【非人類学園】非都・徹底解説ガイド -上-
本ゲームの舞台である "非人類都市"(通称:非都)やその周辺地域の舞台設定などを解説しています。
本ページでは、地上都市のガイドを掲載しています。
地底都市に関する情報は以下のボタンからどうぞ。
『非都・徹底解説ガイド -下-』を見に行く
目次 (非都・徹底解説ガイド -上-)
- 非人類都市とは?
- 非人類学園に住む種族たち
- 非都ビジネスで成功した者の例
- 非都在住の個性豊かな若者たち
- 三界融合とは?
- 史実上の "三界融合" 伝説
- 三中・歴史学の "三界融合" おふざけ伝説
- 非都内の教育施設
- 新界第三学校
- 在籍生徒
- 教員・関係者
- 天賦学校
- 在籍生徒
- 教員・関係者
- 卒業生
- 玉虚学園
- 在籍生徒
- 卒業生(中退含む)
- 教員・関係者
- 非都内の主な施設
- 非都結縁所
- 主な職員
- 災害救援部
- 主な職員
- 天庭祈願所
- 主な職員
- 羊教授診療所
- 関連する人物
- レッドアンブレラ化学製剤研究所
- 黒牛保安会社
- 主な職員
- グローバル土地グループ
- 虎弁護士事務所
- 藍宮水族館
- 非都内の主な組織
- 遡(ブレイカー)
- 構成員
- 金闕生物研究所
- 現在の構成員(金闕九宮)
- 現在脱退済みの元構成員
- 主な実験
非人類都市とは?
天暦114514年 (淫夢営業) における本ゲームの主舞台であり、住民達からは『非都(ひと,フェイド)』の愛称で親しまれている。
科学技術や文化の発展を求めて人・妖・仙の三界が融合し、調和性・多様性のある平和な大都市となった。
( "三界融合" については次章で解説)
世界最大級の港湾都市である非都は、外交・交通の衝にあたるため、様々な種族が混ざり合う多文化共生都市として栄えている。
三界の住民達は、様々な目標を持ってこの都市で生活している。
非人類学園に住む種族たち
人・妖・仙の三種族の出身地域を合わせて『三界』と呼ぶ。
これに冥を加えて『四界』と呼ぶこともあるが、まれ。
種族 | 読み方 | 特徴 |
---|---|---|
人 | ニン | 古来より非都周辺にて生活してきた種族。 三種族の中では最も知識が豊富。 |
妖 | ヨウ | 古来より妖界にて生活してきた種族。 三種族の中では最も力が強い。 |
仙 | セン | 古来より仙界にて生活してきた種族で、玉虚出身者が多い。 三種族の中では最も寿命が長い。 虹石英という鉱石を用いれば、一個人が持つ霊力を最大限に引き出すことが可能であると言われている。 |
冥 | メイ | 古来より鬼都に暮らしている種族で、冥霊(メイレイ)や鬼(キ)とも呼ばれる。 その正体は、現世で生涯を終えた者の転生後の姿である。 |
非都ビジネスで成功した者の例
・土地
三界融合直後、まだ発展途上であった非都の開発にイチ早く目を付けた彼は、風水と人脈ネットワークを駆使して大規模な投資を行い、旧市街の改造に尽力した。
やがて、彼は不動産会社「グローバル土地グループ」を設立し、非都随一の大富豪となった。
・牛魔王
紅孩児の父・羅刹の夫である彼は、別荘の翠云荘を売却して元金を手にした後、妖界との繋がりを頼ってインサイダー取引を行い、「黒牛保安会社」を設立した。
各界の豪傑やWildfire出身のフローラなどを社員・ガードマンとして雇い、非都における軍需業界を牛耳っている。(牛だけに)
非都在住の個性豊かな若者たち
匿名写真 | 特徴 |
---|---|
自分のことを "神に選ばれし存在" と信じてやまない厨二病の男子生徒 | |
本当は詐欺ばかり働いている(自称)占い師の大学生 | |
冥府にて閻魔大王としての役職を担っているヤンデレ女子生徒 | |
普段の生活では陰陽異なる性格を使い分けている二重人格持ちの大学生 | |
ヤンキーの様な見た目のクセに学校の風紀委員長を務めている男子生徒 | |
釣り人でありながら金欠のためにラッパーとしても活動している大学生 | |
その振る舞いで千人もの少女を魅了したと言われている剣豪の貧乳女子生徒 |
三界融合とは?
