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Black Survival 資料室

Bottomless Pit_3

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Black Survival ― Bottomless Pit ―

各話セリフ/意訳

▼ セリフ訳 下書き. 不明な一人称は暫定.

Part.3




「私はまだあの子を受け入れるの賛成してないわ。保留なだけなの。」



「そっか。良いと思うよ。これからの計画を少し立てて、それから決めたらいいさ。」


「スラムの方を見てくれって頼んだからたぶんこの辺りにいると思うんだけど...」




「あれ...!」



「ウェン!?」


ダダッ




「 !! 」



    


 



「これはいったい...」




      タタッ


「あ... おふたりとも...」




「点灯してるから生きてるね。」




「うう...」




「ウェンがこんなになるまであんたは何してたの?」


「えっと... JP ... いえ、ウェンさんに邪魔になるから隠れてろって言われて...」


「で。隠れてたってわけ?」


「私は... ただ... ウェンさんにそう言われたから...」




「ハッ。」




「よくわかったわ。あなたがフィオラを殺していないこと。」




「こんな情けない子がフィオラを殺せるわけない。」


ビクッ





「私は病院で解毒剤を探してくるわ。」

「ウェンを灯台に連れて行って。気を失わないようにずっと話しかけて。」


「わかった...」




「あ... あの、私は何をすれば...」


「好きにすれば。どうせあんたは役立たずよ。」



ひっ



「ああ、あいつはまったく!」

「とりあえず、いっしょにウェンを灯台に連れてこっか...」


ずーん


「うん、そうしよう。ね?」






「で、どうすんだ?」


「研究員はみんな死んで、禁止区域ももう増えないじゃんかよ。」



「関係ねえなあ。」


「俺は島から逃げることに興味ねえからよ。」



「手ぶらでこっから出たって何ひとつ変わりゃしねぇ。」



「研究員共が約束した ” 賞金 ” を貰わなくちゃ」


「しみったれた人生とおさらばできねえだろうが。」


「そのためには? 」




「皆殺しにするしかねえ。 」 ニィ






「ジェニーの言ったこと、あまり気にするなよ。」



「もともと自分勝手でも、あんなことを言う子じゃないのに」


「フィオラみたいな傍でコントロールしてくれる人がいなくなるといつもああなんだ。」




「しかたないさ、JPに逃げろって言われても動けなかったってだけなんだろ?」


「いえ。ジェニーさんの言ったことは正しいんです。」


「え?」



「それじゃいけなかったのに...」


ギュッ



「...ごめんなさい。」




ダッ


「ウィクライン!!」



ハッ



「おい! しっかりしろ!!」


「うう...」

 

「ワン ウェン!!!」 おい!


「ああ...」


よろっ





( 何もしてないからって )



( 何も悪くないわけじゃない。)



( それじゃいけなかったのに。)



( それじゃ... )




「あっ!」


ぐらっ



ザザーッ


「キャアアアッ!」



ドスン


「うッ!」



「痛たたた! 痛... 」 ああッ





ガルル...


「ひっ」


   



( 早く逃げなくちゃ...! )



ズキン


「ッ!」




グ オ


    ガパァ


「 !! 」



ブワッ


( もうダメっ!! )





そんなこと簡単に言っちゃ駄目だ。ウィクライン。







バキッ





( あ...れ? )



パタタッ






ドサッ



ビクッ


   ビクッ





( トンネルから飛んできたよね... )



「あの... ありがとうございました。」






「...お礼ですか?」




「!」


「はい。危ないところを助けてくださいましたよね。」




「・・・」




「こんな状況で誰かに遭えば」


ジャリッ


「絶望して当たり前ですのに」




「まるで記憶を失くしたかのようですね?」





ビクッ



「ご安心ください。あなたを殺すつもりはありません。」


「これからはお気をつけくださいますよう...」


「ちょっと待ってください!」



「私も連れていってくれませんか?」



「あなたをですか?」



「おっしゃる通りなんです。 私、記憶が無くて... 何も知らず、何をしたらいいかもわかりません...」


「た、たぶん、私はここで置いていかれてしまったら、死、死ぬのでしょう。」


「どうか助けてください...」





「確かにお気の毒ですが... 私が決められることでは無いようですね。」


「申し訳ありません。」


「あ...」




どうせあんたは役立たずよ。




「その...そうですよね。」



( 私は... )






「お断りすると言ってるのではありません。」


「私が今ここで決めることはできないということです。」




「私にできるのは仲間に聞くことだけだと思います。」


「それでも宜しければ…」




「仲間の皆様があなたを受け入れるかはわかりませんが、」


パアアアッ


「話してみましょう。」




「駄目だったとしても私にはどうすることもできません。」

「それだけはわかっていてください。」


「はい!」




「大丈夫ですか? いつこんな傷が...」



よろっ


「今じゃなく、数時間前に怪我したんです。」




「...数時間前ですか?」


「はい。」




( 本当に... )



( 傷が治る気配がありません。 )





( もしかしてこの方... )


痛たた...


( 再生能力が、無い? )






to be continued...



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