【白猫】オウガ(正月)・思い出
お正月の金獅子 オウガ・ザ・ドレッドレオン cv.安元洋貴 荒野の民の戦士。通称<金獅子>。 趣味は<めんずけあ>。 |
メインストーリー
思い出1
来たぜぇ!!
オウガじゃない。あけましておめでとう。
あけましておめでとうございます。オウガさん。
おう、あけましておめでとう。
アンタもお正月、楽しんでるみたいね。
そう見えるか?
だって、それっぽい格好してるじゃない。
こりゃあ、いろんな文化の正月ってのを参考にしてんだ。
あら、そうなの。でも、どうして?
いろんな文化を知るのは大事だからな。
相互理解ができれば、余計な戦争にもならないだろ?
ふ~ん、大人になったのね。
っへ、別に変わっちゃいねぇよ。オレは元から大人だ。
大人なら、アタシたちにくれるものがあるんじゃないかしら?
お年玉ちょーだい♪
キャトラ、そういうのは……オウガさん、ごめんなさし。
おとしだまねぇ……
どうしたのよ?難しい顔して。
そもそも荒野の民にとって正月ってのは、ゆっくり楽しむものじゃねえ。
おとしだまを喜ぶガキなんて荒野の民にはいねぇくらいだ。
そうなの!?
ああ、このオレでさえ、憂鬱な気分になるぜ。
まあ、いい。オマエらが望むってんならオレも準備しねぇとな。
どういうことかしら?
さあ……
思い出2
あら、オウガじゃない!お年玉の準備、できた?
準備は進んでる。
じゃあ、ちょーだい♪
悪いな、キャト公。実は勘違いをしてた。
勘違い?
荒野の民にとって<おとしだま>ってのは、オマエらのいうお年玉とは違う。
どういうことですか?
オレたちは荒野で生き抜くため、いろいろ鍛えなけりゃあいけねぇ。
そういえば、前に主人公もオウガに鍛えられてたわね。
そんなこともあったな。
すっごく大変だったんでしょ?
あんなもん日常だ。
それで、荒野の民にとっての<おとしだま>の話なんだが……
『自分の命を落とすくらいの試練を己に課すこと』それをオレたちは<落とし命>と呼ぶ。
七日間、耐え抜けば成功。そういう荒業だ。
じゃあ、アンタの言う準備って?
<落とし命>を乗り越えるための準備に決まってるだろ。
大変なんですね。
でなけりゃあ、過酷な土地で生きていけねえ。
それに、オレも負けっぱなしってのはおもしろくねえからな。
不死者の帝王にタイマンで負けたままだろ?
いつか超えなきゃならねえ。そのためには今のままじゃあ、ダメだ。
そういうわけだ。赤獅子、オマエもオレのくおとしだま>につきあえ。
どうせ、体、なまってんだろ?つきあえよ。
思い出3
うぉぉぉぉぉぉ!!
アンタたち、なにしてるの?
うぉぉぉぉぉぉ!!
オウガさんと主人公が……
ツルツルなお肌に!!
初めんずけあも、うまくいったみたいだな。
なにやってんの?
この時期は空気が乾燥する。肌のケアは大事だ。
どうして主人公までー緒にやってんのよ?
<おとしだま>に向けて体を清潔に保つのは綬ぎの意味もある。
重要な儀式なんだよ。
身綺麗にするって理由はわかるんだけど……
女装する意味は?
身綺麗を極めた結果だな。まったく罪深えよなあ、オレって男はよ。
よお、クラニィじゃねえか。
オウガさん……?
驚くのも無理ないわね。オウガ、よく女装するのよ。
驚きました。骨格まで変わってます。
骨格まで変わってるとか……アンタ、本当、どうやってんのよ?
気合だな。
気合でどうにかなるもんじゃないでしょーが!
強いもんは美しいんだぜ、キャト公。強さを求めた結果、美しくなるのは当然だろ?
でも、オウガさんの骨格はもとの形のほうが綺麗だと思います。
いや、そんなはずはねえ。オレの美しさは……
骨格は自然な形がー番美しいんです。
でも、もとの骨格じゃあ美女にはなれねぇだろ?
見た目は綺麗でも、中身がともなっていないものはいびつだと思うのです。
だったら、骨から美人になってやるよ!!
やっぱりいびつです。
まだだっ!!
なにやってるのかしらね?
さあ……
アンタまで真似するなー!!
思い出4
うおおおおっ!!
ぎにゃー!!なにやってんのよー!!見てわかんねえか?餅つきたよ。
おモチつくの、速すぎんのよ!
おモチをかえしてる主人公の手が潰れちゃうでしょーが!
荒野の民では、これが普通だ。手をつぶされるほうが悪い。
主人公は大丈夫なの?
