【白猫】オズマ(Brave The LionⅢ)・思い出
竜に乗った法王 ★☆★オズマ★☆★ CV:関俊彦 (ペンタ CV:谷口夢奈) ペンタにまたがる法王。 表の顔は複雑な立場に置かれている。 | ||
2016/10/30 |
~Brave The Lion 3 後日談~
思い出1
<ヒストリア>で起きた一連の事件ののち――
――オズマは再び、飛行鳥を訪れていた。
いや~、やっぱいいね~。ここはよ~♪
いらっしゃいオズマさん♪疲れてるでしょうし、ゆっくりしていってくださいね♪
ボクはまたまだ元気一杯だぞ!
アラ、ペンタも一緒なのね。
オズマさん! 早く出かけようよ!ワルイヤツらを退治しにいこ~よ~!
待て、持て。オレはそこそこグッタリだぜ。
そんなこと言わないでさ!
余暇は余暇で、キッチリ休む……
それも大人の男ってヤツだぜ?
……! そっか!
じゃあボクも、焦らずに翼を休めるね。
おう。
そう言えばアンタ。ドラゴンに乗れたのねえ?
ん~……
へへ~ん♪それは、ボ・ク! だからだぞ!
そうなの?
そうさ! オズマさんを乗せられるドラゴンは、世界広しと言ったってこのボクしかいない!
どうして?
どうしてって……そうに決まってるだろ?
乗り手と心を通じ合わせなきゃ、ちからを発揮できないんだから。
そうなの?
一般的にはそう言われるなあ。
オズマさん! ボクたち、一心同体だよね!?
おう……まあ……そうだな……
オレがドラゴンだったら、乗せる奴は選びてえな。
だよねだよね!?ワ~~~~イ!!!
ちょいちょい、はぐらかされてるわよ?
聞こえてないね。ふふ、♪ ペンタくん、嬉しそうだね♪
……ま、そんなわけで。
しばらくのんびりさせてもらうぜ。よろしくな。
思い出2
「……どこ行っちゃったのかなあ……」
「だれを探しているのよペンちゃん?」
「うん、実はオズマさんを――
――いまボクをペンちゃんって呼んだな!?」
「ダメかしらね。」
「ダメだ!ボクは誇り高き、双角竜なんだぞ!」
「そーかくりゅー……って?」
「ボクの種族の正確な名前さ。ドラゴンにもいろいろあるんだ。」
「へー。その色んな種族の中で、双角竜ってのはどうなの?」
「もちろん、一番強い!」
「ホントに?」
「……う。」
「あら? いま、『う』って言ったわね。どうなの、ホントに一番なの?」
「……だと、思うよ。」
「ドラゴンの他の種族に会ったことは?」
「<竜の里>のドラゴンには会ったことあるけど……」
「ウワサに聞いたんだけどね、白竜とか邪竜とかは?」
「……会ったことない。」
「あら。じゃあわからないんじゃないの?」
キャトラ、あんまり……
「あらやだ、いじめてるわけじゃないんだけど……」
「もー! なんでもかんでもはわかんないんだからさー!」
「あ、あ、ごめんって……」
どーしたおめーら?
オズマさぁん!キャトがしつこいんだよー!
ご、ごめんって……ちょっとアレだったわね、謝るから……ね?
ふん!
そうむくれるなって。キャトラはちゃんと謝ってるじゃねえか?
知らない!
ごめんだわよ~う……
いや……悪いな。ペンタはまだ、ドラゴンとしちゃ赤ちゃんみたいなトシだからなぁ。
……っと、コレ、言うなよ?また怒るから。
ウン、わかったわ。
言動を見ればわかるだろ?
ですけど……強いので……
まーな。双角竜って、ガチでめっちゃつえーよ。
……ま、だから……狙われちまったりも、するんたがな……
思い出3
あ、あんなところでオズマが寝てるわ。
いや寝てねーし。本、読んでんの見えない?
アタシだったら、そんなぽかぽかしたところで読書してたらすぐ寝ちゃうもの。
猫だからだろ。
オズマさん、お仕事ですか?
いやいや、仕事ってほどのこっちゃねえさ。ただ、そのうち読もうと思ってただけ。
なんだか意外よねえ~。
なんでたよ。オレだって本くらい読むっつーの。
まあ、法王様だものねえ。
ぎくり。
アンタってばずいぶんエラかったのねぇ……知らなかったわよ……
なんで隠してたのよ?
聞かなかっだろ?
じゃあ聞けばいいのね?どこの国の法王様なの?
う~ん……あんまり言いたくないのよね。
調べればすぐわかっちゃうわよ?
じゃ、それで。
しまったわ。ま、いいけども。
(連邦にも帝国にも属さず、法王がいる国……なんて、一つくらいしかないものね?
でも、あんまり言いたくないみたいだし、触れないでおきましょうか)
じゃーさ、何の本読んでたの?
ム。
なにがムなのよさ?
そりゃおまえアレだよ、歴史の本だよ、そりゃもう小難しいヤツ。
アヤシイわね。
いや、ホントに、読んでたんだって。
ぎにゃー!
おわっ!?なにすんだ!?
!!
<オズマが投げ出した本が、こちらへ飛んできた。
……本は二冊重なっている!これは……!>
…………
どうしたの?
……
え?
…………
ヘンなの……
ぎにゃー!
ああっ!?どこいった!?オレ様の愛読書が……!
思い出4
「ねーねーねーオズマさーん。もう十分休んだでしょー?」
「ん~……」
「そろそろどこか行こーよー!ねー、行こーよ!」
「あ~……」
お、オズマが……!
