注意すべき変更点とバグ
目次 (注意すべき変更点とバグ)
直近のバージョンで注意すべき変更点とバグの一覧です。
このページについて
2020年9月にSteamにリリースした『Phasmophobia』ですが、いまだに正式版はリリースされておらず、早期アクセス段階にあります。よって、アップデートされるたび、重大な仕様変更や様々なバグが発生することもあって、今までの常識が通用しなくなることもよくあります。このページは直近のバージョンにあった注意すべき変更点とバグを紹介しています。
仕様変更
死後に指紋の確認不能
従来は、死亡した後にも、指紋を問題なく確認できる仕様でしたが、Ver0.13からは、死後に指紋を確認できなくなりました。しかし、足跡のほうはいまだに確認できるため、バグか仕様変更か不明です。
また、死ぬ前・死んでいる間についた指紋は、呪いのアイデムで復活した後も見えないままですが、復活後に新たについた指紋は問題なく見えます。
幽霊の特殊能力
Ver0.13から、幽霊が特殊能力を発動した時に発生していた扉の2重干渉(2重干渉音、EMF2個)が修正されたうえ、幽霊以外のゴーストも扉干渉で扉を完全に閉めれるようになったため、能力発動の判別が難しくなりました。
通常干渉と幽霊の能力との違いは、扉が閉まり始める際の音と勢いです。
- 通常干渉:新規な重い音と凄まじい勢い(0.1秒で全開から全閉へ)
- 幽霊能力:昔ながらの軽い音と昔ながらの勢い(1秒で全開から全閉へ)
現在、閉まり始める時の音だけ指向性マイクとサウンドセンサーで拾えなくなっており、音で判別するのに実際に現場で聞く必要があります。
バンシーのルーム変更
Ver0.7から突然ゴーストルームを変えなくなったバンシーですが、Ver0.11で仕様だと判明し、Ver0.13で再び仕様変更で、ゴーストルームを変更できる仕様に戻りました。
他に、通常ではゴーストルームの外から実行できないとされている長距離徘徊を制限なく実行できるようになり、追跡、超常現象、呪いのアイテムでの召喚、また移動の途中からの寄り道など、実際に訪れている場所へ距離無制限でゴーストルームを移動することができるようになりました。こちらは非常に厄介な特性であり、現時点では仕様かバグか分かりません。
バンシーの追跡
今までバンシーの追跡は階層を超えて発生しないというのは一般的な認識でしたが、Ver0.10のアップデートに伴い制作チームから言及された情報を基に、限定された条件でのみ、階層を超えて追跡してくることを確認できました。
- 発生ルーム:Tanglewood、Edgefield、Ridgeviewの地下室、Point Hope各層
- 追跡可能な範囲:階段の正面のエリア、角度はマップによって異なる
さらに、Ver0.13から、バンシーが再び長距離徘徊を行えるようになり、ゴーストルームが階段付近にあった場合は、偶然に別の階層に長距離徘徊をしてから、追跡を開始する可能性もあります。
バグ
正気度の同期遅延
状態:Ver0.14.2で再確認
マルチプレイヤーで、初期正気度が100%未満の場合、入口を開錠する前に精神安定剤を飲んで正気度を回復しても、プレイヤーの間で正気度が同期されず、開錠後も初回の同期まで15秒かかるので、同期前の正気度でハントが発生してしまう恐れがあります。
初期正気度が100%未満の設定で遊ぶ場合は正気度モニターもオフになっていることが多くて、みんなで精神安定剤を飲んでから入る時に、同期遅延が心配な場合は、入口を開錠してから20秒ほど待ってから入るようにすることをおすすめします。
マルチでゴーストの現在地が更新されない
状態:Ver0.14.2で再確認
マルチプレイヤー(複数のプレイヤーがいる状態)で、ゴーストがゴーストルームにならないエリアに入った時に、現在地が更新されないバグを確認できました。これによって、別のエリアにいるにも関わらず、恰も最後に訪れたゴーストルーム候補になるエリアにいるつもりでいて、エリア判定が関わる仕様が正しく機能しなくなる恐れがあります。例えば、
- シェードがプレイヤーがいるエリアでハントが出来てしまう
- 御霊がプレイヤーがいるエリアでD.O.T.S.が出来てしまう
- ゴーストが電気のついているエリアで物を投げる干渉が出来てしまう
- ハントゥのハント時の速度が室温通りに変化しなくなる
見た目だけオフになるサウンドレコーダー
状態:Ver0.14.2で再確認
サウンドレコーダーは通常、インベントリにしまうと、再び取り出した時に電源がオフの状態になりますが、他のアイテムを手に持っている状態で拾うと、再び取り出した時に見た目だけオフの状態になり、実際は電源が入っている判定になります。よって、
- 再度使用する時に2回電源を操作しないといけないので、とっさに音声を録りたい場合に手間取ってしまうこともある
- ハント中に電源が入っている判定になっていることに気づかずに、ゴーストを引き寄せてしまう恐れがある
- 電源が入っている判定になっていることに気づかずに、雷獣のハントラインが上がったり、ハント中に雷獣が加速したりする
