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【白猫】メインストーリー 第14章 Story1

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目次


Story1 王の到着

Story2 くるくる

Story3 ひととせかい

Story4 内省

Story5 伝承の門

Story6 賭け

Story7 目覚め

Story8 同行者



登場人物








story1 王の到着



――決意はお変わりにならないのですね。

……貴様こそ、我が最後の命令に、不服はないのだな?

……は。暗黒騎士ヴァルアス、この命に代えましても。

……そうか。

案内せよ。虚空の番人よ。

???

……あなたがそれを、望むなら。



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story2 くるくる


なんてこと……!

ここにきて、ルーンドライバーが……!

優柔不断になっちゃうだなんて!

うーん……困ったね……

光の指し示す方向へ行けば道が開ける!

それがルーンドライバーの存在意義だったじゃないのよ!?どうしてくれるの!

だれかがどうにかしてくれればいいんだけどね……

聞き捨てならないわね。

リアーナさん?

他者が解決してくれることを待ってはいけないわ。事態を変化させるのは、常に自分の行動。

振り回されていることを呪っても、誰かが手を差し伸べてくれることは決してない。

そんなことは言われなくてもわかってるわよ!

もー!リアーナは!いっつもソレっぽいこと言ってさ!

ソレっぽいことの中に真理が混ざっていたっていいじゃない?

いいけども!だからって、アンタにだって解決できないでしょうが!

そうね。私にはできないわ。でも、仲間は他にもいるでしょう?

へ?

<智の賢者>フムニール

僕をお探しかな?

フムニール!そうね、こういうときのアンタだもんね!

ルーンドライバーをなんとかしてよ!

フム。

その前に、語ってもいいかな?

いいけど、そのさらに前に一旦休憩をはさんでもいい?

もちろんいいとも。

じゃあ、ちょっとお水を飲んでくるわ。ペロぺロと。

キャトラ……

いやあ……いつも元気だねえ。頭が下がるよ。

日常を保ち続けるというのは、とてもカロリーがかかることだからね。案外。

そうですね。

さて、僕らもお茶でも飲もう。お茶よ。ここに<在れ>!

×▼■●●●!

持ってきてくれてありがとう、シルル。そう怒らないでおくれよ。君も一緒に飲もう。

×▼■!

そう言わずに、ね?

…………

○◇○○◇~♪

君は、まったくだなあ。




メインストーリー 第14章
~思索の虚空~




story3 ひととせかい



……フ~ム……いい香りだ。これ、ローズヒップ?

×××!

あそう。

ごめんしたわね。それじゃあ語ってもらえる?

お、いいよ。今回は手短に終わるようにがんばってみよう。

それで頼むわ。長いとアタシ、寝ちゃうもの。

この世には、ラッキーな人物というのがいるね。

そうね。というかアタシ自身がラッキーキャットだもの。

フム。それと同じことが、世界にも言える、と言ったら信じるかい?

どゆこと?

自分は何もしていないのに、事態が良い方向に転ぶ……という事象を、幸運と呼ぶとして。

この世界においても、誰も何もしないのに、良い方向に転ぶ可能性が。ないとは言いきれないんだよ。

だから、どゆことってば?

君たちが何もしていないのに、この世界から闇が消え去るかもしれないタイミングってのも、あってもいいじゃないか。

え!?

可能性の話だけどね。

それってつまり……闇の王が自滅するかもしれないってこと!?

ミもフタもない言い方だなあ。でも、そういうこと。

そんなことってありえるの!?

どんなことたってありえるさ。逆を考えてみよう。

突然この飛行島が超高速で墜落して、僕たち全員消えちゃったら……

何もしてないのに闇の勝ち。可能性としてはない話じゃないでしょ?

まあ……極論だけども。

極論も論さ。ゼロじゃあない。

……ということは、ルーンドライバーが次の島を示さないのは……

あるいはそういうことかもしれない。ここで待つだけで、タナボタ的にハッピーエンドを迎えるかもね。

そんなのって……!

……アリだけども!な~んかな~だわね~。

な~んかな~だろう?だからこそ、人の運不運と同じ次元の話というわけだよ。

う~ん……でも、まあ仮によ、今現在、そういう状況だとして……

アタシたちは『待ち』ってこと?

そうなるね。次の道が示されないのなら。

待ちねえ……アタシは寝てればいいけど、みんなは持て余しちゃいそう。

待ちも大事だよ。この機会に……

勉強したり……鍛錬したり……思索にふけったり。

やれることはたくさんあるさ。

というよりも、こういう時間の過ごし方で差がつく、という考え方が一般的じゃないかなあ。

極論から一般論へ。見事な展開ね、フムニール。

ありがとう。……それにね。

短い周期の中ではラッキーでも、長い目で見たら、結果的にアンラッキーなことだってある。

楽観はしないことさ。

……わかりました。

……話はわかったわ。そういうことなら……

みんなでグーグー眠って、英気を養いましょ!

