正気度について
目次 (正気度)
「正気度 -Sanity-」とは
本作において最も意識しなければならないといっていい重要なステータスです。
基本的には正気度は最初100%でスタートし、調査の過程で徐々に減少していきます。
正気度が減少すると、ゴーストの活動が活発になりますが、最も重要な点は正気度が更に下がってくると、ゴーストがプレイヤーを殺害するための行動、いわゆるハントを行う可能性があることです。
プレイヤーが殺害されるとシングルプレイであれば調査失敗、マルチプレイであれば誰か1人でも生き残っていれば調査は継続しますが、死亡したプレイヤーは当該調査からは脱落してしまいます。
ゴーストを正しく特定することが本作の主目的ではありますが、死亡してしまうと、持ち込んだアイテムが全て失われてしまう(難易度アマチュアやセミプロであれば補償金として失ったアイテムの代金の一部返還されますが、それでも損失は避けられません)ので、死なずに生還することも重要です。
基本的に調査を進める上で正気度は減少する一方で、回復する手段は限定的です。
そのため、正気度を確認し、必要に応じて限られた手段で回復し、これ以上は厳しいと判断したら潔く撤退するということも重要です。
同時に、なるべく正気度を下げないように立ち回ることで長時間調査を行うことになります。
正気度の上限は100%で、基本的に開始時は100%ですが、難易度インサニティの場合は75%でスタートします。
チャレンジモードや難易度カスタムの場合はそれ以下でスタートするケースもあり0%スタートということもありえます。
なお、正気度そのものはゴーストの活動に影響を与えることはありますが、正気度そのものが調査員に直接的に悪影響を及ぼすことはありません。
正気度が0%になったとしても、通常通り調査を継続することが可能です。
正気度とハント
本作において最重要の事項として、大抵のゴーストは平均正気度が50%以下になるとハントを行う可能性があるということです。
正気度が下がるとゴーストの活動が活発になりますが、最も気をつけなければならないのが正気度50%というハントラインです。
本作では基本的にゴーストがハントを起こさない限りは死亡しませんので、平均正気度が50%よりも高い間は基本的には安全、50%以下になった段階で危険になるといって差し支えありません。
そのため、ゲームに慣れハントが起きても対処できるようになるまでは絶対に正気度が50%以下にならないように注意することが大切です。
もっとも、ゴーストによってはそれよりも高い正気度でハントを起こすものもいますので、正気度がいくつであってもハントを起こしうるデーモンや、条件を満たすとハントをする可能性がある怨霊、妖怪を除いたハントラインである75%より高く平均正気度をキープすればより安全です。
個々のハントラインの詳細は個別のゴーストページやハントについてのページも参照してください。
正気度の減少
正気度は様々な要因で減少します。
暗所滞在による減少
もっとも一般的な正気度の減少要因が暗い場所に居続けることです。
プレイヤーは調査時に調査エリア内で、なおかつ暗い場所に居る場合、時間経過によって正気度が減っていきます。
以前は、現在地の視覚的明るさによって暗い場所かどうかが判断されていましたが、現在のバージョンでは視覚的な明るさは一切無関係であり、基本的には現在プレイヤーがいる部屋などのエリアの主要な照明が全て点いているか否かによって判断されます。
部屋の場合、壁のスイッチを入れることで点灯する天井の照明が主要な照明でベッド横のサイドテーブルの照明は主要な照明の対象とならないケースが多い……ですが、例外も少なくありません。
全て覚えてしまうのは難しいので、不安であればゴーストルームなどの照明は全てつけてしまうのが無難です。
ただ、例えば、Tangle Woodのマスターベッドルームのように、寝室、浴室、WICの全てが1つのエリアの場合、その全ての部屋の主要な照明をつけないと暗い場所の判定になります。
暗い場所にいることによる正気度の減少速度は難易度、マップサイズ、マルチプレイか否かによって変わります。
マップサイズが小さければ小さいほど正気度の減少速度が早く、難易度についてはアマチュアを基準とするならば、セミプロが1.5倍、プロ以上が2倍です。シングルプレイの場合、マルチプレイの1/2の減少速度になります。2人プレイであろうと4人プレイであろうと変わりません。
天候による変化は基本的にありませんが、ブラッドムーンの場合、減少速度がアマチュアを基準として100%分増加します(非ブラッドムーンのアマチュアを基準としてアマチュア2倍、セミプロ2.5倍、プロ以上3倍)。
なお、難易度アマチュアやセミプロのように準備時間が設定されている場合は、準備時間が終わるまでの間は、更に正気度の減少速度がマップサイズに応じて25%~40%軽減されます。
