創始頌・ストーリー
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※編集中です。
書き起こしに、ご協力いただける方はお願いします。
被り防止のため、作業中の方はタイトル横等に作業中の旨と着手日の記入をお願いします。
例…第一章 着手10/4
(着手日からだいぶ経ってもUPされない場合取り消すことがあります)
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創始頌
目次 (創始頌・ストーリー)
創始頌-序章
預言前夜Ⅰ
創世日前夜
法王庁
チェダーチーズ:は……ら……………………へった!!!
タイガーロールケーキ:っつ――何を叫んでるんだ、びっくりしただろ……それと、腹が減っても俺のシッポを食うなよ!
チェダーチーズ:ぺっ。まずい。
タイガーロールケーキ:……╬!
パニラマフィン:あの、この前森を通った時に摘んだ果物がまだある……チェダー、食べるか?
チェダーチーズ:結構。あんなものが好きなのは馬だけだ。
タイガーロールケーキ:お、お前調子に乗るなよ!
チェダーチーズ:Emperor――!飯!いつなの!
カイザーシュマーレン:ああ、もう少しの我慢ですよ、チェダー。もうすぐ……「宴会」が始まる。
横で寝返りをうっている人に構わず、青年の声は依然として穏やかでのんびりとしていて、ずっと黙って本を読んでいた鴨のコンフィも思わず彼の顔に視線が移った。
鴨のコンフィ:とはいえ、貴方が最初に選んだパートナーが法王庁だったということに、いまだに驚かされるわ。
カイザーシュマーレン:パートナー?ふ、そう理解できなくもないですね。
鴨のコンフィ:?
プレッツェル:お待たせしました。教皇さまは創世日祭典のたくさんの事柄を解決したばかりです。今から私が皆様を会議室に案内します。
カイザーシュマーレン:神父さま、ありがとう。だが、私一人で教皇様に会えばいいですよ。
初対面にしては少し優しい口調だったので、神父は一瞬固まったようだった。彼はうなずいて、カイザーシュマーレンを会議室に連れて行った。クロワッサンはすでに中で座っていた。
***
クロワッサン:この時間に法王庁を訪れるということは、何か特別に重要な件なのでしょうか。
カイザーシュマーレン:もちろん。そうでなければ、再び法王庁の客人になる幸運はおろか、教皇様のこの態度を見る限り、私たちは今後ブラックリストに入れられてしまうでしょう。
クロワッサン:……創世日祭典を間近に控え、この機に乗じて暴動を起こそうとする人がいるのは避けられない。法王庁はもちろんそのような客人を歓迎しません。
カイザーシュマーレン:だから私も法王庁のために悩みを解決したいんです……法王庁は黒い霧の姿をした堕神を追跡しているが、進展はないと聞きました。
クロワッサン:あなたはそれがどこにいるか知っていますか?
カイザーシュマーレン:いや。しかし、敵を後ろから追いかけ回すよりも、脅威を一気に取り除いたほうがいいのではないでしょうか。
カイザーシュマーレン:もし私が問題を根本から解決する方法を持っていれば、法王庁は私と協力する意向はありますか?
クロワッサン:……正直なところ、誰が「パラダイスサーカス」事件を引き起こしたのか私はすでに知っています。言うまでもなく、彼は法王庁のパートナーにはなれません。
カイザーシュマーレン:ハハ、法王庁はいわゆる「正義」にとりわけ固執している。それもそうだ。正義のためにかつての親友まで見捨てることができるのだから、私のような赤の他人はなおさらですね。
クロワッサン:なんて?
クロワッサン周囲の冷気をはっきりと感じられたが、カイザーシュマーレンは収束するつもりはなく、むしろわざと相手を刺激していた。
カイザーシュマーレン:何か間違ったことを言いましたか?さもなくば、法王庁はどうして陥れられて堕化した仲間に背を向けて、追放することができたのでしょうか?
クロワッサン:そんなことしたことがない。私は彼を終始信じます。
クロワッサン:これは法王庁の私的な問題であり、部外者に口を挟ませるつもりはありません。
カイザーシュマーレン:本当にそうなんですか?しかし、貴方は堕化を完治させる治療法には関心がないように見えますね。
クロワッサン:堕化を治療……あなたは何を知っている?
カイザーシュマーレン:ハハ、私もこのような貴重な情報を長期間調査してきたのに、何も知らない法王庁に渡すのは気が引けます。
クロワッサン:……
カイザーシュマーレン:ですが、もし私たちがパートナーになれば全てが変わります。知っていることを全て話します。
クロワッサン:……あなたが言う協力とは具体的に何を指しているんでしょうか?