キャトラ……

……そうね!

!?

フム。往々にして、休養が最善の手である場合は多いからね。それで構わないと思うよ。

さて、僕らも休もうか、シルル。

◇◇■△▲▼▲!

ま、君には君の道がある。好きにするさ。


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story4 内省



……………………

…………


――我は、勝てぬな。

へ、陛下!?何をおっしゃいますか!?

依然、闇は世界を侵食し続けている。現状、領域であれば光ではなく、闇の方が勝るであろう。

しかし、それにさほど意味はない。我は、負けている。あの光の王と……我が後継者。

二者を結びつけている、『信念』に。

…………

いずれ我らは、互いの存亡を賭けて争うことになろう。

それは単純な『力』のみの衝突ではない。争いは自然、想いもぶつけ合うことになる。

我らは、何ゆえ『在る』のか。何を世界に『求める』のか。

全てを懸けてぶつかった時。信念で劣る我は、最後の一歩で踏み留まることができぬ。

ならば負ける。必然だ。

そ、そのようなこと、あるはずが……

忘れたのか?監獄タルタロスでの醜態を。あれはどう見ても、我の敗走だったであろう?

…………

闇とは本能より生まれしもの……願うは、己という存在の保持……

だがまた。本能とは。己より強き者には屈服し、なりふり構わず延命を図る……

敗北が見えたとき、そこに無意味な抵抗はない。

ま、まさか……光の王に、降伏なさるおつもりですか……

それもー興かもしれぬ。

そ、そんな……!陛下がそのようなお考えでは……!

安息の闇で世を包むため……散って行った同胞たちが浮かばれませぬ!

黒の民は!何のために!

……言うではないか。

光に屈するは闇にあらず!ならば暗黒騎士ヴァルアス、この剣をお返しして――

同感だ。

……!?

『黒の民は何のために』……こう言いかえても良い。『闇とは何のために』

その問いへの答えが、必要な局面となったのだ。

暗黒騎士ヴァルアスよ。もしも我が、解答を得られなかったならば――

あとのことは好きにせよ。

……陛下……?

我は、賭けをせねばならぬ。我のうちでせめぎ合う本能の、いずれが勝るか――

……賭け、とは……?

我は闇。願うは己の永続。

そこにしがみついていては光明は得られぬ。……フ……フフフフ……!

へ、陛下……

我は、『個』を放棄する。

!?


…………

……………………


それほど珍しいか?

……はっ……?

この我が、二本の足で、地を踏みしめ、歩く…………くくくく……

これまでであれば考えられぬことだ。だが、こういうところから、『取り組み』は始まっている。

この『器』の正体すら皆目見当がつかぬ我に、今更何の衿持があろう。』

王とは玉座にふんぞり返る者ではない。そんな姿は、民衆が勝手に思い描いていればよい。

必要とあらは、泥水もすするさ。光の王も同じであろうよ。

……は。

さて……まだか?足が……くくくく……まるで、棒のようだぞ……

…………

まだです。

そうか。骨の折れることだ。……くくくく……



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story5 伝承の門


ここが……

虚空の幽園。その門にございます。

……私も、聞いたことしかなかったが……

知る必要もないからな。

門の先には、光も闇も、ソウルも存在を保てぬ、ただ虚無のあるのみ。……そうだったな?

そう伝えられております。

伝えられているだと?

私はこの門の番人。ただここにいるだけです。それが<役割>なので。

まったく……かように多すぎるのだ。この世界の<役割>は。

智の賢者も、貴様らの春属であろう?

さあ。あなたがそう思うのなら、きっと近しいのでしょうね。

ですが、それを論じることに意味はないでしょう。

全ての存在は<役割>を持ち、そこに上下の別はありません。

意志が介在する余地などないのです。

全ての<有>は<無>を待つだけ。

くだらぬ。いずれ<無>が訪れるなど、誰が決めた。

世の<理>です。

貴様の認識する『世』だろう。まあいい。貴様との問答ほど無益なものはない。

でしょうね。

饒舌が可笑しいか?

いえ、そのようなことは……

決断が肩の荷を軽くしたようだ。我ながら人間まがいの感傷だと思うがな。

だが、相手を知るには次元を合わせた方が手っ取り早い。……さて。

通してもらう前に、済ませておくことがあってな。この場を借りるぞ。

お好きに。

……陛下……

ヴァルアスよ。とくと目に焼きつけておけ。

しばし、あるいは――

――永遠の別れだ。



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story6 賭け



――っ……!

