赤い封結晶はロストワード異変を解決すると消滅します。
出典:第一章 すべてが幻想になる 第1話
そして誰も……?第3話
異変の過去への遷移
また、ドレミー・スイートの使用する「夢を喰い、夢を創る程度の能力」と併用する事でロストワード異変の過去の状態に移動する事も出来ました。
この場合も出口となる青の結晶が必要であるが、八雲紫は出口としてレイセンに青い封結晶を持たせた事で時間移動を可能にしました。
ただしこの因果関係は曖昧な物なので、そこまで計算して青い封結晶を持たせてはいなかった可能性もある。
並行世界上にある赤い封結晶は時間軸上を遷移する効果を持ちます。飛ばされた先から帰還するには『異変の解決』ではなく、『欠けている、与えられた役割』を果たす必要があります。第一章Extraを例に挙げると、「月に封書と共に行く事で封書の内容を証明し、月の協力を仰ぐ事に成功させる」という役割でした。
過去にさかのぼった先では、ロストワードを取り戻す事は不可能だと思われます。
出典:第一章Extra 流転する運命
醒めない悪夢は無い
赤い封結晶と主人公
鈴仙が月から持ち帰った赤い封結晶は主人公以外の者が触れても反応しなかったが、主人公だけは触れる事で気を失い、その記録内容を追体験する事が出来ました。
この際ドレミーはあえて危険な方法で主人公を赤い封結晶を通した記憶の世界へと移動させた様ですが、その真意は明らかになっていません。
赤い封結晶から始まる物語には八雲紫以外の存在が介入する可能性があり、ドレミー・スイートが介入した第一章Extraの場合は妖精のはびこる危険な月面の世界を夢という形で追体験する事になりました。
ロストワード異変を起こした『黒幕』の直接介入すらもあり得るので、生命の危険も当然あります。
出典:第一章Ex 醒めない悪夢は無い
赤い封結晶に関する奇妙な点
ただしExtraで経験した赤い封結晶の事実に関しては第二章の主人公は覚えていないのかあるいは描写上の都合か、紅魔塔のロストワード異変中でも「元の世界へ帰る方法になるかも……?」と反応しています。
これが紅魔塔の過去の時間軸へ飛ぶことで元の世界へ戻るヒントになるかもという意味を包括した物か、あるいは主人公も記憶が何らかの要因で記憶が飛んでいるのかは不明です。
出典:うしろのしょうめん 第二話