カイザーシュマーレン:私のある友人がパラタで頭痛の種になることをしています。それはこの世界の「創始の力」と関係しています。
クロワッサン:創始の力?
カイザーシュマーレン:ええ、それはかなり恐ろしい力です。もし彼が成功すれば、私や法王庁だけでなく、ティアラも全て存在しないかもしれません。だから……
カイザーシュマーレン:たとえ今、私が貴方の目にただの殺戮好きの狂人と映ったとしても、私と協力することは、一刻も猶予できない選択です。
クロワッサン:なるほどね。じゃあ私は何をすれば?
カイザーシュマーレン:もちろん彼を制止することです。
クロワッサン:もし人手が必要なだけなら、あなたには選択肢がたくさんあり、法王庁に来る必要はない。
カイザーシュマーレン:その通りです。貴方にペリゴール研究所からコアな研究者を何人か借りてきてもらいたい。
クロワッサン:ではどうしてあなたが直接ペリゴールのところに行かないんだ。それに……
クロワッサンはそれ以上質問をしなかった。目の前の青年が「ひと目でわかるだろ」という表情をしているのを見たからだ――
カイザーシュマーレン:私がまだペリゴールを脅迫するのに使えるものを何も持っていないため、法王庁を利用して便宜を図ってもらうしかないんです。
預言前夜Ⅱ
数日前
サヴォイア国外
バクラヴァ:……パルマ、あとどれくらい心の準備をしたいんだ?君の旧友に会いに行くだけだ……
パルマハム:黙って、俺今……おえ……
スブラキ:あ!緊張で吐いたのか?本当に深刻そうだな……
フェジョアーダ:お前は彼らと一緒にサヴォイアを再建せずに、自分で別れも告げずに出て行ったんじゃないのか。もし本当に仲の良い友達なら、お前が戻って謝りさえすれば彼らも何もしないだろう。
パルマハム:……
キャラメルマキアート:もしかしたら彼らの間には私たちが知らないことがあるのかも……バクラヴァ、パルマが今こんな様子だし、サヴォイアに行く件を延期しない?
バクラヴァ:おや――預言書に何が書いてあるか見てみる!
バクラヴァが預言書を使う状況は多くなく、メンバーたちも好奇心を持ち、続々と集まってきた。
フェジョアーダ:どう?何が見えた?
バクラヴァ:えっと……サヴォイアは……安全だって!ほら、サヴォイアに行っても全然……待って!
パルマハム:どうした?
バクラヴァ:破滅……
パルマハム:なんだって!?サヴォイアが破滅する?!!
バクラヴァ:いや……サヴォイアじゃなくて、俺の実家というか旧友というか……これはまずい。
シュメール探検隊の隊長として、実はバクラヴァが真剣な表情を見せることは少なく、普段は騒がしいメンバーたちもそれを見て真剣に受け止めずにはいられなかった。
ムサカ:戻らないのか。
バクラヴァ:え?
フェジョアーダ:そうだよ、預言書にはお前の故郷や友人が危険にさらされるって書いてあったけど、助けに行かないのか?
バクラヴァ:だが俺らはさっきサヴォイアに着いたばかりだし……それに俺が戻ったとしても力になれるとは限らない……
キャラメルマキアート:バクラヴァらしくないよ。「『できない』のと『何もしない』のは違うから」って自分で言った言葉でしょ?
バクラヴァ:でも俺は今探検隊の隊長なんだぞ。お前らのことを考えないで自分のことだけ考えられるわけないだろ……
キャラメルマキアート:もう、どうしてそんなにくどいの!私たちこんなにいるんだから、バクラヴァが何人か連れて行って、残りの人はその場で待機すればいいでしょ?
スブラキ:マキアートの言う通りだよ。どうせ隊長は武力で勝てそうには見えないから、助っ人を1人か2人連れていけばいいよ。
バクラヴァ:君の「武力で勝てそうには見えない」という発言が気になるが、だが……君らの言う通りだ!さすがに俺の選りすぐりのメンバーだけあって、肝心な時は頼りになるな~
バクラヴァ:じゃあマキアート、君とスブラキそれとムサカはここに残って。野良猫ちゃんは俺と一緒にパラタに行くぞ。
フェジョアーダ:っつ、その呼び方はやめろって何度言ったらわかるんだ!
パルマハム:えーと……俺のことを忘れたの?
バクラヴァ:まさか、君にはもっと重要な任務を与える――グレロに行ってティアラを救う存在を見つけて、それをパラタに持って行って俺らと合流する。
パルマハム:ままま待って……ティアラを救う存在?それはなんだ?どうして急に事が大きくなった?預言はパラタじゃなかった?どうしてまたティアラの話が?