休日のお父さんになってるわ!!!
「……もう! じゃあボク、行くからね!」
「お~う……」
あ~……
ちょっとオズマ……ペンタ、行っちゃったわよ……
のんびりするにしたって……ちょっとダラけすぎてやしない?
その体勢、なんて名前か知らないけど……体の99%が地面が地面に接しているじゃない……
…………
……ツッコミなさいよ!99%なんてこたぁ物理的に不可能なんだから!
う~……
ちょっと!しゃっきりしなさいって!
ペンちゃんに愛想尽かされちゃうわよ!?
…………
よっと。
あ、起きた。やればできるんじゃないの。
まったく……オレが本気で休もうと思ったときに限って……
ぶーぶー言うんじゃないの。
おめーらだってのんびり休めって言ってたじゃね~かよ~。
限度があるわ。アンタは大人の男でしょ。
大人の男は休日も勝負!?ちがう!?
ちがうかも!いま思いつきで言った!
思いつきで言うなよ~?……まあ、でも。
ペンタも行ったし、そろそろやっかな~、と。
やるって何を?
事後処理を。
思い出5
オズマ~。言われたとーり、持ってきたわよみかん箱~。
主人公が。
サンキュ~。
わざわざここでやらなくても……宿屋には机もありますよ?
いやあ、せっかくだからさ。
なんのせっかくよ?
風を感じながら、やろっかなって。
まあいいけども。寒くなったら建物入りなさいよ?
わかってらあ。
<そういうとオズマはごそごそと筆記用具を並べ始めた。>
なにを書くんですか?
手紙さ。
お手紙ねぇ。アンタって、ワリと筆マメなのね?
めんどくせーし、できりゃあやりたくねーんだけどね。
ふ~ん。なら、さっさと終わらせちゃいなさいな。
お~う。
では、私たちは……
おう。じゃあな~。
***
ふわあ……今日もいい朝ねえ……
そうね。体操でもしたく――
――あれ!?
……バリバリバリバリ……
オズマさん!?一晩中お手紙書いてたんですか!?
とってもバリバリしているし、どうやらそういうことのようね……!
ひ~んひ~ん……
ヒンヒン言い出したわ!?
いやあ、大変なのよ……ちいとばかり、休みすぎちまってたみたいでなあ……
ジョニーの野郎が、ガンガン催促してくるからよお……
ジョニーさんが?
出来ました?
あっ、ジョニーだわ。
残りは百塔の島の魔道工学評議会と、カンパニアヘの清算書に――
――レックスキングダムヘの来年度の資金援助要請状、センテオトルヘの移民の申請に――
まてまてまて~い!いっぺんに言うな!出来てるのもあるから勝手に持ってけ!
何往復もする私の身にもなってください! さあ!早く、一通残らず書いて書いて!
コノヤロウ、それが上司への口の利き方かってんだ!
上司だからこそ、失敗する姿なんか見たくないんですよ!
ねえ、ジョニー、オズマだって疲れてるんだし、そんなに急かさなくても……
そういうわけにもいきません。この人は責任者です。裁定者です。偉いんです。
この人で止まってたら、何一つ動かないんですから。ほら、早く早く!
くぅ~……!いつもならこんぐらいなんともねーんだがなぁ……
疲れがまだ抜けきってねぇんだ、キビピーぜぇ……
ハイ! 背筋伸ばす!考える! 書く!
ちくしょ~……
……これは、アレだわ!
飛行島で休んでるひとには、徹底的なリラックスをお届けする――
――キャトラさんの出番だわね!
思い出6 (友情覚醒)
ハイハイハイ!キリキリお願いしま――
おやめなさい!
へ?
このキャトラさんの目の黒いうちは――
――飛行島は、アタシの縄張りなんだからー!!!
はぁ?
オズマを休ませてあげなさーい!
ぎにゃー!!!
な、なんなんですか!?
<理由はともかく、暴走するのはキャトラがダメだ!>
ぎ……き…………ぐ~……
良かった、キャトラは眠ったみたい……
……さて。
わかってるっつーの。いまの間にも、手は止めてなかったって。
さっすがー。
***
――はい、受け取りました。お疲れ様です。
あとは頼んだぜ~。
はい。失礼します。
……本当にお疲れ様でした、オズマさん……
くう~……!これだから、戦後処理ってメンドーで嫌なんだよな~……
もうこんな時間かよぉ……疲れたぜえ……
オレも、トシかなぁ……
なんてことはねえぜ!
飲むぞ!
おう!
今日だけは付き合ってあげるわ。
sブランデーには生クリームが最上の友ですなあ。
h……ふ~……消毒用アルコールよりずっとおいしいわ~……
fハープ、あなたいつもそんなの飲んでるの!?
h信じた?
f…………
yほほほほ。いまのは一本じゃのう。
オレたちもいて良かったのか?
もちろんよ。
gアルコールは苦手だが……
k似て非なる物を飲めばよかろう。
朝までとかは嫌よ。途中で帰るからね。
そんな冷たいこと言うなよ。たまには大人だけで、パーっとやろうじゃねえか。
ホントにたまにならいいんだけど……
頻繁にやってる覚えはねーぜ?
はいはい。じゃ、さっさと始めなさい。
ほんじゃまあ――
――今回も、活躍したぜ、オレたち<レディ・キラー>!
他にも色んなヤツに協力してもらったが、ひとまずそれはそれとして!
野郎ども!おつかれ!なんかもう飲んでるヤツもいたが、改めて!
「乾杯!!!」
「「「「「カンパ~イ!!!」」」」」
重責の無責任男
その他
相関図
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