長押し判定による遅延
状態:Ver0.14.2で再確認
Ver0.13で動画撮影と音声収録の実装と共に、使用ボタンの長押しという操作方法が追加されました。それで、本来、長押し操作がない機材まで、長押し判定が発生し、特に浄化香の場合は、一瞬の遅延でも命取りになる恐れがあるので要注意です。
- ずっと長押ししている場合、最大約 1/4秒の遅延が発生する
- 使用ボタンを押してすぐ浄化香を投げた場合、つかないまま投げてしまう恐れもある
マルチでセンサーライトのせいで照明上限ズレ
状態:Ver0.14.2で再確認
Ver0.12.0.1ブリーズデイルのリワークで新たに実装された人感センサーライトはマルチプレイヤーの場合、ランダムに複数回作動することがあります。このバグによって、偶然に点灯回数と消灯回数が不一致した場合、内部で点灯カウントがズレて、点灯回数が余った場合は同時につけれる照明が減り、消灯回数が余ってかつ照明がついていた場合は同時につけれる照明が増えてしまいます。
ランダムに発生しているため、大人数でプレイしていた場合は出入りも増え、バグの多重発生で照明を3、4箇所つけただけでブレーカーが落ちる場合もあります。照明上限でブレーカーが落ちたらカウントがリセットされるので、面倒ではありますが、さほどの実害はありません。ただ、ブレーカーが頻繁に落ちても、いたずらや不注意とかじゃなくて、バグの可能性もあるので、疑心暗鬼にならないように心がけましょう。
雷獣のハントライン変化バグ
状態:Ver0.14.2で再確認
Ver0.12.0.1ブリーズデイルのリワークとともに、雷獣のハントラインと速度が変化する条件に関してバグを確認できました。従来では、雷獣の一定範囲内に電源の入った電子機器が1個さえあれば、種類と状態を問わず、雷獣のハントラインが変化し、ハント中の速度も変わりますが、Ver0.12.0.1からは限定的なものになりました。Ver0.13からは速度のほうは修正されましたが、ハントラインのほうはまだ修正しきれていません。
- ハントライン変化:プレイヤーに装備しているものにのみ反応し、設置済み・落ちているものに反応しなくなった
- 特徴加速:設置済み・落ちているもの、インベントリにしまった懐中電灯と頭部装備にのみ反応し、プレイヤーの手に持っているものには、三脚付きビデオカメラ以外、反応しなくなった(修正済み)
手持ちのモーションセンサーの電子機器判定
状態:Ver0.14.2で再確認
Ver0.9.0.0ティア機材が実装されて以来、手持ちのモーションセンサー、フォトカメラ、ビデオカメラを使用1ボタン(デフォ:右クリック)で操作すると、まるで電源みたいに、電子機器判定のオン・オフの切り替えができることを確認できています。当該機材を拾いなおすか持ち替えると、オン・オフの操作回数が記憶されたままですが、通常の状態に戻ります。ハント中のゴーストはバグった判定状態に従い反応し、雷獣もそれで速度が変わります。
- ティア1&3のモーションセンサー:奇数回の操作でオンになる
- ティア2&3のフォトカメラ:偶数回の撮影後にオフになる(修正済み)
- 全ティアのビデオカメラ(三脚なし):ナイトビジョンを切るとオフになる(修正済み)
拾いなおすか持ち替えると直るので、殆どの場合は問題にならないと思いますが、手持ちの電子機器で妖怪チェックと雷獣チェックをする時に判断を誤る恐れもあります。また、手持ち無沙汰で手持ちのモーションセンサーをクリックして、知らずにオンにしたままハントされたら事故の原因にもなりかねないので気をつけましょう。
ファントムとレイスの特殊能力の階層ズレ
状態:Ver0.14.2で再確認
レイスの特殊能力はプレイヤーの位置までワープしてきて、EMFを残すもので、ファントムの特殊能力はプレイヤーの5m圏内まで追跡してきて、EMFを残すものです。現在、2体とも、プレイヤーと違う階層に目的地を設定するバグを確認できました。また、バグが発生した場合は、横座標の多少のズレも確認できて、必ずしも真下か真上へ移動するとは限りません。
正気度が下がると、特殊能力の頻度も上がるため、ハントされるような低い正気度の場合は、全く違う階からハントが始まることもあります。普段でも通常の徘徊範囲外へ移動することが多くなるので、注意が必要です。
ゴーストの初期位置の階層ズレ
状態:Ver0.14.2で再確認
ゴーストは初期から、ゴーストルームのランダムな位置に配置され、入り口の扉の鍵が開くまで動かないとされていますが、Ver0.10以降は、ゴーストの初期位置がゴーストルームの真下か真上、階層がずれていることを確認できました。階層がたくさんある灯台マップのPoint Hopeでは、複数階ズレることもあります。
このバグによって、調査冒頭に以下の異常が見られます:
ゴーストがゴーストルームに戻るまでたまに2、3分かかることもあって、その間に実体化する超常現象が発生したらさらに時間が伸びて、白い息が出るまで温度が下がることも十分ありうるので、ゴーストが急にいなくなったと思ったら、真下か真上のルームもチェックしてみましょう。