バクラヴァ:まあ、俺の実家は特殊だからな、もし何かあったらただごとじゃない。
パルマハム:でも……グレロはあんなに大きいのに、具体的にどこに行って探せば?
バクラヴァ:うーん……預言は具体的には言わないからな……
パルマハム:……君の預言はいったい当てになるのか……
バクラヴァ:絶対に頼りになる!これはティアラ全体にとって一大事だぞ!君に質問をさせる時間もない……
バクラヴァ:とにかく自分の感覚に従っていけばいい。グレロに着いたら、君は主のもとに導かれるだろう!そうだ、悪魔の目をつけて。預言の中の存在に遭遇したら、悪魔の目は反応するはずだ。
パルマハム:……そんな重要な任務を俺に任せていいのか?俺は傷だらけのサヴォイアから逃げ、今でも全てに向き合うと思うと緊張して吐き気がする臆病者だと知らないわけじゃないだろう……
パルマの話はバクラヴァの平手打ちによって中断された。彼は肩に置かれた手を見て、また隊長の安心させられる笑顔を見た。
バクラヴァ:君を信じてるぞ、パルマ。今回、きっと、きっと俺らをがっかりさせない。
創始頌-メインストーリー
深淵に近づくⅠ
深淵に近づくⅡ
深淵に近づくⅢ
潜伏と覗きⅠ
潜伏と覗きⅡ
潜伏と覗きⅢ
希望Ⅰ
希望Ⅱ
希望Ⅲ
崩壊前夜Ⅰ
崩壊前夜Ⅱ
崩壊前夜Ⅲ
終焉の時Ⅰ
終焉の時Ⅱ
終焉の時Ⅲ
神啓回顧
創始頌-サブストーリー
脱感作療法
法王庁
花園
フェタチーズ:チェダー?チェダー――いったいどこに行ったのかな……
チェダーチーズ:狼が子羊を食べに来たぞ!
フェタチーズ:うおお!
フェタチーズは、突然草むらから出てきた人にびっくりして地面に座り込み、唖然としながら興奮と得意げそうな表情のチェダーを見た。
チェダーチーズ:へへ、成功した!
フェタチーズ:成功……?チェダーがここに隠れていたのは、ぼくを驚かすため?
チェダーチーズ:お前とは限らないよ、誰でもいいもん~
フェタチーズ:ならぼくで良かったね。もし法王庁の人ならめんどくさいことになってたよ……カイザーがそろそろ出発していいって言ってたよ。
チェダーチーズ:おおお!出発だーっ!
フェタチーズ:うーん……こんなことをぼくが言うのは良くないけど……でも……
フェタチーズ:チェダー、バニラマフィンは……他の人に馬と言われるのが好きじゃないから……彼を馬と呼ぶのはもうやめてよ……
チェダーチーズ:ダメです!
フェタチーズ:え?
チェダーチーズ:俺は手伝ってるだけ~
フェタチーズ:手伝う?で、でもチェダーがそう呼んだら、彼は傷つくよ……
チェダーチーズ:これは治療だよ!
フェタチーズ:治療……?
鴨のコンフィ:彼の意味はたぶん、脱感療法のことだろう。
フェタチーズ:えっ、コンフィ姉さんもここにいたの。
鴨のコンフィ:本を読んでいたが、うるさくて読めなくなった。
フェタチーズ:ご、ごめんなさい……
鴨のコンフィ:大丈夫、もう慣れた。それに貴方のせいではない。
フェタチーズ:じゃあさっき言ってた脱感療法って……どういう意味?
鴨のコンフィ:心理療法の一種で、ある刺激行為を繰り返すことで、患者を徐々に慣れさせ、最終的にはその行為に対する過剰反応を克服する。
鴨のコンフィ:チェダーもこの方法でバニラマフィンを慣れさせ、最終的に暴力に翻弄された影から抜け出させようとしているのだろう。
フェタチーズ:そうだったんだ……まさかチェダーも……こんな普通のことができるとは……
チェダーチーズ:あああ――子羊ひどすぎるぞ!
フェタチーズ:……!!ごめんね、チェダーがまともじゃないとは言ってないよ……
チェダーチーズ:出発するって言わなかった?どうしてまだ出発しない!嘘つき!お前こそ狼だろ!
フェタチーズ:え?このことを言ってたのか……じゃあぼくらも早くカイザーたちと合流しようか!