男の顔つきになったじゃねえか。それでこそ獅子の魂を持つ男だ。
交代だ。次はオマエが餅をつけ。
いいか?荒野の民の餅つきは真剣勝負だ。
餅を返すほうは、餅を返しながらスキを見つけて、ついてる奴の首を狙う。
……どんな餅つきよ?
常時鍛錬だからな。あまっちょろい男は荒野じゃ生きていけねえ。
<めんずけあ>してるのはあまっちょろいんじゃないの?
はっ!余裕の現れってやつだよ。
いくぞ、赤獅子。ぬるいつき方するんじゃねえぞ。オレの手をつぶす気でつけ!
うおおおおおおおっ!!
本当、なにしてんのかしら?
見てるだけでも怖いね……
…………
……
できたぜ。
おいしそう!アタシ、きなこつけて食べたい!
待て、キャト公。これを食うのは今じゃねえ。
つきたてのおモチがー番おいしいんでしょ!
これは<落とし命>を乗り越えたあとに祝いとして食う餅だ。
悪いな。
よし、餅も用意できた。赤獅子、行くぞ。
大丈夫かな?
わかんない。
思い出5
金獅子様、本当に挑戦なさるのですか?
当然だ。長老、かまわねえよな?
……誓いを立てよ。
金獅子の呼び名にかけ誓う。
不死者の帝王ヴィルフリートを超えるため、これより<落とし命>をはじめる。
その誓い、貴様の命にかけ、守りぬけ。
おう!!
……行くぞ、赤獅子、許しが出た。
<落とし命>は七日続く。
オマエは荒野の民じゃねえ。辛くなったら、途中で降りろ。
そうか。まあ、好きにしな。
無理しちゃダメよ。
気をつけてね。
行くぞ、赤獅子!!うおおおおおお!!
…………
……
こっちにドラゴンの巣がある。しかも人里を襲う危険な奴らだ。
行くぞ!ステゴロでぶちのめす!
水なんて飲むんじゃねえ!水は三日にー回だ!自分をギリギリまで追い込め!
寝るんじゃねえッ!いいか、寝たら負けだ!!
ちょうどいいじゃねえか!寝るに寝れなくなったな!いくぞ、赤獅子!!
生きてるか、赤獅子。へっ、上等だ。飯?そんなもん、食ったらダメだ。儀式が終わるまでなにも食わねぇ。
オマエは無理すんな。途中で降りてもいいぞ。
上等だ。それでこそオレが認めた男だ!!
またドラゴンの巣に殴り込むぞ!!
行くぞ、おらあああ!!
…………
……
<そして、六日がすぎた。>
赤獅子……生きてるか……
そうか……よく……ここまでついてきたな……
あとー日乗り越えれば……終わり……だ。
おい、赤獅子……どうした?
おい、大丈夫……か?
(立てねえ……どういうことだ?)
(クソ……死ぬほど……眠ぃ……)
(オレは、まだ……届かねぇってのかよ……)
思い出6 (友情覚醒)
この光……
……金獅子よ。
貴様はなにを望む。我になにを見ている?
待てよ!!オレはオマエを超え……
なぜ我を超えんと欲するのだ?その理由はなんだ?
最強になりてぇからだ。
何故だ?
それは……
へっ……
理由か……ひもといてみれば、こんな単純なことだったんだろうな。
こそばゆくて口にしたくもねえが。
ああ、チクショウ!オレは死ぬわけにいかねえ!!
死なせるわけにもいかねえ!!
<落とし命>諦めるぜ。笑いたきゃ笑え。また負けるんだからよ。
…………
次に会える日を楽しみにしてるぞ。オウガ。
――我が強敵(とも)よ。
っ!!
あの光はオマエの魂だったんだな……
おい、つかまれ。帰るぞ。
金獅子様!
…………
金獅子よ、なぜ諦めた?
死んだら意味がねえ。オレも仲間もな。だから、無理だと思った。
誓いはどうする?
……忘れてくれ。そもそもオレは目的と手段をはきちがえていた。
戦士として民を守るため、最強を欲した。だが、いつの間にか最強になることが目的になっちまった。
守れるもん守れれば最強にこだわる必要もねぇ。
な~に、アイツに勝てなくてもオレは充分強ぇ。それでいい。
…………
見事に落としたようだな。これにて<落とし命>は成功となる。
?
<落とし命>は己の命をかけて鍛錬することが目的ではない。
荒業も、しょせんは手段だ。自分をおいこんだ先で我執を捨てることにある。
七日を過ぎても至れなければ失敗。七日に届かずとも至れれば成功。
いや、失敗も成功もない。しょせんは荒業。己がどう受け止めるかだけ。
…………
皆の者!我らが金獅子が<落とし命>を成し遂げた!祝いの餅をもて!!
へっ……
お餅よ、お餅よー!!
はい、主人公、オウガさんもどうぞ。
ありがとよ。
……餅ってこんなにうまかったんだな。
骨身にしみるぜ。
荒野の民を統べる獅子 オウガ・ザ・ドレッドレオン
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