上記の通り主要な照明を点けることで減少速度が軽減あるいは完全に無効化できます。
ver.0.10からは、狭いエリアではエリアの主要な照明が全て点いていれば完全無効、一部だけ点いていれば軽減される傾向にあります。
Sunny Meadowsの廊下などの広いエリアでは主要な照明を全て点けたとしても軽減に留まるケースが多いので過信は禁物です。
軽減については単純に減少速度が増えるというわけではないようで、確率で暗所判定を行うことで暗所にいた時間を判定上短くすることで正気度の減少が緩和されるという処理になっているようで、短時間だと乱数次第で結構ぶれることもあります。
長期的な確率で見ると、減少速度の軽減は20%程度になるようなので、照明を点けないよりはマシとはいえ、その効果はあまり大きくありません。
逆に狭いエリアでは完全に正気度減少を無効化できるかどうかに関わるのでなるべく照明を点けておくことが肝要です。
とはいえ、マップ毎に同時に点けることができる照明の数が決められており、上限を超えてしまうとブレーカーが強制的に落ちる上、全ての照明スイッチがオフになってしまいますので不要なエリアの照明は点けないようにすることも重要となります。
照明以外で暗所滞在による正気度の減少を緩和する手段としては灯火があります。
火の点いた灯火を所持するか、或いはその至近距離に滞在している間は暗所による正気度減少を緩和(灯火がティア1の場合1/3軽減、ティア2の場合1/2軽減、ティア3の場合2/3軽減)できるので、スピリットボックスやD.O.T.S.プロジェクターの証拠の確認などを行う必要があり暗所に留まることになる場合は所持しておくと便利です。
なお、以前のバージョンでは灯火で完全に正気度減少を無効化できましたが、現在のバージョンではそれほどの強力な効果はありません。また、ゴーストが近くに居る場合、灯火を吹き消される事もある為、着火器を念のため持っておいた方がいいでしょう。またティア2以下の灯火は燃え尽きてしまうと再使用ができませんのでその点も合わせて注意しましょう。
灯火以外の光源アイテムについては正気度減少を緩和する効果は一切ありません。
特に懐中電灯については持っていないと正気度が下がると勘違いしているプレイヤーもいますが、懐中電灯の有無が正気度に影響を与えることは一切ありません。
そういった意味で言えば、視界の確保さえできるのであれば懐中電灯を持たずに調査を行ったとしても何ら悪影響はないということになります。
ちなみにモーロイの特殊能力を食らってしまった場合は暗所滞在による正気度の減少速度が2倍になるだけでなく、常時暗所にいる判定となってしまいますので、明るい場所にいたとしても正気度がかなりの速度で減っていくことになります。
なお、いずれの場合であっても調査エリアの外にいる間は何があろうと時間経過で正気度が減少することはありません。
基本的には屋外エリアがそれに該当しますが、Sunny MeadowsやBleasdale Farmhouseの中庭は屋外でありながら調査エリア内に該当するため正気度が減少します。
言い換えればゴーストに襲われる可能性があるエリアは全て暗所滞在による減少が発生しうることになります。
暗所滞在によるデフォルトの減少量
1秒辺りの正気度減少速度(ソロの場合/マルチの場合)
難易度 | 小マップ | 中マップ | 大マップ |
---|---|---|---|
アマチュア | 0.06%/0.12% | 0.04%/0.08% | 0.025%/0.05% |
セミプロ | 0.09%/0.18% | 0.06%/0.12% | 0.0375%/0.075% |
プロ以上 | 0.12%/0.24% | 0.08%/0.16% | 0.05%/0.10% |
暗所にいた際に正気度が5%減るのに掛かる時間(ソロの場合/マルチの場合)
ゴーストによる正気度減少
ゴーストが近くにいるだけで正気度が下がることはありません。
しかしながら、ゴーストが特定の行動を取った場合、付近のプレイヤーの正気度が下がってしまうことはあります。
なお、ハントが発生し、ハント中であったり、ゴーストに至近距離まで接近されたとしてもそれだけで正気度が下がることはありません(ファントムを除く)。
ハントが終わった後正気度が結構減っている=ハントで正気度が下がると勘違いされるケースもありますが、ハント中は暗所で長時間待機しなければならないケースが多いことに伴う減少だと思われます。
超常現象による減少
一般的に、超常現象で標的となったプレイヤーが、現れたゴーストか白い靄(ゴーストミスト)に触れてしまうと、当該プレイヤーの正気度が10%減少します。標的以外のプレイヤーはゴーストか白い靄に触れても、正気度が減少しません。
また、ゴーストの特徴によって、以下の例外も存在します。
- 鬼の場合、減少が倍の20%になります