史実上の "三界融合" 伝説
有史古来より、三界(人・妖・仙)は争いを繰り返してきた。
「人類は弱い存在であるが、想像力が豊かである。仙族は無欲であるが、どの種族よりも寿命が長い。妖族は知識不足であるが、最強の力を備えている。この三界が融合し、お互いが助け合うようになれば、まさに我々が求めている "世界平和" というものが手に入るのではないか?」
近代になり、そのような考えが人々の間に広まりつつあった。
そのような中で動いたのが、かの有名な斉天大聖。
彼は各界にはたらきかけ、か弱い人類たちを攻撃しようとする妖族・仙族の者たちを説得し、ついに悲願の "三界融合" を達成した。
また、三種族の共存で新たな営みを築くという信念の下、太上老君が斉天大聖に代わって尽力を注ぎ、各界での平和・秩序が保たれ続けることとなった。
三界融合後、各界の住民たちが次々に人間界へと移住し、ある1つの大都市を作り上げた。
それが、本ゲームの舞台でもある "非人類都市" 。
調和性・多様性のあるこの美しい都市は、各界の住民からは "非都(ひと,フェイド)" の愛称で親しまれ、三界融合を象徴するものとなった。
妖族・仙族両方の影響で潜在能力が刺激され、雷震子に代表されるように、特殊な能力を有する人間も大幅に増加した。
一方で、三界融合による弊害もあった。
かねてより融合に反対していた人物の一人が、四天王の一人、広目天である。
彼は仙族の出身であるが、彼のように、融合の過程において故郷が "破壊" されてしまった被害者の数は無視できない。
また、能力値の高い妖族・仙族が人間界に流入したことにより、潜在能力の無い一部の人間達が居場所を無くし、結果として発生した "人類孤児" の数も少なくはなかった。
このような背景から三界融合に恨みを抱いた広目天が、後に過激派組織 "遡(ブレイカー)" を立ち上げる......というのは、また別のお話。
三中・歴史学の "三界融合" おふざけ伝説
昔、"白" と呼ばれていた仙人がおり、彼はいつもお仕えする主仙のために様々な料理を用意していた。
ところが、仙族はもともと食にこだわりの無い者が多く、普段から同じような食事しか出すことができなかった。
仙族は物を食べずとも死ぬことはないが、やはり食事は美味しいに越したことはない。
悩んだ白は、主仙のために新たな食事を求めて別界へと訪れた。
最初に訪れたのは妖界であったが、お世辞にも文化が発達しているとは言えず、納得のいく食事は手に入らなかった。
次に人間界へとやって来た白は、道端で若者たちが "ポテチ" なる菓子を美味しそうに食べていたのを目撃。
試しに食してみたところ、今まで生きてきた中で最も感動するような味だったという。
「人間界には美味しい食べ物が沢山ある」
そう云った噂がたちまち仙族、少し遅れて妖族の間にも広まり、多くの者がその味を知るために人間界へと流入した。
人間界の食事を介して、三界は再び融合したのであった。
非都内の教育施設
新界第三学校
太上老君が開設した、小中高大一貫系列の教育機関。
生まれを問わずに入学可能で、魔法・化学・家政学などといった幅広いジャンルの学問を追求できることで有名。
日本での "中等部" にあたる新界第三中学校は、通称 "三中" と呼ばれている。
在籍生徒
教員・関係者
名前 | 身分 | 役職 |
---|---|---|
老君 | 仙 | 新界第三学校の創設者。 その人個人の能力に合わせて異なる教育を施すことを重視している。 老君宮の管理者でもあり、駄菓子・花火・御守りなどのグッズを販売している。 と或る事情から呪いにかかっており、現在の姿は幼体化後のものである。 |
太白 | 仙 | 家政学講師。 |
白霊 | 妖 | ダンス講師。 |
書虫 | 妖 | 歴史学講師。 |
天賦学校
玉帝が開設した、小中高大一貫系列の教育機関。
