『ホグワーツレガシー』の評価・プレイレビュー|60時間以上プレイした感想
ハリーポッターのゲーム『ホグワーツレガシー』の評価をまとめています。60時間以上プレイ、クリア後の視点からの感想なども掲載しているのでぜひご覧ください。
ホグワーツレガシーの筆者の評価 | 9.2/10 点 |
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海外のメタスコア | 86点 |
クリアの所要時間(目安) | 30~45時間 |
筆者の経歴 | 主に映画『ハリーポッター』、『ファンタビ』シリーズを何周も視聴。考察動画なども嗜むくらいには見ている。 |
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あなたの『ホグワーツレガシー』の評価は?
回答受付期間: 2023年2月21日 ~ 2023年3月22日
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10070
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85~8921
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96~9718
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92~9313
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70~7411
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75~7910
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~599
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65~694
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60~642
ホグワーツ城の全容を把握できた
これまで、ホグワーツ城の完璧な間取りや見取り図などは公開されておらず、内部構造などは映画や脳内で補完するしかなかった。(されてないはず…)
今回の『ホグワーツレガシー』でその全容が明らかになり、「こことここが繋がってたんや!」と色々と発見が多い。というか多すぎる。
入学直後に道に迷ったら帰れずに泣いてしまうレベルで複雑な構造をしているので、ストーリー進行等で移動していても飽きることはない。
(プレイヤーはファストトラベルやマップがあるので完全に迷うことは無い。)
世界観の作り込みが半端じゃない
▲全マップは画面に収まらず見切れてしまうほど。 |
上記のホグワーツ城にも通じるところだが、作り込みが尋常ではない。
目に見えるところは行けるとはよくいったもので、大抵の場所は行くことができる。空を飛んでマッハで移動しても端から端まで10分かかるといえばマップの広大さが伝わるだろうか。
また、マップ各地の民家などもハリボテではなく中に入れる。
正直このマップのデカさからは住宅街はハリボテになってもおかしくないだろうなと思っていたので、このディティールの細かさは良い意味で異常だと感じた。
常時飛ぶことができる
ハリーポッターシリーズといえば欠かせないのが箒(ほうき)。今作の『ホグワーツレガシー』でも箒で空を飛ぶことができ操作も簡単だった。
意外にオープンワールドの飛行という行為はあまりなく、滑空するかそもそも無いことが多い。(ファストトラベルがある性質上、飛ばせるメリットがあまりない)
『ホグワーツレガシー』ではなんの制限なく何時間でも空を飛ぶことができるので、マップ全域を苦なく探索できた。
例の呪文を使える
ハリーポッターを見た人であれば言ってみたくなる呪文『アバダケダブラ』。
『ホグワーツレガシー』でもプレイヤーが使うことが可能で、バンバン使ってもストーリーなどに影響はない。
作中の法律や倫理観を尊重し、使わずに縛りプレイをするという遊び方もあるので、この呪文が実装されただけで楽しみ方に厚みが出た。
許されざる呪文は「アバダケダブラ」、「クルーシオ」、「インペリオ」全て実装されている。
謎解きが豊富にある
『ホグワーツレガシー』はメインストーリーを含め、サイドクエストや探索中でも謎解き要素がふんだんに盛り込まれている。
確認しただけでも余裕で30種類は超えており、60時間以上プレイしているが、いまだ全てを把握しきれていない。というか把握できているのがも分からない。
そのため、アクションは苦手でも頭を使う、考えるのが好きという方にも向いている。
ストーリーに関して
賛否両論あるが、『ホグワーツレガシー』は1800年代後期を舞台としているため、「ハリー」や「ダンブルドア」など作中登場していた人物は登場しない。(ファンタビやハリポタシリーズは1900年代に起こった話。)
『ホグワーツレガシー』はハリーポッターのIP物ではあるが、主要人物が登場しないことで、完全にプレイヤーの物語と割り切り、世界に没入できたので良かったと思う。
また、未来ではなく過去の話というのもポイントが高い。プレイヤーが救った世界をのちの登場人物たちが引き継いでいくというの感慨深いものがあった。
『ホグワーツレガシー』のストーリーは他作品と関連性はなくオリジナルとなっているので、これまでハリーポッターを通ってきていなかった人も導入の1作としておすすめできる。
若干物足りなかった点
クリア後の要素(装備集めの重要性)
筆者は既に十分なほど満足しているが、人間欲をかいてしまうもので、ここからは物足りなかった点などをまとめていく。
強いて挙げるなら、クリア後の要素がもう少し厚ければ…と思った部分は否定できない。
クリア後の要素自体はいくつかあるものの、残っているサイドクエストをクリアしたり、マップ各地にあるアイテムを集めたりするものが多い。
また、基本的に『ホグワーツレガシー』は戦闘にある程度慣れてしまえば苦戦を強いられるシーンは少ない。
対人戦や強敵と戦うコンテンツがないと装備を強化したり、厳選したりする必要性が薄れてしまうのでストーリーを終えた時点で結構満足してしまった。
マルチプレイ要素
『ホグワーツレガシー』にはマルチプレイ・オンライン要素はない。
ストーリーを進めている際はあまり感じなかったがクリア後、ワールドを探索するシーンが増え、なにか発見した際に「他の人とも共有できたらな…」と思ったことは正直なところあった。
一応、間接的にSNSや掲示板などを通してやり取りはできるものの、現地で一緒に探索してともに感情を分かち合えたら最高だったと思う。
謎解きが難しすぎる
謎解き要素は上記のプラスの意見でも触れているが、謎解きの歯ごたえがありすぎて嚙み切れないケースも出ると考えられる。
対象年齢15歳以上とはなっているが、仮に小さい子供が興味本位でプレイした場合、詰む可能性は普通にあると思う。その場合は家族で一緒に謎を解いていくのもアリだ。
※筆者はストーリー進行の一部の謎解きで10分以上長考していた。(特に「パーシバル・ラッカムの試練」難しすぎだろ…)
クィディッチをやってみたかった
「ハリーポッター」、「ほうき」とくれば「クィディッチ」を思い浮かべる人も少なくないだろう。
箒の操作性も良いので、欲に欲をかいていえば「クィディッチしたかったなぁ」と夢想した。
ただ、飛行のミニゲームはしっかりと用意されているので、シーカーになるための道程だと思えばそれもそれで楽しめた。
■クィディッチとは
クィディッチとはハリーポッターに登場する架空のスポーツ。箒で飛びながらボールを相手のゴールに投げ入れるゲームで、現実世界だとサッカーなどに近い。
総評・まとめ
ハリポタファンなら即買いレベルの作品。
詳しく知らない人でも十分に遊べるので少々値は張るが買っても損はしないと思われる。
オープンワールドでこれほど細部まで作り込まれた作品はそうそうないので、実際にプレイして確かめて欲しいと思う。
筆者は映画作品など見るたびに「この世界に入れたら…!」と思ってかれこれ20年弱経ったが、『ホグワーツレガシー』でようやく叶った。
下記のコメント欄は開放しておくので、みんなの感想などぜひ投稿してほしい。