入国
創世日
サヴォイア国外
スブラキ:なんかあっちはにぎやかだね……
キャラメルマキアート:なにしろ創世日ですものね、サヴォイアの人々も祝ってるんでしょう……バクラヴァたちがいつ戻ってくるかもわからないですし、もしその時に世界が本当に破滅してしまったら……今のうちに街に出て楽しみましょう!
スブラキ:え?まさかマキアートも遊びに呆ける時があるとはね。
キャラメルマキアート:以前は部外者の立ち入りを禁じていたサヴォイアですが、最近は変革があったみたいで、身元さえはっきりすれば城内に入れるようになりました……
キャラメルマキアート:わあ、ここが食霊の力に頼らずに、今まで生き残ってきた唯一の国なんですね!どんな歴史があるんでしょう……じっくり掘り起こすのが待ちきれないわ!
言い終わると、マキアートはリュックを掴んで一目散に走り去った。スブラキはその場で呆然としていた。
スブラキ:わあ、やっぱり彼女の専門分野になると別人みたいだ……
ムサカ:……
スブラキ:え、あの……
ムサカ:君は行かないの?
スブラキ:僕は大丈夫、もし貴方が動きたくないなら一緒にいるよ。
ムサカ:……実は、創世日を祝ったことがないんだ。
スブラキ:え?だから……見に行きたいの?
ムサカ:はい。
スブラキ:じゃあ僕がガイドになってあげる!うっ、僕も初めてサヴォイアに来たけど……
こうして2人は一緒にサヴォイアに向かった。最初は少し気まずい雰囲気だったが、すぐにスブラキの喜びに取って代わった。
***
スブラキ:わあ、魔法のローブだ!あっ、水晶玉!わあああ、魔法の杖もある!サヴォイアは魔法の城みたいだ!
ムサカ:(子供みたいだ……明らかに来たかったくせに)
スブラキ:わあ!あっちに巨大なターキーの試食がある!ムサカ!
ムサカ:うん、行こう。
スブラキ:え?
ムサカ:どうした?
ムサカ:……
ムサカは一瞬固まったが、すぐにスブラキが何を言っているか反応した。
ムサカ:私がムサカではないと言ったのは文字通りの意味じゃない。
スブラキ:ぼ、僕はムサカが怒ってるから知らないふりをしたのかと思っていた。結局、貴方を騙したし……
ムサカ:騙される感覚は本当に辛いからこそ、将来君にもその思いを味わってほしくない。
ムサカ:私はもう君の知っているあのムサカではない。背負わなければならない自分の使命がある……いつか、君の敵側に立つかもしれない。
スブラキ:何だよ、そういうことか。
ムサカ:?
スブラキが長い間わざと冷たく扱われて不愉快に思うか、少なくとも悔しがるかと思っていた。目の前の少年が安堵の笑みを浮かべるとは思わなかった。
スブラキ:貴方が僕を本当に嫌っていない限り、将来敵だろうが、どこにいようが、貴方を取り戻す!
スブラキ:僕は勇者で、貴方は最も大切な仲間だから!
復讐
夜
アビドス
夜の砂漠を照らすのは星だけだが、十分に明るい。ファラフェルは星の光がまぶしいのを嫌っているようで、顔をしかめて寝返りを打ったが、間もなく穏やかな寝息が聞こえてきた。
シャワルマ:本当に不思議だ……前まではスラムの一番良いベッドでも眠れなかったのに、今では野外でも眠れるようになった。
クナーファ:え?ファラフェルはそんな性格だった?苦労に耐えられる子だと思ってたよ。
シャワルマ:まあ……苦労に耐えられるけど、くどいだけ。
クナーファ:復讐の考えが彼を成長させたんだろう。
シャワルマ:……話を戻すけど、本当にボクらを手伝ってくれるの?ボクらは偶然道で出会っただけなのに……
クナーファ:道で偶然出会っただけなのに、強盗に襲われた私を助けてくれた。
シャワルマ:全然役に立たなかったけど、代わりにキミに助けられた……
クナーファ:ああ、私はもともと傭兵だったから、彼の復讐を手伝うのは過去の仕事と変わらない……ましてファラフェルが提示してくれた値段は私のキャリアの中で最高額だ。
シャワルマ:ハハ、アイツは金のことでケチをつけたことはないんだよね。
クナーファ:でも私のことよりも、君のことを心配している。
シャワルマ:え?ボク?