- バンシーの場合、歌う超常現象で、バンシーのターゲットと選ばれたプレイヤーのみ、減少が15%になります
- ファントムの場合、超常現象かハントで心音が鳴っている間、ゴーストに触れなくても1秒につき0.5%の速度で正気度が減少します
特殊能力による減少
以下のゴーストは特殊能力によってプレイヤーの正気度を減少させることがあります。
- ポルターガイスト……特殊能力で複数個のオブジェクトを投げた場合、周囲のプレイヤーの正気度を個数×2%減少
- 幽霊……特殊能力で扉を閉めた場合、周囲のプレイヤーの正気度を15%減少(参考)
- ジン……特殊能力で周囲にいる一人のプレイヤーの正気度を25%減少(参考)
呪いのアイテムの利用による減少
呪いのアイテムは利用時に正気度を減少させるケースが多いです。
場合によっては呪いのアイテム利用によって正気度が減少します。また、ウィジャ盤、呪いの鏡、ブードゥー人形、魔法陣の場合、正気度が不足している状態で使用すると呪いのハントが発生します。
プレイヤーの死亡による減少
プレイヤーが死亡すると全プレイヤーの正気度が一律で15%下がります。死んだ時点で正気度が減ってしまうので、事前にタロットカードのHIGH PRIESTESSを引いておいた場合も減少が行われ、猿の手で復活させた場合も、減ったままになります。
正気度の回復
調査中に正気度を回復する手段は比較的少ないです。全て列挙すると、
- 精神安定剤の使用……難易度によって20~50%回復します(カスタム難易度で回復量0も可能)。
- タロットカードでTHE SUNを引く……正気度が100%になります
- タロットカードでWHEEL OF FORTUNEを引き、カードが緑に燃える……正気度が25%回復します
- 猿の手に「正気に戻りたい」の願いを叶えてもらう……全てのプレイヤーの正気度が50%になります(正気度50%以上の状況の場合、正気度が50%に減ります)
なお、2022年のイースターイベントでは、全てのイースターエッグを集めることで正気度が100%に回復する、2022年のハロウィンイベントでも条件を満たすと正気度が回復する、という要素がありましたが、あくまで例外中の例外で、2023年のイースターイベント以降では同様の効果は用意されていません。
正気度モニター
トラック内には正気度を表示するモニターが設置されています。
モニターにはそれぞれのプレイヤーの正気度と平均正気度のそれぞれの表示があり、表示される値は1秒ごとに更新されます。
正気度は±2の範囲で表示されます。また、人数が多くなると平均正気度は最大で本来の値±8の範囲で表示されます。
なお、難易度ナイトメア以上では正気度モニターは壊れており、正気度の確認ができなくなります。
グループの平均正気度
原則として超常現象の発生頻度やハントの発生可否、頻度は個人の正気度ではなく、全員の正気度の平均によって決まります。
極端な話、4人プレイで1人だけが探索を続ければ平均正気度は常に75%以上なので、時間は掛かってもハントに遭遇することはほぼないと言えます。
ただし、例外的にバンシーはターゲットと認識したプレイヤー個人の正気度をハント発生の基準とし、平均正気度は一切関係ありませんので注意が必要です。
補足
正気度の減少によってゴーストが活性化し、一般干渉、超常現象、特殊能力、ハント、ルーム変更の頻度が上がることを確認できています。ルーム変更の成功率上昇によって、徘徊も増えると錯覚しやすいですが、実際はゴーストの総移動距離が減って、徘徊頻度が下がることを確認できています。
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ななしの調査員
262カ月まえ ID:a8fpa7wkハントとは違う数値を参照しているという事ですね。やっぱりハントは正気度の真値を参照でしょうからプレーにほとんど影響は無さそうですね。ありがとうございました。
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ななしの調査員
252カ月まえ ID:t00s6v7m確認してまいりました
どうやら、27%でクリアできるようですね
そして、27.5%くらいで表示の下限が25%になるようで、25%が出た瞬間にまだクリアできないということも確認できました
また、マルチの場合はさらにラインが上がり、4人で33%でクリアできました
海外ウィキを確認したところ、クリア条件はモニター表示が一度でも25%に到達すること、となっています。これも確認できており、たしかに25%になった瞬間にチェックがつきました
以上を踏まえて、恐らく、モニターの値が内部で25%に到達することが条件で、実際に表示されている値はさらに四捨五入されているため、若干のズレが発生していると思います
