通信／JTF

オルテガ婦人：
マニー？

マニー・オルテガ：
ああ、母さん

オルテガ婦人：
大丈夫なの？弟と話した？

マニー・オルテガ：
母さん。問題ないよ。明日には出発する。行き先はまだ聞いてない

オルテガ婦人：
まさか、ニューヨークにいるんじゃないでしょうね？

マニー・オルテガ：
ニューヨークじゃないよ。そういえば、ちゃんと飲み水は確保した？

オルテガ婦人：
20ガロンあるわ。カルロが手伝ってくれたの

マニー・オルテガ：
よかった。食料も？

オルテガ婦人：
ええ。ねえマニー、ニュースで言ってるより事態は深刻なんだろうけど...

JTFの中尉：
オルテガ！乗って！出発する！

マニー・オルテガ：
母さん、もう切るよ。向こうに着いたらまた電話する。体に気をつけて

オルテガ婦人：
ええ。無理しないでね、マニー！愛してるわ

マニー・オルテガ：
俺もだよ

JTFの指揮官：
通信担当のオルテガか？

マニー・オルテガ：
そうです、サー。私の配置は？

JTFの指揮官：
ホワイトハウスへ。君はSHD配属になった

マニー・オルテガ：
ディビジョンですか？独自の通信網があるのでは？

JTFの指揮官：
彼らも損害を受けていて支援が必要だ。我々もな...

マニー・オルテガ：
それほど悪いとは

JTFの指揮官：
この程度で驚くな。滅茶苦茶になった隔離エリアを片付けなきゃならんし、
大佐も捕まえなきゃならん。メンデス大統領は崩壊寸前の我が国を
どうこうする以前に、どの靴下を履くかも決められんようだしな。
その間も街は大混乱だ
まあとはいえ、どうにかするしかない。そこのロレンセンに乗せてもらえ。
行け

マニー・オルテガ：
はい

JTFの少佐：
はっきり言って、マニー

マニー・オルテガ：
リッジウェイ大佐が勢力を形成したんです。メンバーは大佐の逮捕前に
奴の指揮下にあった連中。トゥルーサンズと名乗ってます

JTFの少佐：
最高。他には？

マニー・オルテガ：
コミュニティを守ろうと全力を尽くしてますが、強化しないことにはもう

JTFの少佐：
今取り組んでるわ。でもみんな病気や逃亡の煽りを受けてる。
それに国境警備や施設を無視するわけにいかない

マニー・オルテガ：
なるほど。板挟みですね

JTFの少佐：
そんなもんじゃない。今にも潰されそうよ。
でも文句を言ってても始まらない

JTFの少佐：
国中の前哨基地との連絡が途絶えた。正直今回はもうダメなんじゃないかって
思ってる

マニー・オルテガ：
エージェントは日ごと到着してるからなんとかなります

JTFの少佐：
でも彼らがいない場所は悪化するばかり

マニー・オルテガ：
ええ、でもDCが優先です。この街が落ちたら、国は終わる

JTFの少佐：
大統領に関する情報は？

マニー・オルテガ：
生き延びてることは確かです

JTFの少佐：
それは良かった

警察官：
目的地は？

警察官：
ジョージタウンだ。CERAの基地を調べろって。
ちょっとしたトラブルらしい

警察官：
「ちょっとしたトラブル」？

警察官：
警視がそう言った。詳細を聞いたが情報はないらしい

警察官：
実際、誰かが指揮を執らないとダメね。街が崩壊してるってのにボーッと
座ってることになる。ブルーミングデールでの暴動の話は聞いた？

警察官：
寝る方が優先でな

警察官：
死亡者は15人で、負傷者は多数。多くの店が略奪された

警察官：
ニューヨークはもっと酷いぞ。マンハッタン全域を隔離したらしい。
イカれてる

警察官：
対応してるだけマシ

警察官：
州兵が招集された。助けになる

警察官：
へえ？素人兵士を集めて暴動を鎮圧できると思う？

ジム：
妻をどこへ！？

JTFの兵士：
ルーズベルト島の隔離エリアです

ジム：
だが病気なんかじゃない！

JTFの兵士：
感染症の兆候があります

ジム：
なら俺たちも行く

エイミー：
ママ！ママ！

母親：
大丈夫よ、エイミー！パパがいるでしょ！

JTFの兵士：
下がって。あなたは感染してない

ジム：
何の権利があって！ここは、自由の国だぞ...

JTFの兵士：
下がれと言ったろ！

ジム：
だったら何だ？俺を撃つってのか？

母親：
ジム！やめて！

JTFの兵士：
その通りだ。やけを起こすな

ジム：
くたばりやがれ！おいで、エイミー。ママにはすぐ会えるから

JTFの指揮官：
さて諸君、始めよう。ウィルソン、状況を

JTFの大尉：
イエッサー。本日15時、ルーズベルト島の調査と物資の配達のために
チームを送りました。彼らが岸に接近すると銃撃を受けました

JTFの少佐：
犠牲者は？

JTFの大尉：
全員です

JTFの少佐：
まったく！島にいる者とは接触できていないんだな？

JTFの大尉：
はい、暴動以降は

JTFの少佐：
隔離エリアは失敗だった

JTFの指揮官：
問題は、今後どうするかだ。何か考えは？

JTFの少佐：
島には敵対勢力が存在します。主導権は向こうにあると見なすべきです。
川を封鎖し孤立させましょう。出てくるのを待つんです

JTFの指揮官：
いいだろう。進めてくれ

JTFの大尉：
サー。あの...　お耳に入れたいことが...
リッジウェイです。部下の何人かが、彼と他の者は不当な容疑で
拘留されていると

JTFの指揮官：
でたらめだな！

JTFの大尉：
ご報告までです

JTFの指揮官：
ああ。ありがとう。では解散

JTFの兵士：
おい、メンデスのこと聞いたか？

JTFの兵士：
んー...　死んだことは知ってる

JTFの兵士：
自殺だった

JTFの兵士：
まさか

JTFの兵士：
銃を咥えて

JTFの兵士：
うわ...

JTFの兵士：
ああ、危うく同情しかけた。ありゃストレスだな。すごい重責だろうから

JTFの兵士：
まあ正直、全然仕事ができてなかったしね

JTFの兵士：
だな。じゃ、今は大統領不在か？

JTFの兵士：
たぶんエリスじゃない？

JTFの兵士：
エリス？

JTFの兵士：
アンドリュー・エリス、下院議長よ。次は奴ね

JTFの兵士：
ああ、継承順位ってやつか