【東方ロストワード】ロストワード異変について出ている情報まとめ【ストーリーまとめ】
東方ロストワードのメインストーリー、ロストワード異変についてまとめています。そもそもロストワード異変とは何か、またこれによって何が起こるかを記録しているので、ストーリーの確認に使用してください。
目次 (ロストワード異変まとめ)
注意点
※本項にはメインストーリーのネタバレが含まれます。
メインストーリーを全て読んだ後、ストーリーのおさらいをする為に閲覧する事を推奨します。
また各解説には出典が付記されています。
もし記録からメインストーリーを読み返して確認したい際は出典から該当するメインストーリーを確認してください。
ロストワード異変とは?
幻想郷に存在していた1つの重要な『言葉』が欠落してしまう異変です。その言葉は特定個人のみならず、その並行世界の幻想郷全体がその言葉を忘れてしまう、という現象になっています。
力ある概念を制御していた『言葉』が失われてしまったことで、その存在の力が暴走し世界が危機に陥ってしまいます。
ロストワードはその並行世界にいる存在はもちろん、別の並行世界の存在に聞いても分かりません。
ロストワード異変が起こっている幻想郷がロストワード世界の幻想郷と交わるとロストワードはほぼ確実に他の世界へも浸食して、同じような異変を起こして同じような破滅に至る、もしくは対消滅する事が幻想孤島の八雲紫によって示唆されています。
ロストワード異変中の幻想郷は不安定な状態になっているので、この状態で元の幻想郷に戻る事は非常に難しくなっています。異変さえ解決してしまえば幻想郷自体が安定するので、帰還する事も可能になります。
この異変は複数の並行世界それぞれの中で、多発的に発生しているようです。
出典:すべてが幻想になる 第3話
そして誰も……?第1話
ロストワード異変の解決方法
この異変を解決するには、様々な現地の人物に話を聞いて元の世界との食い違いを探すことが必要になります。
『八雲紫のいない幻想郷』で例えると、「紫と関係が深い人物や妖怪から揃って紫の名が出てこず、まるで最初からいないかのように話されている状況」から『八雲紫』というロストワードを発見し、『名前を失って荒ぶった紫』こそが世界に異変を起こしている元凶であるという推測が出来ます。
その存在に名前を付けなおし、失われた言葉を失われていない言葉にする事で解決できます。
名前を失ったのは何か、そして力を荒ぶらせているのは何か。どちらかを見つけることが答えを見つけるカギになってきます。
出典:絶海島の不思議 第1話
ロストワード異変の影響
ただし『別の並行世界から来た人間たちに異変の影響がない』という事は無く、異変の影響は受けています。
ロストワードの浸食はその世界に訪れた時点で受けてしまっているので、ロストワードを捜索するには相当の時間がかかります。
そこでロストワードを捜索するキーになるのが主人公が持つ筆記帳です。ロストワードであっても筆記帳に書かれている内容、言葉は失われません。
ロストワード異変を解決した後元の幻想郷に戻っても、ロストワード世界の霊夢や魔理沙は記憶を引き継げません。
別のロストワード異変に入ると過去のロストワード異変の記憶は引き継がれます。並行世界の記憶は並行世界の中でしか残りません。
ただし主人公や八雲紫と言った例外的な人物は元の幻想郷でも異変の内容を記憶しています。
出典:そして誰も……?第1話、第3話
ロストワード異変と夢
ドレミー・スイート曰く、並行世界を浸食する異変というよりは『夢に浸食する異変』に近いとのこと。
ここで言う夢とは誰かが無意識下に押し込めた記憶の断片です。記憶とは認識の断片であり、ロストワードはこの認識を破壊する作用となっているらしいです。失われた言葉は忘れ去られ、認識が異常に変化します。
夢と現実は別物では無いか、という問いに対して、ドレミー・スイートは以下のように答えています。
(以下引用)
「……適応が早いですね。所詮は夢の中、とでも思っているのかな?」
「その感覚の否定が、質問の答えでもあります。夢と現実の境界は曖昧であり、誰もそこに線を引けません。」
「夢が夢であると分かるのは、目覚めを迎えた後だけ。ただし、『夢の中で見る夢』は、一度の目覚めでは覚めません。」
(中略)
「……はい、貴方の考えているとおり。貴方が今いるのは、あの時の世界の『直接の過去』です。」
「単なる並行世界なら『直接の過去』が独立して存在している。この状況については、説明が難しいはず。」
「でも、『夢の世界』であれば……そこに時間は、関係ありません。」
「夢の中では、過去は何度でも、貴方の前に現れる。そして、やり直しを要求してくるのですよ。」
「ええ。成功するまで、何度でも……」
(引用終わり)
つまりこれはドレミー・スイートがロストワード異変の過去に跳ぶ方法――第一章Extraでは月の落下中という過去に移動していた――として赤い封結晶を使用出来る理由付けであると思われます。
またロストワード異変下では空間が継続的に乱れ続ける状況になるので、結界生成器を筆頭とした空間を生成するタイプの機械は故障しやすくなります。
ロストワードはその存在を戻す為に名を探し出す事で解決出来ます。純狐の用いる純化の力、縛る為に名付ける行為とは異なるので、純狐の力とは一見似ているが別系統である可能性が高い様です。
出典:第一章Extra 流転する運命、月の女王、神託
ロストワード異変と因果
ロストワード異変に陥るとロストワードとなった存在自体を忘れている状態、思い出す以前の「何も知らない」と同じ状況になります。
パチュリーの表現としては、失った言葉に関する因果が全て崩壊する、因果の形態が上書きされる物としています。
その為ロストワード異変に陥った世界の人々だけで解決する事が難しく、『孤立した並行世界に現れるはずのない存在』、すなわち主人公の様な存在が突如出現し異変解決に関わるとしたら、因果の形態が上書きされている前提ごと覆る可能性もある、との事。
因果が上書きされる事で世界は数多の並行世界から分流、孤立してしまっていると考えられています。
紅魔塔世界を例に挙げると、『紅夢の魔女の誕生』を原因として運命の袋小路、『孤島のような幻想郷』が生まれる『結果』へと上書きされました。
その結果紅魔塔世界は孤立し、他の並行世界より認識され得ない状態に陥りました。もし八雲紫がいたら「境界が繋がってない≒並行世界であるが他世界の存在が自由には行き来する事が出来ない」と言う事が予想される状態です。
出典:居候さんは動かない 第3話