「弱肉強食」「優勝劣敗」「戦闘奨励」を三本柱としており、高額な学費だけではなく個人の才能をも重視する私立貴族学校として名高い。
日本での "高等部" にあたる天賦高級中学校は、通称 "天高" と呼ばれている。
在籍生徒
教員・関係者
名前 | 身分 | 備考 |
---|---|---|
玉帝 | 仙 | 天賦学校の創設者。 世界の行方は優れた少数者によって決められるべきだと考えている。 物事の発展の予見と人間関係の構築に長けており、自身の閃きなどを記した "良言書" を常に持ち歩いている。 と或る事情から呪いにかかっており、現在の姿は幼体化後のものである。 |
九尾 | 妖 | 博物学講師。 玉子の遠い親戚である。 |
遊光 | 仙 | 物理学講師。 人工太陽の研究を進めており、"太陽" が旧友である夸父との接点となっている。 司夜とは恋人同士であるが、黄昏時と明け方にしかお互いを抱きしめることができない。 |
司夜 | 仙 | 園芸師・夜間警備員 日光が苦手であり、流れ星のような夜の現象を自由に操ることが出来る。 遊光とは恋人同士であるが、黄昏時と明け方にしかお互いを抱きしめることができない。 |
卒業生
名前 | 身分 | 備考 |
---|---|---|
楊任 | 仙 | 好奇心と期待から、本学卒業間近の頃に金闕生物研究所へと入所。 本人はこの件に関して「母校の顔に泥を塗るような行為だった」と振り返っている。 |
玉虚学園
元始天尊が開設した、日本での "大学" にあたる高等教育機関。
教科書や参考書の内容は勿論のこと、社会に出てからも十分役立つような専門知識の習得にも力を入れている。
社交スキルを身につける為、在校生は何らかのアルバイトをするよう義務付けられている。
校舎内に蚊が湧くことが多いらしい。
在籍生徒
生徒名 | 身分 | 備考 |
---|---|---|
赤精子 | 仙 | 顔文字とミームが大好きで、陰陽2つの性格を使い分けている。 元始天尊が設立した旅行会社 "玉清旅行社" に実習生として勤務中。 旅行インフルエンサー "赤鏡" として活動している一面も持つ。 |
太公望 | 仙 | 普段は釣りが趣味で、報酬さえ貰えればどんな仕事でも引き受ける性格。 地下のライブハウスにて、"ショウガ・Jezzy・S&J" という名義で申公豹と共にラッパーとして活動している。 |
申公豹 | 仙 | 街中では占い師を装っており、人の心を弄ぶ詐欺師として有名。 地下のライブハウスにて、"ショウガ・Shady・S&J" という名義で太公望と共にラッパーとして活動している。 |
(非都旅行記イベントにて、調律者が玉虚学園で文殊の授業を受けている描写があるが、正式入学するかは不明)
卒業生(中退含む)
名前 | 身分 | 備考 |
---|---|---|
通天 | 仙 | 老君・玉帝の(元)師匠。 |
老君 | 仙 | 玉帝と並んで通天の(元)弟子。 |
玉帝 | 仙 | 老君と並んで通天の(元)弟子。 広目天の先輩。 |
広目天 | 仙 | 本学中退後、過激派組織 "遡" を立ち上げた。 玉帝および普賢の後輩。 |
教員・関係者
名前 | 身分 | 備考 |
---|---|---|
元始天尊 | 仙 | 玉虚学園の創始者。 盤古とはかつて戦場で生死を共にした仲であり、その後盤古を滅ぼした。 |
文殊 | 仙 | 曲水図書館館長。 いつも笑顔で優しげな印象だが、自分や他人の記憶を思うがままに改竄できる能力を持つ。 |
普賢 | 仙 | 文学院教授・野外射撃演習担当。 常に新しい物を追い求める一方で、古き良き伝統などにも興味を示している。 よく文殊からはもう少し服装に気を使うよう注意されている。 |
非都内の主な施設
非都結縁所
縁結びに関する業務を行っており、その対象は小さな夫婦喧嘩から拗れた夫婦関係まで多岐に及ぶ。
基本的に副業は禁止されているが、職員たちの中には昼は結縁所で働き、夜はライター・イラストレーターとして密かに活躍している者もいる。
