ポケモンアルセウスはアイヌ文化をモチーフにしている?
ポケモンアルセウス(レジェンズ)はアイヌ文化がモチーフになっているのではないかという考察をまとめています。登場人物や御三家ポケモン、新ポケモンとの繋がりも解説しているので気になる方は是非ご覧ください。
目次 (ポケモンアルセウスはアイヌ文化をモチーフにしている?)
ポケモンアルセウスとアイヌの繋がり
ポケモンアルセウス(レジェンズ)とアイヌ文化は繋がりがあるんじゃないかと言われている噂や考察をまとめていきます。
冒険の舞台と時間軸
ポケモンアルセウスの冒険の舞台であるヒスイ地方は、北海道がモチーフとなっているシンオウ地方の数百年前という設定となっています。
アイヌ文化は鎌倉時代の北海道で生み出された文化と言われているので、ヒスイ地方との時間軸ともマッチしています。
登場人物の服装
登場人物の服装はこれまでのポケモンには珍しく、和風なデザインになっています。
時代背景に合わせたという事もあるでしょうが、模様や着こなし方的にはアイヌの伝統的な衣服をモチーフにしている可能性も考えられます。
御三家ポケモン
ポケモンアルセウスではシンオウ地方の御三家ポケモンである「ヒコザル、ポッチャマ、ナエトル」ではなく、他地方の御三家ポケモンである「モクロー、ミジュマル、ヒノアラシ」が御三家ポケモンとなっています。
御三家ポケモンの変更点にもアイヌと関りがありそうです。
モクロー
モチーフ | シマフクロウ |
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アイヌでシマフクロウは「コタンコロカムイ」と呼ばれており、「村を守る神」として昔から敬られていました。
ポケモン図鑑は「くさばねポケモン」と記載されていますが、首が180度回転したり名前の語呂的にもフクロウをモチーフにしたポケモンなのでモクローが草ポケモンの御三家として選ばれたのでしょう。
ミジュマル
モチーフ | ラッコ |
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ミジュマルのモチーフになっている「ラッコ」はアイヌ語が起源になっているので関りとしてはとても深いです。
アイヌにとってラッコは神様のような存在ではありませんでしたが、食料や交易品として貴重な存在だったようです。
絶滅危惧種であるラッコですが、現在でも野生のラッコが少数生息しているようです。
ヒノアラシ
モチーフ | 火山 |
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アイヌでは実際に今でもある有珠山という火山に関するアイヌの伝説があります。
ヒノアラシはポケモン図鑑だと「ひねずみポケモン」となってますが、最終進化系である「バクフーン」はかざんポケモンと記載されているので火山がモチーフになっているヒノアラシがほのおの御三家ポケモンとして選ばれたのでしょう。
おすすめの御三家ポケモンはこちら新ポケモン
ポケモンアルセウスから登場する新ポケモンにも、下記のようにアイヌの伝承と関りがありそうです。
ヒスイガーディ
ヒスイガーディはほのお・いわのガーディのリージョンフォームとして登場したポケモンです。
ガーディは犬がモチーフになっているポケモンなので、犬の神「セタカムイ」の伝承と関りが深い「セタカムイ岩」がモチーフになっていそうです。
セタカムイ岩は漁師と暮らしていた犬が、ある日漁師が波にさらわれて亡くなった事を知らずに吠えながら待ち続けていたら岩化してしまったというもので、今でも北海道の観光スポットになっています。
この伝承から岩タイプが追加され、人間への警戒心が高いという公式設定になっているのではないでしょうか。
ヒスイウォーグル
ヒスイウォーグルはノーマル・ひこうからエスパー・ひこうに変化したウォーグルのリージョンフォームです。
ウォーグルのモチーフになっているオオワシは「カパッチリカムイ」という偉い神様として敬れていることからアイヌとの関りは深そうです。
冬季になると北のほうから飛来するという習性も同じになっており、ヒスイウォーグルのカラーリングがオオワシにそっくりなので意識してデザインされている所も興味深いです。
アヤシシ
アヤシシは第2世代(金銀)で登場したオドシシがヒスイ地方で進化した姿です。
アヤシシはアイヌ人にとって主食であったエゾシカがモチーフになっていると思われます。
食料だけでなく毛皮は衣服、角は武器や農具などに使われ無駄な所はないと言われるほどだったようです。
ポケモン公式の「抜け毛を集めて作った衣服は極上の防寒着として重宝されている。」という一文もエゾシカをモチーフにしていることを表していそうです。
バサギリ
バサギリは初代で登場したストライクがヒスイ地方で進化した新たなポケモンで、森キングとして設定されている特別なポケモンです。
「黒曜の原野」というフィールドの生態系の頂点に君臨しているのと、岩タイプが追加されたことから「黒曜石」がモチーフになっているのではないかと言われています。
黒曜石は北海道での産出量が非常に多く、アイヌでも刃物として使われていたこともあり「ヒスイ地方の人々は、欠け落ちたかけらを石器に利用していた」という公式の記載がされているのではないでしょうか。
ヒスイゾロア/ゾロアーク
ゾロア | ゾロアーク |
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ヒスイゾロアとゾロアークはあくから、ノーマル・ゴーストに変化したリージョンフォームです。
ゾロアはキツネがモチーフになっており、アイヌではキタキツネのことをチロンヌプ(私達が沢山殺すもの)と呼ばれていたそうです。
そういった習慣があることから人間に対して深い憎しみがあるという設定になっていそうです。
新ポケモンの最新情報はこちらヒスイビリリダマ
ヒスイビリリダマはでんき単タイプからでんき・くさに変化したリージョンフォームです。
アイヌ文化ではあらゆるものに魂が宿っている信仰されており、その考えをモチーフにしてヒスイモンスターボールにそっくりなヒスイビリリダマが誕生したのではないでしょうか