クナーファ:キミはファラフェルのためだけにこの復讐チームに加わっているように聞こえる。
シャワルマ:ああ……確かにカレはボクの大事な友人だけど、カレのためだけじゃない……
シャワルマ:実は王室に対して何も感情がなくて、ファラフェルに会う前は、王室の人たちが大嫌いだった……でも、今考えてみると、王室の人たちがみんなが残虐なわけじゃないし、オアシス捜索隊はみんな普通の罪のない人たちだった。
シャワルマ:だから復讐よりも彼らのため公正がほしい――いったいどんな理由で彼らの命を奪ったのか。
クナーファ:ああ、本当にいい坊やだな。
シャワルマ:……これはずっと言いたかったんだけど、ボクを「坊や」って呼ぶのはまだいいけど、ファラフェルにもそう呼ぶのは……あまり適切じゃないでしょ?
クナーファ:あれ?「坊や」って呼ばれたくない?ああ……それは君らが私に勝てるようになってから言ってね~
シャワルマ:それは永遠に不可能じゃないか!
偶然
アビドス
城
コシャリ:……ヴィダルが爆発を引き起こしたと?
カターイフ:うん、カレが現れたタイミングが良すぎるし、今でも何しにアビドスに来たのか動機がわからない……
コシャリ:なるほど……じゃああなたが探してきた人たちは信用できる?もし下心があって城に近づく機会を得ようとする奴なら……それは私たち自身にとっても非常に厄介なことよ。
カターイフ:えっと……信用できると思う。だってあの王室の王位継承者であるファラフェルと、姉さんを知っていると言った食霊で名前は確か……
カターイフ:バ……バクラ……
カターイフ:うん!そう、その名前!
コシャリ:彼が戻ってくるとは……また悪い預言を見たのかしら……だけど彼の言葉は確かに信用できるわ。彼らを城に入れることは、私からフィテールに言います。
カターイフ:うん……姉さん、もう一つお願いしたいことが……ある人を探しに行きたいんだ。
コシャリ:……わかった。城のことは私に任せて。
カターイフ:え?誰を探したいのか聞かないの?
コシャリ:あなたには自分なりの考えが当然あるわ。それはとても重要な人物なんでしょう。
カターイフ:はい。以前にカレと喧嘩してしまって……カレを取り戻す必要があるんだ。
カターイフ:ではオレはファラフェルたちにこれからの計画を伝えに行くから、兄の方は任せます。
コシャリ:わかりました……
カターイフは後ろ姿まで気合が入っているようだ。コシャリは彼の姿が遠ざかっていくのを眺め、長い時間が経ってから長いため息をついた。
コシャリ:……やっぱり爆発の事件は元々私が計画したとあの子に伝える勇気はなかったわ。利用され、あんなに多くの人が死ぬとは思っていなかった。今ではカマルアルディンも行方不明になっている……
コシャリ:これからは、自分が犯した過ちを埋め合わせできますように……
練習
フェジョアーダ:こんな場所にこんな家があるなんて知らなかった……
ファラフェル:これは以前、父上が吾のために建てた……
バクラヴァ:え、あの……
ファラフェル:そんなに緊張するな、言えないことは何もないし、吾はそんなに脆くない。
ファラフェル:だが、吾は今まで傭兵と接触したことはない。どうやって商談するんだ?
バクラヴァ:実はとても簡単で、俺らは君を何もわからない成金と設定したから、君は本領……コホン、自信満々で挑めばいいですよ~
ファラフェル:確かに簡単に聞こえるが……とにかく相手に疑われることなく、奴らがアビドスに来た本当の目的を突き止めるってことだろう。
バクラヴァ:そうです~ですが相手が非常に狡猾であることを考えれば、もし本当に情報を聞き出せなければ、奴らの中に紛れ込むにはいい方法だと思います。
ファラフェル:ああ。では今時間があるうちに練習をしよう。
フェジョアーダ:あっ?練習……おい、バクラヴァ俺を前に押すなよ!
ファラフェル:早くしろ、時間を無駄にするな。
フェジョアーダ:ああ……コホン。お、お前値段を言え。お前の傭兵とこれらの武器はいくらだ?
ファラフェル:ふ、金は吾にとって一番価値のないものだ。吾は金などいらない。貴様らが何をするのか気になるだけだ、それから……何か価値のあるものを得られればいい。
フェジョアーダ:うっ……あ……えっと……あの……
ファラフェル:チッ、大丈夫か、バクラヴァやはり貴様がやったほうが。
バクラヴァ:いえ、殿下は完璧になさっていると思います。以前に王室で何を学んできたのか疑問に思われるほどに……
バクラヴァ:あとは、ヴィダルが来るのを待つだけです。奴と城の主が何を企んでいるのかわかれば、あるいは奴らを阻止するチャンスがあればこの世界を救えるでしょう……
難癖をつける
相談
面会
探す
留意
融合
処刑
破壊
旅
消滅
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