近年は縁結び後のアフターサービスにも力を入れており、そのせいか結縁所の隣にある離婚窓口には閑古鳥が鳴いているらしい。
スローガンは『好きなら結婚しよう、駄目なら別れよう!いつまでもお元気で!』
主な職員
名前 | 身分 | 備考 |
---|---|---|
縁月 | 仙 | 結縁所研修生。 七夕の日に生まれた為に、縁結びの神々から十分な能力を発揮できるよう希望や期待を寄せられている。 『カップル=男女』という陳腐な固定観念を好まず、お互いが許すのであれば男子同士・女子同士のカップルでも成立するという考えを持っている。 |
赤鈴 | 仙 | 縁月の先輩。 chilli先生というペンネームで『ハードコアの近隣』という小説を書いており、最近アニメ化された。 |
柏草 | 仙 | 縁月の先輩。 キャベツ先生というペンネームで『曙の初見』という小説を書いている。 |
災害救援部
主な職員
天庭祈願所
主に人々の願いを管轄している。
その人の常日頃の行いを十分吟味した上で、願いを叶えてあげるかどうかを判断している。
主な職員
名前 | 身分 | 備考 |
---|---|---|
観音 | 仙 | 祈願所所長。 初めのうちは人々の願いをほぼ全て叶える真面目な職員であったが、いつしか祈願される願いの多さと内容の無茶さから精神を病み、半ば不眠症に陥っている。 |
玲瓏 | 仙 | 観音宅の雇われメイド。 彼女の指示により、今後は祈願所にも勤めつつ、調律者専属(?)のメイドとしても働くことになった。 |
羊教授診療所
羊麗が所長を務める診療所で、不眠症や鬱病といった心理的な病を専門的に扱っている。
その施術内容とは、鈍い光を発する紫色の球体を用いて患者を夢の中に誘い、ストレスを大幅に低減させるというもの。
他にも彼女には『ベテラン脳科学研究者』という肩書きがあり、普段から色々な学会に顔を出している。
......実際のところ、彼女自身が一番不眠症に悩んでいるらしい。
関連する人物
名前 | 身分 | 備考 |
---|---|---|
白霊 | 妖 | 本診療所の常連。 昼は教師として働き、夜は怪盗として悪事を働くといった生活を送っていると、やはりストレスが貯まりやすいのだろうか。 |
羅刹 | 妖 | 羊麗の友人。 彼女の研究を後押しするため、後援者として多額の出資を行なっている。 |
レッドアンブレラ化学製剤研究所
九頭虫が所長を務める研究所で、彼によれば『レッドアンブレラ』とは『毒』を意味するのだそうだ。
医薬品・医療機器などから軍事産業用品・国家機密のバイオテクノロジー技術まで、様々な領域の研究を取り扱っている。
「一部の機械が拷問器具として使える」との理由から、琰蘿に自身の実験道具を貸し出すこともある。
黒牛保安会社
三界融合初期に設立された会社で、正式名称は『黒牛安全武装保衛株式会社』という。
最先端の武器を売りにしていることから市場占有率が高く、非都の軍需産業を牛耳っている。
主な職員
名前 | 身分 | 備考 |
---|---|---|
牛魔王 | 妖 | 本会社の代表取締役社長。 非都では有名な人物らしく、『がっつりウェンズデー』などのテレビ番組によく出演している。 |
フローラ | 人 | WildFireから非都にやって来て以降、牛魔王のガードマンとして雇われている。 |
グローバル土地グループ
またの名を『ワールド不動産グループ』といい、三界融合初期に土地が設立した会社。
非都の不動産業界を牛耳っており、今や彼は非都随一の大富豪として知られている。
虎弁護士事務所
虎力が所長を務める弁護士事務所。
『なんでも屋さん』を売りにしている割にはあまり依頼が来ないらしく、副業がてらレース解説者として働いていたこともある。
藍宮水族館
霊感が館長を務める水族館。
『風水』に厳しく癇癪持ちの彼は、1000ヶ条を越えるスタッフルールを1人で書き上げたらしい。