ォォォォォォオオオオ……!

……陛下っ……!


……………………

…………


――結論は単純だ。我は『このままでは勝てぬ』

よって、『変化する』

そのためには、我が『最も選ばない選択肢』を取らねばならぬ。

それほどの負荷をかけねば前へは進めぬのだ。

陛下が、最も選はない選択肢、とは……?

虚空の幽園と呼ばれる場所がある。そこでは、光も、闇も、等しく無に還るという。

我はそこへ赴く。

そんな……!それが真実であれば、陛下も無事では済みませぬ!

そのときはそのときだ。

陛下っ!?お戯れを申されますなっ!

真剣だとも。我は思索は不得手だが……他に手はないのだ。

これまで――我は、我しか見てこなかった。

……っ……!?

それでは行き詰まるのだ。発想を飛躍させねばならぬ。よく人間が言うであろう?

『自分はどうなっても構わない。せめて、この子だけは……!』……と。

その極致よ。我は、我が命を投げ打つ。

陛下……そのようなこと、なさる必要はありませんっ!

あるのだ。この世に、やってみなければわからぬことの、なんと多いことか。

やればよい。それも盛大にな。さすれば、それ以下の同じ系統の事象は理解できよう。

理解は自信を生む。自信は力を生むのだ。

どうだ、論理に破綻はなかろう?巡り巡って、光の王に勝つため、こんなことをするのだ。

ですが、何も、陛下ご自身の身を危険にさらすような真似を……!

献身だ。

……は?

それ、光の王が招いた古の大崩壊も、献身の延長であろう?

光の王のやったことだ。我も同じことをせねばならぬ。

お戯れがすぎます!陛下ともあろうお方が、いかにも子供じみたっ!

そう甘く見た結果、煮え湯を飲まされたのだ。

…………

決断に変更はない。……ヴァルアスよ。

……は。

我が消滅したときは、遠慮はいらぬ。後継者に乗り換えるも、そなたの自由だ。

そのときは、思うさま、信ずる主と信ずる道を進め。

……は。

良い。では、最後の命を下す。

はっ!

この『器』を導け。

器を……ですか?

……不可解な器だ。おそらく、この器の本質は、光の王も、我が後継者も、把握しておらぬだろう。

我が再び戻れたとき……切り札になるかもしれぬ。

頼んだぞ。

……承りました。

事の成否は、貴様ならば感じ取るであろう。我が戻らぬときは、捨ておけ。

は。

下がってよい。


…………

世界……などという、ただ巨大なだけの船の行方など……

その程度だ。……その程度で良いのだ。


…………

……………………


――ァァァァァァアアアッ!!!

――!!


――陛下っ……!!!

もう聞こえていません。

…………

――虚空はすぐ隣に。時間と座標の埋没した海で――

――永遠の思索を続けたまえ。<無>が意思に与えたもうは、祝福にあらず――

…………

……この方は?

陛下の最後の頼みだ。

私が預かる。



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story7 目覚め



――!?

ここは……?オレは……?


たしか……あいつに、ルーンドライバーを託して……

そのあと……

――っ!ダメだ……頭にモヤがかかってるみたいに……


――!!


ちっ!ボーっとしてるヒマはないみたいだな!


どうした?魔獣か!

ああ!

手を貸す!

あんたは……?

いまはそれどころではなかろう!

……ああ!悪い、助かる!



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story8 同行者


――フン。

あんた……相当使うな?

そういうお前もな。


あんたのおかげで助かった。オレはカイル。冒険家だ。あんたは?

私はヴァルアス。――騎士だ。

その耳、魔の血が?

珍しいか?

いや、冒険家にはたまにいるさ。スキエンティアで見かけたこともある。

あんたがいいやつだってことはわかる。それで十分さ。ありがとう。

……そうか。カイル。

ああ、よろしく。で……ちょっといいか?

なんだ。

ここはどこだ?

……どういうことだ?

いや、アストラ島ってところで冒険をしていたはずなんだが……気づいたら、こんなところにいて。

……記憶喪失というやつか。

ああ。

……この先に町がある。

お前の事情は知らんが……考えるのは、安全な場所に着いてからの方がよかろう。

それもそうだな。町まではどのくらいだ?

……連れていってやる。

いいのかい?

私もそこへ向かっている。一人よりも二人の方が魔獣も寄ってこないだろう。

そりゃありがたい。ま、どんな魔獣が来ようと、あんたとだったら撃退できそうだけどな!はは!

あらためてよろしくな、ヴァルアス!

……ああ。



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