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ななしの調査員
232カ月まえ ID:a8fpa7wkカスタムで再現できました。玄関付近で少しづつ正気度を下げて車に戻るとすぐ変化が反映されているのに、25~29%表示で25%のサブミッションがチェックになったまま、10分たってもそのままの表示でした。
猿の手とウィジャ盤で30%に合わせると28~32%の表示でぴったり。そこから少しづつ3%下げましたが、実際には5%下がってしまうというのはちょっと考えづらく、ここはやはりサブミッションの判定の方がずれていそうです。
25~29%になった瞬間はまだチェックが入っておらず、ほんのちょっとずつ暗所を通過すると数回目で25~29%の表示のままチェックが入ったので小数点以下があるであろうという事は納得しました。
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ななしの調査員
222カ月まえ ID:t00s6v7m公式の既知バグのリストに、SAN値のモニター表示だけたまに同期ズレするものがあったので、そのバグのせいかもしれませんね
自分の今までの検証では、表示の下限で判定に成功したような事例は見たことがありません
内部的にSAN値のデータはFloat型のようで、判定の場合は小数点も計算されているみたいですね。実際、安定剤の飲めるラインを探る検証でも、それを確認できています
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ななしの調査員
212カ月まえ ID:a8fpa7wk正気度は十分な照明下で何事もなければ固定値で変わらない物と思っていました。ソロでは正気度モニターには±2の範囲で表示されますがそれはプレーヤーに見せる表示上の事であり、50~54%と表示されていれば52%であると。ところが今日トラックから帰る時の表示は25~29%の表示であるのにサブミッションの「平均正気度を25%以下まで下げる」にチェックが入っていました。(イベントマップではなかったので気づかぬ間に使い魔に回復されたという事はありません。)
同様にハントも表示の下限で起きる事があるのでしょうか?自分で検証したところ50~54%表示の時も49~53%表示の時も幽霊は7分間ハントを開始しませんでした。
また正気度は整数で計算と判定がなされているのであって、小数点以下まで計算して四捨五入してプレーヤーにみせるというようなほぼ無意味に複雑になるプログラムがされているとは思いませんが、いかがでしょうか?
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ななしの調査員
203カ月まえ ID:a8fpa7wkなるほど、元々正気度の減少がない屋外のエリアにある照明は正気度減少の防止に関係ないかと思っていたら、屋内にまで影響しているんですね。10 Ridgeview Courtも屋外の照明が屋内のFoyerの区画に影響しているのを確認しました。ただBleasdale Farmhouseの出入口の外の自動ON/OFF照明は屋内に影響ありませんでした。
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ななしの調査員
193カ月まえ ID:t00s6v7mEdgefieldの玄関(Hallway)にはメイン照明が3つあります。玄関先の照明と、廊下自体の照明と、廊下奥の照明、計3か所すべてつけないと、正気度の減少が止まりません。1つか2つだけついている場合は、確率で20%の時間が明るい判定になるので、減少量に関しても乱数の範囲内かな
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ななしの調査員
183カ月まえ ID:a8fpa7wkv0.12.0.2の今の時点でもおかしいようです。ソロ・プロレベルで玄関入ってすぐの場所で測定したところ、無照明は正気度の減少速度-10/82秒(正常)でしたが、一つ点けると-9/82秒で、二つともつけると-8/82秒でした。玄関入ってすぐ左の部屋などは照明をつければ正気度は全く減りませんのでおかしいですね。
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ななしの調査員
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ななしの調査員
161年まえ ID:fboyu7ya灯台の正気度ヤバすぎる
電気点けたりランタン持ってたりしても20分くらいで全員80位削られてハントで死ぬ
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