非都内の主な組織
遡(ブレイカー)
かねてより三界融合に反対していた広目天が設立した過激派組織。
この世界に新しい秩序をもたらすことを目標とする。
構成員
名前 | 身分 | 備考 |
---|---|---|
広目天 | 仙 | 遡の創設者であり、リーダー。 故郷を破壊した三界融合に恨みを抱いており、新しい世界を作ることを目標としている。 |
毘沙門天 | 仙 | 退屈なことが何よりも嫌いで、常に混乱や暴動を起こしている。 |
持国天 | 仙 | 三界の著名な演奏家として知られており、その音色は人のココロを左右する力を持つ。 |
増長天 | 仙 | 広目天の幼馴染で、いつも刀を振り回している怪力の持ち主。 |
開天 | 人 | 他の実験体たちと同じく金闕に放棄されていたところ、まだ息の根があった彼女のみが広目天一行に保護され、その後正式に遡の新メンバーとなった。 |
金闕生物研究所
各種の生別実験を行うべく、通天が設立した科学研究機関。
常日頃から非人道的実験を繰り返しているのは勿論のこと、世界を三界融合前の状態に戻すべく非都を陥落させた事があるなど、かなり危険な行為にも手を出している。
現在の構成員(金闕九宮)
名前 | 役職名 | 備考 |
---|---|---|
通天 | 中宮 | 人・妖・仙の3種族を "物理的に" 融合させるという目標の下、様々な生物実験を行う為に金闕生物研究所を設立した。 時空を歪ませ、空間をコントロールする能力を備えている。 |
趙公明 | 乾宮 | 金にまつわる人物。 金好きな悪女で、かつては財宝を司る神様であった。 |
呂岳 | 兌宮 | 毒にまつわる人物。 かつて地底都市の彼岸花畑を枯らしめた人物の一人。 |
祝融 | 離宮 | 炎にまつわる人物。 通天の古くからの友人であり、その正体は精衛の父親。 |
金光聖 | 震宮 | "美" に関して独自のセンスを持っている。 弱者に希望を与え、踠き苦しんでいる姿を見て快感を覚えるなど、サイコパス的な一面を持っている。 |
聞仲 | 巽宮 | 銃や刃物を操る人物で、不死の身を備えている。 多宝と仲が良い。 かつて地底都市の彼岸花畑を枯らしめた人物の一人。 |
石磯 | 坎宮 | 女媧によって五色石から生み出された仙人。 元は非都の著名なムービースターであり、現在は非都のファッションアイコンとして知られている。 女媧の任務を全て代行しており、"お母さま" と呼び慕っている。 |
多宝 | 艮宮 | 元は時代に取り残された著名なマジシャン。 自身を "マジック" そのものに改造する人体実験を受ける過程において、精神・人格に異常が生じてしまったため、しばしば訳の分からないことを喋り出す。 |
三霄 | 坤宮 | 3つの人格(容姿)を持つため、普段は姿が定まっていない。 |
(申公豹もこの研究所と何らかの関わりを持っている)
現在脱退済みの元構成員
名前 | 役職名 | 備考 |
---|---|---|
九頭虫 | - | 広目天・通天とは良い関係であるため、今でも時々遡・金闕を訪れている。 |
広目天 | 震宮 | 三界融合に対する通天や金闕本部との方向性の違いから、脱退。 後に過激派組織 "遡" を立ち上げる。 |
羊麗 | - | 06号の誕生前後に脱退したと思われる。 人間の心理的側面を扱う実験に協力していた。 |
女媧 | 坎宮 | 石磯に坎宮の座を譲った後、脱退。 今でも時々金闕の集会に顔を出している。 |
楊任 | 神の目 | 金闕創設初期(7年前)からの構成員。 かつては "神の目" と呼ばれ、殺戮の腕前を重用されていたが、ある日突然脱退した。 今でも金闕の名簿には "失踪" と記されている。 |
主な実験
- コードネーム【神の目】
異なる時空・次元を見透かす "視野" についての研究を極めるプロジェクト。
被験体となった楊任は、"視野" を手に入れた代わりに "視力" を失った。
- コードネーム【影】
かつて三界融合に手を添えたと言われている "斉天大聖" のクローンを作成するプロジェクト。
実験産物として06号が誕生したが、彼は一切の自我を持たず、金闕からは "不良品" 呼ばわりされている。
- コードネーム【器】
遥か昔に開発が中断された(はずだった)プロジェクト。
古代最強の仙人と恐れられた『盤古』の力を甦らせるのが目的で、研究内容自体がそのまま闇の中に葬られたかと思われたが、金闕と遡の間で争いが起こった後、近年再び実験が試みられていたことが発覚した。
被験体となった開天は、盤古適合体としての特殊能力を手に入れ、人を想う優しい少女から冷酷な殺戮マシンへと生まれ変わった。
現在、開天は遡の事実上の新メンバーとなっている。
【盤古】
開天が持つ武器『盤古1/20』には、金闕製特殊合金に加えて『盤古の破片』が組み込まれている。
この破片を組み込んだ武器は性能値が大きく引き上げられる反面、その代償として使用者の精神を大きく蝕むという副作用が付随する。
盤古の破片は、かつて盤古自身が用いたとされる神器『開山斧』に含まれていたものであり、彼が元始天尊に滅ぼされて以降、金闕のメンバー達が独自に拾い集めたそうだ。
この破片を通じて、彼は『盤古1/20』の使用者である開天の人格を一時期に乗っ取ることが出来る。
【白虎の伝記 - 要約】
時は昔。場所は金闕。
開天は、自分と同じく孤児であった白虎のことをいつも心配し、気にかけていた。
そんな彼女に飽き飽きしていた白虎であったが、ある日彼は、戦闘訓練中に突然試合相手からの反撃に遭って左腕を負傷。
そのことを知った開天は、本来白虎が受ける予定だった訓練を全て身代わりし、結果的に瀕死の重傷を負ってしまう。
生死の境を彷徨っていた彼女は、程なく別の実験へと移された。
いつも自分に親しくしてくれていた彼女の悲劇を知った白虎は、そのショックから他の孤児たちに対して残忍に振る舞い、殺戮を行うようになった。
この頃から、彼の中に "強者だけが正義" という価値観が芽生え始めた。
【開天実装記念イベント - 金闕の昔話】
「わざわざ殺されに来たのか?」金闕の飼育員が取り囲まれている少女を見て、興味深そうに言った。少し同情の念もあるかもしれないが、うれしい気持ちの方が強いのは本人も意外だった。弱肉強食、競争に耐え抜いた者こそ生き残れる。それが天理である。年若い少女が一人戦場に立ち、殺意に満ちた攻撃を次から次へとかわし、跳ね返していく。それはどれほどの実力の持ち主なのだろう。
疑いもなく彼女は強い。が、1000人も相手にできるほど強くはないはずだ。勇敢な心を持ったわけでもない彼女を支えているのは、たった一つの言葉だけだ。生きてるのってつらい、でも二人なら大丈夫だろう......。
彼女は今、満身創痍なんだ。
ドーンッと、少女は倒れこんだ。
-6ヶ月前-
「おい、足引っ張るんじゃないぞ!」
少年はぶっきらぼうに言った。にも関わらず、少女は力強く彼の手を捕まえた。
「私は生きる。そして、あなたを守るから」
「うるせぇーな!余計なお世話だ。俺は十分強いんだ」
彼がまだ "白虎" ではなかった頃、その手で数多くの命を奪っていた。
そんな少年だが、"彼女" によって守られていた。
その後、弱い者が次々と淘汰され、何人かの強い人だけが残された。
残酷さを極めた生存競争だったが、彼は生き抜くことに成功した。しかし、二人はもう会うことはなかった。
- コードネーム【混沌】
異なる細胞の相容性をテストするプロジェクト。
実験産物として、獓狠の角・窮奇の翼・応竜の爪・檮杌の尾を備えた四不象が誕生した。
- コードネーム【臨】
古代の四神獣を復元するプロジェクト。
- コードネーム【祝融】
古の炎神『祝融』を再顕現させるプロジェクト。
被験体となった男性は通天の古くからの友人であり、その正体は精衛の父親であった。